元もと朔ついたち

元もと朔ついたち，漢かん武たけ帝みかど之これ年ねん號ごう也。始はじめ於前ぜん一いち二に八はち年ねん，止とめ於前ぜん一いち二に三さん年ねん，凡六ろく年ねん。

史ふみ

元もと光ひかり六ろく年ねん，衛まもる青あお征せい匈奴きょうど，擊げき朔ついたち方かた龍りゅう城じょう，由ゆかり是ぜ改元かいげん元もと朔ついたち。

大事だいじ

元もと朔ついたち三さん年ねん，張ちょう騫乘の胡えびす亂みだれ，去さ而歸國くに，武たけ帝みかど以為太ふと中なか大夫たいふ，從したがえ使し甘あま父ちち則のり封ふう奉たてまつ使つかい君くん。

生せい

• 元もと朔ついたち元年がんねん，戾もど太子たいし生せい。

卒そつ

• 元もと朔ついたち二に年ねん，漢かん將はた韓かん安國やすくに卒そつ。
• 元もと朔ついたち三さん年ねん，孝こう景けい皇后こうごう崩くずし。
• 元もと朔ついたち三さん年ねん，漢かん臣しん主しゅ父ちち偃卒そつ。

紀年きねん

元もと朔ついたち	元年がんねん	二に年ねん	三さん年ねん	四よん年ねん	五ご年ねん	六ろく年ねん
西元にしもと	前ぜん一いち二に八はち年ねん	前ぜん一いち二に七なな年ねん	前ぜん一いち二に六ろく年ねん	前ぜん一いち二に五ご年ねん	前ぜん一いち二に四よん年ねん	前ぜん一いち二に三さん年ねん
干支えと	癸みずのと丑うし	甲きのえ寅とら	乙おつ卯う	丙へい辰たつ	丁ちょう巳み	戊つちのえ午うま

引據

《史記しき·孝こう武本たけもと紀おさむ》

繼つぎ 元もと光ひかり

炎ほのお漢かん年號ねんごう

下した 元もと狩かり