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　この4月がつの介護かいご保険ほけん料りょう改定かいていで引ひき上あげるとした自治体じちたいは、朝日新聞あさひしんぶんが調査ちょうさした全国ぜんこくの主要しゅよう74自治体じちたいのうち6割わり超ちょうに及およんでいます。保険ほけん料りょうが増ふえ続つづける背景はいけいには何なにがあるのでしょうか。国くにも自治体じちたいも対策たいさくが急いそがれます。

　介護かいご保険ほけん料りょうの伸のびが主要しゅよう74市区しくの中なかで最もっとも大おおきかった大阪おおさか市し。もともと基準きじゅん額がくは8094円えんと、全国ぜんこく平均へいきんの6014円えんを大おおきく上回うわまわっていたが、4月がつからはさらに月つき1155円えん増ふえ、9249円えんとなった。

　保険ほけん料りょうの増加ぞうかに歯止はどめがかからないのはなぜか。市し介護かいご保険ほけん課かは、理由りゆうの一ひとつに「一人暮ひとりぐらしの高齢こうれい者しゃの多おおさがある」（担当たんとう者しゃ）と説明せつめいする。

　2020年ねんの国勢調査こくせいちょうさによると、大阪おおさか市しの65歳さい以上いじょうの高齢こうれい者しゃのうち、一人暮ひとりぐらしの割合わりあいは45・0%で、全国ぜんこく平均へいきんの29・6%を大幅おおはばに上回うわまわる。

　さらに市しが調しらべたところ、要かなめ…