AIが製造せいぞう業ぎょうにもたらす無視むしできない影響えいきょう
―株式会社かぶしきがいしゃシナプスイノベーション（旧きゅう 株式会社かぶしきがいしゃFCS）
代表だいひょう取締役とりしまりやく　藤本ふじもと様さまご寄稿きこう記事きじ

今回こんかい、株式会社かぶしきがいしゃシナプスイノベーション様さま（※）との特別とくべつ交流こうりゅう企画きかくといたしまして、
同社どうしゃ　代表だいひょう取締役とりしまりやく・藤本ふじもと繁夫しげお様さまより、
「日本にっぽんの製造せいぞう業ぎょう」をテーマとした記事きじを寄稿きこういただきました。

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ある調査ちょうさによれば、2015年ねん現在げんざい、
日本にっぽん国内こくないには約やく3兆ちょう7千せん億おく円えんのAI（人工じんこう知能ちのう）市場いちばが存在そんざいしています。
さらに、この市場いちばは、5年ねん後ごには約やく6倍ばい、
15年ねん後ごには約やく22倍ばいにまで拡大かくだいすると試算しさんされているのです。

仮かりに、自社じしゃの年商ねんしょうが5年ねんで6倍ばい、15年ねん後ごに22倍ばいになるかどうかと考かんがえてみると、
いかに著いちじるしい成長せいちょうなのかが分わかるでしょう。

近年きんねん、AIの中なかでも特とくに注目ちゅうもくされているのが、「ディープラーニング（深層しんそう学習がくしゅう）」という新しん技術ぎじゅつです。

ディープラーニングの凄すごいところは、
AI自身じしんが、画像がぞうや音声おんせい、動画どうが等とうから、パターン（特徴とくちょう）を見みつけ出だし、
学習がくしゅうすることができるということです。

人間にんげんは、目めの前まえにいる人ひとが男性だんせいなのか女性じょせいなのか、一瞬いっしゅんにして判断はんだんします。
（このことを息子むすこに話はなしたら、マツコデラックスはどちらかわからないだろうと言いわれて言葉ことばに詰つまってしまいましたが……。）

しかし、機械きかいが同おなじことをするのは決けっして簡単かんたんなことではありません。
どうしても判断はんだんさせたいのであれば、
「腕うでの太ふとさが○cmを超こえていれば男おとこ」、「髪かみが○cm以上いじょうであれば女性じょせいである確かく率りつが高たかい」など、
ありとあらゆる基準きじゅんを1つずつ教おしえてやらなければなりません。

ところがディープラーニングの場合ばあい、男女だんじょの画像がぞうをあらかじめ大量たいりょうに読よみ込こませれば、
輪郭りんかくや髪かみ、肌はだの色いろなどのパターンを、AI自みずからが学習がくしゅうします。
そしてまるで人間にんげんのように、目め（カメラ）の前まえの人間にんげんの性別せいべつを判断はんだんするようになるのです。

小ちいさな子こどもが、多おおくの人ひとを目めにするうちに、
「こんな見みた目めなら男おとこの人ひと」「こんなふうなら女おんなの人ひと」と自みずからパターンを見みつけ出だし、
「ということはあの人ひとは男おとこだな」と判断はんだんできるまでに成長せいちょうするようなものです。

ディープラーニングによって、AIの活躍かつやくする領域りょういきは飛躍ひやく的てきに拡大かくだいします。

製造せいぞう業ぎょうの現場げんばには、異物いぶつ混入こんにゅうの判定はんてい、製品せいひんの見みた目め改善かいぜん（バリ取とり、ツヤ出だし等とう）、
部品ぶひん同士どうしの凹凸おうとつをぴたりと合あわせる最後さいごの仕上しあげなど、
人間にんげんのカンと経験けいけんが重要じゅうよう視しされる仕事しごとが多々たたあります。
この分野ぶんやにも、いずれAIが進出しんしゅつしてくるでしょう。

これによって、製造せいぞう業ぎょう関係かんけい者しゃを悩なやませている「人材じんざい不足ふそく」の問題もんだいに光ひかりが差さし込こみます。
AIの手てを借かりることで、過酷かこくな労働ろうどうから人間にんげんを解放かいほうすることもできるでしょう。

しかし裏うらを返かえせば、人間にんげんの仕事しごとがAIに奪うばわれるということでもあります。
鋭するどいカンと豊富ほうふな経験けいけんを持もつ「匠たくみ」的てき技術ぎじゅつ者しゃが、AIに取とって代かわられるのではないか？
そうなったとき、AIによって作つくられた製品せいひんは、「匠たくみ」の手てによるものと同どうじ、独自どくじの価値かちを保たもつことができるのか？
活用かつようの仕方しかた次第しだいでは、ネガティブな結果けっかを招まねくこともありえます。

これからますます、コンピューターの処理しょり能力のうりょくやネットワークの速度そくどが向上こうじょうしていき、
2045年ねんにはAIの能力のうりょくは人類じんるいの頭脳ずのうを上回うわまわるといわれています。

皮肉ひにくなことに、そのときにはAIが、「人類じんるい最後さいごの発明はつめい」になるそうです。
人間にんげんを凌駕りょうがしたAIが新しん時代じだいの技術ぎじゅつを発明はつめいしていくので、人間にんげんの頭脳ずのうはお役やく御免ごめんだというのですね。
まるでSFのような話はなしです。

現代げんだいの日本にっぽんでは、ホワイトカラー的てき職業しょくぎょうがブルーカラー的てき職業しょくぎょうよりも付加ふか価値かちが高たかいとされ、高たかい報酬ほうしゅうを得えています。
しかしもし、AIが我々われわれの頭脳ずのうを超越ちょうえつする日ひがやってきたら、この関係かんけいは逆転ぎゃくてんするのではないでしょうか。
いくら知能ちのうを鍛きたえても、AIには勝かてなくなってしまうのですから。

私わたしの孫まごの世代せだいが大人おとなになるころには、知識ちしきの収集しゅうしゅうや複雑ふくざつな判断はんだんはAIに任まかせ、
人間にんげんは、知能ちのうよりも肉体にくたいを鍛きたえることが重視じゅうしされる世よの中なかになるだろうと思おもいます。

まだまだ想像そうぞうは尽つきませんが、何なににせよ、AIの進化しんかが私わたしたちの働はたらき方かたに大おおきな変化へんかをもたらすだろうことは確たしかです。
1人ひとりのビジネスパーソンとして、この潮流ちょうりゅうから目めが離はなせません。

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※株式会社かぶしきがいしゃシナプスイノベーションとは

創業そうぎょう 30 年ねんを超こえる基幹きかん業務ぎょうむシステムベンダーです。お客様きゃくさまの業務ぎょうむ、課題かだい要望ようぼうを細こまかにヒアリングし、基幹きかん業務ぎょうむパッケージとオーダーメイドシステムを自在じざいに組合くみあわせることで、お客様きゃくさまのニーズに対たいし強力きょうりょくなサポートを行おこなっているIT企業きぎょうです。

業務ぎょうむ提携ていけいに関かんするニュースリリース：https://www.xeex.co.jp/20-news-list/153-20160721
株式会社かぶしきがいしゃシナプスイノベーション　ホームページ：https://www.fcs21.jp

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株式会社かぶしきがいしゃシナプスイノベーションのブログ：https://www.fcs21.jp/public-relations/201608231850

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