旅たび好すきおやじの日記にっき

日本にっぽん100名城めいじょう、94番目ばんめの訪問ほうもんは大分おおいた県けん竹田たけだ市しにある岡おか城じょうである。

岡おか城じょうは鎌倉かまくら時代じだいより少すこし前まえ、築城ちくじょう主ぬしの緒方おがた惟義これよしが源みなもと頼朝よりともに追おわれた源義経みなもとのよしつね
を迎むかえるために築城ちくじょうされたと言いわれる。
その後ご、戦国せんごく時代じだいに耳川みみがわの戦たたかいで敗やぶれ衰退すいたいした大友おおとも氏しを下くだすべく、薩摩さつまの
島津しまつ氏しが快かい進撃しんげきを見みせていたが、この岡おか城じょうのみは志賀しが親ちかし次じの指揮しきのもと、
再三さいさん島津しまつ氏しを撃退げきたいしたという。

あと「荒城こうじょうの月つき」の作曲さっきょく者しゃの滝たき廉太郎れんたろうが幼少ようしょう期きに岡おか城じょうのイメージを得えたと
言いわれている。

岡おか城じょうはJR九州きゅうしゅうの豊後ぶんご竹田たけだから無理むりをすれば歩あるける距離きょりにある。


今回こんかいは、到着とうちゃくが夕方ゆうがただったので、近ちかくに宿やどを取とり、翌朝よくあさ出発しゅっぱつすることに
した。

翌朝よくあさになり、バスもないので歩あるくことにした。これは豊後ぶんご竹田たけだ駅えき。


結構けっこう風情ふぜいのある城下町じょうかまちが残のこっている。


左上ひだりうえにあるように、岡おか城しろまでの道みちのりがわかるようになっており、迷まようこ
とはない。


結構けっこう、城下町じょうかまちが続つづく。今いままで色々いろいろな城下町じょうかまちを歩あるいたが、岡おか城じょうの城下町じょうかまちは
結構けっこう広ひろい。


竹田たけだ市しは日にち露ろ戦争せんそう時じ、海軍かいぐんで活躍かつやくし、軍神ぐんしんとして神格しんかく化かされた広瀬ひろせ武夫たけお
の出身しゅっしん地ちでもあり、銅像どうぞうが立たっている。


NHKで3年ねんにわたり短期間たんきかんだけ放送ほうそうされていた「坂さかの上うえの雲くも」でも、結構けっこう
重要じゅうような人物じんぶつだったことを思おもいだした。

やはり、日本にっぽん100名城めいじょうは、続ぞく・日本にっぽん100名城めいじょうよりも風情ふぜいがある感かんじで、案あん
内うちする碑いしぶみなども年季ねんきが入はいっている。


岡おか城址じょうし。


約やく20万まん年ねん前まえに阿蘇山あそさんが噴火ふんかしたことによる溶岩ようがんが冷ひえた、大おおきな岩山いわやまが
あちこちにあるのもこのあたりの特徴とくちょうである。


そうこうしているうちに岡おか城じょうのバス停ばすていに到着とうちゃく。


史跡しせき。岡おか城址じょうし。


地図ちずで周囲しゅういを確認かくにんする。


チケット売うり場ばについた時ときには、まだオープンしていなかったのだが、ス
タッフの方ほうはいらっしゃったので、声こえをかけると、帰かえりに払はらってくれれば
いいとのことで入城にゅうじょうを許可きょかしてもらった。


岡おか城じょうについて書かかれていたので読よんでみる。このブログの最初さいしょのほうに書しょ
いたようなことが書かかれていたが、城しろの縄張なわばりなどをチェックした。


お土産物みやげもの屋やがあり、謎なぞの三さん色しょく旗はたもあった。


場内じょうない付近ふきん。さっきから岡おか城址じょうしの碑いしぶみが多おおいな。


確たしかに荒城こうじょうの月つきの雰囲気ふんいきがすごく出でている城しろである。


朝あさなので逆行ぎゃっこうになってしまった。チェスのルークのような城しろである。


さきほどのは大手おおて門もん。大手おおて門もんはもともとここよりも東側ひがしがわに設もうけられていた
が築城ちくじょう名人めいじん藤堂とうどう高虎たかとらの意見いけんによって西向にしむきに変かえられたと伝つたえられている。


岡おか城じょうの地図ちず。


大手門おおてもんから、別べつの郭くるわに移動いどうする。


こちらは曲輪くるわの入いり口くち。



貫ぬき木き門跡もんぜき。




三さんの丸まる付近ふきん。


城しろからの風景ふうけい。


本丸ほんまる。


本丸ほんまるの風景ふうけい。


岡おか城じょうの説明せつめい。先さきほどの内容ないようとほぼ同おなじことが記載きさいされていた。


二にの丸まる跡あと。


滝たき廉太郎れんたろう像ぞう。


城しろを一いち通とおり見み終おえると、先さきほどのチケット売うり場ばに戻もどり、お金かねを払はらい無事ぶじ
スタンプも押おすことができた。


帰かえり道みち、「はーる、こーろーのはなのえん♪」と歌うたい、改あらためてよくわからん
歌詞かしだと感かんじながら、帰かえり支度じたくのためホテルに戻もどるのであった。


