疊字じょうじ符號ふごう,一いち名めい重文じゅうぶん號ごう,用よう於兩字じ相あい同どう連用れんよう,而略其一也かずや。中國ちゅうごく舊作きゅうさく「〻」,字形じけい猶なお「二に」,見み史し頌鼎;日にち文ぶん作さく「々」,乃「仝」(即そく同どう)字じ之の草書そうしょ。例れい:「子こ〻孫まご〻寶たから用よう」,子子孫孫ししそんそん寶たから用よう也;「佐々ささ町まち」,佐さ佐さ町まち也。今いま漢かん白話はくわ多た從したがえ日び文ぶん作さく「々」者しゃ,「〻」少しょう見み。
然しか則のり西にし文ぶん亦また有ゆう之の,作さく「〃」或ある「”」,名めい為ため同上どうじょう,用例ようれい有ゆう別べつ,蓋ぶた承うけたまわ上うえ省しょう也。