耕作こうさく放棄ほうききものあふれる湿地しっちに 水害すいがいらすプロジェクト

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杉浦すぎうら奈実なみ
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 きものがあふれる湿地しっち再生さいせいしながら、地域ちいき水害すいがい被害ひがい軽減けいげんできないか――。2020ねん熊本くまもと豪雨ごううおおきな被害ひがいけた球磨川くまがわ流域りゅういきにある相良さがらむらで、熊本くまもとけん立大りつだいなどのみがすすんでいる。

 15にち相良さがらむら深水ふかみず瀬戸せとつつみ自然しぜん生態せいたいえんには、県立けんりつだい学生がくせいのほか、地元じもと住民じゅうみん小学生しょうがくせい自然しぜん保護ほご団体だんたいのメンバーなどやく70にんあつまった。

 一帯いったいはもともと水田すいでんだったが、こしまでつかるほどふかく、機械きかいむずかしかった。1990年代ねんだいはじめまでに耕作こうさく放棄ほうきとなり、そのむらって湿地しっちとして整備せいびした。

 元々もともと全国ぜんこくてきかずらしているハッチョウトンボやかたち漢字かんじの「」に水草みずくさデンジソウなどのきものがくらす地域ちいき。ただ、近年きんねん定期ていきてき草刈くさかりこそしていたものの、ヨシがたかしげって土砂どしゃがたまり、周辺しゅうへんたけやぶがひろがるなどしてあかるくけた水面すいめんこのきものはかずらしていた。

 20ねん豪雨ごうう県立けんりつだいな…

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杉浦すぎうら奈実なみ
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