劉りゅう敬たかし宣せん

劉りゅう敬たかし宣せん（371年ねん—415年ねん5月がつ26日にち），字じ萬壽まんす，小字こあざ阿おもね壽ことぶき，彭城（今いま江蘇こうそ徐じょ州しゅう市し）人にん。東あずま晉すすむ末まつ年ねん將領しょうりょう，其父劉りゅう牢ろう之の亦また為ため東あずま晉すすむ將領しょうりょう。劉りゅう牢ろう之の因いん謀叛ぼうほん桓玄而自殺じさつ身み亡ほろび，其後劉りゅう敬たかし宣せん逃奔至いたり南みなみ燕つばめ，在ざい劉りゅう裕ひろし討伐とうばつ桓玄時じ劉りゅう敬たかし宣せん歸國きこく，入にゅう晉すすむ後ご官かん至いたり右みぎ將軍しょうぐん。

劉りゅう敬たかし宣せん
出生しゅっしょう	371年ねん 東あずま晉すすむ
逝世	415年ねん5月がつ26日にち 東あずま晉すすむ青あお州しゅう廣こう固かた
职业	東あずま晉すすむ軍事ぐんじ人物じんぶつ，右みぎ將軍しょうぐん

生平おいだいら

將はた門かど之子ゆきこ

劉りゅう敬たかし宣せん父祖ふそ世代せだい都と為ため將はた，以壯健そうけん勇敢ゆうかん而見稱しょう，其父劉りゅう牢ろう之の更さら曾參與さんよ淝水之の戰たたかえ，為國ためくに擊げき敗はい前ぜん秦しん。隆りゅう安やすし二に年ねん（398年ねん），青あお兗二に州しゅう刺史しし王おう恭きょう以討伐とうばつ司馬しば尚之なおゆき兄弟きょうだい之の名めい起おこり兵へい，時任ときとう王おう恭司きょうじ馬ば的てき劉りゅう牢ろう之の因いん為ため王おう恭きょう只ただ以一般將領看待他而深感不滿。司馬しば元もと顯あらわ於是派は了りょう高こう素もと策さく反はん劉りゅう牢ろう之の，並なみ許もと以王恭きょう的てき職位しょくい授予劉りゅう牢ろう之の。劉りゅう牢ろう之の當時とうじ就詢問もん劉りゅう敬たかし宣せん意見いけん，劉りゅう敬たかし宣せん就說：「朝廷ちょうてい雖然沒ぼつ有ゆう周しゅう成しげる王おう、周しゅう康やすし王おう時どき那な樣さま好このみ，但ただし亦また不ふ像ぞう周しゅう幽かそけ王おう、周しゅう厲王時どき那な样差；而王恭きょう現在げんざい恃著其軍隊たい，欺罔蔑視べっし王室おうしつ，大人おとな你與他た並なみ非ひ骨肉こつにく之の親おや，也沒君臣くんしん之の義よし，一起做事時交流亦少，喜好きよし志向しこう亦また都と不ふ相あい同どう，現在げんざい討伐とうばつ他た，又また何なに須顧慮こりょ情義じょうぎ上じょう的てき問題もんだい呀！」劉りゅう牢ろう之の於是決意けつい叛變。及後王おう恭きょう命いのち劉りゅう牢ろう之の率りつ帳ちょう下か督とく顏かお延のべ擔任たんにん前ぜん鋒ほこさき，而劉牢ろう之の走はし到いた竹たけ里さと就斬殺ざんさつ顏がお延のべ，歸き降くだ朝廷ちょうてい，並なみ命いのち劉りゅう敬たかし宣せん及高こう雅之まさゆき率りつ軍ぐん襲擊しゅうげき王おう恭きょう。當時とうじ王おう恭正やすまさ在ざい閱兵，劉りゅう敬たかし宣せん突然とつぜん襲擊しゅうげき令れい王おう恭きょう部ぶ眾潰敗はい，而高雅こうが之の亦また已やめ關上せきじょう城門じょうもん，王おう恭きょう於是出で逃，最終さいしゅう被ひ捕と處しょ死し。

