• 
• 
• 
• 

　ウナギを全まったく使つかわずに、かば焼やきを忠実ちゅうじつに再現さいげんしたかまぼこ「ほぼうなぎ」の予約よやくを、魚肉ぎょにく練ねり製品せいひんの食品しょくひん会社かいしゃ「カネテツデリカフーズ」（神戸こうべ市し東灘ひがしなだ区く）が6月がつ6日にちからオンラインストアで受うけ付つける。今年ことしは客きゃくからの指摘してきをもとに、さらなる進化しんかを遂とげたという。

　世界せかい的てきに絶滅ぜつめつが危惧きぐされていたウナギを守まもろうと2018年ねんに開発かいはつ。原材料げんざいりょうに魚肉ぎょにくのすり身みを使つかい、静岡しずおか県けんのウナギのかば焼やき工場こうじょうで本物ほんもののたれを使つかって3回かいにわたり焼やき上あげている。

　ウナギのかば焼やきの食しょく感かんや見みた目め、味あじ、香かおりを再現さいげんしているだけでなく、元気げんきの源みなもとという亜鉛あえんをウナギよりも多おおく入いれ、滋養じよう強壮きょうそうに良よいとされる山芋やまいもも加くわえている。

　毎年まいとし夏なつ限定げんていで販売はんばいし、完売かんばいする人気にんき商品しょうひん。ただ同社どうしゃによると、昨年さくねんは客きゃくから「味あじが淡泊たんぱく」「本物ほんものよりも軟やわらかい」という感想かんそうが寄よせられた。

　そのため、昨年さくねんよりも身みを厚あつくしてふっくらとした食しょく感かんにしたり、甘あまみのあるたれに変かえたりして「さらに本物ほんもののウナギのかば焼やきに近ちかづくことができた」としている。

　1パック税込ぜいこみ898円えんで、7月がつ16日にち以降いこうに届とどく予定よてい。パン粉ぱんこをつけて揚あげた「ほぼうなぎカツ」（同どう698円えん）もある。

　担当たんとう者しゃは「商品しょうひんを通とおして持続じぞく可能かのうな資源しげんの確保かくほに貢献こうけんし、ウナギの食しょく文化ぶんかを次世代じせだいへつなぐ役割やくわりを少すこしでも担にないたい」と話はなす。（森もり直ただし由ゆかり）