東電とうでん工程こうてい表ひょう、実施じっしに相当そうとうの困難こんなんと班目まだらめ委員いいん長ちょう

 福島ふくしま原発げんぱつ

　内閣ないかく府ふ原子力げんしりょく安全あんぜん委員いいん会かいの班目まだらめ春樹はるき委員いいん長ちょうは１８日にち、東京電力とうきょうでんりょくが発表はっぴょうした事故じこ収束しゅうそくへの工程こうてい表ひょうについて「相当そうとうのバリアがある」と述のべ、実施じっしには困難こんなんが伴ともなうとの認識にんしきを示しめした。

　また「工程こうてい表ひょうの精査せいさはできていないが、スケジュールありきで安全あんぜんがおろそかになることは避さけてほしい」と語かたった。

　班目まだらめ委員いいん長ちょうは「一番いちばん難むずかしいのは２号機ごうき対策たいさく」とし、理由りゆうとしてタービン建屋たきのや地下ちかに高こう濃度のうどの放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつを含ふくむ汚染おせん水すいがあることを挙あげた。フランスから導入どうにゅう予定よていの浄化じょうか処理しょり技術ぎじゅつについても「本当ほんとうに（高こう濃度のうどの汚染おせん水すいに）使つかえるのか、安全あんぜん委員いいん会かい側がわとして承知しょうちしていない」と効果こうかに未知数みちすうの部分ぶぶんが多おおいことを挙あげた。