ウクライナのクレバ外相がいしょうは26日にち、AP通信つうしんのインタビューで、ロシアとの停戦ていせんに向むけた「和平わへいサミット」を来年らいねん2月がつ末まつまでに開ひらく構想こうそうを明あきらかにしました。ロシアが参加さんかするには戦争せんそう犯罪はんざいの裁判さいばんを受うけることが条件じょうけんだとし、同日どうじつにはウクライナ外務省がいむしょうがロシアの国連こくれんからの追放ついほうを求もとめる声明せいめいを発表はっぴょう。外交がいこうでも対たいロ攻勢こうせいを強つよめています。

（タイムスタンプは日本にっぽん時間じかん、括弧かっこ内ないは現地げんち時間じかん）

■■■12月28日にち（日本にっぽん時間じかん）■■■

19:48(キーウ12:48)

「次つぎは攻撃こうげき型がたドローン」ウクライナ副ふく首相しゅしょう、開発かいはつを示唆しさ

　ウクライナのミハイロ・フェドロフ副ふく首相しゅしょう兼けんデジタル変革へんかく相しょうは28日にちまでにAP通信つうしんのインタビューに応おうじ、ウクライナが約やく1400機きのドローン（無人むじん機き）を購入こうにゅうしたことを明あきらかにした。偵察ていさつが主おもな目的もくてきだとする一方いっぽう、ロシアに対抗たいこうするため攻撃こうげき型がたドローンの開発かいはつも計画けいかくしているという。

　フェドロフ氏しは、ロシアによるウクライナ侵攻しんこうをインターネット時代じだいの初はじめての大だい規模きぼな戦争せんそうだとし、ドローンや米国べいこくの起業きぎょう家かイーロン・マスク氏しが手てがける人工じんこう衛星えいせいを通つうじたネット通信つうしんの「スターリンク」が紛争ふんそうを変質へんしつさせたとの見方みかたを示しめした。

　その上うえで、「次つぎの段階だんかいは、攻撃こうげき型がたドローンだ」と述のべ、自爆じばく型がたと標的ひょうてきを攻撃こうげきできるドローンの開発かいはつを示唆しさした。将来しょうらい的てきに「攻撃こうげき型がたドローンにはより多おおくの任務にんむがある」としたが、具体ぐたい的てきな開発かいはつ計画けいかくなどは明あきらかにしなかった。

　ロシアはこれまでにロシア領土りょうど内ないの空軍くうぐん基地きちなどがウクライナのドローンによる攻撃こうげきを受うけたと発表はっぴょうしているが、ウクライナ側がわは攻撃こうげきへの関与かんよを認みとめていない。

18:11(ニューヨーク04:11)

ルハンスク州しゅうの要衝ようしょう「ウクライナ軍ぐんが奪還だっかんに近ちかづきつつある」　米べい紙し報道ほうどう

　ウクライナ東部とうぶルハンスク州しゅうの要衝ようしょうクレミンナ市しの戦況せんきょうをめぐり、米べい紙しニューヨーク・タイムズは28日にち、ウクライナ軍ぐんが奪還だっかんに近ちかづきつつあると報ほうじた。同市どうしからロシア軍ぐん司令しれい部ぶが撤退てったいしたとする州しゅう知事ちじのSNS投稿とうこうなどに触ふれた上うえで、奪還だっかんできれば、セベロドネツクなど周辺しゅうへん都市としへの足あしがかりになるとしている。

　ニューヨーク・タイムズ紙しが引用いんようしたハイダイ州しゅう知事ちじの投稿とうこうは26日にち付づけ。ウクライナ軍ぐんがクレミンナ市しから遠とおくない位置いちで戦闘せんとうを繰くり広ひろげているとし、同市どうしのロシア軍ぐん司令しれい部ぶが、東ひがしに約やく10キロ離はなれたルビージュネ市しに移転いてんしたと主張しゅちょうした。

　ハイダイ氏しのSNS投稿とうこうは翌よく27日にち、ルハンスク州しゅうのロシア軍ぐんが1日にちで150人にんの死傷ししょう者しゃを出だしたとし、「ロシアはクレミンナを失うしなえば、防衛ぼうえい線せん全体ぜんたいが崩壊ほうかいすることを理解りかいしている」とも記しるした。一方いっぽう、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは26日にちのビデオ演説えんぜつで、クレミンナなど東部とうぶの戦況せんきょうについて「状況じょうきょうは困難こんなんで深刻しんこくだ」とし、予断よだんを許ゆるさない状況じょうきょうにあることを強調きょうちょうしている。

16:02(ジュネーブ08:02)

