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獨協大学ハラスメント対策等に関するガイドライン|獨協大学
獨協大どっきょうだいがくハラスメント対策たいさくとうかんするガイドライン

獨協大どっきょうだいがくハラスメント対策たいさくとうかんするガイドライン

2024ねん4がつ1にち施行しこう

1.ハラスメント防止ぼうしかんする基本きほんポリシー

獨協大どっきょうだいがくは、日本国にっぽんこく憲法けんぽう昭和しょうわ21ねん憲法けんぽう)、教育きょういく基本きほんほう平成へいせい18ねん法律ほうりつだい120ごう)、労働ろうどう施策しさく総合そうごうてき推進すいしんならびに労働ろうどうしゃ雇用こよう安定あんていおよ職業しょくぎょう生活せいかつ充実じゅうじつとうかんする法律ほうりつ昭和しょうわ41ねん法律ほうりつだい132ごう)、雇用こよう分野ぶんやにおける男女だんじょ均等きんとう機会きかいおよ待遇たいぐう確保かくほとうかんする法律ほうりつ昭和しょうわ47ねん法律ほうりつだい113ごうならびに育児いくじ休業きゅうぎょう介護かいご休業きゅうぎょうとう育児いくじまた家族かぞく介護かいごおこな労働ろうどうしゃ福祉ふくしかんする法律ほうりつ平成へいせいねん法律ほうりつだい76ごう)がかかげる基本きほんてき人権じんけん尊重そんちょうほうした平等びょうどう精神せいしんのっとり、個人こじん性別せいべつ性的せいてき指向しこうせい自認じにん社会しゃかいてき身分みぶん人種じんしゅ国籍こくせき信条しんじょう年齢ねんれい職業しょくぎょう病歴びょうれきさわがい、身体しんたいてき特徴とくちょうそのあらゆる属性ぞくせい尊厳そんげんまた人格じんかくかかわる事項じこうかんする言動げんどうであって、かつ、相手あいてがわはんする不適切ふてきせつ社会しゃかい通念つうねんじょう相当そうとう範囲はんいえた発言はつげんその行為こういおこなうことによって他者たしゃ学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうしくは就業しゅうぎょう環境かんきょうがいし、また他者たしゃ身体しんたいてきしくは精神せいしんてき苦痛くつうあたえる行為こうい以下いか「ハラスメント」といいます。)について、本学ほんがく教職員きょうしょくいんおよ学生がくせいがとるべき行動こうどうを「ハラスメント防止ぼうしかんする行動こうどう規範きはん」によって規定きていいたしました。

 このガイドラインは、「ハラスメント防止ぼうしとうかんする規程きていだいじょう規定きていもとづき、本学ほんがく教職員きょうしょくいんおよ学生がくせいがとるべき行動こうどう基準きじゅん共有きょうゆうすることによりハラスメントを予防よぼうするとともに、ハラスメントが発生はっせいした場合ばあい措置そちについても共有きょうゆうすることを目的もくてきとして、ハラスメントの定義ていぎ、ハラスメント対策たいさく委員いいんかい、ハラスメント防止ぼうしのための研修けんしゅうおよ啓発けいはつ活動かつどう事案じあん発生はっせいした場合ばあい手続てつづき、ハラスメントにかんする相談そうだん窓口まどぐちかく項目こうもく本学ほんがく教職員きょうしょくいん学生がくせいその本学ほんがく関係かんけいしゃ周知しゅうちいたします。

2.ハラスメントの定義ていぎ

(1)パワーハラスメント

 パワーハラスメントとは、大学だいがく構内こうないがいわず、優越ゆうえつてき関係かんけい背景はいけいとした言動げんどうであって、学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうまた業務ぎょうむ以下いか業務ぎょうむとう」といいます。)をおこなううえで必要ひつようかつ相当そうとう範囲はんいえたものにより、本学ほんがく教職員きょうしょくいん学生がくせいその関係かんけいしゃ以下いか教職員きょうしょくいん学生がくせいとう」といいます。)の学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう環境かんきょうがいされるものをいいます。

 「優越ゆうえつてき関係かんけい背景はいけいとした」とは、本学ほんがくにおいて業務ぎょうむとうおこなうにたり、当該とうがい言動げんどうける教職員きょうしょくいん学生がくせいとう当該とうがい言動げんどう行為こういしゃとされるものたいして抵抗ていこうまた拒絶きょぜつすることができない蓋然性がいぜんせいたか関係かんけい背景はいけいとしておこなわれるものをします。

たとえば、職務しょくむじょう地位ちい上位じょういものによる言動げんどう同僚どうりょうまた職務しょくむ上地じょうち下位かいものによる言動げんどうで、当該とうがい言動げんどうおこなうものが業務ぎょうむとうおこなううえで必要ひつよう知識ちしき豊富ほうふ経験けいけんゆうしており、当該とうがいしゃ協力きょうりょくなければ業務ぎょうむとう円滑えんかつ遂行すいこうおこなうことが困難こんなんであるもの、同僚どうりょうまた地位ちい下位かいものからの集団しゅうだんによる行為こういで、これを抵抗ていこうまた拒絶きょぜつすることが困難こんなんであるものをします。

 「学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうまた業務ぎょうむおこなううえで必要ひつようかつ相当そうとう範囲はんいえた」言動げんどうとは、社会しゃかい通念つうねんじょうらし、当該とうがい言動げんどうあきらかに本学ほんがく業務ぎょうむとうおこなううえで必要ひつようせいがない、またはその態様たいよう相当そうとうでないものをします。