岡おか城しろ

別名べつめい	臥牛がぎゅう城じょう、豊後ぶんご竹田たけだ城しろ
城郭じょうかく構造こうぞう	梯はしご郭くるわ式しき山城やましろ
天守てんしゅ構造こうぞう	（1596年ねん築きずけ・非ひ現存げんそん） 複ふく合あい連結れんけつ型がた層そう塔とう式しき（1774年ねん再さい・非ひ現存げんそん）
築城ちくじょう主ぬし	緒方おがた惟おもんみ栄さかえ
築城ちくじょう年ねん	文治ぶんじ元年がんねん（1185年ねん）
主おもな改修かいしゅう者しゃ	志賀しが貞さだ朝あさ、中川なかがわ秀成ひでなり
主おもな城主じょうしゅ	志賀しが氏し、中川なかがわ氏し
廃はい城じょう年ねん	明治めいじ4年ねん（1871年ねん）
遺構いこう	石垣いしがき
指定してい文化財ぶんかざい	国くにの史跡しせき
再建さいけん造物ぞうぶつ
位置いち	大分おおいた県けん竹田たけだ市し(北緯ほくい32度ど58分ふん9.18秒びょう 東経とうけい131度ど24分ふん29.05秒びょう)
交通こうつう手段しゅだん	JR豊肥本線ほうひほんせん「豊後ぶんご竹田たけだ」駅えきからタクシー約やく5分ふんで観覧かんらん料りょう徴収ちょうしゅう所しょ、徴収ちょうしゅう所しょから徒歩とほ約やく30分ふんで本丸ほんまる跡あと
スタンプ	観覧かんらん料りょう徴収ちょうしゅう所しょ(総そう役所やくしょ跡あと)

---

最後さいごまで読よんで頂いただきありがとうございます。こちらを押おしていただけると嬉うれしいです！！
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村むら

日本にっぽん100名城めいじょう、93番目ばんめの訪問ほうもんは大分おおいた県けん大分おおいた市しにある大分おおいた府内ふない城じょうである。

大分おおいた府内ふない城じょうの築城ちくじょう年ねんは1597年ねんということで、豊臣とよとみ秀吉ひでよしの家臣かしんの福原ふくはら直ただし高だかが
築城ちくじょうを開始かいしした、その後ご徳川とくがわ家康いえやすに転てん封ふうされ、最終さいしゅう的てきには竹中たけなか重利しげとしが入城にゅうじょう
し、城しろを大だい改修かいしゅうしたが、その後ご子供こどもが改易かいえき、その後ごに入はいった早川はやかわ氏しも改易かいえき
となり、譜代ふだいの松平まつだいら氏しが入はいり明治維新めいじいしんまで居城きょじょうとなる。

城しろの歴史れきしとしてはそうなのだが、やはり、この地ちの英雄えいゆうは大友おおとも氏しであるの
で、大友おおとも氏しについて書かいてみる。

大分おおいた府内ふないには大友おおとも氏しが居館きょかんであり、鎌倉かまくら時代じだいに関東かんとう御家人ごけにんだった大友おおとも能のう直じき
が豊後ぶんご国こくの守護しゅごになってから、宗麟そうりんの時代じだいに最盛さいせい期きを迎むかえ、南蛮なんばん貿易ぼうえきに
よって得えた経済けいざい力りょくをもとに北部ほくぶ九州きゅうしゅう六ろくか国こくの守護しゅご職しょくになったという。

その後ご、府内ふないでは十分じゅうぶんな経済けいざい利権りけんを得えられないため、臼杵きゅうしょに本拠地ほんきょちを移うつす。

大分おおいた府内ふない城じょうは大分おおいた駅えきから徒歩とほでも行いくことができる。


大分おおいた駅えきの外観がいかん。


豊後ぶんごの大だい大名だいみょう大友おおとも宗麟そうりん。


フランシスコ・ザビエル。


このフランシスコザビエルは、平戸ひらどで布教ふきょうしたり、当時とうじの最新さいしん先端せんたん都市としの
堺さかいや、都との京きょうも見分けんぶんしたあと、山口やまぐちでも布教ふきょう活動かつどうし、1551年ねんから大友おおとも宗麟そうりん
に迎むかえられその保護ほごを受うけたという。いうても日本にっぽんには2年ねんしかいなかった
のだが。

