記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで
集まった
知見を
基に、
後天的に
身につけられる「
東大に
合格できるくらい
頭をよくするテクニック」を
伝授するこの
連載(
毎週火曜日配信)。
連載を
再構成し、
加筆修正を
加えた
新刊『
なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』が、
発売後すぐに3
万部のベストセラーとなっています。
第108
回は
駿台予備学校お
茶の
水校3
号館で
高卒生の
東大対策コースのクラス
担任をしている
堤政文さんに、
受かる
受験生・
落ちる
受験生の
特徴をうかがいました(
前後編の
後編)。
素直だからこそ合格をつかんだ
3月10日に東京大学の合格発表(前期日程)がありました。合格した生徒も、残念ながら落ちてしまった生徒もいます。
われわれカルペ・ディエムでは、駿台予備学校東大専門校舎の「お茶の水校3号館」にて、2024年度から既卒生100人を対象とした『東大特化学習支援』を実施し、東大を目指す学生の皆さんをサポートする予定です。今回は同校で高卒生の東大対策コースのクラス担任をしている、堤政文さんから、「受かる受験生・落ちる受験生の特徴」について、お話を伺います。(今回は、前後編の後編です)
西岡:前編では、『コソ勉』より『ガリ勉』が受かる、という話を伺いました。素直な子のほうが合格しやすい、と。堤さんの目から見て、『素直だからこそ合格できた生徒』というのは今までいましたか?
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