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にげる

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このページではポケモンバトルにおける行動こうどうにげるについて解説かいせつしています。ポケモンカードゲームのにげるについてはポケモンカードゲーム用語ようご一覧いちらん#にげる参照さんしょうしてください。

にげるとは、ポケモンバトルでの行動こうどうひとつ。

概要がいよう

野生やせいポケモンとのポケモンバトル使用しようすることで戦闘せんとう終了しゅうりょうすることができる。成功せいこうりつ双方そうほうすばやさ関係かんけいし、こちらのすばやさがたかいほど、相手あいてのすばやさがひくいほど成功せいこうしやすい。主人公しゅじんこう単身たんしんでポケモンと遭遇そうぐうするサファリゾーンうちパルパークうちでは確実かくじつ成功せいこうする。

逃走とうそう失敗しっぱいした場合ばあい、そのターンの行動こうどう終了しゅうりょうするためポケモンはなにもすることができない。ただしわざや特性とくせい逃走とうそうふうじられている場合ばあい(#逃走とうそうできない要因よういん参照さんしょう)は選択せんたく自体じたい出来できないため実質じっしつてきにターンのロスはない。ダブルバトルでは1ひき行動こうどう選択せんたくときにしかえらべず[1]げられなかった場合ばあい2ひきともそのターンの行動こうどう終了しゅうりょうする。

逃走とうそう成功せいこうりつ

プレイヤーのポケモンのほう野生やせいポケモンよりすばやさたか場合ばあいかならずにげることができる。野生やせいポケモンよりすばやさがおそければ、逃走とうそう成功せいこうりつ以下いかしきFにより決定けっていされる。いずれの世代せだいにおいても逃走とうそうこころみた回数かいすうCにはそのさい試行しこうふくむ。

だいいち世代せだいだい世代せだい

F = (A × 32 / B) + 30 × C
A : 味方みかたのポケモンの現在げんざいすばやさ
B : 相手あいてのポケモンのすばやさを4でったかずを256でったあまり。Bが0である場合ばあいかなら逃走とうそうできる。
C : 逃走とうそうこころみた回数かいすう攻撃こうげき選択せんたくすると0にリセットされる。
  1. Fが255をえた場合ばあい逃走とうそうできる。
  2. それ以外いがい場合ばあい、0~255 の乱数らんすう生成せいせいする。
  3. 乱数らんすうF まんである場合ばあい逃走とうそうできる。

だいさん世代せだい以降いこう

F = (A × 128 / B) + 30 × C
A : 味方みかたのポケモンの補正ほせい考慮こうりょしないすばやさ
B : 相手あいてのポケモンの補正ほせい考慮こうりょしないすばやさ。
C : 逃走とうそうこころみた回数かいすう攻撃こうげき選択せんたくしてもリセットされない。
  • だいよん世代せだい以前いぜん : 0~255の乱数らんすう生成せいせいし、Fを256でったときのあまりと比較ひかくする。乱数らんすうがその未満みまんである場合ばあい逃走とうそうできる。
  • だい世代せだい以降いこう : Fを256でったがそのまま逃走とうそう成功せいこうりつになる[2]

その要因よういん

「にげる」をえらべるタイミングには戦闘せんとうちゅうポケモンの行動こうどうわりにえらぶ「にげる」と、ポケモンがひんしになったときにつぎのポケモンをさずにえらぶ「にげる」がある。前者ぜんしゃのにげるはてき味方みかたのポケモンの状態じょうたいにより、逃走とうそう可否かひ条件じょうけんがつくことがある。後者こうしゃのにげるではこのような条件じょうけん基本きほんてき無視むしして、ひんしになったポケモンのすばやさをもちいて逃走とうそうかくりつもとめられる。

