2023.01.18
(最終 さいしゅう 更新 こうしん :2023.01.18)
生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の新 しん 枠組 わくぐ み、企業 きぎょう への影響 えいきょう は 金融 きんゆう ・経済 けいざい から見 み えるSDGsのトレンド【12】
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大和総研 だいわそうけん /和田 わだ 恵 めぐみ
和田 わだ 恵 めぐみ (わだ・めぐみ)株式会社 かぶしきがいしゃ 大和総研 だいわそうけん 経済 けいざい 調査 ちょうさ 部 ぶ 兼 けん 金融 きんゆう 調査 ちょうさ 部 ぶ ESG調査 ちょうさ 課 か 研究 けんきゅう 員 いん 。2019年 ねん 大和総研 だいわそうけん 入社 にゅうしゃ 。専門 せんもん 分野 ぶんや は日本 にっぽん 経済 けいざい 、SDGs、気候 きこう 変動 へんどう 。沖縄 おきなわ 県 けん SDGsアドバイザリーボード(2021年 ねん ~)、東京工業大学 とうきょうこうぎょうだいがく 非常勤 ひじょうきん 講師 こうし (2022年 ねん )を務 つと める。著書 ちょしょ に『この一 いち 冊 さつ でわかる 世界 せかい 経済 けいざい の新 しん 常識 じょうしき 2022』(日経 にっけい BP、共著 きょうちょ )など。
SDGsの目標 もくひょう 14「海 うみ の豊 ゆた かさを守 まも ろう」、目標 もくひょう 15「陸 りく の豊 ゆた かさも守 まも ろう」は生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい に関 かん する内容 ないよう だ。生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい は昨今 さっこん 、特 とく に注目 ちゅうもく されている課題 かだい であり、2022年 ねん 12月には生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 保全 ほぜん に向 む けた国際 こくさい 的 てき な目標 もくひょう である「昆 こん 明 あきら ・モントリオール生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 枠組 わくぐ み」が採択 さいたく された。本稿 ほんこう では、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい に取 と り組 く む必要 ひつよう 性 せい や新 あたら しい枠組 わくぐ みの概要 がいよう 、今後 こんご の課題 かだい を考 かんが えたい。
経済 けいざい を支 ささ える生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい が喪失 そうしつ のリスクに直面 ちょくめん
自然 しぜん 環境 かんきょう は社会 しゃかい 経済 けいざい を支 ささ える重要 じゅうよう な資本 しほん として認識 にんしき され始 はじ めており、森林 しんりん 、土壌 どじょう 、水 みず などの天然 てんねん 資源 しげん は「自然 しぜん 資本 しほん 」と呼 よ ばれる。世界 せかい 経済 けいざい フォーラムによると、世界 せかい 全体 ぜんたい で約 やく 44兆 ちょう ドルの経済 けいざい 的 てき 価値 かち の創出 そうしゅつ (GDPの半分 はんぶん 超 ちょう )が、自然 しぜん 資本 しほん に依存 いぞん している(World Economic Forum“Nature Risk Rising: Why the Crisis Engulfing Nature Matters for Business and the Economy ”)。さらに、ネイチャーポジティブな(自然 しぜん を増 ふ やすような)食料 しょくりょう 生産 せいさん や土地 とち 利用 りよう 、インフラなど社会 しゃかい 経済 けいざい システムを変革 へんかく することで年間 ねんかん 最大 さいだい 10.1兆 ちょう ドルのビジネス価値 かち を生 う み出 だ すと試算 しさん している(World Economic Forum“New Nature Economy Report II: The Future Of Nature And Business ”)。
自然 しぜん 資本 しほん を形成 けいせい するうえで柱 はしら となるのが生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい であるが、現在 げんざい は喪失 そうしつ のリスクに直面 ちょくめん している。生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 及 およ び生態 せいたい 系 けい サービスに関 かん する政府 せいふ 間 あいだ 科学 かがく -政策 せいさく プラットフォーム(IPBES)は、「人間 にんげん 活動 かつどう の影響 えいきょう により、地球 ちきゅう 全体 ぜんたい でかつてない規模 きぼ で多量 たりょう の種 たね が絶滅 ぜつめつ の危機 きき に瀕 ひん (ひん)している」と指摘 してき する(生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 及 およ び生態 せいたい 系 けい サービスに関 かん する政府 せいふ 間 あいだ 科学 かがく -政策 せいさく プラットフォーム「生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい と生態 せいたい 系 けい サービスに関 かん する地球 ちきゅう 規模 きぼ 評価 ひょうか 報告 ほうこく 書 しょ 政策 せいさく 決定 けってい 者 しゃ 向 む け要約 ようやく 」〈環境省 かんきょうしょう ・地球 ちきゅう 環境 かんきょう 戦略 せんりゃく 研究 けんきゅう 機構 きこう による翻訳 ほんやく 〉)。この要因 よういん には陸 りく 域 いき ・海域 かいいき の利用 りよう の変化 へんか 、汚染 おせん といった直接的 ちょくせつてき な要因 よういん のほかに、この50年間 ねんかん におけるグローバル・サプライチェーン拡大 かくだい による生産 せいさん 地 ち と消費 しょうひ 地 ち の距離 きょり 拡大 かくだい といった生産 せいさん ・消費 しょうひ 様式 ようしき の変化 へんか や、人口 じんこう 動態 どうたい など社会 しゃかい 的 てき な要因 よういん が間接 かんせつ 的 てき に影響 えいきょう を及 およ ぼしているという。
