離はなれ子こ鍵かぎ

離はなれ子こ鍵かぎ，又また曰鹽しお鍵かぎ，化學かがく鍵かぎ也，存そん於正負まけ離はなれ子こ之これ間あいだ。有ゆう原子げんし、原子げんし團だん者もの，得失とくしつ電子でんし而生荷に，乃為離はなれ子こ也。正負せいふ電荷でんか者もの相しょう吸，遂とげ生せい力りょく矣。

夫おっと離はなれ子こ鍵かぎ者しゃ，並なみ金屬きんぞく、非金屬ひきんぞく多た有ゆう之の。金屬きんぞく去さ以電子こ，為ため正せい離はなれ子こ；非金屬ひきんぞく得どく之の，為ため負まけ離はなれ子こ。因よし電磁でんじ力りょく所ところ牽，生化學せいかがく鍵かぎ矣。離はなれ子こ鍵かぎ者しゃ，強つよ於氫鍵而近共きょう價あたい鍵かぎ矣。

$Li+F\ \ \ \to \ \ \ Li^{+}+F^{-}\,\!$

$3Na+P\ \ \ \to \ \ \ 3Na^{+}+P^{3-}$

僅以系統けいとう減げん能のう之の時とき，方ぽう能生のう效こう矣。所ところ去さ多おお者しゃ，生なま鍵かぎ為ため強きょう矣。

觀かん其實者しゃ，無む有ゆう「純じゅん」離はなれ子こ鍵かぎ也。夫おっと鍵かぎ者しゃ，常つね有ゆう共きょう價あたい之これ性せい。成なり鍵かぎ之の原子げんし者しゃ，電でん負まけ相しょう衡者，離はなれ子こ鍵かぎ性せい為ため低てい矣。

上うえ示しめせ鋰、氟之これ電子でんし分ぶん佈。鋰者，至いたり外がい電子でんし有一ゆういち，原子核げんしかく之これ所しょ牽力弱じゃく（第だい一いち電離でんり能のう少しょう矣）。氟者，至いたり外がい電子でんし達たち七なな。若わか置おけ鋰者電子でんし乎氟者しゃ之の外層がいそう軌道きどう，則のり兩りょう原子げんし之の分ぶん佈俱成なり惰氣だき之これ類るい矣。負まけ鍵かぎ能のう者もの，可か使つかい成なり鍵かぎ之の能のう低てい乎未成みせい鍵かぎ者しゃ也。	兩りょう離はなれ子こ之これ所しょ牽者（宛あて如Na+並なみCl−者もの）生なま離はなれ子こ鍵かぎ矣。電子でんし軌道きどう素もと不ふ重疊ちょうじょう（因いん而未生せい分子ぶんし軌道きどう）。兩りょう離はなれ子こ者しゃ，俱為最低さいてい能のう級きゅう，而鍵者しゃ，正負せいふ離はなれ子こ之の電磁でんじ力りょく所生しょせい也。

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