逃走とうそうできない要因よういん

以下いか場合ばあい、すばやさじゅん上記じょうきしきによらずに逃走とうそうはできない。

げられる要因よういん

以下いか場合ばあい上記じょうきしきによらずに逃走とうそう成功せいこうする。

  • テレポート使つかってにげる場合ばあい。ただし基本きほんてきに「逃走とうそうできない要因よういん」があるときは失敗しっぱいする。
  • ピッピにんぎょうエネコのシッポポケじゃらし使つかった場合ばあい。「逃走とうそうできない要因よういん」を無視むしして成功せいこうする。
    • だいよんだい世代せだいではさしおさえ状態じょうたいのポケモンも使用しようしてげることができる。
    • だいろくだいなな世代せだいではさしおさえ状態じょうたいのポケモンは使用しようできない。
    • フリーフォールで空中くうちゅうにいるあいだはバッグもけないので使用しようできない。
  • 味方みかたポケモンが特性とくせいにげあし・アイテムけむりだまっていた場合ばあい。「逃走とうそうできない要因よういん」を無視むしして成功せいこうする。
    • だいさん世代せだい以降いこうでは、これらをつポケモンならば「逃走とうそうできない要因よういん」をけていてもテレポートが成功せいこうする。
    • だいさんだいよん世代せだいでは、これらをつポケモンがひんしになった場合ばあい逃走とうそうかなら成功せいこうする。
    • ダブルバトルでは、どちらかがこれらをっていれば逃走とうそう成功せいこうする。
  • 味方みかたポケモンがゴーストタイプの場合ばあい(だいろく世代せだい以降いこう)。「逃走とうそうできない要因よういん」を無視むしして成功せいこうする。
  • ふきとばしほえるドラゴンテールともえなげ使用しようしたか、けたとき。
    • シングルバトルで使用しようしゃのレベルが対象たいしょうのレベルよりひく場合ばあいだいよん世代せだいまではかくりつで、だい世代せだいからは確定かくてい失敗しっぱいする。
    • ダブルバトルれバトル乱入らんにゅうバトルなど複数ふくすう野生やせいポケモンと戦闘せんとうする場合ばあいはレベルの制限せいげんくなり、使用しようされてもひかえのポケモンとわるだけで、使用しようしても失敗しっぱいしバトルをわらせることはできない。
  • シングルバトルでにげごしききかいひ発動はつどうしたとき。
  • シングルバトルで相手あいてのポケモンがレッドカード発動はつどうしたとき。

野生やせいポケモンがわげる

いくつかの野生やせいポケモンは自分じぶんからげることがある。下記かき以外いがいでは野生やせいポケモンがわテレポート使つかった場合ばあいもバトルが終了しゅうりょうする。

徘徊はいかいけいポケモン (だいろく世代せだい以前いぜんBDSP)
まいターンげようとする。
だい世代せだい以前いぜん
逃走とうそうができない要因よういんによって逃走とうそうふせげる。
だい世代せだいのみ、わざ選択せんたくわざすタイミングで行動こうどうを「にげる」にえる処理しょりおこなわれている。このためライコウでんこうせっか選択せんたくした状態じょうたいげようとした場合ばあい素早すばやさに関係かんけいなく先制せんせい逃走とうそう成功せいこうする。なお、相手あいてわざ使つかうよりもまえげられないようにした場合ばあいは「にげる」をスキップしてわざし、ねむりなどでわざせない状態じょうたいになった場合ばあいげられなくなる。
X・Y
フリーザーサンダーファイヤー条件じょうけんたすまで出会であった直後ちょくごかなら逃走とうそうする。このさいわざすきあたえられず、したポケモンがかげふみであってもげられる。
だいなな世代せだい
殿堂でんどうのイベントで登場とうじょうするウルトラビースト逃走とうそうしない。
ソード・シールド
かんむり雪原せつげんのイベントで登場とうじょうする伝説でんせつとりポケモン(ガラルのすがた)は逃走とうそうしない。
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
まいターン開始かいしに、徘徊はいかいけいポケモンは自身じしん逃走とうそうができるか、できないかの判定はんていおこなう。
逃走とうそうができる場合ばあいわざ使つかわず優先ゆうせん-7の行動こうどうじゅん逃走とうそうおこなう。行動こうどうまえ逃走とうそうふせ効果こうか発動はつどうすると逃走とうそう失敗しっぱいする。こちらのポケモンをかげふみのポケモンへ交代こうたいさせたときも逃走とうそうふせげる。
逃走とうそうができない場合ばあいわざ選択せんたくする。わざえらんだターンは、こちらがかげふみのポケモンや、にげられない状態じょうたい発生はっせいさせたポケモンを交代こうたいさせたときでも逃走とうそうはしない。
サファリゾーンのポケモン
一定いっていかくりつげようとする。エサやどろを使つかうことによって逃走とうそうかくりつ上下じょうげさせることができる。
だい世代せだい一部いちぶポケモン
だい世代せだいでは徘徊はいかいけいポケモン以外いがいにも一部いちぶ種族しゅぞくのポケモンがげることがある。スピードボールはこれらのポケモンのうちコイルベトベターモンジャラにしか効果こうかがない。
やく10% 50%
しるしのついたポケモンは野生やせい出現しゅつげんした場合ばあいげるよう設定せっていされているものの、野生やせいでは出現しゅつげんしない。
サン・ムーンウルトラサン・ウルトラムーンウツロイド
ストーリーちゅうはじめてエーテルパラダイスおとずれたときのイベントでたたかうウツロイド(表示ひょうじじょうは「?????」)は、5ターン経過けいかするとげてイベントがすすめられる。バインドフリーフォールげられなくしているあいだげない。