国際こくさい移住いじゅう機関きかん、ウクライナ人じんに越冬えっとう支援しえんへ　住宅じゅうたく修復しゅうふくや寝具しんぐ提供ていきょうなど

　国際こくさい移住いじゅう機関きかん（IOM、本部ほんぶ・ジュネーブ）は28日にち、ロシアによる侵攻しんこうで被害ひがいを受うけた70万まん人にん以上いじょうのウクライナ人じんに対たいして、越冬えっとう支援しえんを実施じっしすると発表はっぴょうした。欧州おうしゅう連合れんごう（EU）の人道じんどう支援しえん基金ききんから資金しきん提供ていきょうを受うけて、飲料いんりょう水すいや暖房だんぼうへのアクセスの改善かいぜんや損壊そんかいした住宅じゅうたくの修復しゅうふく、寝具しんぐの提供ていきょうなどを進すすめる。

　IOMのウクライナ支援しえんチームの責任せきにん者しゃを務つとめるアイン・グエン氏しは声明せいめいで、「戦争せんそうで居場所いばしょを失うしなったり、被害ひがいを受うけたりした人ひとたちは冬ふゆが深ふかまる中なかで深刻しんこくな危機ききに直面ちょくめんしている。ウクライナの人々ひとびとが今後こんご数カ月すうかげつをしのぐために、暖あたたかくて安全あんぜんで人間にんげんらしい日々ひびを過すごせる環境かんきょうを提供ていきょうするのが我々われわれの任務にんむだ」としている。

15:11(セベロドネツク08:11)

ロシア軍ぐんが制圧せいあつした都市とし、住宅じゅうたく3分ぶんの1にしか電気でんき供給きょうきゅうされず

　ロシア軍ぐんが激戦げきせんの末すえ、6月がつに制圧せいあつしたウクライナ東部とうぶルハンスク州しゅうの重要じゅうよう都市としセベロドネツクについて、ストリュク市長しちょうは28日にち、「（ロシア側がわの）占領せんりょう当局とうきょくは冬ふゆへの備そなえを怠おこたった」と述のべた。今いまは真冬まふゆだが、現存げんそんする住宅じゅうたくの3分ぶんの1にしか電気でんきが供給きょうきゅうされず、暖房だんぼうも使つかえない状態じょうたいだという。

　ストリュク氏しのテレビ番組ばんぐみでの発言はつげんを、セベロドネツク市し当局とうきょくのSNSが伝つたえた。ストリュク氏しによると、市内しないでは戦闘せんとうにより、住宅じゅうたくの9割わりが一部いちぶ損壊そんかいあるいは全壊ぜんかいの被害ひがいを受うけている。市内しないの下水道げすいどうも、機能きのうしない状態じょうたいだという。

13:29（キーウ06:29）

砲撃ほうげきでロシア兵へい50人にん死亡しぼうか　ヘルソン州しゅうのドニプロ川がわ東岸とうがん

　ウクライナ軍ぐん参謀さんぼう本部ほんぶは28日にちに公表こうひょうした戦況せんきょう報告ほうこくで、同軍どうぐんが南部なんぶヘルソン州しゅうチャプリンカを26日にちに砲撃ほうげきした結果けっか、ロシア兵へい約やく50人にんが死亡しぼうしたとの分析ぶんせきを示しめした。ウクライナメディアは、ロシア軍ぐんが大おおきな損害そんがいを被こうむったと伝つたえている。

　ロシアの占領せんりょう下かにあるチャプリンカは、ヘルソン州しゅうを流ながれるドニプロ川かわの東岸とうがんに位置いちし、州都しゅうとヘルソン市しから南東なんとうに約やく80キロ離はなれている。飛行場ひこうじょうやロシア軍ぐんの武器ぶき・車両しゃりょうの集積しゅうせき地ちがあり、ウクライナ軍ぐんは20日はつかにも、この一帯いったいで空爆くうばくを行おこなったと発表はっぴょうしている。

　ウクライナ軍ぐんは先月せんげつ、ドニプロ川がわ西岸せいがんにあるヘルソン市しを奪還だっかん。ロシア軍ぐんはその後ご、川かわの東岸とうがん地域ちいきへ移うつっており、この一帯いったいでの攻防こうぼうが焦点しょうてんとなっている。

12:19（ワシントン27日にち22:19）

ロシア軍ぐんのバフムート攻勢こうせい、減速げんそくか　米べいシンクタンク分析ぶんせき

　ウクライナ東部とうぶの激戦げきせん地ちバフムートの戦況せんきょうをめぐり、米べいシンクタンクの戦争せんそう研究所けんきゅうじょ（ISW）は27日にち、ロシア軍ぐんが人員じんいんや弾薬だんやくの不足ふそくから攻撃こうげきのペースを落おとしているとの分析ぶんせきを公表こうひょうした。攻勢こうせいは今いまがピークに近ちかい状態じょうたいにあり、今後こんごはこの勢いきおいを維持いじできなくなる可能かのう性せいがあるという。