たとえば、業務ぎょうむとう遂行すいこうするための手段しゅだんとして適当てきとう言動げんどう当該とうがい行為こうい回数かいすう行為こういしゃ数等すうとう、その態様たいよう手段しゅだん社会しゃかい通念つうねんじょうらして許容きょようされる範囲はんいえる言動げんどうします。この判断はんだんには、当該とうがい言動げんどう目的もくてき当該とうがい言動げんどうけた教職員きょうしょくいん学生がくせいとう問題もんだい行動こうどう有無うむ内容ないよう程度ていどふく当該とうがい言動げんどうおこなわれた経緯けいい状況じょうきょう当該とうがい言動げんどう態様たいよう頻度ひんど継続けいぞくせいとうさまざまな要素ようそ総合そうごうてき判断はんだんされます。

 「本学ほんがく教職員きょうしょくいん学生がくせいその関係かんけいしゃ学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう環境かんきょうがいされる」とは、当該とうがい言動げんどうにより教職員きょうしょくいん学生がくせいとう身体しんたいてきまた精神せいしんてき苦痛くつうあたえられ、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう環境かんきょう不快ふかいなものとなったため、能力のうりょく発揮はっき重大じゅうだい悪影響あくえいきょうしょうじるとう当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとう業務ぎょうむとうおこなううえで看過かんかできない程度ていど支障ししょうしょうじることをします。この判断はんだんには、「平均へいきんてき教職員きょうしょくいん学生がくせいとうかんかた」が基準きじゅんとなります。

 パワーハラスメントの代表だいひょうてき類型るいけいつぎのとおりです。

  1. 身体しんたいてき攻撃こうげき暴行ぼうこう傷害しょうがい
    該当がいとうするとかんがえられるれいとして、殴打おうだ足蹴あしげりをおこなうこと、相手あいてものげつけることがげられます。
    該当がいとうしないとかんがえられるれいとして、あやまってぶつかることがげられます。
  2. 精神せいしんてき攻撃こうげき脅迫きょうはく名誉めいよ棄損きそん侮辱ぶじょく、ひどい暴言ぼうげん
    該当がいとうするとかんがえられるれいとして、相手あいて性的せいてき指向しこうせい自認じにんかんする侮辱ぶじょくてき言動げんどうおこなうなど人格じんかく否定ひていするような言動げんどうおこなうこと、業務ぎょうむとう遂行すいこうかんする必要ひつよう以上いじょう長時間ちょうじかんにわたるきびしい叱責しっせきかえおこなうこと、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう面前めんぜんにおける大声おおごえでの威圧いあつてき叱責しっせきかえおこなうこと、相手あいて能力のうりょく否定ひていし、罵倒ばとうするような内容ないよう電子でんしメールとうを、当該とうがい相手あいてふく複数ふくすう教職員きょうしょくいん学生がくせいとうてに送信そうしんすることがげられます。
    該当がいとうしないとかんがえられるれいとして、遅刻ちこくなど社会しゃかいてきルールをいた言動げんどうられ、再三さいさん注意ちゅういしてもそれが改善かいぜんされない教職員きょうしょくいん学生がくせいとうたいして一定いってい程度ていどつよ注意ちゅういすること、本学ほんがく業務ぎょうむとう内容ないよう性質せいしつとうらして重大じゅうだい問題もんだい行動こうどうおこなった教職員きょうしょくいん学生がくせいとうたいして、一定いってい程度ていどつよ注意ちゅういすることがげられます。
  3. 人間にんげん関係かんけいからのはなし(隔離かくり仲間なかまはずし、無視むし
    該当がいとうするとかんがえらえるれいとして、自身じしん沿わない教職員きょうしょくいん学生がくせいとうたいして、業務ぎょうむとうからはずし、長期間ちょうきかんにわたり、別室べっしつ隔離かくりしたり、自宅じたく研修けんしゅうをさせたりすること、一人ひとり教職員きょうしょくいん学生がくせいとうたいして同僚どうりょう集団しゅうだん無視むしをし、本学ほんがく構内こうないがい孤立こりつさせることがげられます。
    該当がいとうしないとかんがえられるれいとして、新規しんき採用さいようした教職員きょうしょくいん新入生しんにゅうせいとう本学ほんがく学生がくせい同好どうこうかい愛好あいこうかい講義こうぎ、ゼミナールに新規しんき入部にゅうぶ受講じゅこうしたものふくみます。以下いか同様どうようとします。)を育成いくせいするために短期間たんきかん集中しゅうちゅうてき別室べっしつ研修けんしゅうとう教育きょういく実施じっしすること、獨協大どっきょうだいがく学則がくそくまた獨協大どっきょうだいがく懲戒ちょうかい規程きていもとづき処分しょぶんけた教職員きょうしょくいん学生がくせいとうたいし、通常つうじょう業務ぎょうむとう復帰ふっきさせるために、そのまえに、一時いちじてき別室べっしつ必要ひつよう研修けんしゅうけさせることがげられます。
  4. 過大かだい要求ようきゅう業務ぎょうむとうおこなううえであきらかに不要ふようなことや遂行すいこう不可能ふかのうなことの強制きょうせいまた業務ぎょうむとう妨害ぼうがい
    該当がいとうするとかんがえられるれいとして、長期間ちょうきかんにわたる、肉体にくたいてき苦痛くつうともな過酷かこく環境かんきょうでの業務ぎょうむとう直接ちょくせつ関係かんけいのない作業さぎょうめいずること、新卒しんそつ採用さいようしゃ新入生しんにゅうせいたいし、必要ひつよう教育きょういくおこなわないまま到底とうてい対応たいおうできないレベルの目標もくひょうし、達成たっせいできなかったことにたいしてきびしく叱責しっせきすること、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう業務ぎょうむとうとは関係かんけいのない私的してき雑用ざつよう処理しょり強制きょうせいてきおこなわせることがげられます。
    該当がいとうしないとかんがえられるれいとして、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう育成いくせいするために現状げんじょうよりもすこたかいレベルの業務ぎょうむとうまかせること、業務ぎょうむとう繁忙はんぼうに、業務ぎょうむとう必要ひつようせいから、当該とうがい業務ぎょうむとう担当たんとうしゃ通常つうじょうよりも一定いってい程度ていどおお業務ぎょうむとう処理しょりまかせることがげられます。
  5. 過少かしょう要求ようきゅう業務ぎょうむとうおこなううえで合理ごうりせいなく能力のうりょく経験けいけんとかけはなれた程度ていどひく業務ぎょうむとうめいじることや業務ぎょうむとうあたえないこと)
    該当がいとうするとかんがえられるれいとして、管理かんりしょくである教職員きょうしょくいん幹部かんぶである学生がくせい退職たいしょくまた退すささせるため、だれでも遂行すいこう可能かのう業務ぎょうむとうおこなわせること、にいらない教職員きょうしょくいん学生がくせいとうたいしていやがらせのために業務ぎょうむとうあたえないことがげられます。
    該当がいとうしないとかんがえられるれいとして、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう能力のうりょくおうじて、一定いってい程度ていど業務ぎょうむとう内容ないよう業務ぎょうむとうりょう軽減けいげんすることがげられます。
  6. 侵害しんがい私的してきなことに過度かどること)
    該当がいとうするとかんがえられるれいとして、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう本学ほんがく構外こうがいでも継続けいぞくてき監視かんししたり、私物しぶつ写真しゃしん撮影さつえいをしたりすること、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう性的せいてき指向しこうせい自認じにん病歴びょうれきさわがい、にん治療ちりょうとう機微きび個人こじん情報じょうほうについて、当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとう了解りょうかいずに教職員きょうしょくいん学生がくせいとう暴露ばくろすることがげられます。
    該当がいとうしないとかんがえらえるれいとして、教職員きょうしょくいん学生がくせいとうへの配慮はいりょ目的もくてきとして、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう家族かぞく状況じょうきょうとうについてヒアリングをおこなうこと、教職員きょうしょくいん学生がくせいとう了解りょうかいて、当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとう性的せいてき指向しこうせい自認じにん病歴びょうれきさわがい、にん治療ちりょうとう機微きび個人こじん情報じょうほうについて、必要ひつよう範囲はんい担当たんとうする部局ぶきょく担当たんとうしゃ伝達でんたつし、配慮はいりょうながすことがげられます。