生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の喪失 そうしつ は以前 いぜん から指摘 してき されており、これに対処 たいしょ するために、1992年 ねん に生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 条約 じょうやく が採択 さいたく されている。2010年 ねん の生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 条約 じょうやく 第 だい 10回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP10)では、「2020年 ねん までに生態 せいたい 系 けい が強靱 きょうじん (きょうじん)で基礎 きそ 的 てき なサービスを提供 ていきょう できるよう、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の損失 そんしつ を止 と めるために、実効 じっこう 的 てき かつ緊急 きんきゅう の行動 こうどう を起 お こす」(日本 にっぽん 政府 せいふ 代表 だいひょう 団 だん 「生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 条約 じょうやく 第 だい 10回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ の開催 かいさい について(結果 けっか 概要 がいよう ) 」)ことを目指 めざ すべく、具体 ぐたい 的 てき な目標 もくひょう をまとめた「愛知 あいち 目標 もくひょう 」が採択 さいたく された。しかし、愛知 あいち 目標 もくひょう は2020年 ねん の期限 きげん までに達成 たっせい できなかった。なお、日本 にっぽん も国 くに 別 べつ 目標 もくひょう を設定 せってい しており、侵略 しんりゃく 的 てき 外来 がいらい 種 しゅ の防除 ぼうじょ や科学 かがく 的 てき 基盤 きばん の強化 きょうか などの一部 いちぶ 目標 もくひょう は達成 たっせい した一方 いっぽう 、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の社会 しゃかい への浸透 しんとう や自然 しぜん 生息 せいそく 地 ち の保全 ほぜん などに課題 かだい が残 のこ る。
「愛知 あいち 目標 もくひょう 」以降 いこう の社会 しゃかい 経済 けいざい 環境 かんきょう の変化 へんか
2022年 ねん 12月に、愛知 あいち 目標 もくひょう の後継 こうけい である「昆 こん 明 あきら ・モントリオール生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 枠組 わくぐ み」が採択 さいたく された。愛知 あいち 目標 もくひょう が採択 さいたく された2010年 ねん と比 くら べて、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい を取 と り巻 ま く社会 しゃかい 経済 けいざい 環境 かんきょう の変化 へんか が起 お きており、今回 こんかい の生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 条約 じょうやく 第 だい 15回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)においては、実効 じっこう 的 てき かつ野心 やしん 的 てき な目標 もくひょう の採択 さいたく が期待 きたい されていた。
愛知 あいち 目標 もくひょう 以降 いこう の社会 しゃかい 経済 けいざい 環境 かんきょう の変化 へんか として、まず2015年 ねん に採択 さいたく されたSDGsの目標 もくひょう の中 なか には生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の保全 ほぜん に関 かん する目標 もくひょう (目標 もくひょう 14・15)が含 ふく まれたことが挙 あ げられる。2015年 ねん はパリ協定 きょうてい も採択 さいたく されているが、気候 きこう 変動 へんどう への対応 たいおう を各国 かっこく が積極 せっきょく 的 てき に進 すす めるなか、気候 きこう 変動 へんどう と生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい は密接 みっせつ に関 かか わることから、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい を保全 ほぜん することの重要 じゅうよう 性 せい も認識 にんしき されるようになった。例 たと えば、植物 しょくぶつ が二酸化炭素 にさんかたんそ を吸収 きゅうしゅう することで温室 おんしつ 効果 こうか ガス排出 はいしゅつ 量 りょう の削減 さくげん に貢献 こうけん することから生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の保全 ほぜん は気候 きこう 変動 へんどう 対策 たいさく に貢献 こうけん する。他方 たほう で、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 喪失 そうしつ の大 おお きな要因 よういん の一 ひと つが気候 きこう の変化 へんか だ。