商店しょうてん街がいに入はいる。結構けっこう栄さかえた商店しょうてん街がいである。


商店しょうてん街がいを出でて右みぎに曲まがると大分おおいた城址じょうし公園こうえんの近ちかくに着つく。


西丸にしまる二に重じゅう櫓ろ。


大分おおいた城址じょうし公園こうえんの案内あんない板ばんを見みる。典型てんけい的てきな江戸えど時代じだいの城しろである。


天守てんしゅ台だい。


天守てんしゅ台だいに登のぼる。


天守てんしゅ台だいの上うえ。


スタンプはこのプレハブ小屋こやに設置せっちされている。


狭せまくて、守衛しゅえいのおっちゃんが1人にんいるだけだったので、ちょっと焦あせって、
スタンプを押おしている写真しゃしんを撮とるのを忘わすれてしまった。

府内ふない城じょうの調査ちょうさについていろいろ書かかれていた。


大手門おおてもん。


大手門おおてもんの中なかにもスタンプが設置せっちされている。


府内ふない城跡じょうせきの説明せつめい。


大手門おおてもんをでて最後さいごに堀ほりと石垣いしがきを写真しゃしんに収おさめて帰かえった。


真まん中なかの櫓ろは、現存げんそんしている宗門しゅうもん櫓ろで、県けん史跡しせきにも指定していされている。

大分おおいた府ふ内城うちじろ

別名べつめい	大分おおいた城じょう、荷揚にあげ城じょう、白しろ雉城
城郭じょうかく構造こうぞう	梯はしご郭くるわ式しき平城ひらじろ（海うみ城じょう）
天守てんしゅ構造こうぞう	4重じゅう4階かい（1607年ねん築きずけ）
築城ちくじょう主ぬし	福原ふくはら直ただし高だか
築城ちくじょう年ねん	1597年ねん
主おもな改修かいしゅう者しゃ	竹中たけなか重利しげとし
主おもな城主じょうしゅ	竹中たけなか氏し、日根野ひねの氏し、大給おぎゅう松平まつだいら家か
廃はい城じょう年ねん	1872年ねん
遺構いこう	石垣いしがき、土塀どべい、堀ほり、櫓ろ2棟むね（宗門しゅうもん櫓ろ、人質ひとじち櫓ろ）、櫓ろ跡あと（天守てんしゅ台だい）
指定してい文化財ぶんかざい	大分おおいた県けん指定してい史跡しせき（石垣いしがき、土塀どべい、堀ほり、櫓ろ2棟むね（宗門しゅうもん櫓ろ、人質ひとじち櫓ろ）、櫓ろ跡あと1（天守てんしゅ台だい）） 大分おおいた市し指定してい史跡しせき（県けん指定してい部分ぶぶんを除のぞく城しろ地ち）
再建さいけん造物ぞうぶつ	二に重じゅう櫓ろ3棟むね、大手門おおてもん、土塀どべい、廊下ろうか橋きょう
位置いち	大分おおいた県けん大分おおいた市し(北緯ほくい33度ど14分ふん26.31秒びょう 東経とうけい131度ど36分ふん41.16秒びょう)
交通こうつう手段しゅだん	JR日豊本線にっぽうほんせん「大分おおいた」駅えきから徒歩とほ約やく15分ふん
スタンプ	大分おおいた府ふ内城うちじろ大手門おおてもん

---

最後さいごまで読よんで頂いただきありがとうございます。こちらを押おしていただけると嬉うれしいです！！
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村むら

続ぞく・日本にっぽん100名城めいじょう、95番目ばんめの訪問ほうもんは大分おおいた県けん臼杵きゅうしょ市しにある臼杵きゅうしょ城じょうである。

戦国せんごく時代じだいに九州きゅうしゅうを三さん分ふんしていた大名だいみょうの一ひとつである大友おおとも家かは、現在げんざいの大分おおいた駅えき
付近ふきんの府内ふないというところに本拠地ほんきょちがあったのだが、大友おおとも家かで最もっとも有名ゆうめいな、
大友おおとも宗麟そうりんが治おさめていた時代じだいには、本拠ほんきょが臼杵きゅうしょにあったと推測すいそくされている。

府内ふないでは既得きとく権益けんえきが障害しょうがいとなり、大友おおとも氏しが十分じゅうぶんな経済けいざい権益けんえきを確保かくほできなかっ
たため、本拠ほんきょを臼杵きゅうしょに移うつしたと言いわれるが、1586年ねんに島津しまつ氏しが侵攻しんこうしてき
た際さいに、ポルトガルから入手にゅうしゅした大砲たいほうで島津しまつ氏しを退しりぞけたものの、城しろも城下じょうか
も大おおきく損失そんしつし、その翌年よくねん宗麟そうりんは死去しきょしたという。

その後ご、戦国せんごく時代じだいが終おわり、美濃みのの稲葉いなば氏しが入場にゅうじょうし明治維新めいじいしんまで、稲葉いなば氏し
の居城きょじょうとなった。

その臼杵きゅうしょ城じょうの最寄もより駅えきは臼杵きゅうしょ駅えき。女性じょせいウケしそうな駅名えきめい票ひょう。


臼杵きゅうしょ駅えきを降おりる。


臼杵うすきには平安へいあん後期こうきから鎌倉かまくら時代じだいの石仏いしぼとけが見みつかっており、国宝こくほうに指定していされ
ている。この写真しゃしんは駅前えきまえにあるものでレプリカである。