隆りゅう安やす三さん年ねん（399年ねん），孫まご恩おん起おこり事ごと，劉りゅう敬たかし宣せん隨ずい父ちち率りつ軍ぐん討伐とうばつ，並なみ領りょう兵へい從したがえ敵てき後進こうしん擊げき，終おわり擊げき敗はい了りょう孫まご恩おん叛軍はんぐん，攻おさむ下か了りょう會かい稽郡，孫まご恩おん率りつ眾逃到海島うみしま中ちゅう。隆たかし安やす四よん年ねん（400年ねん），司馬しば元もと顯あらわ升ます後ご將軍しょうぐん，召劉敬けい宣せん為ため其諮議ぎ參さん軍ぐん，加か寧やすし朔さく將軍しょうぐん，不ふ久ひさ加か淮南ワイナン太守たいしゅ，又また遷任後ご軍ぐん從事じゅうじ中ちゅう郎ろう。隆たかし安やす五ご年ねん（401年ねん），孫まご恩おん進攻しんこう劉りゅう裕ひろし駐ちゅう守もり的てき句く章あきら，但ただし久ひさ攻おさむ不ふ下した，劉りゅう敬たかし宣せん於是自じ請救援きゅうえん劉りゅう裕ひろし，終おわり擊退げきたい孫まご恩おん。

劉りゅう敬たかし宣せん在ざい平定へいてい孫まご恩おん之の亂みだれ時じ，擔憂國家こっか紛亂ふんらん，與あずか屢立戰功せんこう的てき劉りゅう裕ひろし結ゆい交，情誼じょうぎ甚深。另一方面ほうめん，作為さくい司馬しば元もと顯あらわ的てき屬官ぞっかん，劉りゅう敬たかし宣せん眼め見み元もと顯あらわ驕おご縱たて放肆ほうし，每次まいじ參與さんよ宴會えんかい既すんで不ふ飲酒いんしゅ，亦また不ふ投入とうにゅう，反はん令れい元もと顯あらわ甚為不滿ふまん。元もと興きょう元年がんねん（402年ねん），司馬しば元もと顯あらわ進しん位い驃騎大將軍だいしょうぐん，劉りゅう敬たかし宣せん後ご跟隨遷府，並なみ在ざい後ご久ひさ遷輔國こく將軍しょうぐん。同年どうねん司馬しば元もと顯あらわ討伐とうばつ荊州刺史しし桓玄，桓玄率りつ兵へい東下ひがししも，然しか而司馬ば元もと顯あらわ雖然名めい為ため征討せいとう大だい都と督とく，其實一直在酒醉之中，留とめ在ざい建たて康やすし。受命じゅめい為ため前ぜん鋒ほこさき都と督とく的てき劉りゅう牢ろう之の正せい是ぜ司馬しば元もと顯あらわ對たい付づけ桓玄的てき的てき唯ただ一いち把握はあく，然しか而劉牢ろう之の每次まいじ去さ見み他た都と不ふ成なり。桓玄逼近建たて康やすし時じ派は了りょう何なに穆きよし做使者しゃ游ゆう說せつ劉りゅう牢ろう之の倒たおせ戈ほこ，劉りゅう牢ろう之の十分同意何穆所言，打算ださん答こたえ應おう。劉りゅう敬たかし宣せん大力だいりき反對はんたい，指出さしで桓玄事ごと成なり則そく等とう同どう於東ひがし漢かん末すえ年ねん董ただし卓たく入京にゅうきょう亂らん政せい那な樣さま，劉りゅう牢ろう之の卻一直想著若果消滅桓玄，自己じこ會かい遭司馬ば元もと顯あらわ加害かがい，最終さいしゅう還かえ是ぜ決定けってい請降，並なみ派は了りょう劉りゅう敬たかし宣せん去さ當とう人質ひとじち。桓玄當時とうじ其實已やめ有ゆう剷除劉りゅう牢ろう之の的てき心意しんい，於是特とく地ち設しつらえ宴えん宴えん請劉敬けい宣せん，並なみ與あずか他た一同いちどう觀賞かんしょう書畫しょが，以令其安心しん，又また以劉敬けい宣せん為ため自己じこ的てき諮はか議ぎ參さん軍ぐん；劉りゅう敬たかし宣せん不知ふち桓玄的てき陰謀いんぼう，然しか而知情じょう的てき桓玄部ぶ屬ぞく們卻都と在ざい笑わらい。

