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　道路どうろ建設けんせつに伴ともなう発掘はっくつ調査ちょうさで、保存ほぞん状態じょうたいのよい人骨じんこつや木製品もくせいひんが大量たいりょうに出土しゅつどして全国ぜんこく的てきに有名ゆうめいになった鳥取とっとり市しの青谷あおたに上寺うえでら地ち（あおやかみじち）遺跡いせき。弥生やよい時代じだいに海上かいじょう交通こうつうの拠点きょてんとして栄さかえたその場所ばしょに今春こんしゅん、鳥取とっとり県けん立たて青谷あおやかみじち史跡しせき公園こうえんがオープンした。古代こだいの人ひとたちが、ここでどのように暮くらしていたのか――。きっと、感かんじることができる。

　史跡しせき公園こうえんには、港湾こうわん集落しゅうらくとして栄さかえた遺跡いせきについて学まなべ、弥生やよい時代じだいのものづくりも体験たいけんできるガイダンス棟とうと、国くにの重要じゅうよう文化財ぶんかざいに指定していされた出土しゅつど品ひんを保管ほかん、展示てんじする重要じゅうよう文化財ぶんかざい棟とうのふたつがある。さらに裏手うらてには「弥生やよいの湿地しっちひろば」も。

　記者きしゃがまず入はいったのは、ガイダンス棟とう。淡あわいピンク色ぴんくいろの貫ぬき頭あたま衣ころも（かんとうい）を着きた女性じょせいと犬いぬの像ぞうが出迎でむかえてくれた。ほかの博物館はくぶつかんやイラストで見みたことのある貫ぬき頭あたま衣ころもは、もっと地味じみな色いろだったような……。

　そう思おもいながら解説かいせつを読よむと…