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 論文ろんぶん速報そくほうサイト「arXiv(アーカイブ)」の投稿とうこう論文ろんぶんから、X(きゅうTwitter)でおお言及げんきゅうされたAI(人工じんこう知能ちのう分野ぶんや注目ちゅうもく論文ろんぶん紹介しょうかいするほん企画きかく今回こんかいはAI業界ぎょうかい著名ちょめいじんなどが2024ねん5がつにポストした、注目ちゅうもくすべきarXiv論文ろんぶんについて紹介しょうかいしたい。

 arXiv掲載けいさいのAI論文ろんぶん紹介しょうかいしたXの投稿とうこうで5がつもっとおおまれたのは、べいOpenAI(オープンAI)がちょうど4ねんまえの2020ねん5がつ投稿とうこうした論文ろんぶん「Language Models are Few-Shot Learners」を紹介しょうかいしたポストである。どう論文ろんぶんは、ChatGPTのもとになっただい規模きぼ言語げんごモデル「GPT-3」をOpenAIがはじめてしめしたもの。4周年しゅうねん記念きねんして著名ちょめいなAI研究けんきゅうしゃらが相次あいつぎXに投稿とうこうした。

関連かんれん論文ろんぶん https://arxiv.org/abs/2005.14165

 べいGoogle(グーグル)が2017ねん発表はっぴょうしたTransformerをベースとしただい規模きぼ言語げんごモデルは、パラメーターすうやすほど文脈ぶんみゃくへの理解りかいふかまり、人間にんげんがモデルにわずかな学習がくしゅうようサンプルをしめす(Few-shot learning)だけで、モデルが多様たようなタスクに対応たいおうできるようになる。ほん論文ろんぶんは、Transformerを採用さいようしたGPT-3がこうした能力のうりょくそなえることを定量ていりょうてきしめしたものだ。パラメーターのだい規模きぼという、その生成せいせいAIの進化しんか方向ほうこうせい決定けっていづけた画期的かっきてき論文ろんぶんである。

 ちなみに、この論文ろんぶん筆頭ひっとう著者ちょしゃであるTom Brown(トム・ブラウン)はじめ、論文ろんぶん参加さんかしていたBenjamin Mann(ベンジャミン・マン)、Sam McCandlish(サム・マッキャンドリッシュ)などは、そのOpenAIをはなれ、現在げんざいべいAnthropic(アンソロピック)で活動かつどうしている。

AI分野ぶんやのインフルエンサーをさが方法ほうほう

 さき紹介しょうかいしたGPT-3論文ろんぶんのような、時代じだい節目ふしめとなるすぐれたAI論文ろんぶん素早すばやつけるための有力ゆうりょく手法しゅほうの1つが、目利めきりょくのあるアカウントをフォローすることだ。

 では、AI分野ぶんや目利めきりょくのあるアカウント、いわゆるインフルエンサーはどうやってさがすのか。日経にっけいBPが2024ねん1がつ新設しんせつしたAI・データラボは、arXivのAI論文ろんぶん紹介しょうかいしているアカウントぐん分析ぶんせきこころみた。