「法律ほうりつ知しらず迷惑めいわくかけた」　献金けんきんの在日ざいにち韓国かんこく人じん女性じょせい

　前原まえはら誠司せいじ外相がいしょうに献金けんきんしていた京都きょうと市し山科やましな区くで焼やき肉にく店てんを経営けいえいする在日ざいにち韓国かんこく人じんの女性じょせい（７２）は、当時とうじ近ちかくに住すんでいた前原まえはら氏しと中学生ちゅうがくせい時代じだいから家族かぞくぐるみの付つき合あいで、「山科やましなのお母かあさん」と呼よぶほどの仲なかだった。前原まえはら氏しの違法いほう献金けんきん問題もんだいが表面ひょうめん化かして以降いこう、女性じょせいは京都新聞社きょうとしんぶんしゃの取材しゅざいに対たいし、「私わたしが法律ほうりつを知しらなかったばかりに迷惑めいわくをかけてしまった」と話はなしていた。

　政治せいじ家かになった前原まえはら氏しとの関係かんけいは衆院しゅういん旧きゅう京都きょうと１区くから日本新党にほんしんとうで当選とうせんした１９９３年ねんごろからだったという。「献金けんきんは親心おやごころで少すこしでも足たしになればとやっていた。見返みかえりに何なにかを頼たのんだこともない」と語気ごきを強つよめる女性じょせい。少すくなくとも４年間ねんかんの献金けんきんについて「郵便ゆうびん振ふり込こみだったので、大臣だいじんは（私わたしの献金けんきんを）知しらなかったのでは」と話はなした。

　４日にちの参院さんいん予算よさん委員いいん会かいで問題もんだいが発覚はっかくしてから連日れんじつ報道ほうどう関係かんけい者しゃが詰つめかけ、同日どうじつ夜よるには前原まえはら氏しから「おかあさん、ごめん。迷惑めいわくかけて」と直接ちょくせつ連絡れんらくがあったという。女性じょせいは翌日よくじつ５日にち午後ごご、「マスコミからの電話でんわが鳴なりっぱなしで、仕事しごとにならない。大臣だいじんは悪わるくない。わたしが悪わるかったんです」と疲つかれ切きった表情ひょうじょうだった。

　前原まえはら氏しが菅かん首相しゅしょうに辞意じいを伝つたえた直後ちょくごの６日にち午後ごご９時じ前まえ、前原まえはら氏しから女性じょせいに「辞やめることになった」との電話でんわがかかり、「これからも総理そうり大臣だいじんを目指めざして頑張がんばって」と話はなしていた。

【 2011年ねん03月がつ06日にち 23時じ33分ふん 】

ソーシャルブックマークへ投稿とうこう：

Tweet

（ソーシャルブックマークとは）