また、EU(欧州 おうしゅう 連合 れんごう )が定 さだ めるサステナブルな経済 けいざい 活動 かつどう の基準 きじゅん である「EUタクソノミー」においても生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の保全 ほぜん が一 ひと つの評価 ひょうか 軸 じく となっている。金融 きんゆう の世界 せかい でもESG投資 とうし の投資 とうし 判断 はんだん に生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい を組 く み込 こ む動 うご きが見 み られ、必要 ひつよう となる情報 じょうほう の開示 かいじ を企業 きぎょう に促 うなが すためTNFD(自然 しぜん 関連 かんれん 財務 ざいむ 情報 じょうほう 開示 かいじ タスクフォース)が2021年 ねん に発足 ほっそく している。
昆 こん 明 あきら ・モントリオール生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 枠組 わくぐ みが採択 さいたく
では、昆 こん 明 あきら ・モントリオール生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 枠組 わくぐ みの中身 なかみ を確認 かくにん しよう。なお、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 条約 じょうやく 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ (COP15)は第 だい 1部 ぶ と第 だい 2部 ぶ に分 わ かれていたことから、枠組 わくぐ みの名前 なまえ に二 ふた つの開催 かいさい 都市 とし が含 ふく まれている。以下 いか では、今次 こんじ 枠組 わくぐ みの特徴 とくちょう を説明 せつめい する。
まず、この枠組 わくぐ みには2050年 ねん に向 む けたビジョンと、2030年 ねん に向 む けたターゲットが含 ふく まれている。ターゲットは23個 こ で構成 こうせい され、それぞれに進捗 しんちょく (しんちょく)をモニタリング・評価 ひょうか するための指標 しひょう が設定 せってい される。特 とく に注目 ちゅうもく されたテーマが「30by30」だ。これは2030年 ねん までに陸 りく と海 うみ のそれぞれ30%以上 いじょう を保全 ほぜん することであり、三 みっ つ目 め のターゲットとして採択 さいたく された。
ほかにも、侵略 しんりゃく 的 てき 外来 がいらい 種 しゅ の導入 どうにゅう 率 りつ ・定着 ていちゃく 率 りつ を少 すく なくとも半減 はんげん (ターゲット6)や農薬 のうやく ・化学 かがく 物質 ぶっしつ によるリスクを少 すく なくとも半減 はんげん (ターゲット7)などがある。これらのように、定量 ていりょう 的 てき に示 しめ されたターゲットの数 かず が、愛知 あいち 目標 もくひょう から増 ふ えている点 てん も特徴 とくちょう だ。
また、資金 しきん に関 かん する議論 ぎろん が活発 かっぱつ 化 か した。生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の重要 じゅうよう 地域 ちいき はアフリカや南 みなみ アメリカなどに多 おお くあるものの、途上 とじょう 国 こく は保全 ほぜん のための資金 しきん や能力 のうりょく が足 た りない。そのため、今次 こんじ 枠組 わくぐ みでは2030年 ねん までに少 すく なくとも年間 ねんかん 2000億 おく 米 あめりか ドルの資金 しきん を用意 ようい することが定 さだ められた。国際 こくさい 的 てき な基金 ききん である「地球 ちきゅう 環境 かんきょう ファシリティ(GEF)」の中 なか に生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい に関 かん する新 あら たな基金 ききん を設立 せつりつ し、今後 こんご の資金 しきん 拡大 かくだい を狙 ねら う。
新 しん 枠組 わくぐ みはビジネス・金融 きんゆう 機関 きかん にも影響 えいきょう
さらに、新 しん 枠組 わくぐ みの特徴 とくちょう としてビジネスに関 かか わる内容 ないよう が深化 しんか した点 てん が挙 あ げられる。“companies”、 “business”、“private”、“finance”といった単語 たんご や、特定 とくてい の産業 さんぎょう が入 はい っているターゲットは、愛知 あいち 目標 もくひょう において三 みっ つであった一方 いっぽう 、今次 こんじ 枠組 わくぐ みでは四 よっ つに増 ふ えた。企業 きぎょう 活動 かつどう に関 かん する具体 ぐたい 的 てき なターゲット15「ビジネスによる影響 えいきょう 評価 ひょうか ・情報 じょうほう 公開 こうかい の促進 そくしん 」も採択 さいたく された。このターゲットでは具体 ぐたい 的 てき には、特 とく に多 た 国籍 こくせき 大 だい 企業 きぎょう や金融 きんゆう 機関 きかん に対 たい して、政府 せいふ が下記 かき の点 てん を促進 そくしん することを求 もと めている(大和総研 だいわそうけん による意訳 いやく )。
・サプライチェーン、バリューチェーン、ポートフォリオ上 じょう の生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい に関 かん するリスク・依存 いぞん 度 ど ・影響 えいきょう を定期 ていき 的 てき にモニタリングおよび評価 ひょうか し、透明 とうめい 性 せい をもって開示 かいじ する。
・消費 しょうひ 者 しゃ が持続 じぞく 可能 かのう な消費 しょうひ 生活 せいかつ を実践 じっせん するために必要 ひつよう な情報 じょうほう を提供 ていきょう する。
・(遺伝 いでん 資源 しげん の利用 りよう から生 しょう ずる)利益 りえき 配分 はいぶん などに関 かん する報告 ほうこく をする。
