バターとコレステロール
バターというと、コレステロールを気にされる方がいるようですね。たしかにコレステロールは血管の内壁に付着し、障害となることもあります。しかし、細胞、脳の神経繊維、脂肪を消化吸収する胆汁酸、性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどの材料として体に必要不可欠な成分です。そのためコレステロールは、食事で得られる量の何倍も毎日体内で作られています。仮に食事から摂りすぎたとしても、体内の分と調整されバランスが保たれます。バターはトーストに塗ったり、炒め用に利用したりしても1日あたりおよそ10g程度ですので、その分に含まれるコレステロールの量は20mgほど。あまり気にしすぎず、上手に利用して風味とおいしさをお楽しみください。