　ISWが引用いんようしたウクライナ軍ぐんの分析ぶんせきは、バフムート周辺しゅうへんのロシア軍ぐんが大隊だいたい戦術せんじゅつ群ぐんなどの比較的ひかくてき大だい規模きぼな組織そしきで行動こうどうすることをやめ、10～15人にんの小しょう集団しゅうだん単位たんいでの活動かつどうに移行いこうしたとしている。ロシア軍ぐんは、8月がつに南部なんぶヘルソン州しゅうでの攻勢こうせいを弱よわめた際さいにも、同様どうようの変化へんかを見みせたという。

　ISWによると、こうした変化へんかはロシア軍ぐんの組織そしきが弱体じゃくたい化かし、大だい規模きぼな部隊ぶたいを運用うんようできなくなったことを示しめしているという。ISWは、バフムート周辺しゅうへんのロシア軍ぐんが小しょう集団しゅうだんでの活動かつどうに移行いこうしたことについて、おそらく長期ちょうきにわたる消耗しょうもう戦せんの結果けっかだと指摘してきしている。

10:15（キーウ03:15）

侵攻しんこう後ごのインフラ被害ひがい、702カ所かしょと発表はっぴょう　ウクライナ内務省ないむしょう

　ウクライナ内務省ないむしょうのイエニン第だい1副ふく大臣だいじんはテレビ番組ばんぐみで、ロシアが2月がつの侵攻しんこう以来いらい、ウクライナ国内こくないの702カ所かしょのインフラ施設しせつに被害ひがいを与あたえたと語かたった。ウクライナメディアの「ウクライナ・プラウダ」が28日にちに報ほうじた。被害ひがいを受うけた施設しせつの中なかには、ガスパイプラインや変電へんでん所しょ、橋はしなどが含ふくまれるという。

03:21（キーウ27日にち20:21）

ロシア軍ぐんが産科さんか病棟びょうとうを攻撃こうげき　当日とうじつに赤あかちゃん2人にん誕生たんじょう

　ウクライナのティモシェンコ大統領だいとうりょう府ふ副ふく長官ちょうかんは27日にち、ロシア軍ぐんが南部なんぶヘルソン州しゅうの病院びょういんの産科さんか病棟びょうとうを攻撃こうげきした、とSNSで発表はっぴょうした。この日ひ、赤あかちゃん2人にんが生うまれた病棟びょうとうだが、負傷ふしょう者しゃはいないという。

　ティモシェンコ氏しは「攻撃こうげきの前まえに医師いしは帝王切開ていおうせっかいでの出産しゅっさんを終おえることができた」とつづった。病院びょういんには出産しゅっさん後ごの女性じょせいが5人にんいたといい、「奇跡きせき的てきにだれも負傷ふしょうしなかった」という。

01:18（モスクワ27日にち19:18）

石油せきゆの上限じょうげん価格かかくを採用さいようした国くにには輸出ゆしゅつ禁止きんし　プーチン氏し、大統領だいとうりょう令れいに署名しょめい

　ロシアのプーチン大統領だいとうりょうが、主要しゅよう7カ国かこく（G7）などロシア産さん石油せきゆの上限じょうげん価格かかくを採用さいようした国くにへの石油せきゆの販売はんばいを禁止きんしする大統領だいとうりょう令れいに署名しょめいした。インタファクス通信いんたふぁくすつうしんが27日にち、伝つたえた。期間きかんは来年らいねん2月がつ1日にち～7月がつ1日にちとしている。石油せきゆ製品せいひんについても輸出ゆしゅつ禁止きんしの期間きかんを追おって決定けっていするが、例外れいがいを設もうけることも可能かのうだとしている。

　G7と欧州おうしゅう連合れんごう（EU）は今月こんげつ5日にち、海上かいじょう輸送ゆそうで輸出ゆしゅつされるロシア産さん石油せきゆの上限じょうげん価格かかくを1バレル=60ドルとする措置そちを導入どうにゅうした。ロシア産さん石油せきゆの輸入ゆにゅうを削減さくげんしても、価格かかく高騰こうとうにより収入しゅうにゅうが減へらず、ウクライナ侵攻しんこうの戦費せんぴに充あてられるとの懸念けねんがあるためだ。

　これに対たいし、ロシアは上限じょうげん価格かかくを採用さいようした国くにへの石油せきゆ輸出ゆしゅつを止とめる対抗たいこう措置そちを取とると警告けいこく。そうなれば世界せかい的てきなエネルギー価格かかくの上昇じょうしょうを招まねき、市場いちばが混乱こんらんすると主張しゅちょうしていた。

00:00（キーウ27日にち17:00

ウクライナ当局とうきょく、オリガルヒ所有しょゆうの鉄鉱てっこう石せき72億おく円えん相当そうとうを押収おうしゅう

　ウクライナ情報じょうほう機関きかんの保安ほあん局きょく…