城しろは駅えきから橋はしを渡わたってすぐのところにある。


駅えきから10分ふん程度ていどで城しろにつく。


城しろの卯う寅とら口こう。いわゆる裏口うらぐちから入はいる。


卯う寅とら口こう門脇かどわき櫓ろ。


卯う寅とら口こうは、井戸いどが設もうけられていたことから「井戸いど丸まる」とも呼よばれていた。


卯う寅とら稲荷いなり神社じんじゃの鳥居とりいをくぐる。


これより本丸ほんまるとあった。


天守てんしゅ櫓ろ跡あと。


天守てんしゅ台だい。



本丸ほんまるから見みた港みなとの風景ふうけい。


曲輪くるわ。


石垣いしがき。


本丸ほんまるは大だい部分ぶぶんは運動公園うんどうこうえんになっている。


本丸ほんまる付近ふきん。


近ちかくには日にち清しん戦争せんそうの戦利せんり品ひんである大砲たいほうの弾たまがあった。


臼杵うすき出身しゅっしんの方ほうが、硫黄いおう島とうで玉砕ぎょくさいしており大だい東亜とうあ戦争せんそうを顕彰けんしょうする地図ちずなども
あった。


畳たたみ櫓ろ。


たびたび落盤らくばんが起おこるということで防護ぼうご壁かべがあった。


スタンプは臼杵きゅうしょ城じょうの正面しょうめんの臼杵きゅうしょ市し観光かんこうプラザで押おす。


無事ぶじスタンプを押おすことができた。


九州きゅうしゅうの雄ゆうで、大友おおとも宗麟そうりんの本拠地ほんきょちとしては寂さびしいが、海うみに面めんした平山ひらやま城じょうで
あることや、宗麟そうりんがキリシタン大名だいみょうでもあったことから、貿易ぼうえきも盛さかんに
行おこなわれていただろうと思おもわれ、かなり繁栄はんえいしていたと思おもわれる。


臼杵きゅうしょ城じょう

別名べつめい	丹生にゅう島とう城じょう、巨きょ亀城かめしろ、金亀こんき城じょう、亀城かめしろ
城郭じょうかく構造こうぞう	連れん郭くるわ式しき平山ひらやま城じょう（海うみ城じょう）
天守てんしゅ構造こうぞう	複ふく合ごう式しき望楼ぼうろう型がた3層そう（1601年ねん築きずけ 非ひ現存げんそん）
築城ちくじょう主ぬし	大友おおとも宗麟そうりん
築城ちくじょう年ねん	永えい禄ろく5年ねん（1562年ねん）
主おもな改修かいしゅう者しゃ
主おもな城主じょうしゅ	大友おおとも氏し、福原ふくはら氏し、太田おおた氏し、稲葉いなば氏し
廃はい城じょう年ねん	明治めいじ6年ねん（1873年ねん）
遺構いこう	曲輪くるわ、畳たたみ櫓ろ、卯う寅とら口こう門脇かどわき櫓ろ、石垣いしがき、空堀からぼり、堀ほり
指定してい文化財ぶんかざい	大分おおいた県けん指定してい史跡しせき
再建さいけん造物ぞうぶつ	大門だいもん櫓ろ
位置いち	大分おおいた県けん臼杵きゅうしょ市し(北緯ほくい33度ど7分ふん18.59秒びょう 東経とうけい131度ど48分ふん14.77秒びょう)
交通こうつう手段しゅだん	JR日豊本線にっぽうほんせん「臼杵きゅうしょ」駅えきから徒歩とほ約やく10分ふん
スタンプ	臼杵きゅうしょ市し観光かんこうプラザ(9:00～18:00)

---

最後さいごまで読よんで頂いただきありがとうございます。こちらを押おしていただけると嬉うれしいです！！
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村むら

続ぞく・日本にっぽん100名城めいじょう、94番目ばんめの訪問ほうもんは大分おおいた県けん佐伯さいき市しにある佐伯さいき城じょうである。

佐伯さえき城じょうは、関ヶ原せきがはらの戦たたかいの後のち、江戸えど時代じだいにできた山城やましろであり、最後さいごの山城やましろ
とも表現ひょうげんされている。

山城やましろというと、戦国せんごく時代じだいよりも前まえに築きずかれており、安土あづち桃山ももやま時代じだいや江戸えど時代じだい
の城しろは平山ひらやま城しろだったり平城ひらじろだったりするので、本当ほんとうに最後さいごに築きずかれた山城やましろ
かどうかはともかく、そのように表現ひょうげんされるのも自然しぜんなのではないだろうか？

佐伯さえき城じょうの最寄もより駅えきは佐伯さいき駅えきである。


時間じかんがあるのであれば、城しろまで歩あるいていけるのだが、この日ひは、この後のち
臼杵きゅうしょ城じょうと大分おおいた府内ふない城じょうに行いく予定よていがあったため、時間じかん節約せつやくということで、
タクシーを使つかった。


タクシーの運転うんてん手しゅとJR九州きゅうしゅうの「ななつ星ほしin九州きゅうしゅう」という電車でんしゃの話はなしになり、
「3泊はく4日にちで170万まん円えんもして、あるところにもあるもんだね」という話はなしか
ら、JRのサービスは無味むみ乾燥かんそうで国鉄こくてつ時代じだいのほうがよかったとかそんな話はなし
を10分ふん程度ていどの乗車じょうしゃ時間じかんでやった。どことなく雰囲気ふんいきが父親ちちおやに似にていた。


私わたしのようなプチ成金なりきんごときでは、3泊はく4日にちに170万まんもだそうとは思おもわないが、
富裕ふゆう層そうの心しんをくすぐるJR九州きゅうしゅうの経営けいえい努力どりょくには目めを見張みはるものがある。

経営けいえい努力どりょくをせず客きゃくの方向ほうこうを見みず己おのれの利益りえきしか考かんがえていなかった職員しょくいんと、
経営けいえいという概念がいねんもない国営こくえい企業きぎょうの国鉄こくてつと比くらべると、月つきと鼈すっぽんだろう。