(2)アカデミックハラスメント

 アカデミックハラスメントとは、広義こうぎではパワーハラスメントのなかはいりますが、とく大学だいがく構内こうないがいわず、優越ゆうえつてき関係かんけい背景はいけいとした言動げんどうであって、学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅうおこなううえで必要ひつようかつ相当そうとう範囲はんいえたものにより、本学ほんがく教職員きょうしょくいんおよ学生がくせい学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅう環境かんきょうがいされるものをいいます。

 「優越ゆうえつてき関係かんけい背景はいけいとした」とは、本学ほんがくにおいて学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅうおこなうにたり、当該とうがい言動げんどうける教職員きょうしょくいんおよ学生がくせい当該とうがい言動げんどう行為こういしゃとされるものたいして抵抗ていこうまた拒絶きょぜつすることができない蓋然性がいぜんせいたか関係かんけい背景はいけいとしておこなわれるものをします。

たとえば、指導しどう教員きょういんによる言動げんどう同僚どうりょう教員きょういんまた学生がくせいによる言動げんどうで、当該とうがい言動げんどうおこなうものが学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅうおこなううえで必要ひつよう知識ちしき豊富ほうふ経験けいけんゆうしており、当該とうがいしゃ協力きょうりょくなければ学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅう円滑えんかつ遂行すいこうおこなうことが困難こんなんであるもの、同僚どうりょう教員きょういんまた学生がくせいからの集団しゅうだんによる行為こういで、これを抵抗ていこうまた拒絶きょぜつすることが困難こんなんであるものをします。

 「学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅうおこなううえで必要ひつようかつ相当そうとう範囲はんいえた」言動げんどうとは、社会しゃかい通念つうねんじょうらし、当該とうがい言動げんどうあきらかに本学ほんがく学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅうおこなううえで必要ひつようせいがない、またはその態様たいよう相当そうとうでないものをします。

たとえば、本学ほんがく学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅうおこなううえであきらかに必要ひつようせいのない言動げんどう学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅう目的もくてきおおきく逸脱いつだつした言動げんどう学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅう遂行すいこうするための手段しゅだんとして適当てきとう言動げんどう当該とうがい行為こうい回数かいすう行為こういしゃ数等すうとう、その態様たいよう手段しゅだん社会しゃかい通念つうねんじょうらして許容きょようされる範囲はんいえる言動げんどうします。この判断はんだんには、当該とうがい言動げんどう目的もくてき当該とうがい言動げんどうけた教職員きょうしょくいんおよ学生がくせい問題もんだい行動こうどう有無うむ内容ないよう程度ていどふく当該とうがい言動げんどうおこなわれた経緯けいい状況じょうきょう当該とうがい言動げんどう態様たいよう頻度ひんど継続けいぞくせいとうさまざまな要素ようそ総合そうごうてき判断はんだんされます。