出奔しゅっぽん南みなみ燕つばめ

劉りゅう牢ろう之の降くだ桓玄，令れい桓玄順じゅん利り消滅しょうめつ了りょう司馬しば道子みちこ及司馬ば元もと顯あらわ的てき勢力せいりょく，執と掌てのひら朝政ちょうせい，接せっ著ちょ就調劉りゅう牢ろう之の任にん會かい稽太守たいしゅ，調しらべ離京りきょう口こう，劉りゅう牢ろう之の知ち這是削そぎ奪だつ其軍權けん的てき行為こうい。劉りゅう敬たかし宣せん以勸父ちち受命じゅめい為ため由よし回かい到いた父親ちちおや身邊しんぺん，並なみ勸すすむ父親ちちおや襲擊しゅうげき桓玄，然しか而劉牢ろう之の卻遲疑ちぎ。劉りゅう牢ろう之の打算ださん北きた據よりどころ廣陵こうりょう（今こん江蘇ちぁんすー揚あげ州しゅう市し）對抗たいこう桓玄，但ただし劉りゅう裕ひろし以及其他僚屬都と不ふ同意どうい，其參軍ぐん劉りゅう襲かさね更さら指ゆび斥他「一人ひとり三さん反たん，何なに以自立じりつ」。劉りゅう牢ろう之の由よし是ぜ恐懼きょうく，於是派は劉りゅう敬たかし宣せん到いた京口きょうぐち帶たい家か屬ぞく與あずか自己じこ離はなれ開ひらき。劉りゅう敬たかし宣せん過か了りょう約定やくじょう時間じかん還かえ未到みとう，劉りゅう牢ろう之の以為家人かじん都と已やめ被ひ殺ころせ，於新しん洲しゅう自じ縊而死し。劉りゅう敬たかし宣せん隨ずい後ご趕到，哭也來き不ふ及就投とう奔時任ときとう廣陵こうりょう相しょう的てき高雅こうが之の。

劉りゅう敬たかし宣せん及後與あずか高雅こうが之の及司馬しば休きゅう之の出走しゅっそう洛陽らくよう，向後きょうこう秦はた求もとむ援，後ご秦しん君主くんしゅ姚興於是命いのち他た們到關東かんとう募兵ぼへい。劉りゅう敬たかし宣せん得とく人じん收得しゅうとく數すう千せん人にん，並なみ返かえし回かい彭城郡ぐん就收集しゅうしゅう義ぎ舊きゅう。當時とうじ劉りゅう襲かさね等とう人じん已やめ遭桓玄げん殺害さつがい，時任ときとう冀州刺史しし的てき劉りゅう襲かさね弟おとうと劉りゅう軌於是請劉敬けい宣せん等とう與あずか其共據よりどころ山陽さんよう，起おこり兵へい反抗はんこう桓玄。然しか而眾人じん未み能のう攻おさむ下山げざん陽ひ，部ぶ眾解散かいさん，眾人於是分別ふんべつ投とう奔後秦しん和南わなみ燕つばめ，劉りゅう敬たかし宣せん與あずか高雅こうが之の及司馬ば休きゅう之の都と投とう歸き南みなみ燕つばめ。