このターゲットが求 もと める具体 ぐたい 的 てき なアクションを把握 はあく するための指標 しひょう としては「生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい に関 かん するリスク・依存 いぞん 度 ど ・影響 えいきょう を報告 ほうこく している企業 きぎょう の数 かず 」「サスティナビリティレポートを発行 はっこう している企業 きぎょう の数 かず 」「エコロジカル・フットプリント」(環境 かんきょう に与 あた える影響 えいきょう を定量 ていりょう 化 か した指標 しひょう )などが現 げん 段階 だんかい で提案 ていあん されている。これらを踏 ふ まえると、企業 きぎょう の生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい に関 かん する情報 じょうほう 開示 かいじ ・報告 ほうこく がこれから特 とく に注目 ちゅうもく されそうだ。
生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の普及 ふきゅう 啓発 けいはつ が必要 ひつよう か
今次 こんじ 枠組 わくぐ みの採択 さいたく を受 う けて、日本 にっぽん 政府 せいふ は2023年 ねん 前半 ぜんはん に次期 じき 生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 国家 こっか 戦略 せんりゃく を策定 さくてい 予定 よてい だ。また、こうした動 うご きに対応 たいおう し、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい に関 かん する方針 ほうしん の策定 さくてい や、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の保全 ほぜん や活用 かつよう に資 し する取 と り組 く みを実施 じっし する企業 きぎょう も増加 ぞうか していくと考 かんが えられる。しかし、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい に対 たい する世間 せけん の理解 りかい ・関心 かんしん は低 ひく く、政府 せいふ が取 と り組 く みを進 すす めるうえで不可欠 ふかけつ な国民 こくみん の理解 りかい を得 え るのが困難 こんなん であることが、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 保全 ほぜん や活用 かつよう 推進 すいしん の障壁 しょうへき となるおそれがある。
Google Trends(Googleトレンド)を用 もち いて、「生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 」に対 たい する世間 せけん の関心 かんしん 度合 どあ いを探 さぐ ろう。世間 せけん の関心 かんしん が高 たか い環境 かんきょう 問題 もんだい である「気候 きこう 変動 へんどう 」(対象 たいしょう 期間 きかん のうちいずれかの検索 けんさく ワードの人気 にんき 度 ど が最 もっと も大 おお きい時 とき =100)と比較 ひかく したところ、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい への関心 かんしん は3分 ぶん の1程度 ていど だった。対象 たいしょう 期間 きかん は2022年 ねん 11月1日 にち ~12月 がつ 20日 はつか (枠組 わくぐ みの採択 さいたく が日本 にっぽん で報道 ほうどう された日 ひ )であり、この間 あいだ に気候 きこう 変動 へんどう のCOP27(国連 こくれん 気候 きこう 変動 へんどう 枠組 わくぐ み条約 じょうやく 第 だい 27回 かい 締約 ていやく 国 こく 会議 かいぎ )とCOP15が開催 かいさい されている。COP15期間 きかん 中 ちゅう も生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい への関心 かんしん が高 たか まったとは言 い い難 がた い。
生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の検索 けんさく 動向 どうこう を長期 ちょうき 時 じ 系列 けいれつ で確認 かくにん すると、COP10を日本 にっぽん で開催 かいさい したこともあり愛知 あいち 目標 もくひょう 採択 さいたく 周辺 しゅうへん (2010年 ねん ごろ)が最 もっと も盛 も り上 あ がり、その後 ご は低空 ていくう 飛行 ひこう を続 つづ けている。生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい は気候 きこう 変動 へんどう の次 つぎ に注目 ちゅうもく されるテーマと言 い われているものの、足元 あしもと での世間 せけん の関心 かんしん はいまだ低 ひく いとみられる。今後 こんご 、生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい の保全 ほぜん や活用 かつよう のために求 もと められる具体 ぐたい 的 てき なアクションを含 ふく む、普及 ふきゅう 啓発 けいはつ が求 もと められよう。
「生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい 」「気候 きこう 変動 へんどう 」の検索 けんさく トレンド(2022年 ねん )
(注 ちゅう )シャドーはCOP開催 かいさい 期間 きかん 。青 あお はCOP27(気候 きこう 変動 へんどう )、緑 みどり はCOP15(生物 せいぶつ 多様 たよう 性 せい )。太線 ふとせん は7日 にち 移動 いどう 平均 へいきん 。
(出所 しゅっしょ )Google Trendsより大和総研 だいわそうけん 作成 さくせい
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