豪華列車「瑞風」 景色と重ねる料理の記憶 「食の匠」が目指すもの
加藤堅太郎さん(49)は、岡山市北区で中国料理「はすのみ」のオーナーシェフを務める。JR西日本が運行している豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」で提供する食事を、来年3月から担当することになった。岡山県内からは初めての起用。現在は和食の重鎮らが担当しているというが、今回の大抜擢(ばってき)に「プレッシャーを感じるが栄誉なこと。岡山県をアピールする一助になれれば」と語る。
岡山県倉敷市出身。高校に通いながら地元の中華料理店でアルバイト。21歳の時に高松市の中国料理店の味に感動し、自ら連絡して就職した。東京の系列の店に移って修業を積んだあと、20代で高松の店の料理長に就任した。
異なるキッチン環境、試行錯誤重ね
2010年に独立し、岡山市で「はすのみ」を開店した。店では地元の野菜や瀬戸内の魚介類など、食材の地産地消にこだわる。ナチュラルワインにも詳しく、料理とのペアリングも提案している。
来春から加藤さんが担当する…
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この記事を書いた人
- 上山崎雅泰
- 岡山総局|岡山県政担当
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