トコジラミ､駆除くじょのプロが証言しょうげんする｢本当ほんとうの怖こわさ｣ ｢20㎡で17万まん6000円えん｣でも依頼いらい急増きゅうぞう､納得なっとくのワケ

トコジラミ駆除くじょサービスでは、隅々すみずみまで調査ちょうさが行おこなわれる。素人しろうとが簡単かんたんに処理しょりできるわけではないのだ（写真しゃしん：ダスキン）

2023年ねん秋あき、韓国かんこくでの大だい発生はっせいが話題わだいとなったトコジラミ。その被害ひがいは日本にっぽんでも広ひろがっている。日本にっぽんペストコントロール協会きょうかいの機関きかん誌し『ペストコントロール』に掲載けいさいされた「令れい和わ4年度ねんど 害虫がいちゅう等とう相談そうだん件数けんすう集計しゅうけい報告ほうこく」によると、2009年ねんに130件けんだった相談そうだん件数けんすうが、2022年ねんには683件けん、約やく5倍ばいになった。

トコジラミは繁殖はんしょく力りょくが高たかく、いったん家いえに持もち込こむと駆除くじょしにくいと言いわれるが、万まん一いち自宅じたくに現あらわれた場合ばあいはどのように駆除くじょしたらいいのだろうか。トコジラミ専せん門もんの駆除くじょ技術ぎじゅつを持もつ株式会社かぶしきがいしゃダスキン ターミニックス事業じぎょう部ぶに聞きいた。

日本にっぽんにおけるトコジラミ被害ひがい拡大かくだいの実態じったい 

トコジラミはカメムシの仲間なかまで、大おおきさ5〜8ミリ程度ていどの害虫がいちゅうだ。南京虫なんきんむしとも呼よばれ、人ひとや動物どうぶつの血液けつえきをエサにして生いきている。