 「本学ほんがく教職員きょうしょくいんおよ学生がくせい学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅう環境かんきょうがいされる」とは、当該とうがい言動げんどうにより教職員きょうしょくいんおよ学生がくせい身体しんたいてきまた精神せいしんてき苦痛くつうあたえられ、教職員きょうしょくいんおよ学生がくせい学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅう環境かんきょう不快ふかいなものとなったため、能力のうりょく発揮はっき重大じゅうだい悪影響あくえいきょうしょうじるとう当該とうがい教職員きょうしょくいんおよ学生がくせい学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅうおこなううえで看過かんかできない程度ていど支障ししょうしょうじることをします。この判断はんだんには、「平均へいきんてき教職員きょうしょくいんおよ学生がくせいかんかた」が基準きじゅんとなります。

 アカデミックハラスメントの代表だいひょうてき類型るいけいはパワーハラスメントのそれに準拠じゅんきょします。対象たいしょうとなる行為こういは、学修がくしゅう教育きょういくまた研究けんきゅう活動かつどうちゅうおこなわれるものとなります。

(3)セクシュアルハラスメント

 セクシュアルハラスメントとは、大学だいがく構内こうないがいわず、学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうまた業務ぎょうむ以下いか業務ぎょうむとう」といいます。)ちゅうおこなわれる性的せいてき言動げんどうたいする本学ほんがく教職員きょうしょくいん学生がくせいとう対応たいおうにより当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとうがその業務ぎょうむとうおこなううえで不利益ふりえきけるもの(以下いか対価たいかがたセクシュアルハラスメント」といいます。)と、当該とうがい性的せいてき言動げんどうにより教職員きょうしょくいん学生がくせいとう学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう環境かんきょうがいされるもの(以下いか環境かんきょうがたセクシュアルハラスメント」といいます。)をいいます。セクシュアルハラスメントには、同性どうせいたいするものもふくまれます。被害ひがいけたもの性的せいてき指向しこうまたせい自認じにんにかかわらないセクシャルハラスメントも対象たいしょうとなります。

 「性的せいてき言動げんどう」とは、性的せいてき内容ないよう発言はつげんおよ性的せいてき行動こうどうし、この「性的せいてき内容ないよう発言はつげん」には、性的せいてき事実じじつ関係かんけいたずねること、性的せいてき内容ないよう情報じょうほう意図いとてき流布るふすることとうが、「性的せいてき行動こうどう」には、性的せいてき関係かんけい強要きょうようすること、必要ひつようなく身体しんたいさわること、わいせつな図画ずが配布はいふすることとうが、それぞれふくまれます。当該とうがい言動げんどうおこなものには、教職員きょうしょくいん雇用こようするもの役員やくいんふくみます。)、学生がくせいとう入学にゅうがく卒業そつぎょう単位たんい付与ふよとう身分みぶんかんする権限けんげんゆうするもの上司じょうし同僚どうりょうかぎらず、取引とりひきさきとうほか事業じぎょうぬし雇用こようする職員しょくいん保証人ほしょうにんまた家族かぞくとうもなります。

 セクシュアルハラスメントのおもれいつぎのとおりです。

  1. 対価たいかがたセクシュアルハラスメント
    1. 大学だいがく構内こうないにおいて職務しょくむ上地じょうち上位じょういものが、教職員きょうしょくいん学生がくせいとうたいして性的せいてき関係かんけい要求ようきゅうしたが、拒否きょひされたため、当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとう業務ぎょうむとう機会きかいうばうこと。
    2. 大学だいがく構外こうがい車中しゃちゅうにおいて職務しょくむ上地じょうち上位じょういものが、教職員きょうしょくいん学生がくせいとうこしむねとうさわったが、抵抗ていこうされたため、当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとうについて不利益ふりえき学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう環境かんきょう提供ていきょうすること。
    3. 大学だいがく構内こうないにおいて職務しょくむ上地じょうち上位じょういものごろから教職員きょうしょくいん学生がくせいとうかか性的せいてき事柄ことがらについて公然こうぜん発言はつげんしていたが、抗議こうぎされたため、当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとう不利益ふりえきあつかいをすること。
  2. 環境かんきょうがたセクシュアルハラスメント
    1. 大学だいがく構内こうないにおいて職務しょくむ上地じょうち上位じょういものが、教職員きょうしょくいん学生がくせいとうこしむねとう度々どどさわったため、当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとう苦痛くつうかんじて業務ぎょうむとう遂行すいこうする意欲いよく低下ていかしていること。
    2. 同僚どうりょう大学だいがく構外こうがいにおいて教職員きょうしょくいん学生がくせいとうかか性的せいてき内容ないよう情報じょうほう意図いとてきかつ継続けいぞくてき流布るふしたため、当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとう苦痛くつうかんじて業務ぎょうむとうにつかないこと。
    3. 教職員きょうしょくいん学生がくせいとう抗議こうぎしているにもかかわらず、大学だいがく構内こうないにヌードポスターを掲示けいじしているため、当該とうがい教職員きょうしょくいん学生がくせいとう苦痛くつうかんじて業務ぎょうむとう専念せんねんできないこと。