劉りゅう敬たかし宣せん在ざい南みなみ燕つばめ並なみ未み安やす於當地ち，反はん而聯結ゆい青あお州しゅう大だい姓せい清河きよかわ崔ちぇ氏し、渤海封ふう氏し以及鮮卑豪族ごうぞく，圖ず謀はかりごと推翻南みなみ燕つばめ皇帝こうてい慕容德とく，改あらため立りつ為ため晉すすむ宗室そうしつ的てき司馬しば休きゅう之の，復興ふっこう晉すすむ室しつ。元もと興きょう三さん年ねん（404年ねん），高こう雅之まさゆき打算ださん讓ゆずる甚受慕容德とく寵ちょう信しん的てき劉りゅう軌以參加さんか，然しか而劉敬けい宣せん認定にんてい劉りゅう軌年老おい，只ただ想そう安やす於當地ち，反對はんたい告訴こくそ他た。高雅こうが之の還かえ是ぜ告知こくち劉りゅう軌，劉りゅう軌果然しか不ふ允まこと，反はん讓ゆずる圖ず謀はかりごと敗はい露ろ，劉りゅう軌及高だか雅之まさゆき相しょう繼ままし被ひ殺ころせ，劉りゅう敬たかし宣せん就與司馬しば休きゅう之の出で逃。二人ふたり走はし到いた淮河、泗水しすい一帶時知劉裕已舉兵擊敗桓玄，於是重じゅう回かい東あずま晉すすむ。劉りゅう裕ひろし亦また以劉敬けい宣せん為ため輔國將軍しょうぐん、晉すすむ陵りょう太守たいしゅ，襲かさね封ふう父ちち爵武岡たけおか縣けん男おとこ。

復歸ふっき東あずま晉すすむ

劉りゅう敬たかし宣せん回國かいこく不ふ久ひさ，桓歆就與氐帥楊秋侵おかせ襲かさね歷れき陽ひ（今いま安徽あんき和かず縣けん），劉りゅう敬たかし宣せん參與さんよ討伐とうばつ。接せっ著ちょ就遷任にん建たて威たけし將軍しょうぐん、江え州しゅう刺史しし。劉りゅう敬たかし宣せん在江あるえ州しゅう徵集ちょうしゅう軍ぐん糧かて、船艦せんかん以及其他軍用ぐんよう物資ぶっし，務つとむ求もとめ令れい儲もうか備豐盈みつる，同年どうねん西にし征せい荊州的てき劉りゅう毅あつし和わ何なに無む忌き等とう敗はい給きゅう桓振，被ひ逼撤守もり尋ひろ陽ひ（今いま江西えにし九きゅう江え市し），正せい是ぜ因いん為ため劉りゅう敬たかし宣せん才ざい得とく以迅速そく恢復かいふく元氣げんき。劉りゅう敬たかし宣せん又また擊げき敗はい了りょう試ためし圖ず進攻しんこう豫よ章あきら郡ぐん（今江いまえ西にし南みなみ昌あきら市し）的てき桓亮。

劉りゅう敬たかし宣せん在ざい荊州未み定時ていじ已やめ獲え授江州しゅう刺史しし，起おこり初はつ他た就以無む功勞こうろう，不ふ應おう在ざい劉りゅう毅あつし和わ何なん無む忌き受封賞しょう之の前ぜん受職而推辭やめ，但ただし劉りゅう裕ひろし堅持けんじ。劉りゅう毅あつし收おさむ復ふく江え陵りょう，驅逐くちく桓楚殘餘ざんよ勢力せいりょく後ご，就說劉りゅう敬たかし宣せん沒ぼつ有ゆう參與さんよ劉りゅう裕ひろし的てき起おこり義ぎ行動こうどう，說せつ這麼早はや就讓他た任にん晉すすむ陵りょう太守たいしゅ已やめ是ぜ過か於優待ゆうたい，任にん江え州しゅう刺史しし更さら是ぜ駭然。劉りゅう敬たかし宣せん十じゅう分ふん不安ふあん，於是自じ表ひょう解職かいしょく。然しか而劉裕ひろし仍然賜たまもの他た房ぼう屋や和わ每月まいつき三さん十じゅう萬まん的てき金錢きんせん資し助すけ，一同出游時亦賜給甚豐。

