2021年ねんの自民党じみんとう総裁そうさい選せんで、岸田きしだ文雄ふみお首相しゅしょうに対抗たいこうする形かたちで「共闘きょうとう」した石破いしば茂しげる元もと幹事かんじ長ちょう（67）、河野こうの太郎たろうデジタル相しょう（61）、小泉こいずみ進すすむ次郎じろう元もと環境かんきょう相しょう（43）。「小石こいし河かわ」と称しょうされる3人にんは、各社かくしゃの世論せろん調査ちょうさでの「ポスト岸田きしだ」の質問しつもんでは上位じょういの常連じょうれんだが、足元あしもとはいずれも盤石ばんじゃくとは言いえない。

　16日にち午後ごご、石破いしば氏し主宰しゅさいの名なもない勉強べんきょう会かいが非公開ひこうかいで行おこなわれ、自身じしんを含ふくむ17人にんが参加さんかした。この日ひの講師こうしは、二に階かい派はの衆院しゅういん当選とうせん2回かいの小寺こでら裕雄ひろお氏し。「石破いしば茂しげる先生せんせいに10の質問しつもん」と題だいし、「なぜ国会こっかい議員ぎいんになったのか」「田中たなか角栄かくえい氏しとはどのような人物じんぶつだったか」などの質問しつもんが次々つぎつぎと石破いしば氏しに浴あびせられた。

　「総裁そうさい候補こうほに名ながあがる者ものは『自分じぶんだったらどうするか』を常つねに考かんがえるのが大事だいじだ」。石破いしば氏しは2月がつ、地元じもとの鳥取とっとり市し内うちでこう話わし、総裁そうさい選せんへの意欲いよくを強つよくにじませた。内閣ないかく支持しじ率りつの低迷ていめいが続つづくなか、各社かくしゃの世論せろん調査ちょうさでは「次期じき首相しゅしょう候補こうほ」の質問しつもんでトップを走はしるが、最近さいきんは踏ふみ込こんだ発言はつげんを避さけ、沈黙ちんもくを守まもる日々ひびが続つづく。

　世論せろんの人気にんきとは裏腹うらはらの、党内とうない…