(4)マタニティーハラスメント

 マタニティーハラスメントとは、職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの同僚どうりょうからおこなわれる言動げんどうで、女性じょせい教職員きょうしょくいん労働ろうどう基準きじゅんほう昭和しょうわ22ねん法律ほうりつだい49ごうだい65じょうだいこう規定きていによる休業きゅうぎょうその妊娠にんしんまた出産しゅっさんかんする制度せいどまた措置そち利用りようかんする言動げんどうにより教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう環境かんきょうがいされるもの(以下いか制度せいどとう利用りようへのいやがらせがた」といいます。)、女性じょせい教職員きょうしょくいん妊娠にんしんしたこと、出産しゅっさんしたことその妊娠にんしんまた出産しゅっさんかんする言動げんどうにより教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう環境かんきょうがいされるもの(以下いか状態じょうたいへのいやがらせがた」といいます。)をいいます。ただし、業務ぎょうむとう分担ぶんたん安全あんぜん配慮はいりょとう観点かんてんから、客観きゃっかんてきにみて、業務ぎょうむとうおこなううえで必要ひつようせいがあるとみとめられる言動げんどうによるものについては、マタニティーハラスメントには該当がいとうしません。

 マタニティーハラスメントのおもれいつぎのとおりです。

  1. 制度せいどとう利用りようへのいやがらせがた
    1. 対象たいしょうとなる制度せいど以下いか①において「制度せいどとう」といいます。)
      • 妊娠にんしんちゅうおよ出産しゅっさん健康けんこう管理かんりかんする措置そち母性ぼせい健康けんこう管理かんり措置そち
      • 産前さんぜん休業きゅうぎょう
      • 軽易けいい業務ぎょうむとうへの転換てんかん
      • 変形へんけい労働ろうどう時間じかんせいがとられる場合ばあいにおける法定ほうてい労働ろうどう時間じかんえる労働ろうどう時間じかん制限せいげん時間じかんがい労働ろうどうおよ休日きゅうじつ労働ろうどう制限せいげんならびに深夜しんやぎょう制限せいげん
      • 育児いくじ時間じかん
    2. 典型てんけいてきれい
      解雇かいこその不利益ふりえき取扱とりあつかいを示唆しさするものとして、つぎれいげられます。
      女性じょせい教職員きょうしょくいんが、制度せいどとう利用りよう請求せいきゅうとう措置そちもとめ、請求せいきゅうまたさるをいいます。以下いか同様どうようとします。)をしたいむね職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの相談そうだんしたこと、制度せいどとう利用りよう請求せいきゅうとうをしたこと、また制度せいどとう利用りようをしたことにより、職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんたいし、解雇かいこその不利益ふりえき取扱とりあつかいを示唆しさすること。
      制度せいどとう利用りよう請求せいきゅうとうまた制度せいどとう利用りよう阻害そがいするものとしてつぎれいげられます。
      女性じょせい教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りよう請求せいきゅうとうをしたいむね職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの相談そうだんしたところ、職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんたいし、当該とうがい請求せいきゅうとうをしないようにうこと。
      女性じょせい教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りよう請求せいきゅうとうをしたところ、職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんたいし、当該とうがい請求せいきゅうとうげるよううこと。
      女性じょせい教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りよう請求せいきゅうとうをしたいむね同僚どうりょうつたえたところ、同僚どうりょう当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんたいし、かえまた継続けいぞくてき当該とうがい請求せいきゅうとうをしないよううこと(当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんがそのはんすることを当該とうがい同僚どうりょう明示めいじしているにもかかわらず、さらうことをふくみます。)。
      女性じょせい教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りよう請求せいきゅうとうをしたところ、同僚どうりょう当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんたいし、かえまた継続けいぞくてき当該とうがい請求せいきゅうとうげるよういうこと(当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんがそのはんすることを当該とうがい同僚どうりょう明示めいじしているにもかかわらず、さらうことをふくみます。)。
      制度せいどとう利用りようをしたことによりいやがらせとうをするものとして、つぎれいげられます。
      女性じょせい教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りようをしたことにより、職務しょくむ上地じょうち上位じょういものまた同僚どうりょう当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんたいし、かえまた継続けいぞくてきいやがらせとういやがらせてき言動げんどう業務ぎょうむとう従事じゅうじさせないことまたもっぱ雑務ざつむ従事じゅうじさせることをいいます。)をすること(当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんがそのはんすることを当該とうがい同僚どうりょう明示めいじしているにもかかわらず、さらうことをふくみます。)。
  2. 状態じょうたいへのいやがらせがた
    1. 対象たいしょうとなる事由じゆう以下いか②において「妊娠にんしんとうをしたこと」といいます。)
      • 妊娠にんしんしたこと
      • 出産しゅっさんしたこと
      • 産後さんご教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう制限せいげん規定きていにより教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょうできず、また産後さんご休業きゅうぎょうをしたこと
      • 妊娠にんしんまた出産しゅっさん起因きいんする症状しょうじょうにより業務ぎょうむとうができないことしくはできなかったことまた業務ぎょうむとう能率のうりつ低下ていかしたこと。なお、「妊娠にんしんまた出産しゅっさん起因きいんする症状しょうじょう」とは、つわり、妊娠にんしん悪阻つわり切迫せっぱく流産りゅうざん出産しゅっさん回復かいふく不全ふぜんとう妊娠にんしんまた出産しゅっさんをしたことに起因きいんして妊産婦にんさんぷしょうじる症状しょうじょうをいいます。
    2. 典型てんけいてきれい
      女性じょせい教職員きょうしょくいん妊娠にんしんとうをしたことにより、職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんたいし、解雇かいこその不利益ふりえき取扱とりあつかいを示唆しさすること。
      女性じょせい教職員きょうしょくいん妊娠にんしんとうしたことにより、職務しょくむ上地じょうち上位じょういものまた同僚どうりょう当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんたいし、かえまた継続けいぞくてきいやがらせとうをすること(当該とうがい女性じょせい教職員きょうしょくいんがそのはんすることを当該とうがい同僚どうりょう明示めいじしているにもかかわらず、さらうことをふくみます。)。