後こう劉りゅう敬たかし宣せん又また任にん冠かんむり軍ぐん將軍しょうぐん、宣せん城じょう內史、襄じょう城じょう太守たいしゅ。義ぎ熙三さん年ねん（407年ねん），劉りゅう裕ひろし為ため讓ゆずる劉りゅう敬たかし宣せん立りつ功こう，於是假かり劉りゅう敬たかし宣せん節ぶし，監かん征せい蜀しょく諸しょ軍事ぐんじ，率りつ軍ぐん五ご千せん征討せいとう西にし蜀しょく。劉りゅう敬たかし宣せん於次年ねん（408年ねん）入いれ長江ちょうこう三さん峽かい，命いのち溫ゆたか祚自外そと水すい進軍しんぐん，自じ率りつ主力しゅりょく經けい內水由ゆかり墊江（今いま重慶たーちん市し墊江縣けん）進攻しんこう成都せいと（今いま四川しせん成都せいと）。劉りゅう敬たかし宣せん到いた了りょう離はなれ成なる都と五ご百ひゃく里さと的てき黃き虎とら（今こん四川しせん綿めん陽ひ東南とうなん）卻為譙道福ぶく所しょ阻，兩りょう軍ぐん相しょう持じ六ろく十多日後劉敬宣仍無法前進，其時晉すすむ軍ぐん糧かて盡つき兼有けんゆう疫病えきびょう，死し了りょう大半たいはん人じん，被ひ逼撤軍ぐん。劉りゅう敬たかし宣せん因いん此戰失敗しっぱい而免官めんかん，封ふう戶ど亦また被ひ削そぎ去さ三さん分ふん之の一いち。

義ぎ熙五ご年ねん（409年ねん），劉りゅう裕ひろし北きた伐き南みなみ燕つばめ，劉りゅう敬たかし宣せん以中軍ぐん諮はか議ぎ參さん軍ぐん，加冠かかん軍ぐん將軍しょうぐん隨行ずいこう。燕つばめ晉すすむ兩りょう軍ぐん於臨朐（今こん山東さんとう臨朐縣けん）城しろ以南いなん決戰けっせん，時じ胡えびす藩はん乘じょう虛きょ襲擊しゅうげき臨朐城じょう，並なみ令れい城じょう內的南みなみ燕つばめ皇帝こうてい慕容超ちょう出奔しゅっぽん城じょう外がい大軍たいぐん。劉りゅう敬たかし宣せん於是與あずか劉りゅう藩はん等とう人ひと奮力進擊しんげき，終おわり大敗たいはい南みなみ燕つばめ軍ぐん，慕容超ちょう逃歸にげかえ廣こう固かた（今山いまやま東ひがし青あお州しゅう市し），劉りゅう敬たかし宣せん亦また隨ずい軍ぐん進しん圍かこえ廣こう固かた。義ぎ熙六ろく年ねん（410年ねん），廣こう固かた城じょう陷おちい，南みなみ燕つばめ滅亡めつぼう，慕容超ちょう被ひ俘，但ただし神色しんしょく自若じじゃく，沒ぼつ有ゆう說話せつわ，只ただ將はた母親ははおや託たく付づけ給きゅう劉りゅう敬たかし宣せん。

在ざい攻おさむ滅めつ南みなみ燕つばめ的てき同年どうねん，盧の循乘劉りゅう裕ひろし北きた伐き而作亂みだれ，並進へいしん逼建康やすし，劉りゅう敬たかし宣せん遂とげ隨ずい劉りゅう裕ひろし率りつ軍ぐん回かい防ぼう建たて康やすし。劉りゅう敬たかし宣せん受命じゅめい領りょう鮮卑虎とら班はん突騎防禦ぼうぎょ盧の循，後ご遷使持じ節ぶし、督とく馬頭めず淮西諸しょ郡ぐん軍事ぐんじ、鎮蠻護まもる軍ぐん、淮南ワイナン安あん豐ゆたか二に郡ぐん太守たいしゅ、梁はり國こく內史。同年どうねん盧の循撤回てっかい江え州しゅう，劉りゅう敬たかし宣せん就與劉りゅう裕ひろし於年末まつ出兵しゅっぺい江え州しゅう討伐とうばつ盧の循，終おわり大敗たいはい對たい方かた，令れい其逃廣州こうしゅう。後ご轉うたて左ひだり衞まもる將軍しょうぐん，加か散ち騎き常つね侍さむらい。