運転うんてん手しゅにお礼れいを言いい、三さんの丸まる櫓門やぐらもんの目めの前まえで降おりた。


佐伯さいき市しの観光かんこうマップを確認かくにん。


佐伯さえき城じょうに行いく前まえに歴史れきし資料しりょう館かんに入はいることにした。


城主じょうしゅの毛利もうり氏しの居間いまが敷地しきち内ないにある。


歴史れきし資料しりょう館かんでスタンプを押おす。


高こう政せいと鉄砲てっぽうというタイトルが気きになった。


そもそも、この佐伯さえき城じょうの城主じょうしゅの毛利もうり高だか政せいって何者なにもの？江戸えど時代じだいに周防すおう長門ながとに
閉とじ込こめられている毛利もうり氏しでは無むかろうにと思おもって調しらべてみると、元々もともと
織田おだ家かの家臣かしんで、秀吉ひでよしに気きに入いられ羽柴はしば氏しの直参じきさんとなる。
本能寺ほんのうじの変へん後ごの中国ちゅうごく大だい返がえしで羽柴はしば陣営じんえいから送おくり出だされたのが兄あにの重政しげまさと
この高こう政せいで、備中高松びっちゅうたかまつ城じょうの開城かいじょうの際さいの清水しみず宗治むねはるの切腹せっぷくの検視けんしも高こう政せいが務つとむ
めている。
この毛利もうり氏しの人質ひとじちに取とられている際さいに、毛利もうり氏しの当主とうしゅの毛利もうり輝元てるもとに気きに
いられ、輝元てるもとより改姓かいせいの申もうし出でがあり、秀吉ひでよしの許ゆるしを得えて毛利もうり氏しを名乗なのっ
たそうである。

そして、この毛利もうり高だか政せいは砲術ほうじゅつの名手めいしゅでもあり、伊勢いせ流りゅう砲術ほうじゅつの祖そでもあった。

結構けっこう、無名むめい武将ぶしょうにしては魅力みりょく的てきな経歴けいれきの持もち主ぬしではある。

明治維新めいじいしん後ご、西南せいなんの役やくでは佐伯さえきの各かく地域ちいきで、西郷さいごう軍ぐんによる金品きんぴん食料しょくりょうの徴収ちょうしゅうや
労働ろうどうを強制きょうせいされたり、政府せいふ軍ぐんの協力きょうりょくを求もとめられるなど大おおきな負担ふたんが強しいられ
たと書かかれている。


歴史れきし資料しりょう館かんを出でて佐伯さいき城じょうを目指めざす。


登山とざん口こう。


山城やましろといってもほどんどの道みちが舗装ほそうされており、攻略こうりゃくは楽らくである。


豊後ぶんご佐伯さえき城址じょうしの碑いしぶみ。


本丸ほんまるはもう少すこし上うえにある。


佐伯さえき城下じょうかを見下みおろす。


本丸ほんまる跡あと到着とうちゃく。


天守てんしゅ台だいの祠ほこらと鳥居とりい。


下山げざんし、麓ふもとには城しろの鳥とり観かん図ずもあった。


麓ふもとからだと、駅えきまで徒歩とほ30分ふん前後ぜんこうなので、バスの時間じかん、タクシーが来くるま
での時間じかんから考かんがえると、徒歩とほが一番いちばん駅えきに早はやく着つきそうなので歩あるいて帰かえった。

佐伯さえき城しろ

別名べつめい	鶴つるヶ城じょう、鶴屋つるや城しろ、鶴谷つるたに城しろ
城郭じょうかく構造こうぞう	山城やましろ
天守てんしゅ構造こうぞう	独立どくりつ式しき望楼ぼうろう型がた3重じゅう（1606年ねん・非ひ現存げんそん）
築城ちくじょう主ぬし	毛利もうり高こう政まさし
築城ちくじょう年ねん	慶長けいちょう11年ねん（1606年ねん）
主おもな改修かいしゅう者しゃ
主おもな城主じょうしゅ	毛利もうり氏し
廃はい城じょう年ねん	1871年ねん
遺構いこう	三さんの丸まる櫓門やぐらもん、石垣いしがき
指定してい文化財ぶんかざい	国くにの史跡しせき 県けん指定してい有形ゆうけい文化財ぶんかざい（三さんの丸まる櫓門やぐらもん）
再建さいけん造物ぞうぶつ
位置いち	大分おおいた県けん佐伯さいき市し(北緯ほくい32度ど57分ふん36.83秒びょう 東経とうけい131度ど53分ふん23.35秒びょう)
交通こうつう手段しゅだん	JR日豊本線にっぽうほんせん「佐伯さえき」駅えきから大分おおいたバス「上のぼり方面ほうめん」約やく6分ふん「大手前おおてまえ」下車げしゃ徒歩とほ約やく5分ふん、山頂さんちょうまで徒歩とほ約やく20分ふん
スタンプ	佐伯さえき市立しりつ歴史れきし資料しりょう館かん受付うけつけ(9:00～17:00 月がつ曜休(祝日しゅくじつの場合ばあい翌日よくじつ)、年末年始ねんまつねんし休きゅう

---

最後さいごまで読よんで頂いただきありがとうございます。こちらを押おしていただけると嬉うれしいです！！
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村むら

