だい事件じけんばかりがニュースではない。身近みぢかまきこった仰天ぎょうてんニュースを厳選げんせん今回こんかいは「ゴールデンウイーク」にまつわる記事きじ注目ちゅうもく反響はんきょうおおきかったトップ10を発表はっぴょうする。だい6記事きじはこちら!(集計しゅうけい期間きかんは2018ねん1がつ~2023ねん12がつまで。はつ公開こうかい2022ねん8がつ14にち 記事きじ取材しゅざい状況じょうきょう
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 クルマきの腕時計うでどけい投資とうし斉藤さいとう由貴ゆきなまです。わたしはほぼ毎日まいにちクルマで移動いどうするという生活せいかつおくっているのですが、なるべく渋滞じゅうたいけてとおるようにしています。もちろん、だれもが渋滞じゅうたいけてきているというわけではなく、場合ばあいによっては渋滞じゅうたい覚悟かくごでクルマをはしらせるシーンもあることでしょう。

 日本人にっぽんじん休暇きゅうかは、正月しょうがつ、GW、おぼんとし3かいあるといえますが、それがまさにだい渋滞じゅうたい時期じきでもあります。というわけで、渋滞じゅうたいのメカニズムについてかんがえてみたいとおもいます。

車線しゃせん完全かんぜんいだノロノロ走行そうこう

 よく渋滞じゅうたいは、「ブレーキむクルマ」に原因げんいんがあるとされている記事きじかけますが、先日せんじつわたしは、“ブレーキむクルマ原因げんいんせつ”に疑問ぎもんしょうじる事態じたい遭遇そうぐうしました。

 そこは、やく3km程度ていどにわたってはしうえとお国道こくどうだったのですが、信号しんごうがないために、普段ふだんながれがとてもみちであります。また、直線ちょくせん見晴みはらしもいために、スピードをすクルマがおおく、右側みぎがわ車線しゃせん実勢じっせい速度そくどは90km/h程度ていどとなっていることもめずらしくありません。

 そのようなみちで、右側みぎがわ車線しゃせんをノロノロとはしるトラックがいたのですが、そのトラック、たんおそはしるだけでなく、スピードが安定あんていしないという問題もんだいかかえていたのです。そのときわたしは、スタバ片手かたてにのんびりはしろうとおもっていたため、左側ひだりがわ車線しゃせんにいたのですが、ノロノロみぎ車線しゃせんはしるトラックに遭遇そうぐう。「あれじゃ、うしろがまるな」とおもったとおり、見事みごとにトロいトラックのうしろは行列ぎょうれつ状態じょうたいとなっていました。

 ちなみに、左側ひだりがわ車線しゃせんはしわたしまえには、かるキャンピングカー存在そんざい。それもまた、速度そくどないクルマのため、時速じそく40km/hぐらいではしっていたわけですが、そちらは一定いってい速度そくど左側ひだりがわ車線しゃせんなので、とく問題もんだいはないといえます。ただ、そのために、左側ひだりがわ右側みぎがわまっているという始末しまつ。トロいトラックとけいキャンピングカーまえは、ガラガラ状態じょうたいであるのに、そのうしろにクルマがぎっしりという状態じょうたいになっていたわけです。

 そうなると、トラックかけい、どちらかをかわすことができれば、一気いっきいているみち快適かいてきはしれる状態じょうたいばしたいひとは、躍起やっきになってトラックをこうとするでしょう。すると、トラックのうしろにベタしたクルマが、ブレーキんでばかりとなり、これが渋滞じゅうたい要因よういんの1つとなりうるかもしれません。

 が、トラックのうしろにいたクルマは、意外いがいにもイライラした様子ようすはなく、車間しゃかん距離きょりをしっかりけている状態じょうたいでした。つまり、そのクルマは、まさに渋滞じゅうたい吸収きゅうしゅうしゃ役割やくわりをする“優良ゆうりょうドライバー”といったことになります。

なぞタイミングの減速げんそく発動はつどう

 けれども、そのクルマ、結局けっきょくはトラックにいついてしまい、ブレーキんでしまったのです。

 それはなぜこったか。理由りゆう簡単かんたんで、トロいトラックが、なぞタイミングのアクセルオフをしたからです。時速じそく40km/hでかるキャンピングカーうしろをはしっているわたしは、トロいトラックを発見はっけんしたさい、「みんなかるキャンピングカーまえからくのだろう」とおもっていました。けれども、なんとトロいトラックは、かるキャンピングカーよこならんだぐらいのタイミングでアクセルオフ。それまで、推定すいてい時速じそく50km/h程度ていどはしっていただろうトラックは40km/hぐらいまで減速げんそくしたのです。

 そのトラックが減速げんそくしたのは、はし中間ちゅうかんぐかつ平坦へいたん地点ちてんで、信号しんごうはもちろん、危険きけんぶつなども存在そんざいせず、減速げんそくする理由りゆうがまったくない箇所かしょでした。そういったところで、アクセルオフによって減速げんそくしたために、しっかりと車間しゃかん距離きょりけていたうしろのクルマがいついてしまってブレーキんだという次第しだいなのです。