義ぎ熙八はち年ねん（412年ねん），劉りゅう毅あつし出で任にん荊州刺史しし，因よし劉りゅう毅あつし一直不服在劉裕之下，既すんで任にん荊州就想借か長ちょう江上えがみ游ゆう的てき優勢ゆうせい恃機進攻しんこう劉りゅう裕ひろし，故こ特とく向こう劉りゅう敬たかし宣せん說せつ想そう以他為ため南蠻なんばん校こう尉じょう、府ふ長ちょう史し，圖ず拉ひしげ攏劉敬けい宣せん並なみ離間りかん他た與あずか劉りゅう裕ひろし。劉りゅう敬たかし宣せん因いん恐懼きょうく而報告ほうこく劉りゅう裕ひろし，劉りゅう裕ひろし就笑說せつ：「但ただし令れい老兄ろうけい你平安やす，不ふ必過慮おもんばか了りょう。」後ご劉りゅう敬たかし宣せん外がい調ちょう為ため使し持じ節ぶし、督とく北きた青あお州しゅう軍事ぐんじ、征せい虜とりこ將軍しょうぐん、北きた青あお州しゅう刺史しし，領りょう清河きよかわ太守たいしゅ，後ご又また再さい領りょう冀州刺史しし。雖然劉りゅう敬たかし宣せん對たい劉りゅう毅あつし保持ほじ距離きょり，但ただし是ぜ與あずか劉りゅう毅あつし同どう黨とう的てき高だか門もん謝しゃ混こん，卻對劉りゅう敬たかし宣せん親近しんきん交納、排斥はいせき劉りゅう裕ひろし的てき心腹しんぷく重臣じゅうしん劉りゅう穆きよし之これ（同年どうねん謝しゃ混こん就因為ため交結劉りゅう毅あつし對抗たいこう劉りゅう裕ひろし，而被劉りゅう裕ひろし殺ころせ死し）。又また劉りゅう裕ひろし於同年どうねん西にし伐き劉りゅう毅あつし，以諸しょ葛かずら長ちょう民みん監かん太ふとし尉じょう留とめ府ふ事務じむ，而諸葛かずら長ちょう民みん則のり打算ださん作さく亂みだれ，於是寫うつし信しんじ要よう聯れん結ゆい劉りゅう敬たかし宣せん一いち起おこり起おこり事ごと，不ふ過か劉りゅう敬たかし宣せん卻斷然しか拒絕きょぜつ，並なみ派は使者ししゃ向こう劉りゅう裕ひろし報告ほうこく諸しょ葛かずら長ちょう民みん的てき書信しょしん。劉りゅう裕ひろし於是相しょう信しんじ劉りゅう敬たかし宣せん不ふ會かい辜負自己じこ。

遇ぐう刺身さしみ亡ほろび

劉りゅう敬たかし宣せん於義熙十じゅう一いち年ねん（415年ねん）進しん號ごう右みぎ將軍しょうぐん。同年どうねん劉りゅう裕ひろし出兵しゅっぺい討伐とうばつ荊州刺史しし司馬しば休きゅう之の，司馬しば休きゅう之の在ざい上書うわがき指ゆび責せめ劉りゅう裕ひろし懷ふところ不ふ臣しん之の心しん、「問とい鼎かなえ之の迹」的てき同時どうじ，也強調きょうちょう自己じこ跟雍州しゅう刺史しし魯宗之の、北きた青あお州しゅう刺史しし劉りゅう敬たかし宣せん因いん為ため忠ちゅう於晉室しつ，遭到劉りゅう裕ひろし的てき猜忌さいき排斥はいせき。