続ぞく・日本にっぽん100名城めいじょう、92番目ばんめの訪問ほうもんは大分おおいた県けん中津なかつ市しにある中津なかつ城じょうである。

羽柴はしば秀吉ひでよしの古ふるくからの軍師ぐんしであった黒田くろだ官兵衛かんべえは1588年ねんにここ中津なかつ城じょうの造営ぞうえい
をはじめ、1600年ねんに黒田くろだ氏しの代かわりに入場にゅうじょうした細川ほそかわ忠興ただおきが黒田くろだ官兵衛かんべえの計画けいかく
した町まち割わりを引ひき継つぎ、中津なかつ城下じょうかを整ととのえ現在げんざいの形かたちになった。

その後ご、小笠原おがさわら氏し、奥平おくだいら氏しと徳川とくがわの譜代ふだい大名だいみょうが城主じょうしゅを務つとめることになる。

中津なかつ駅えきに到着とうちゃく。


福沢ふくさわ諭吉ゆきちのふるさと。


学問がくもんのすすめとか、慶応義塾大学けいおうぎじゅくだいがくの創始そうし者しゃとしても有名ゆうめいな福沢ふくさわ諭吉ゆきちであるが
成人せいじんの日本にっぽん国民こくみんなら1万まん円えん札さつの肖像しょうぞう画がの人物じんぶつとして知しらない人ひとはいないだろう。

中津なかつ城じょうへは中津なかつ駅えきから徒歩とほ圏内けんないにある。


中津なかつ城じょうの敷地しきち内ないに到着とうちゃく。


城郭じょうかく検定けんてい3級きゅうで頻出ひんしゅつの「くろかんくん」。


2級きゅうで出でることはないと思おもうが、出でても間違まちがうことはないだろう。

中津なかつ城じょう。


お金かねを払はらって入城にゅうじょうし、城しろの1Fにスタンプ押おし場じょうがある。


2014年ねんの大河たいがドラマ「軍師ぐんし官兵衛かんべえ」のポスター。


多分たぶんこの大河たいがは見みていたと思おもうのだが、いまいち記憶きおくの残のこっていない。

官兵衛かんべえで一番いちばん印象いんしょうに残のこっているのは、竹中たけなか直人なおとの「秀吉ひでよし」に出でてきた伊武いぶ
雅みやび刀がたなで、有岡ありおか城じょうに幽閉ゆうへいされドロドロになった官兵衛かんべえは今いまでも覚おぼえている。

長篠ながしのの合戦かっせんの図ず。なぜこんな九州きゅうしゅうにこの屏風びょうぶがあるのかというと、城主じょうしゅだっ
た奥平おくだいら氏しの出身しゅっしんが信濃しなので、江戸えど時代じだいに豊後ぶんごを治おさめていたからである。


家康いえやすの鎧よろい。右側みぎがわの金かねの鎧よろいは去年きょねんの大河たいがドラマで見みたものである。


奥平おくだいら氏しに関かんする解説かいせつ。


中津なかつ藩主はんしゅ4代目だいめ奥平おくだいら昌あきら高だかは、前野まえの良沢りょうたくから蘭学らんがくを学まなんだということが書かかれ
ていた。

最上階さいじょうかい。


城しろから見みた城下じょうかの風景ふうけい。


黒田くろだ官兵衛かんべえ資料しりょう館かんというところもあり入場にゅうじょう無料むりょうである。


黒田くろだ官兵衛かんべえの説明せつめい。黒田くろだ官兵衛かんべえが秀吉ひでよしの九州きゅうしゅう攻ぜめの先鋒せんぽうを務つとめたとのことで
ある。


石垣原いしがきはらの戦たたかい。福岡ふくおか城じょうのときにも説明せつめいしたが黒田くろだ官兵衛かんべえは関ケ原せきがはらの戦たたかいの
隙すきをついて九州きゅうしゅうを平定へいていし、関ケ原せきがはらで疲弊ひへいした両りょう軍ぐんと戦たたかい天下でんかを狙ねらっていた
が、息子むすこの長政ながまさの働はたらきで関ケ原せきがはらが1日にちで終おわり、野望やぼうも露あらわと消きえる。


そんな話はなしも黒田くろだ家かの中なかだけで話はなされた話はなしだったのか、関ケ原せきがはら後ごは、官兵衛かんべえ
は福岡ふくおかに移うつった。


関連かんれん記事きじ
日本にっぽん100名城めいじょう訪問ほうもん記き　その86（福岡ふくおか城じょう　2023/7/15) [2023/08/18]
https://yama2190.blog.fc2.com/blog-date-20230818.html

