みかんさん (女性20代)
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顔レビ
みかんさんのレビュー一覧
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三輪ヨシユキ / 風波しのぎ
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スケールの大きなバトルの雰囲気が圧倒的に強く感じられ、自然と独特の世界観にのみ込まれそうな作品です。異世界に飛ばされる前の、かつてのゲーム時代に経験した記憶とあいまって、500年もの歳月を経た後の世界でシンの心がどう変化していくかは注目ポイントのひとつといえます。自分としては例えばジラートとの関わりと運命をみていると、過去の話も通してある種の儚さを感じてしまいました。シリーズ全体として、飾ることなく自らの力で様々なピンチを乗り越えて行く主人公の姿は、とてもカッコ良いと思います。
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菅原健二 / 結城涼 / 成瀬ちさと
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直面する問題の量こそ多めだと感じましたが、アインは放棄せずに向き合っており、成長しているなぁと思います。登場人物に注目してみるならば、元父や兄よりも、やはり女性陣の個性が印象に残りますね。特に母は揺るがない確かな存在感を放っている気がしますが、主人公の婚約者のほうも彼女ならではの可愛さがみられます。ストーリー全体としても心理的な重さを感じない展開で、サクッと読めるところが良いです。
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吉高花(「オーバーラップノベルスf」刊) / じさま / 縞
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当初はアニス自身の悲劇的なシナリオを回避したいという、明確な目標のために全力を尽くして頑張っている雰囲気が強く伝わってきたのですが、途中からだんだんとラブコメ調の出来事が意識されるようになってくるところはユニークといえます。ライバル格からのプレッシャーが強く感じられますが、やはり主人公には負けないでほしいですね。レクトールの存在が今後の展開にどのような影響を与えるか、気になるところです。
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冬森雪湖 / えぬ / グルナ編集部
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主人公の心の動きや葛藤が繊細に描かれている作品だと思いました。自分としては特に「化け猫」というキーワードに強く興味をもったのですが、環の運命を大きく左右しているこの存在が果たして本当に悪なのかどうか、早く真相を知りたいです。このストーリーのなかで描かれている時代上、人々の間で囁かれているい伝えや噂については、たとえ物理的な証明や科学的な根拠等が無くても受け入れられやすいという雰囲気も否めませんが、晴信は惑わされずに環の味方であってほしいと思いました。
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紡木すあ / 古池マヤ
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ティナーリア自身は他人を想う優しい人間だと感じられるのですが、そもそも今いる場所連れてこられた背景があまりにも根強く人々の間で記憶され続けているがために、他人から冷たい眼差しを受けている面もあり可哀想な印象を受けます。当の愛するキースファルト本人がヒロインに対して少しずつ柔らかい態度を見せるようになってきているところは救いですが、この先二人にどのような試練が待ち受けているのか自分としては少し心配です。それでも、最後は幸せになってほしいと願っています。
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北国良人 / 楢山幕府 / えびすし
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時間が逆行して主人公が2回目の人生を送ることになるというパターン展開そのもの自体は珍しくない一方で、そのやり直し人生において以前よりもむしろ「悪女」になる方向路線を極めている点はこの話ならではの特徴だと思います。何かにつけて追い落とそうとしてくるフェルミナのある種の腹黒さは印象に残りますが、彼女の攻めをかわすのみならず逆にこちらからも仕掛けていく姿勢は、読んでいてスカッとします。
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求嵐 / 萌木雄太 / 夕仁
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翔太が次々と魅力的なヒロインたちに接する流れのストーリーですが、この中身の描写には極めて濃い特徴がみられます。主人公の設定だけをきけば頼り無さそうな印象すら受けがちですが、いざその場面になると信じられないほど全力で頑張っている雰囲気がうかがえます。タイトル名自体、館の後半部分のネーミングにはユニークさも感じられますね。あまり深い理屈や理由を考えずに読み進んだほうが、より楽しめそうです。
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小田ヒロ / Tsubasa.v
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ヒロインであるピアの考え方に注目するとたしかにやや弱気とみなせるシーンもありますが、その一方で、自身の好きな物事に対しては集中して打ち込む熱い好奇心があり、結果的にルーファスを惹きつける存在へと変化しています。はじめのうちは主にルーファス側からリードされているような印象が強めだったのですが、そのうちピア自らも問題解決のために積極的に動くように変化しているところをみると、成長していることが実感できます。
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じゃがバター / 岩崎美奈子
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ジーンはチートの能力を授かったおかげで、少なくとも通常の立場よりは安心感が得られるという点もあるのではないかと推察します。また、個性豊かなキャラクターたちが多く登場しているのも本作品の特徴であり、主人公の周囲が賑わっている印象も受けました。当初こそやや概説的な文章もみられますが、多くの仲間と親しくなってゆくプロセスはしっかりと記されており、様々な物事に対して仲間と一緒に取り組む姿勢も良いと思いました。
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古宮九時 / 越水ナオキ / chibi
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読み進めていくほど、オスカーとティナーシャの関係が気になりますね。かつては主人公からの提案に対してヒロイン側は快諾できなかったという出来事こそありましたが、それ以降は一緒に様々な経験をしてきたことで、確実に信頼を積み上げてきていることがわかります。それでもミラリスの存在のためにいったん引き下がったティナーシャの心を想像すると、なかなか複雑な気がしました。まだ自分は原作ラノベ版のほうは読んでいないので、まず6巻まで読了した後、もともとの世界観がこのコミック版にどのように引き継がれているのかを考えつつラノベ版を読みたいと思います。
