10秒に1回「もうやめよう」 サハラ砂漠250キロ完走した早大生
世界有数の過酷さで知られるサハラマラソンに挑戦した早稲田大4年の吉田篤郎さん(21)=鎌倉市出身=が、約250キロを完走した。何度もくじけそうになりながらも、走り切ることができたわけは――。
サハラマラソンは、食料などを背負って砂漠のなかを1週間で駆け抜けるレース。「自分の挑戦で、周囲の人を元気づけたい」。就職活動中の吉田さんは4月、あえて日本を離れてチャレンジし、その意気込みは3月14日付の朝日新聞神奈川版で紹介された。
スタートは4月14日。集落一つない一面の砂漠を「火星みたいだ」と感じた。コースは六つのステージに分かれ、それぞれに制限時間が設けられている。
食べ物も砂でジャリジャリ
食料は動きながらでも食べら…
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