(5)育児いくじ休業きゅうぎょうとうかんするハラスメント

育児いくじ休業きゅうぎょうとうかんするハラスメントとは、職務しょくむ上地じょうち上位じょういものまた同僚どうりょうからおこなわれる、教職員きょうしょくいんたいする法令ほうれいおよしょ規程きていさだめられた育児いくじ休業きゅうぎょう介護かいご休業きゅうぎょう、その育児いくじ休業きゅうぎょう介護かいご休業きゅうぎょうとう制度せいどまた措置そち利用りようかんする言動げんどうにより教育きょういく研究けんきゅうまた就業しゅうぎょう環境かんきょうがいされるものをいいます。ただし、業務ぎょうむとう分担ぶんたん安全あんぜん配慮はいりょとう観点かんてんから、客観きゃっかんてきにみて、業務ぎょうむとうおこなううえで必要ひつようせいがあるとみとめられる言動げんどうによるものについては、育児いくじ休業きゅうぎょうとうかんするハラスメントには該当がいとうしません。

対象たいしょうとなる制度せいど以下いか(5)において「制度せいどとう」といいます。)

  • 育児いくじ休業きゅうぎょう
  • 介護かいご休業きゅうぎょう
  • 看護かんご休暇きゅうか
  • 介護かいご休暇きゅうか
  • 所定しょていがい労働ろうどう制限せいげん
  • 時間じかんがい労働ろうどう制限せいげん
  • 深夜しんやぎょう制限せいげん
  • 育児いくじのための所定しょてい労働ろうどう時間じかん短縮たんしゅく措置そち
  • 始業しぎょう時刻じこく変更へんこうとう措置そち
  • 介護かいごのための所定しょてい労働ろうどう時間じかん短縮たんしゅく措置そち

典型てんけいてきれい

制度せいどとう請求せいきゅうができる教職員きょうしょくいんが、制度せいどとう利用りよう申出もうしでとうをしたいむね職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの相談そうだんしたこと、制度せいどとう申出もうしでとうをしたことまた制度せいどとう利用りようをしたことにより、職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの当該とうがい教職員きょうしょくいんたいし、解雇かいこその不利益ふりえき取扱とりあつかいを示唆しさすること。
教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りよう申出もうしでとうをしたいむね職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの相談そうだんしたところ、職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの当該とうがい教職員きょうしょくいんたいし、当該とうがい申出もうしでとうをしないよううこと。
教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りよう申出もうしでとうをしたところ、職務しょくむ上地じょうち上位じょういもの当該とうがい教職員きょうしょくいんたいし、当該とうがい申出もうしでとうげるよううこと。
教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りよう申出もうしでとうをしたいむね同僚どうりょうつたえたところ、同僚どうりょう当該とうがい教職員きょうしょくいんたいし、かえまた継続けいぞくてき当該とうがい申出もうしでとうをしないよういうこと。(当該とうがい教職員きょうしょくいんがそのはんすることを当該とうがい同僚どうりょう明示めいじしているにもかかわらず、さらにいうことをふくみます。)。
教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りよう申出もうしでとうをしたところ、同僚どうりょう当該とうがい教職員きょうしょくいんたいし、かえまた継続けいぞくてき当該とうがい申出もうしでとう撤回てっかいまた取下とりさげをするよういうこと(当該とうがい教職員きょうしょくいんがそのはんすることを当該とうがい同僚どうりょう明示めいじしているにもかかわらず、さらにいうことをふくみます。)。
教職員きょうしょくいん制度せいどとう利用りようをしたことにより、職務しょくむ上地じょうち上位じょういものまた同僚どうりょう当該とうがい教職員きょうしょくいんたいし、かえまた継続けいぞくてきいやがらせとういやがらせてき言動げんどう業務ぎょうむとう従事じゅうじさせないことまたもっぱ雑務ざつむ従事じゅうじさせることをいいます。)をすること(当該とうがい教職員きょうしょくいんがそのはんすることを当該とうがい同僚どうりょう明示めいじしているにもかかわらず、さらにいうことをふくみます。)。

(6)そののハラスメント

 たとえ(1)から(5)までにかかげるハラスメントの類型るいけい該当がいとうしていなくても、個人こじん性別せいべつ性的せいてき指向しこうせい自認じにん社会しゃかいてき身分みぶん人種じんしゅ国籍こくせき信条しんじょう年齢ねんれい職業しょくぎょう病歴びょうれきさわがい、身体しんたいてき特徴とくちょうそのあらゆる属性ぞくせい尊厳そんげんまた人格じんかくかかわる事項じこうかんする言動げんどうであって、かつ、相手あいてがわはんする不適切ふてきせつ発言はつげんその行為こういおこなうことによって、他者たしゃ学修がくしゅう教育きょういく研究けんきゅうしくは就業しゅうぎょう環境かんきょうがいし、また他者たしゃ身体しんたいてきしくは精神せいしんてき苦痛くつうあたえる行為こういおこなった場合ばあいには、ハラスメントに該当がいとうします。

