盗撮事件捜査が一時ストップ 本部長指示伝わらず、「私の説明不足」
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冨田悦央 西岡矩毅 鹿児島県警元枕崎署員の盗撮事件を巡り、野川明輝本部長の指示が枕崎署長(当時)に適切に伝わらず、捜査が一時ストップしていたことが分かった。野川本部長は21日の記者レクで「私の説明がまずかったと思う」と述べた。
盗撮事件で起訴されたのは元枕崎署巡査部長、鳥越勇貴被告(32)。野川本部長らによると、同署は昨年12月19日に鳥越被告の関与が疑われる盗撮事件を認知した。3日後に署長が県警本部の首席監察官(当時)に報告。首席監察官は電話で当時の生活安全部長、本田尚志被告(60)に相談し、野川本部長に口頭で一報を入れたという。
その際、野川本部長は「犯人であるとの証拠が乏しかったので、証拠を収集したうえで、(鳥越被告が)被疑者として特定されたら、本部長指揮事件としてやろう」と首席監察官に指示し、捜査継続を署長に伝えるよう話したという。
しかし、署長は「客観的証拠が…
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