中津なかつ城じょう

別名べつめい	中津川なかつがわ城じょう、扇おうぎ城じょう、小犬丸こいぬまる城じょう、丸山まるやま城しろ
城郭じょうかく構造こうぞう	梯はしご郭くるわ式しき平城ひらじろ（海うみ城じょう）
天守てんしゅ構造こうぞう	不明ふめい 模擬もぎ天守てんしゅ（独立どくりつ式しき望楼ぼうろう型がた5重じゅう5階かい 1964年ねんRC造づくり）
築城ちくじょう主ぬし	黒田くろだ孝高よしたか
築城ちくじょう年ねん	天正てんしょう16年ねん（1588年ねん）
主おもな改修かいしゅう者しゃ	細川ほそかわ忠興ただおき
主おもな城主じょうしゅ	黒田くろだ家か、細川ほそかわ家か、小笠原おがさわら家か、奥平おくだいら家か
廃はい城じょう年ねん	明治めいじ4年ねん（1871年ねん）
遺構いこう	石垣いしがき、堀ほり
指定してい文化財ぶんかざい	大分おおいた県けん指定してい史跡しせき
再建さいけん造物ぞうぶつ	本丸ほんまる下段げだん水堀みずほり
位置いち	大分おおいた県けん中津なかつ市し(北緯ほくい33度ど36分ふん23.88秒びょう 東経とうけい131度ど11分ふん11.12秒びょう)
交通こうつう手段しゅだん	JR日豊本線にっぽうほんせん「中津なかつ」駅えきから徒歩とほ約やく15分ふん
スタンプ	中津なかつ城内きうち(9:00～17:00)

---

最後さいごまで読よんで頂いただきありがとうございます。こちらを押おしていただけると嬉うれしいです！！
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村むら

今年ことしは、かなり精力せいりょく的てきに日本にっぽん100名城めいじょう、続ぞく・日本にっぽん100名城めいじょうに訪問ほうもんし、日本にっぽん100
名城めいじょう7城しろ、続ぞく・日本にっぽん100名城めいじょう34城しろと周しゅうることができた。

現時点げんじてんの100名城めいじょう、続ぞく・100名城めいじょう訪問ほうもん状じょう況きょうである。

(オレンジの部分ぶぶんは日本にっぽん100名城めいじょう、続ぞく・日本にっぽん100名城めいじょう共どもに訪問ほうもんした個所かしょ）

12月になり、青春せいしゅん18きっぷの季き節ぶしになってきたのと、ブレイク氏しからは、
名門めいもん大洋たいようフェリーの船旅ふなたびを予かねてから勧すすめられていたこともあり、空白くうはく地帯ちたい
であった大分おおいたを中心ちゅうしんに城しろ巡めぐりすることとした。

今回こんかいの旅行りょこうは、船ふね、電車でんしゃ、飛行機ひこうきと乗のり物ものトライアスロン的てきな旅行りょこうで、
今年ことしを締しめくくるのにふさわしい旅たびになると思おもっている。

現在げんざい、大阪おおさかの実家じっかにおり、以下いかの旅程りょていで訪問ほうもんし、横浜よこはまに帰かえる。

12/15、1週間しゅうかんの仕事しごとを終おえ、大阪おおさか南港なんこうのフェリー乗のり場ばから出発しゅっぱつする。


門司もじに着ついた後のちは、下関しものせきの唐戸からと市場いちばというところで寿司すしを食たべ、小倉こくら城じょうにも
行いく。

12/16小倉おぐらでブレイク氏しと別わかれ、ここからが本格ほんかく的てきな城しろ巡めぐりの開始かいしになる。
とりあえず、もう1つ12/16のうちに周しゅうっておきたかったため、14:30頃ごろに
は別わかれる。


中津なかつ城じょうを訪問ほうもんし、翌日よくじつはなるべく遠とおくの城しろに各駅かくえき停車ていしゃで行いけるところまで
行いく。

目的もくてき地ちは宮崎みやざき県けんの延岡のべおか城じょうなのだが、残念ざんねんながら鈍行どんこうでいけるのは、
佐伯さえきというところまでなので、佐伯さいき駅えきから徒歩とほ3分ぶんの金きん水すい苑えんというホテル
に泊とまるが早朝そうちょうにチェックアウトし、1時間じかん以上いじょうかけて延岡のべおかに向むかう。

延岡のべおか城じょうはスタンプを押おすところも無人ぶにんなので、早朝そうちょうに訪問ほうもんする。

12/17は延岡のべおか-佐伯さえき間あいだはこれ以降いこうの時間じかん帯たい、特急とっきゅうでしか移動いどうできないので、
特急とっきゅう券けんと乗車じょうしゃ券けんを購入こうにゅうして乗のる。


佐伯さえき城しろを訪問ほうもん後ご、臼杵きゅうしょ城じょうに向むかう。ここからは青春せいしゅん18きっぷを使つかう。


臼杵きゅうしょ城じょうも訪問ほうもんした後のちは、大分おおいた府内ふない城じょうに向むかう。


大分おおいた府内ふない城じょうを観光かんこうしたら、またできるだけ遠とおくで宿やどを取とりたいので、
最後さいごの目的もくてき地ちである岡おか城じょうの近ちかくの「つちや」という宿やどをとった。


岡おか城しろを訪問ほうもんしたら、バスで空港くうこうに向むかう。
残念ざんねんながら大分おおいた空港くうこうへ電車でんしゃで行いくと接続せつぞくが悪わるく、飛行機ひこうきの出発しゅっぱつ時間じかん
には間まに合あわなかった。


空港くうこうでおみやげを買かって、今回こんかい初はじめて乗のるLCCのピーチで成田なりたに向むかう。

上うえの画像がぞうの費用ひようは38,330円えんであるが、実際じっさいには9000円えん程度ていどである。

今回こんかいの訪問ほうもんで7城しろを巡めぐることになり、今年ことし訪問ほうもんは48城しろ、合計ごうけい189城しろを巡めぐること
になる。

---

最後さいごまで読よんで頂いただきありがとうございます。こちらを押おしていただけると嬉うれしいです！！
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村むら

