10代や20代前半と違って、恋愛経験がないなどと言ってはいられない。オンナとしても女優としても、目に見える成長を求められるのが三十路だ。
あの深田恭子も35歳。もはや妖精や天女と呼ぶべき“不変の存在”であろう。20年ほど見続けてきた堀越氏が語る。
「私の中では、ベストジーニスト賞でいうところの殿堂入り。ボディは人類的に最高な年の取り方をしている。本人いわく『努力している』というが、どこまで努力しているかよくわからない、適度にユルい体つきが非常にいい。水面下でお盛んな一面があっても評価が下がることなく、全てを飲み込むブラックホールみたいな最強の存在」
気がつけばアイドル女優の一群も、多くが30代の仲間入りを果たした。昨年6月には長澤まさみ(30)も大台に乗ったが、
「1月20日に公開される『嘘を愛する女』(東宝)はすごく期待できます。濡れ場の相手は高橋一生で、耳の下を舌で突かれて『そこはダメなの』と甘えて悶えるシーンしかないけど、それだけで十分。彼女の大柄な発達したボディから漂う淫風が心地よくて、脱がなくてもエロい稀有な人」(映画評論家・秋本鉄次氏)
織田氏も新作に期待を寄せる。
「高橋一生とのキスシーンをよーく見ると、瞬間、彼女のほうから唇を突き出して寄せている。演技ではこういうことはできないはず。この積極さは、ふだんの延長と見ていいです」
映画だけでなく、ここ数年のCMも長澤をエロの女神へと導いた。
「カネボウ『コフレドール』の最新CMのラストで、ターザン風の半肩ワンピで悠々と歩く姿。よく見ると一瞬、左胸がポチッとしてるようにも見える。SNSでの大物タレントたちの胸ポチブームに、ついに彼女も重い乳を上げてくれた」(前出・織田氏)
4月からは月9のヒロインにも抜擢されているが、壊滅状態の視聴率を、カラダを張って食い止めることができるかも?
昨年10月クールの「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)が好調だった綾瀬はるか(32)も、この世代のトップランナーだ。前出・堀越氏がこう表現する。
「深キョンが殿堂入りなら、綾瀬はランキング1位にくるような存在。昨年の写真集は水着も披露してくれて、さすがグラビア時代のモノは一向にさびついていないことを証明している。その点はさすが。当時は腹にも肉がついていたが今は違う。年を取るごとにボリューミーなボディが研ぎ澄まされて、かつ、アイドル性のある隙だらけの性格にも拍車がかかっていて、完璧な存在になった」
深田恭子、綾瀬はるかときたら、石原さとみ(31)も触れないわけにはいかない。昨年9月に発売した写真集は5度の重版を重ね、15万部を超すベストセラーに。ファッション誌の「読者が選ぶなりたい顔」では3年連続の第1位で、殿堂入りとなった。
支持を集めるのは同性だけでなく、あのポッテリ唇に形のいいバストと、男から見ても極上にエロい存在である。
このところ映画出演キャンセルや写真集の発売中止などアクシデントが続く真木よう子(35)だが、スレンダーグラマーな肢体は今も一級品。桃井氏が感嘆する。
「大森立嗣監督の映画は苦手だったが、真木が主演した『さよなら渓谷』(13年、ファントム・フィルム)は違った。真木は全裸にはならないものの、それでも、濡れ場の色気がすごいと感じさせた」
そしてこの世代のエロスのアイコンとしては、やはり壇蜜(37)に集約されよう。前出・堀越氏は、みずからの極私的エロス体験と重ね合わせて、
「壇蜜にそっくりな人と過去にセックスをしたことがあって、壇蜜を見るとそれを思い出してしまう。耳元で『まだダメ』とささやかれたり、ズボンの上から触るんだけどなかなかチャックを下げてくれなかったり、過去のベストバウト級の対戦相手だった。だから壇蜜を見ると勃つし、まるでヨダレが出る“パブロフの犬”状態に。男なら誰の胸にも“俺の中の壇蜜”がいそう」
御意!