 わたしはその様子ようすて、後続こうぞくしゃは、ブレーキまずに減速げんそくすることはできなかっただろうとおもいました。というのも、アクセルオフによる減速げんそく前方ぜんぽうしゃがすると、後続こうぞくしゃおなじようにアクセルオフしたとしてもいついてしまう状態じょうたいになることがおおいからです。

 また、ここからが重要じゅうようなのですが、車種しゃしゅによってアクセルオフでの減速げんそくに、つよい/よわいがあります。まえのクルマのアクセルオフにいちはやづいたとしても、まえのクルマが減速げんそくしやすい車種しゃしゅ場合ばあい、やはりブレーキむことになってしまうでしょう。

減速げんそくしやすい車種しゃしゅ、しにくい車種しゃしゅとは

わたし運転うんてんしたことのある車両しゃりょう」という前提ぜんていですが、原付げんつきバイクや軽自動車けいじどうしゃアクセルオフによる減速げんそくかんつよく、反対はんたい高級こうきゅうセダンなどはアクセルオフしてもなかなか減速げんそくしない傾向けいこうがあります。

 かつてトヨタセダンっていたころ原付げんつきバイクを運転うんてんしたのですが、信号しんごう手前てまえでいつもの感覚かんかくアクセルオフしたら、おもったよりも減速げんそくして、アクセルすという事態じたいになったことがあります。原付げんつきに不慣ふなれなわたし失敗しっぱいしたものの、すぐに原付げんつきのアクセルオフ特性とくせい理解りかいして、後続こうぞくしゃ迷惑めいわくがかからないような運転うんてんえました。

 しかし、そういった気遣きづかいをわたし出来できたのは、つよ減速げんそくをすると後続こうぞくしゃ不要ふようブレーキ事態じたいになるということをっていたからです。一般いっぱんてきには、そこまで使つかって運転うんてんするというケースは少数しょうすうなのかもしれません。

 そうなると、まちにはアクセルオフでつよ減速げんそくするクルマと、そうでないクルマがじっているわけで、「つよ減速げんそくするクルマ」に「速度そくど安定あんていしないドライバー」が乗車じょうしゃした場合ばあいうしろのクルマはブレーキ状態じょうたいになってしまうわけです。

速度そくどらん高下こうげまねく“くるま

 そういった速度そくど一定いっていでないクルマのうしろはかなりはしりづらく、アクセルあしがつかれるほど。なぞタイミングでこるアクセルオフによる減速げんそくつね意識いしきしていないといけないため、うしろをはしとものすごくつかれるわけです。

 そのため、そのようなクルマに遭遇そうぐうしたら、わたしはなるべくはやかしたいとおもうわけですが、なかには「かされたくないやまい」がこるケースもあります。スピードが安定あんていしないクルマは、自分じぶん先頭せんとうはしっているときゅうおそくなるのに、かされそうになるときゅうはやくなったりします。

 ちなみに、くろベンツなど「あきらかな高級こうきゅうしゃ」にっている場合ばあいうクルマはあまりまえあらわれないから不思議ふしぎです。

 渋滞じゅうたい原因げんいんかんがえてみたわけですが、いまのような「おぼん」といった時期じきにおいては、クルマの台数だいすうおおすぎることによるキャパオーバーが、渋滞じゅうたいもっとおおきな理由りゆうでしょう。

 とはいえ、そういったおぼん渋滞じゅうたいなかにも、とくむという渋滞じゅうたいスポットがあり、たとえば、東名とうめい高速こうそく大和やまと有名ゆうめいです。ただ、大和やまとトンネルの渋滞じゅうたいも、クルマのスピードがちることが原因げんいん。やはり、「一定いってい速度そくどはしる」ということは、とても重要じゅうようだということがかります。<ぶん斉藤さいとう由貴ゆきせい

斉藤さいとう由貴ゆきせい
1986ねんまれ。日本にっぽんはつ腕時計うでどけい投資とうしとして、腕時計うでどけい投資とうし新聞しんぶん執筆しっぴつ母方ははかた祖父そふチャコット創業そうぎょうしゃちち医者いしゃという裕福ゆうふく家庭かていまれるが幼少ようしょう両親りょうしん離婚りこん中学ちゅうがく1年生ねんせいころより、企業きぎょうのホームページ作成さくせい業務ぎょうむ個人こじん請負うけお収入しゅうにゅうる。それを元手もとで高級こうきゅう腕時計うでどけい購入こうにゅう。そのころった値段ねだんよりたか腕時計うでどけい投資とうし考案こうあんし、時計とけい売買ばいばい資金しきんやしていく。高校こうこう卒業そつぎょう就職しゅうしょく、5年間ねんかん社会しゃかいじん経験けいけんてから筑波大学つくばだいがく情報じょうほうがくぐん情報じょうほうメディア創成そうせいがくるい入学にゅうがく。おかね使つかわず贅沢ぜいたくする「ドケチ快適かいてき」のプロ。腕時計うでどけいった値段ねだんよりたか売却ばいきゃくロールスロイス実質じっしつ10まんえん購入こうにゅう著書ちょしょに『腕時計うでどけい投資とうしのすすめ』(イカロス出版しゅっぱん)と『もう新品しんぴんうな!』がある

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