「ソフトバンクを猛追もうつい」を妨害ぼうがいするロッテの爆ばく弾だん「投打とうだのブチ壊こわし男おとこ２人にん」困こまった舞台裏ぶたいうら

　千葉ちばロッテのベテラン選手せんしゅが悶もだえている。守護神しゅごじん・益田ますだ直也なおやが開幕かいまくから安定あんていせず、防御ぼうぎょ率りつは3.57。９回かいに登場とうじょうしてたびたび、試合しあいをブチ壊こわしている。

　６月がつ23日にちのソフトバンク戦せんは９回かい二死にし一いち、二塁にるいからソトが逆転ぎゃくてん３すりーランを放はなったのだが、その裏うらに益田ますだが先頭せんとうの近藤こんどう健介けんすけに二塁打にるいだを浴あびてピンチを招まねき、同点どうてんに追おいつかれた。小林こばやし雅英まさひでの球団きゅうだん記録きろくを塗ぬり替かえる228セーブ目めは持もち越こしとなった。スポーツライターが原因げんいんを分析ぶんせきする。

「シンカーのキレが落おちています。このままでは不良ふりょう債権さいけんになりかねない。ファンからは『守護神しゅごじんを代かえてくれ』という声こえが上あがっていますが、球団きゅうだんはセーブ記録きろく更新こうしんや名球会めいきゅうかい入いりの条件じょうけんである通算つうさん250セーブを達成たっせいするまでは、益田ますだに任まかせるつもりのようです」

　そしてロッテでもうひとり、冷ひややかな眼差まなざしを向むけられているのが、中村なかむら奨すすむ吾われである。2023年ねんから年俸ねんぽう２億おく円えんプラス出来高できだかで４年ねん総額そうがく10億おく円えん規模きぼの大型おおがた契約けいやくを結むすんだのだが、そこから成績せいせきが右肩みぎかた下さがり。昨年さくねんは打率だりつ２割わり２分ふんだった。今年ことしは守備しゅびの負担ふたん軽減けいげんのため三塁さんるいにコンバートされたが、打率だりつ２割わり１分ふん９厘りん、本塁打ほんるいだは１本ほんだけだ。

「あまりに打うてないので、レギュラーを剥奪はくだつされました。いい時ときはアウトコースのボールに踏ふみ込こんでライト方向ほうこうに強つよい打球だきゅうを飛とばしたのですが、今いまは引ひっかけてゴロアウトになる場面ばめんが多おおくなっています。そのため昨年さくねんは併殺へいさつ打だが20、今年ことしも７と、チームのブレーキになっています」（前出ぜんしゅつ・スポーツライター）

　ソフトバンクを猛追もうついするためには、益田ますだと中村なかむらの復活ふっかつは欠かかせないのだが…。

（渡辺わたなべ優ゆう）