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春園ショウ
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自分は普段ほとんどBL展開の作品を読んでいないのですが、オススメ作品の一つに挙がっているのを見て表紙絵に惹かれたことがきっかけで、この機会に読んでみました。宮野が可愛さとカッコ良さを兼ね合わせているキャラであるのに対して、佐々木は頼りになるイケメンちゃんといった感じですね。二人が近づいていく様子は見ていて尊く感じられます。好きな人に想いを伝えることの大切さを意識でき、佐々木が先に卒業した後もなお相手のことを考えているところに胸キュンしました。
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浅野いにお
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テンポの速いこの独自のストーリーの世界観に引き込まれると、不思議な気持ちになります。空に円盤が浮かぶという光景も、結局日常の風景として慣れてしまえばやがては驚かなくなるものなのでしょうか。主人公たちの会話もユニークであり、個性が光っています。作品全体としては話が進むにつれて徐々に規模が大きくなっていく印象を受けますし、見方を変えればあらゆる制限を乗り越えた自由自在な発想が表現されているという点も特徴といえます。
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藤峰やまと / まえばる蒔乃 / ウエハラ蜂
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少女マンガのジャンル作品として捉えると、少しだけ踏み込んだ部分を意識しやすい特徴があり、ヒロイン本人にも能力を使うことである種のプレッシャーがかかってしまう点もありますが、リチャードが紳士的な人であるというのは救いだと思いました。変なあだ名をつけられたり追放を受けたのは本人にとって不本意な出来事といえますが、モニカにメロメロになる人が出てくるのは、能力の影響だけではなくて、それだけ彼女自身にも魅力があるということなのではないかと私は思います。
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百地 / 岬 / さんど / 8KEY / 孫之手ランプ
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確かに周囲からみれば、リゼルが本心では何を考えているのか簡単には推察できない点こそありますが、たとえ自分自身では確実な保証ができない未来の運命を前にしても、過度に身構えることなく楽観的に生きる主人公の生き方そのものには、憧れるものがあります。アクシデントや襲撃といった突発的な出来事にもちゃんと対応していて、良いと思いますね。協力するジルたちの存在感も生き生きと描かれていて、充実したストーリーといえます。
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瀧下信英 / 津田彷徨
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医療と魔法という、互いに異なる概念を融合させたような世界観には、斬新性を感じられました。現実世界よりも厳しい環境において、天海が懸命に努力を重ねて奮闘し活躍する姿を見ていると、応援したくなりますね。自分独自の視点からこのストーリーをみるならば、特に作品シリーズ中盤で意識させられる「不平等」という概念は特に印象に残りました。物事を成し遂げるのにあたりたとえ技術的には可能であっても、心理道徳的には正解と呼べる行為なのかどうか悩むという、ある種現代と通じるような考え方が描かれているのもこのストーリーの特徴だと思います。
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いちのへ瑠美
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「横顔を見る」という言葉は決して単なる物理的な表現ではなく、自然に相手を意識してしまったり、言いたいのにその勇気が出せないようなもどかしさなど、まさに片想いの気持ちを心に秘めている結果として表れた行動を示す言葉なのではないかと思います。片想いをする側とされる側の二人にフォーカスしていく恋愛作品であれば私もよく読んでいるのですが、光をはじめとする四人それぞれによって織り成されている、この独特な雰囲気には、また異なった「胸キュン」の味わいがあります。
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松もくば / 鬱沢色素 / ぷきゅのすけ
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能力を持つ人を追放した結果として、国を衰退化させてしまうという定番の流れからは、クロードたちが身をもって経験することとなる因果応報の摂理を感じます。一方でエリアーヌの運命は、読み進めるにつれて良くなってきていますね。ナイジェルたちとの新たな出会いはその後の展開をたどる上で極めて重要となります。作品シリーズのはじめの方ではどちらかといえばゆったりとした感じがありますが、途中からガラッと雰囲気が変わるところもあり、面白いと思いました。
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笹原智映 / 千石かのん / 駒田ハチ
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セシルは当初こそ落ち着きの無さそうなキャラだという印象が強かったのですが、読めば読むほどこのヒロインの魅力と可愛さが感じられました。無論大事な相手であるオズワルドもカッコいいですし、彼の言動にいつ変化が生じてくるのかも要注目ポイントといえます。またラブコメの作品として捉えても、愛情だけを描いて重い雰囲気にすることはない傍ら、笑いだけに傾倒することもせず、それぞれの要素のバランスがストーリーできちんととれている特徴があります。
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ムラタコウジ
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青年期男子特有の心情をよく掴んでいると思います。若いがゆえの激しい情熱と気迫を持ち、ある場面で自分の気持ちを好きな相手へ包み隠さずぶつける姿からは、青春らしさそのものが感じられました。行動も細かく描写されていて、どこか幻想的な雰囲気すら味わえます。玉緒と蘭の生活が始まるうえに、風紀など他のヒロインも登場してくるという展開にはドキドキしますが、この関係性がどこまで続くのか気になるところです。
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コダマナオコ
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短編でサクッと読めるページ数ながら、繊細で美麗なイラストなのが特徴といえる作品ですね。この二人の関係は近すぎず・遠ざけすぎず、といった距離だと表現するのが正しいでしょうか。アメリはガードが固めであり、ビジネスとプライベートをきっちりと分けるようなサバサバした性格なので、無論杉崎の思うようには展開が進みません。ただ終盤、アメリが自覚なくあの姿で杉崎に壁ドンするシーンは胸キュンしました。
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