「女性活躍」掲げた石破内閣、女性閣僚2人 専門家「驚きはない」
1日発足した石破茂新内閣の女性閣僚は2人にとどまった。自民党総裁選の政策集で石破氏は「先進国中最下位に甘んじている女性活躍の指標(=ジェンダーギャップ指数)の迅速かつ大幅な改善を図る」と掲げたが、ここでも言行不一致となった。
「自民党の国会議員の女性比率1割強がそのまま反映されているので驚きはない。年齢と性別が大きく偏り、多様な視点が欠如する内閣で様々な社会課題を解決できるとは思えない」。若い世代がジェンダーをめぐる課題について学べる場「ジェンカレ」を運営する桜井彩乃さん(29)はそう受け止めた。
政府は、管理職など「指導的地位」における女性の割合について「2020年までに30%程度」の目標を20年に断念し、現在は「20年代の可能な限り早期に」を掲げる。それでも女性閣僚は、岸田改造内閣の5人が過去最多タイ。桜井さんは「閣僚人事はトップが決断すればできる。様々な立場の人の顔を立てなければならなかったとしても、女性比率を高める必要性を理解していればこうはならない」と話す。
石破氏が力を入れてきた「地…
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