航空こうくう自衛隊じえいたい防府ほうふ南みなみ基地きち（山口やまぐち県けん防府ほうふ市し）は21日にち、部下ぶかの隊員たいいんへの注意ちゅうい義務ぎむが不十分ふじゅうぶんだったとして、航空こうくう教育きょういく隊たいに所属しょぞくする40歳さい代だいの3等とう空佐くうさの男性だんせいを同日どうじつ付づけで減給げんきゅう1カ月かげつ（15分ぶんの1）の懲戒ちょうかい処分しょぶんにしたと発表はっぴょうした。同どう基地きちでは2月がつ、この部下ぶかの男性だんせい（当時とうじ35、2等とう空そら尉じょう）が「3佐さらからパワハラを受うけた」として自殺じさつしていた。

　同どう基地きちの発表はっぴょうでは、パワハラは認定にんていされず、自殺じさつした隊員たいいんには業務ぎょうむ遅延ちえんがあったとし、直属ちょくぞくの上司じょうしの3佐さは2022年ねん8月がつごろから24年ねん1月がつごろにかけて指揮しき監督かんとくが不十分ふじゅうぶんで遅延ちえんを看過かんかしたとの理由りゆうで懲戒ちょうかい処分しょぶんを決きめたという。

　遺族いぞく側がわは同どう基地きちの判断はんだんに反発はんぱつ。遺族いぞくによると、3佐さら上司じょうし2人にんのパワハラ行為こういが自殺じさつの原因げんいんと訴うったえる遺書いしょや複数ふくすうのメモを残のこしており、「『俺おれが言いってんだから、やれ！コノヤロー！』と（上司じょうしが）声こえを荒あらげる」などと書かかれていたという。

　自殺じさつした隊員たいいんの父親ちちおやは「遺書いしょ…