ちょっと前まで青臭い小娘とばかり見下していたよ。それが、いつの間にやらふっくら発育、匂い立つような色香をまとったイイ女になっているじゃないか! 清純派女優が艶やかな女優へとステップアップを遂げた分岐点をまとめて振り返るぜ!
「日本映画で女優が脱ぐタイミングは、デビュー当時の早い段階か、三十路になってからか、2極化しています」
と、「女優と濡れ場」についてこう解説するのは、映画パーソナリティのコトブキツカサ氏だ。
ことトップ女優ともなれば、ハダカ仕事は厳しくなるのが現実だという。
そんな中、長澤まさみ(28)が東宝シンデレラの清楚なイメージからみごとに脱したと評価されたのが映画「モテキ」(11年・東宝)である。
酔っ払って男の部屋に転がり込んだ長澤は翌朝、酔い覚ましの水をゴクと口に含むと、男の肩を抱き寄せ唇と唇を合わせて口移し。
「どう? おいしい?」
色仕掛けにもはや辛抱たまらず、男は長澤をベッドに押し倒し、男物のTシャツ姿のノーブラEカップをグニュッとわしづかみするのだった。
「この『モテキ』では、他にも美脚や谷間をさらけ出すシーンが満載でしたが、艶っぽいシーンは大根仁監督がハンディカメラで接写していたそうです。監督の遊び心に女優が心を開いた好例です」(前出・コトブキ氏)
続いては、今やエロス化身の代表格にあげられる、石原さとみ(28)だ。
芸能評論家の佐々木博之氏が魅力を語る。
「02年にホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞した当時は、単なる美少女でしたが、ここ数年で急速にお色気がアップ。特に焼酎『鏡月』の『間接キッスしてみ』のCMあたりからは、全てがセクシーな“エロ無双”状態です」
その石原がエロスを全面解禁させたのが、「失恋ショコラティエ」(14年・フジテレビ系)だろう。
石原の役どころは年下男をたぶらかす小悪魔的人妻。ドラマ序盤からミニスカ生脚でフェロモンたっぷりに誘惑したり、裸でチョコレート風呂に入浴するなどお色気シーンが満載だが、ついには不倫セックスへと誘い込む。
「ケータイ、こっちだよ」
バスタオル1枚だけを羽織ってシャワールームから出てきた石原は、男に忘れものの携帯電話を差し出す。その瞬間、タオルがパラッと床に落ち、石原は全裸姿をさらすのだ。さらには男のもとへと近づき、抱き寄せて唇まで奪う。
もはや人妻相手に男のガマンもここまで。石原は浴室の床に押し倒されるとすぐさま濃厚な情交に及ぶ。
シャワーでズブ濡れとなりながら首筋でキスを受け止め、正常位で抱かれた石原は、脚は爪先をピンと伸ばし、顔には快感マックスの表情を浮かべるのだった。
一方、「世界で最も美しい顔100」に選ばれた日本が世界に誇る美顔女優・佐々木希(27)も清純派を脱皮済み。佐々木が濡れ場に正面から挑んだのはCSドラマ「恋なんて贅沢が私に落ちてくるのだろうか?」(12年・フジ系)だ。
クライマックスは恋愛経験ゼロの佐々木が、ついに処女喪失に及ぶシーンだ。
芸能評論家の織田祐二氏も推奨する。
「初めての男にガンガン腰を振られる正常位が見ものです。ネットでは『ほとんどAV』とまで言われました。男の背中に腕を回し、目をつぶって、必死に破瓜の痛みに耐える佐々木のガマン顔が印象的でした」