明憲あきのり宗むね

大だい明憲あきのり宗そう純じゅん皇帝こうてい
名めい諱いみな	朱見あけみ深ふか
生なま卒そつ	正統せいとう十じゅう二に年ねん至いたり 成なり化か二に十じゅう三さん年ねん
在位ざいい	天てん順じゅん八はち年ねん至いたり 成なり化か二に十じゅう三さん年ねん
政權せいけん	大明だいめい
廟びょう號ごう	英えい宗むね
諡號しごう	繼つぎ天てん凝しこり道どう 誠まこと明仁あきひと敬けい 崇たかし文ぶん肅武 宏ひろし德とく聖ひじり孝たかし 純じゅん皇帝こうてい
陵墓りょうぼ	茂しげ陵りょう
先君せんくん	明あきら英えい宗むね
嗣君	明あかり孝こう宗むね
年號ねんごう
成なり化か

大だい明憲あきのり宗そう純じゅん皇帝こうてい諱いみな見み深ふか。英えい宗むね睿皇帝こうてい長子ちょうし也。母はは孝こう肅皇后こうごう周しゅう氏し。正統せいとう十じゅう二に年ねん十じゅう一いち月がつ二に日にち誕。天てん順じゅん元年がんねん，受冊皇太子こうたいし。天てん順じゅん八はち年ねん，英えい宗むね皇帝こうてい崩くずし。正月しょうがつ甲かぶと戌いぬ，以即位そくい告つげ天地てんち、宗廟そうびょう、社稷しゃしょく。癸みずのと酉とり，帝みかど服ふく袞冕詣まい大だい行くだり皇帝こうてい於華はな蓋ぶた殿どの。乙おつ亥い，太子たいし御お奉天ほうてん殿でん即そく皇帝こうてい位い，百官ひゃっかん行ぎょう五ご拜はい三さん叩頭こうとう禮れい。八はち月がつ壬みずのえ申さる，立たて皇后こうごう吳ご氏し。癸みずのと卯う，廢はい之の。十じゅう月がつ壬みずのえ辰たつ，立たて皇后こうごう王おう氏し。

成なり化か六ろく年ねん十じゅう一いち月がつ癸みずのと未み，湖こ廣こう流民りゅうみん生せい變へん。帝みかど命いのち項こう忠ただし討之。明年みょうねん十じゅう月がつ己おのれ未み，流民りゅうみん平ひらめ，復業ふくぎょう者しゃ一いち百ひゃく四よん十じゅう余あまり萬まん人にん。十二月じゅうにがつ甲かぶと戌いぬ，帝みかど下か詔みことのり自責じせき。十じゅう二に年ねん秋あき七なな月がつ庚かのえ戌いぬ，帝みかど親おや禱天地ち於宮中ちゅう。自責じせき。十じゅう六ろく年ねん夏なつ六ろく月がつ癸みずのと丑うし，禁きん侵おかせ佔民田でん。十じゅう八はち年ねん十二月じゅうにがつ庚午こうご，御製ぎょせい《文ぶん華はな大だい訓くん》成なり。

帝みかど在位ざいい二に十じゅう四よん年ねん。成なり化か二に十じゅう三さん年ねん八はち月がつ己おのれ丑うし，帝みかど崩くずし。壽ことぶき四よん十じゅう一いち。辛からし卯う，大だい殮。九月くがつ乙おつ卯う，謚曰繼つぎ天てん凝しこり道どう誠まこと明仁あきひと敬たかし崇たかし文ぶん肅武宏たけひろ德とく聖ひじり孝たかし純じゅん皇帝こうてい。廟びょう號ごう憲けん宗むね。十二月じゅうにがつ壬みずのえ午うま，葬そう茂しげ陵りょう。

攷

• 《大だい明憲あきのり宗そう純じゅん皇帝こうてい實錄じつろく》
• 《明あかり史し·卷まき十じゅう三さん、十じゅう四よん》