続ぞく・日本にっぽん100名城めいじょう、69番目ばんめの訪問ほうもんは大分おおいた県けん玖珠くす郡ぐん玖珠くす町まちにある角かく牟礼むれ城じょうで
ある。

角かく牟礼むれ城じょうは鎌倉かまくら時代じだいの元もと寇の頃ころの弘安ひろやす年間ねんかん、この地域ちいきの豪族ごうぞくの森もり朝ちょう通どおりによ
り建たてられた城しろで、戦国せんごく時代じだいには森もり氏しなどをはじめとする大友おおとも氏し方かたの国人くにびとが
籠城ろうじょうし、天下てんかの猛もう将しょう島津しまつ義弘よしひろを退しりぞけた堅固けんごな城しろであったという。

角かく牟礼むれ城じょうの入いり口くち付近ふきんに車くるまで到着とうちゃく。


落おち葉ばが轍わだちになっているような車くるまが1台だいしか通とおれない山道さんどう伝づたいに城しろへ向むかう。


三さんの丸まるの駐車ちゅうしゃ場じょうに到着とうちゃく。


角かく牟礼むれ城じょうの解説かいせつ。


大友おおともと島津しまつの戦たたかいの舞台ぶたいとなったこの城しろも豊臣とよとみの天下てんかの頃ころには毛利もうり氏しの城しろ
となり、その毛利もうり氏しが関ケ原せきがはらの戦たたかいの後のち、別べつの城しろの城主じょうしゅとなり、後任こうにん者しゃは
この城しろに入はいらず廃はい城じょうとなったことが書かかれていた。

駐車ちゅうしゃ場じょうからすぐの入いり口くちから山頂さんちょうに向むかう。


とても人ひとが入いれるような城しろではなく、かなり慎重しんちょうに登のぼるも滑落すべりおちしてしまい
腕うでの前腕ぜんわん部ぶ全体ぜんたいを思おもいっきり擦すりむき血ちが出でてしまった。


もうこの城しろの攻略こうりゃくはあきらめて帰かえろうとしたところ、山頂さんちょうへの道みちしるべが
駐車ちゅうしゃ場じょうの近ちかくにあり、三さんの丸まるからではなく順路じゅんろで行いけばいいことがわかり
再さいチャレンジした。


整備せいびされた道みちを順調じゅんちょうに歩あるく。


山頂さんちょう。つまり本丸ほんまる付近ふきんに到着とうちゃく。


本丸ほんまる跡あと。標高ひょうこう576m。車くるまで来きたのでその堅かたさは味あじわえず。


石垣いしがき。


豊後ぶんご森もり藩はん資料しりょう館かんの最寄もよりのバス停ばすてい。バスの本数ほんすうは少すくないが公共こうきょう交通こうつう機関きかん
でもこれそうだ。


豊後ぶんご森もり藩はん資料しりょう館かんはこのわらべの館かんの裏うらにある。


豊後ぶんご森もり藩はん資料しりょう館かん。チケットを購入こうにゅうし中なかに入はいるが展示てんじ物ぶつの撮影さつえいは禁止きんし。


続ぞく・100名城めいじょうスタンプをゲットである。


数多かずおおく攻略こうりゃくしてきた山城やましろで、ここまでけがをしたのは初はじめてで、スタンプ
を押おす手ても泥どろだらけである。

日本にっぽん100名城めいじょうの75%を攻略こうりゃくした時点じてんでの怪我けが。
登山とざんの滑落すべりおちは死しに直結ちょっけつするので、もっと慎重しんちょうに残のこりの城しろを攻略こうりゃくしようと肝きも
に銘めいじるのであった。

角かく牟礼むれ城じょう

別名べつめい	角かく埋うめ城じょう
城郭じょうかく構造こうぞう	山城やましろ
天守てんしゅ構造こうぞう
築城ちくじょう主ぬし	森もり朝ちょう通どおり
築城ちくじょう年ねん	弘安ひろやす年間ねんかん（1278年ねん - 1288年ねん）
主おもな改修かいしゅう者しゃ
主おもな城主じょうしゅ	森もり氏し、毛利もうり氏し (藤原ふじわら氏し)
廃はい城じょう年ねん	慶長けいちょう6年ねん（1601年ねん）
遺構いこう	曲輪くるわ、石垣いしがき、土ど塁るい、井戸いど、竪たて堀ほり
指定してい文化財ぶんかざい	国くにの史跡しせき
再建さいけん造物ぞうぶつ
位置いち	大分おおいた県けん玖珠くす郡ぐん玖珠くす町まち(北緯ほくい33度ど18分ふん33.7秒びょう 東経とうけい131度ど9分ふん16.2秒びょう)
交通こうつう手段しゅだん	JR久大本線きゅうだいほんせん「豊後ぶんご森もり」駅えきから大分おおいた交通こうつうバスで約やく8分ふん「上伏うえぶせ原ばら」下車げしゃですぐ登山とざん口こう
スタンプ	豊後ぶんご森もり藩はん資料しりょう館かん(9:00～16:00 月がつ曜休(祝日しゅくじつの場合ばあい翌日よくじつ))

---

最後さいごまで読よんで頂いただきありがとうございます。こちらを押おしていただけると嬉うれしいです！！
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村むら