天体てんたいの運行うんこうは天動説てんどうせつからもからも説明せつめいできるので，生徒せいとにを実感じっかんして理解りかいさせるには，が天動説てんどうせつより優位ゆういであることを理解りかいさせる必要ひつようがある。しかし，天体てんたいの日にち周しゅう運動うんどうなどの観察かんさつ事実じじつは，天動説てんどうせつによる説明せつめいの方ほうが実感じっかんしやすい。生徒せいとの疑問ぎもんは，北きた天てんの星ほし々の回転かいてんが自転じてんの証拠しょうこであることにではなく，なぜ空そらの回転かいてんではないのかにある。個々ここの観察かんさつ事実じじつは多様たような説明せつめいが可能かのうなので，天動説てんどうせつかかの決定けっていには個々ここの観察かんさつ事実じじつとこれらを説明せつめいする個々ここの理論りろんとの関係かんけいよりは，これらの理論りろんどうしの関係かんけいの方ほうがはるかに重要じゅうようである。
本ほん研究けんきゅうでは，同おなじ事実じじつを天動説てんどうせつとの両方りょうほうで説明せつめいし，これら2 つの理論りろん体系たいけいをコンセプトマップ法ほうで表現ひょうげんすることで，天動説てんどうせつでは理論りろん間あいだの関係かんけいが希薄きはくであるのに対たいして，では理論りろんどうしが全体ぜんたいとして調和ちょうわ的てき関係かんけいを保たもつことから，の優位ゆうい性せいを認識にんしきさせることを目的もくてきとした。生徒せいとは「太陽たいようの日にち周しゅう運動うんどう」，「星座せいざの年とし周しゅう運動うんどう」，「季き節ぶしの変化へんか」へと学習がくしゅうが進すすむにつれて，天動説てんどうせつもも観察かんさつ事実じじつを説明せつめいできることを理解りかいしながら，理論りろん体系たいけいの全体ぜんたい的てき調和ちょうわ性せいから，に対たいするコミットメントを強つよめていく様子ようすが，運勢うんせいライン法ほうなどで確認かくにんされた。

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宇宙うちゅう時代じだいの天文てんもん教育きょういくを考かんがえる上うえで、現状げんじょうの理科りかにおける天文てんもん分野ぶんやの内容ないようで大おおきく変容へんようすると考かんがえられる項目こうもくとして、太陽系たいようけいの構造こうぞうに関かんする概念がいねんの扱あつかい方かたを挙あげることができる。宇宙うちゅう時代じだいの天文てんもん教育きょういくの視点してんで、太陽系たいようけいをどう扱あつかえば良よいか、軌道きどう運動うんどうの扱あつかい方かたを示唆しさするシミュレーション教材きょうざいの開発かいはつに取とり組くんでいる。現在げんざい時点じてんでの成果せいかの一いち例れいと構想こうそうを紹介しょうかいする。

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Having described the process from the Galileo's first acquaintance with the Copernican theory to his establishment of that theory, the author passes on to the Galileo's most decisive demonstration of the theory, and indicates that his scientific demonstration was founded on a grave erroneous theory of tide.
Galileo, being a great physicist and astronomer, developed the modern science in various branches ; mathematics, dynamics, astronomy etc. But as the establishment of Copernican theory by Galileo, which has been considered to be his most important contribution to the modern science, was founded on a wrong assumption, the process against Galileo by the Roman Catholic Church, which has been regarded as a typical model of the conflict between science and religion, may not be called exactly as a conflict between science and religion. It would be more proper to say that it was a conflict between an old view of the world and a new one.
The author maintains that the relations between science and the view of the world might be considered as the relations between productive forces and the productive relations which are described in the Marx' Preface to the “Critique of the political economy.” Science should be with, and be developed in, a view of the world, and the view corresponds to a certain degree of development of the science of that time. And when the view of the world became a barrier of the development of science, but not the conditions for it, the view would be replaced by another. The process against Galileo was the replacement of Aristotelian-Ptolemaic view by the Copernican.According to this opinion of the author, it may be not difficult to understand, why the Galileo's scientifically erroneous demonstration of Copernican theory has really been the most important contribution to the modern science by him.

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本ほん研究けんきゅうは，小学校しょうがっこう第だい6 学年がくねん「月つきの満みち欠かけ」の学習がくしゅうにおいて一般いっぱん的てきに使用しようされるワークシートの問とい 題だい点てんを明あきらかにすることを主おもな目的もくてきとした。その問題もんだい点てんとは，円えん環状かんじょうに地球ちきゅう‐月つき‐太陽たいようが配置はいちされたワークシートを用もちいることによって，月がつの形かたちを左右さゆう逆ぎゃくに記録きろくしてしまうという混乱こんらんが不可避ふかひ的てきに引ひき起おこされるということである。本ほん研究けんきゅうでは, 授業じゅぎょう実践じっせんを通とおしてこれらの混乱こんらんが実際じっさいに起おきてしまうことを実証じっしょうした。その結果けっか，約やく8 割わりの児童じどうがこの混乱こんらんを引ひき起おこしたことが明あきらかとなった。この混乱こんらんが生しょうじることが事前じぜんに予測よそくできれば，この学習がくしゅうの困難こんなんさを克服こくふくするための新あらたな手法しゅほうが見出みいだされるはずである。

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