トレーナーせんにおけるにげる

だいはち世代せだいまで、経験けいけんはいるトレーナーせんではげるコマンド自体じたい選択せんたくできるものの、「ダメだ! 勝負しょうぶ最中さいちゅう相手あいて背中せなかを みせられない!」というメッセージがるだけで行動こうどう選択せんたく自体じたいされる。

通信つうしん対戦たいせんや、経験けいけんはいらない対戦たいせん施設しせつとうでにげるを選択せんたくした場合ばあい選択せんたくしたプレイヤーのあつかいとなる。おなじターンに両者りょうしゃのプレイヤーがにげるを選択せんたくした場合ばあいけとなる。また、通信つうしん対戦たいせんでにげるを選択せんたくしたさい表示ひょうじされるメッセージはだいよん世代せだい以前いぜんだい世代せだい以降いこうことなる。

  • だいよん世代せだい以前いぜんではにげるを選択せんたくしたプレイヤーがわは「うまく にげきれた!」、相手あいてがわは「<相手あいて>は にげだした!」というメッセージが表示ひょうじされる。
  • だい世代せだい以降いこうは「勝負しょうぶを あきらめて 降参こうさんしますか?」という確認かくにん選択肢せんたくし表示ひょうじされ、「はい」をえらぶと「降参こうさんえらばれました」というメッセージが表示ひょうじされてえらんだがわけたことになる。

スカーレット・バイオレットでは特別とくべつなイベントのトレーナーせんのみ「げることが できない!」というメッセージがてにげるコマンドをえらべない。一般いっぱんトレーナーせんではにげるをえらぶと、「勝負しょうぶを あきらめて 降参こうさんします けたことに なりますが よろしいですか?」と確認かくにん選択肢せんたくし表示ひょうじされ、「はい」をえらぶと賞金しょうきん支払しはらってまえがまっくらになる。

その仕様しよう

  • バトルピラミッドでは相手あいてよりすばやさがたか場合ばあいでも逃走とうそう失敗しっぱいすることがある。にげあし効果こうか発動はつどうしない。
  • ポケモンコロシアムでは野生やせいのポケモンがいないため、にげるコマンドのかわりによびかけるになっている。
    • ポケモンXDでは野生やせいのポケモンも登場とうじょうするようにはなったが、にげるコマンドがないのでにげることができない。
  • 一部いちぶ伝説でんせつのポケモンとのイベントバトルではげるコマンドを選択せんたくしても行動こうどう選択せんたく自体じたいされ、げられないことがある。にげられない状態じょうたいではないため、特性とくせいもの関係かんけいなくげることができず、にげるをえらんでもターンを消費しょうひしないため、たおすかつかまえるかしないと戦闘せんとうわらせることができない。
    • マックスレイドバトルでもげようとすると行動こうどう選択せんたく自体じたいされる。終了しゅうりょう条件じょうけんたすまでバトルから離脱りだつすることはできない。
  • スカーレット・バイオレットでは野生やせいポケモンの戦闘せんとうげたときも、野生やせいポケモンはそののこる。そのままふたたたたかうこともできるが、相手あいてのHPとうぜん回復かいふくされている。
    • 野生やせいポケモンのものうばってからげたときも、ふたた戦闘せんとうはいればものった状態じょうたいもどる。うばった道具どうぐ自動的じどうてきにバッグにおくられている。
    • ほえるふきとばしなどで戦闘せんとう強制きょうせい終了しゅうりょうした場合ばあい野生やせいポケモンはいなくなる。
    • ユニオンサークルのプレイヤーとマルチプレイしているあいだは、げたとき野生やせいポケモンはいなくなる。
    • コレクレーヌシポケモン (レジェンドルート・捕獲ほかく両方りょうほう)、伝説でんせつのポケモンなどの戦闘せんとうではげることができない。ピッピにんぎょう使用しようすることもできない。
    • テラレイドバトルではソロプレイでのみげることができる。マルチプレイではげることができない。