3.このガイドラインの適用てきよう範囲はんいおよ対象たいしょう

このガイドラインの適用てきよう範囲はんいおよ対象たいしょうは、つぎのとおりです。

  1. 本学ほんがく在籍ざいせきする学生がくせい科目かもくとう履修りしゅうせい聴講生ちょうこうせい特別とくべつ聴講生ちょうこうせい特別とくべつ聴講ちょうこう学生がくせい研究生けんきゅうせい委託いたく研修生けんしゅうせい外国がいこくじん留学生りゅうがくせいおよびオープンカレッジ受講じゅこうせい(ハラスメントを在籍ざいせきちゅうけたものをふくみます。)
  2. 専任せんにん教員きょういん専任せんにん職員しょくいん非常勤ひじょうきん講師こうし臨時りんじ職員しょくいん嘱託しょくたく職員しょくいんその本学ほんがく雇用こようされている
  3. もの(ハラスメントを在職ざいしょくちゅうけたものふくみます。)
  4. (1)(2)にかかげるもののぞ本学ほんがく関係かんけいしゃ派遣はけん職員しょくいん取引とりひき関係かんけいのあるほか事業じぎょうぬし雇用こようする職員しょくいん取引とりひき関係かんけいにある個人こじん事業じぎょうぬし本学ほんがくたいする就職しゅうしょく活動かつどうちゅう学生がくせいとう求職きゅうしょくしゃふくみます。)

また、これらのもの以下いかかかげる相談そうだんしゃ申立もうしたてしゃまた申立もうしたてしゃとなります。

  1. 相談そうだんしゃ 本人ほんにん被害ひがいけたかどうかにかかわらず、ハラスメントの被害ひがいについて相談そうだんをしようとするものまたげん相談そうだんをしたもの
  2. 申立もうしたてしゃ みずからがハラスメントの被害ひがいけたと主張しゅちょうして、救済きゅうさい申立もうしたてをおこなもの
  3. 申立もうしたてしゃ 申立もうしたてしゃによってハラスメントをおこなったともうてられたもの

 ただし、本学ほんがく関係かんけいしゃ申立もうしたてしゃ場合ばあいには、法令ほうれい本学ほんがく関係かんけいするしょ規程きていおよびこのガイドラインの内容ないよう申立もうしたてしゃおよ申立もうしたてしゃ所属しょぞくする機関きかんたい説明せつめいし、申立もうしたてしゃ所属しょぞくする機関きかんたいして、予防よぼう再発さいはつ防止ぼうし申立もうしたてしゃ処分しょぶんおこなうようつよもとめます。

4.ハラスメント対策たいさく委員いいんかい

本学ほんがくに、ハラスメント対策たいさく委員いいんかいき、つぎ事項じこうおこないます。

  1. ハラスメントの防止ぼうしかんする研修けんしゅう
  2. ハラスメントの防止ぼうしかんする啓発けいはつ
  3. 申立もうしたてにたいする解決かいけつけた
  4. そのハラスメントの防止ぼうし必要ひつよう事項じこう

 ハラスメント対策たいさく委員いいんかいは、ハラスメントについての救済きゅうさい申立もうしたてがあった場合ばあいは、つぎ事項じこうあつかいます。

  1. しょ規程きてい違反いはん確認かくにん
  2. 独立どくりつしたハラスメント案件あんけんかかわる調査ちょうさ分科ぶんかかい設置せっち可否かひおよ当該とうがい事実じじつ関係かんけい調査ちょうさ依頼いらい
  3. ハラスメントについての事実じじつ認定にんてい
  4. 申立もうしたてしゃ申立もうしたてしゃとの調停ちょうていあん作成さくせい
  5. 申立もうしたてしゃたいする救済きゅうさいあん作成さくせい
  6. 申立もうしたてしゃたいする改善かいぜん指導しどうあん作成さくせい
  7. 申立もうしたてしゃたいする処分しょぶんあん作成さくせい
  8. 再発さいはつ防止ぼうしさくあん作成さくせい
  9. 学長がくちょうへの報告ほうこくしょ作成さくせいおよ提出ていしゅつ

 ハラスメント対策たいさく委員いいんかい委員いいん構成こうせい公正こうせい中立ちゅうりつ担保たんぽできるようにしなくてはなりません。ハラスメント案件あんけんかかわる調査ちょうさ分科ぶんかかいへの調査ちょうさ可否かひ決定けってい、ハラスメントの事実じじつ認定にんていには、申立もうしたてしゃからの聴取ちょうしゅだけでなく、申立もうしたてしゃからの弁明べんめい機会きかい担保たんぽする必要ひつようがあります。ハラスメントが事実じじつであった場合ばあいには、申立もうしたてしゃたいする処分しょぶんとう原案げんあん作成さくせいすることになるため、プライバシーにも十分じゅうぶん配慮はいりょをする必要ひつようがあります。具体ぐたいてきなハラスメント対策たいさく委員いいんかい構成こうせい審議しんぎ方法ほうほう、プライバシーの保護ほごとう詳細しょうさいについては、しょ規程きてい整備せいびしホームページで周知しゅうちはかります。

5.ハラスメント防止ぼうしのための研修けんしゅうおよ啓発けいはつ活動かつどう

本学ほんがく教職員きょうしょくいんは、ハラスメントの防止ぼうしかんする行動こうどう規範きはんにもあるとおり、個人こじん尊厳そんげんそこなうハラスメント行為こういゆるさず、これを発見はっけんした場合ばあいにはけっしてこれを放置ほうちせず相談そうだん窓口まどぐち相談そうだんするなど適切てきせつ対応たいおうおこない、健全けんぜん教育きょういく研究けんきゅう環境かんきょうおよ職場しょくば環境かんきょう維持いじつとめることがせられており、そのためにハラスメントにかんする学修がくしゅうつうじて、良心りょうしんみちびくべき理性りせい知性ちせいたかめることになっています。

