恩師が感じた5年前の衝撃 法政大学で磨かれた黒川和樹の可能性
衝撃的な出会いだった。
法政大学陸上部の苅部俊二監督は2019年6月、鳥取県で行われた全国高校総体(インターハイ)の中国地区予選会を視察に訪れていた。
男子400メートル障害に出ていた1人の選手に目を奪われた。
山口・田部高校3年の黒川和樹。この大会を52秒07で制した。
ハードリングの技術は粗削りだったが、淡々と一定のリズムを刻み続けられる能力と、ハードルを跳んだ後に減速しない脚力は高校生のレベルを超えていた。
「こんなところに、こんな選…
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