ポケモンカードゲームにおけるにげる

バトルポケモンをベンチのポケモンと交代こうたいさせるために使つかう(本編ほんぺんにおける交代こうたい相当そうとう)。

  • ポケモンごとにカードに記載きさいされたにげるエネルギーきゅう:にげるコスト)を自身じしんからトラッシュしなければにげるができない。
    • にげるエネルギーはすべ無色むしょくタイプであり、どのタイプのエネルギーをトラッシュしてもい。一方いっぽう、にげるエネルギーのらん空白くうはくであるものはにげるエネルギーが0であり、支払しはらわずににげるができる。
    • 一般いっぱんてき本編ほんぺんにおいてすばやさたかかったり、身軽みがるなイメージをつポケモンはにげるエネルギーがすくなく、すばやさひくい、あるいは鈍重どんじゅうえるポケモンはにげるエネルギーがおおい。
  • なお、にげるができるのは自分じぶんばんごとに1かいまで(トレーナーズカードによる交代こうたいはそのかずかぞえない)。

外伝がいでんゲームにおけるにげる

ポケモン不思議ふしぎのダンジョンにおけるにげる

ポケモン不思議ふしぎのダンジョンシリーズでは、ゲーム特性とくせいじょうにげるというシステム自体じたいはない。本編ほんぺんで「にげる/にげられない」となるわざ特性とくせい以下いかのように設定せっていされている。

Pokémon GOにおけるにげる

野生やせいのポケモンにボールをてたが、捕獲ほかくできずボールからしてしまった場合ばあい野生やせいポケモンがにげる可能かのうせいがある。たんにボールをはずしただけだったり、ジャンプでボールを回避かいひされた場合ばあい威嚇いかくかれた場合ばあいげることはない。野生やせいポケモンはげるとマップビューからも消滅しょうめつし、同一どういつ個体こたい二度にど出現しゅつげんしない。プレイヤーが野生やせいポケモンからした場合ばあいはそのポケモンはつづきマップビューにのこり、再度さいど捕獲ほかく挑戦ちょうせんできる。

逃走とうそうりつはポケモンによってことなり、一般いっぱんてき進化しんかまえのポケモンは多少たしょうたかく(10%がおおい)、進化しんかのポケモンはひくめ(3%、5%など)。ケーシィ本編ほんぺん設定せってい反映はんえいしてか、99%という破格はかく逃走とうそうりつち、一度いちど捕獲ほかく失敗しっぱいするとほぼげてしまう。ポケモンごとの逃走とうそうりつについては捕獲ほかく一覧いちらん (GO)記事きじ参照さんしょう

タスク(フィールドリサーチスペシャルリサーチタイムチャレンジ)のリワードで出現しゅつげんしたポケモンは、なんボールからしても逃走とうそうしない。

レイドバトルGOロケットだんとのバトルに勝利しょうりしたのちのボスポケモン・シャドウポケモンのゲットチャレンジで、プレミアボール使つかいきってしまうとポケモンがしてゲットチャレンジが終了しゅうりょうする。プレミアボールを使つからないかぎりはさない。

かく言語げんごばんでの名称めいしょう

言語げんご 名前なまえ
日本語にほんご にげる
ドイツ Flucht
英語えいご Run
escape
スペイン Huir
フランス語ふらんすご Fuite
イタリア Fuga
韓国かんこく 도망간다 (Domangganda)
中国ちゅうごく 簡体字かんたいじ 逃走とうそう
繁体字はんたいじ 逃走とうそう
ポルトガル Fugir (プラチナ説明せつめいしょ)

脚注きゃくちゅう

  1. 2ひきのにげるコマンドは「1ひき行動こうどう選択せんたくもどる」コマンドにわる。
  2. [1]
  3. 能動のうどうてき攻撃こうげき手段しゅだんたないソーナンス同士どうしだとともなに出来できなくなるため、それへの対策たいさくおもわれる。

関連かんれん項目こうもく