雪印ゆきじるしメグミルク(株かぶ)の前身ぜんしんの一ひとつである雪印乳業ゆきじるしにゅうぎょう(株かぶ)の始はじまりは、1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）5月がつ、「有限ゆうげん責任せきにん 北海道ほっかいどう製せい酪販売はんばい組合くみあい」の設立せつりつにあります。
わが国くにはまだまだ、十分じゅうぶんな栄養えいようを摂とることが難むずかしい社会しゃかい環境かんきょうでした。
創業そうぎょう者しゃたちは、酪農らくのう乳業にゅうぎょうを通つうじて、「安定あんてい的てきで、豊ゆたかな食生活しょくせいかつを実現じつげんする」という、当時とうじの社会しゃかい課題かだい解決かいけつに向むけた想おもいを「健けん土ど健けん民みん」のことばに込こめ、出発しゅっぱつしました。
2025年ねん5月がつ、雪印ゆきじるしメグミルクグループは創業そうぎょう100周年しゅうねんを迎むかえます。
100年ねんたった今いま、食しょくによって社会しゃかいから認みとめられ、事業じぎょう活動かつどうを続つづけてきた雪印ゆきじるしメグミルクグループの酪農らくのう乳業にゅうぎょうを原点げんてんとして培つちかった知見ちけんや機能きのうは、日本にっぽん国内こくないや酪農らくのう乳業にゅうぎょうを超こえて価値かちを創造そうぞうし、社会しゃかい課題かだいを解決かいけつするチカラとなっています。
現在げんざい、わたしたちの「食しょく」を取とり巻まく環境かんきょうは大おおきく変化へんかしています。
世界せかい人口じんこうの増加ぞうかに伴ともない、今後こんご、食料しょくりょう需要じゅようの増加ぞうかが見込みこまれます。
一方いっぽう、供給きょうきゅうにおいては、近年きんねんの自然しぜん災害さいがいの増加ぞうかや紛争ふんそうにより、貿易ぼうえきバランスの大おおきな変動へんどうが生しょうじています。
また、環境かんきょう負荷ふかの低減ていげんや人権じんけんの尊重そんちょうなど、サステナビリティへの対応たいおうが強つよく求もとめられています。
今いま、当あたり前まえに手てにしている「食しょく」が、これからは当あたり前まえには続つづかないかもしれない。
こうした現状げんじょう認識にんしきを踏ふまえて、＜社会しゃかい課題かだい解決かいけつを目指めざす「健けん土ど健けん民みん」という創業そうぎょうの精神せいしんで、乳ちちで培つちかわれた私わたしたちの幅広はばひろい知ち⾒や機能きのう（ミルクバリューチェーン）によって、「食しょくの持続じぞく性せい」を実現じつげんする＞という「雪印ゆきじるしメグミルクグループの存在そんざい意義いぎ・志こころざし」を新あらたに掲かかげました。

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