 ハラスメント対策たいさく委員いいんかい任務にんむひとつとして、ハラスメント防止ぼうしかんする啓発けいはつ活動かつどう立案りつあん実行じっこうすることがあります。教職きょうしょくいんたいしてハラスメントにかんする正確せいかく情報じょうほう発信はっしんするとともに、新入生しんにゅうせい新規しんき採用さいようしゃたいする研修けんしゅう定期ていきてき教職員きょうしょくいん全員ぜんいんたいしても研修けんしゅうおこない、ハラスメントがけっしてこらないよう、つね最新さいしん情報じょうほう共有きょうゆうしていきます。

6.事案じあん発生はっせいした場合ばあい手続てつづき

6-1.事案じあん解決かいけつ手続てつづき

 ハラスメントの申立もうしたてがあった場合ばあいには、本学ほんがくにおける継続けいぞくてき人間にんげん関係かんけい維持いじおよ信頼しんらい関係かんけいさい構築こうちく目標もくひょうとします。目標もくひょう達成たっせいするために、申立もうしたてしゃおよ申立もうしたてしゃ合意ごうい調整ちょうせいとうおこないます。

申立もうしたてしゃおよ申立もうしたてしゃ合意ごういられず、調整ちょうせいとう不調ふちょうわった場合ばあいや、当該とうがい事案じあん重大じゅうだい規定きてい違反いはんである場合ばあいには、ハラスメント対策たいさく委員いいんかい所定しょてい手続てつづきて、事実じじつ認定にんていおこない、申立もうしたてしゃたいしては救済きゅうさい措置そち立案りつあんおよ実行じっこうをし、申立もうしたてしゃたいしては改善かいぜん指導しどう立案りつあんおよ実行じっこうおこなうとともに、処分しょぶんとう必要ひつよう場合ばあいには処分しょぶんとう原案げんあん作成さくせいし、学長がくちょうたいして報告ほうこくをすることとなります。

6-2.ハラスメントの申立もうしたおよ相談そうだんたいする不利益ふりえき取扱とりあつかいの禁止きんし

 ハラスメントの相談そうだんおよ申立もうしたてをおこなった相談そうだんしゃおよ申立もうしたてしゃたいして、いかなるもの脅迫きょうはく威圧いあつ報復ほうふくその不利益ふりえき取扱とりあつかいをすることがあってはなりません。ハラスメント対策たいさく委員いいん当該とうがい事案じあん解決かいけつするために協力きょうりょくしたものたいしても同様どうようです。本学ほんがくでは、就業しゅうぎょう規則きそくおよしょ規程きていにハラスメントの相談そうだんおよ申立もうしたてにたいする不利益ふりえき取扱とりあつかいの禁止きんしについて明確めいかく規定きていし、これに違反いはんするものたいしては、学内がくない手続てつづきによって懲戒ちょうかい対象たいしょうとなるだけでなく、法令ほうれいしたがって刑事けいじ事件じけんとして告発こくはつすることもかんがえられます。

6-3.秘密ひみつ厳守げんしゅ

 ハラスメントの相談そうだんおよ申立もうしたてをなされた場合ばあいには、当該とうがい事案じあんについてりうる立場たちばにあるすべてのものたいして守秘しゅひ義務ぎむせられます。申立もうしたてしゃ申立もうしたてしゃその関係かんけいしゃ同意どういがないかぎ関係かんけいしたものは、当該とうがいしゃ個人こじん情報じょうほう申立もうしたて内容ないよう相談そうだん内容ないようその事実じじつについて、正当せいとう理由りゆうなく口外こうがいすることはありません。

7.ハラスメントにかんする相談そうだん窓口まどぐち

本学ほんがくは、ハラスメントについての相談そうだんおうじ、和解わかい解決かいけつ処分しょぶん再発さいはつ防止ぼうしその適切てきせつ措置そちこうずるため、大学だいがくがいにハラスメント専用せんよう相談そうだん窓口まどぐちもうけます。

相談そうだんは、電話でんわとう適切てきせつ方法ほうほう申出もうしでてください。具体ぐたいてき相談そうだん窓口まどぐちおよ相談そうだんかんするくわしい方法ほうほうをホームページに公開こうかいいたします。

かく部局ぶきょくが、学生がくせい教職員きょうしょくいんその本学ほんがく関係かんけいしゃからハラスメントにかんする相談そうだんけたときには、原則げんそくとしてハラスメント対策たいさく委員いいんかい報告ほうこくし、当該とうがい部局ぶきょく委員いいんかい協力きょうりょくして適切てきせつ措置そちをとります。

学生がくせいまた教職員きょうしょくいん個人こじんてきにハラスメントにかんする相談そうだんけたときには、ハラスメント対策たいさく委員いいんかい問題もんだい解決かいけつできるむね当該とうがい学生がくせいまた教職員きょうしょくいんつたえるとともに、外部がいぶ相談そうだん窓口まどぐちについても紹介しょうかいするようつとめてください。

外部がいぶ相談そうだん受付うけつけ窓口まどぐち

どくきょう地域ちいきども法律ほうりつ事務所じむしょ
住所じゅうしょ 埼玉さいたまけん草加そうか松原まつばら1丁目ちょうめ1ばん10ごう
電話でんわ 080-5431-0970(受付うけつけ
受付うけつけ時間じかん つききん 9:30~15:30

附則ふそく(2024ねん内規ないきとうだい21ごう
このガイドラインは、2024ねん4がつ1にちから施行しこうする。