結果けっか奇特きとく的てき是ぜ，當時とうじ劉りゅう敬たかし宣せん參さん軍ぐん司馬しば道みち賜たまもの是ぜ晉すすむ室しつ疏宗，知道ともみち司馬しば休きゅう之の反抗はんこう劉りゅう裕ひろし後ご就聯同どう同府どうふ的てき辟閭道どう秀しゅう和かず將領しょうりょう王おう猛たけし子こ謀殺ぼうさつ劉りゅう敬たかし宣せん，據よりどころ守もり廣ひろ固かた聲援せいえん司馬しば休きゅう之の。四よん月がつ乙おつ卯う日び（5月がつ26日にち），劉りゅう敬たかし宣せん召見辟閭道どう秀しゅう，讓ゆずる身邊しんぺん隨從ずいじゅう侍さむらい衞まもる都と迴避，王おう猛たけし子こ於是借か機き用よう劉りゅう敬たかし宣せん的てき護身ごしん刀がたな刺殺しさつ他た。不ふ過か劉りゅう敬たかし宣せん死し後ご，其部屬ぞく就隨即そく討伐とうばつ司し馬道うまみち賜たまもの等とう人じん，很快就消滅しょうめつ了りょう他た們。劉りゅう敬たかし宣せん死時しにどき四よん十じゅう五ご歲さい，劉りゅう裕ひろし聞喪甚為哀傷あいしょう，讓ゆずる劉りゅう敬たかし宣せん的てき兒じ子こ劉りゅう光ひかり祖そ繼承けいしょう爵位しゃくい。但ただし五年後劉裕篡晉建宋そう，卻把劉りゅう光ひかり祖そ的てき封ふう國こく爵位しゃくい削除さくじょ了りょう，南みなみ齊ひとし史官しかん沈約認みとめ為ため劉りゅう裕ひろし不ふ讓ゆずる劉りゅう敬たかし宣せん的てき子孫しそん享有きょうゆう爵位しゃくい，在ざい恩おん禮れい上じょう有ゆう厚あつ薄うす之これ分ぶん的てき差別さべつ待遇たいぐう。

性格せいかく特徵とくちょう

劉りゅう敬たかし宣せん為ため人じん寬厚かんこう，善ぜん於接待人まちびと，而且多才たさい多藝たげい，射しゃ箭や、騎馬きば、音律おんりつ無む一いち不通ふつう，故こ此即使し是ぜ出身しゅっしん高だか門もん陳ひね郡ぐん謝しゃ氏し的てき謝しゃ混こん也與他た結ゆい交。

他た亦また有ゆう孝道たかみち，八歲喪母時晝夜號哭，親おや屬ぞく見み此都對たい他た特別とくべつ重視じゅうし。及後佛ふつ誕，劉りゅう敬たかし宣せん見み眾人浴よく佛ぼとけ，於是拿下頭上ずじょう金きん鏡きょう，為ため母はは浴よく佛ふつ，更さら忍しのべ不ふ住じゅう悲傷ひしょう哭了起おこり來らい。

逸事いつじ

劉りゅう敬たかし宣せん通曉つうぎょう天文てんもん，故こ在ざい桓玄得とく志こころざし後ご，就知道どう必定ひつじょう有人ゆうじん興きょう復ふく晉すすむ室しつ。在ざい南みなみ燕つばめ時じ，劉りゅう敬たかし宣せん夢見ゆめみ自己じこ吃ども丸まる，他た認みとめ為ため丸まる即そく是ぜ桓，既すんで然しか他た吞吃了りょう桓，那な麼他就是興きょう復ふく晉すすむ室しつ的てき人じん，故こ此才意圖いと弒殺慕容德とく，立たて司馬しば休きゅう之の為ため主ぬし。

劉りゅう敬たかし宣せん死し前ぜん不ふ久ひさ的てき一いち次じ宴會えんかい中ちゅう，突然とつぜん有ゆう一隻草鞋從天而降，直接ちょくせつ跌在劉りゅう敬たかし宣せん的てき食器しょっき上じょう，還かえ已やめ相當そうとう破やぶ舊きゅう了りょう。未み幾いく劉りゅう敬たかし宣せん就遇害がい。

子女しじょ

• 劉りゅう光ひかり祖そ，《宋そう書しょ》作さく劉りゅう祖そ，嗣子しし。

延伸えんしん阅读

[编]

《宋そう書しょ·卷まき47》，出自しゅつじ沈约《宋そう书》

《南みなみ史し·卷まき17》，出自しゅつじ李り延壽えんじゅ《南みなみ史し》

參考さんこう資料しりょう

• 《宋そう書しょ·劉りゅう敬たかし宣傳せんでん》
• 《南みなみ史し·劉りゅう敬たかし宣傳せんでん》
• 《資し治ち通どおり鑑かん》（卷まき一いち百ひゃく一いち十じゅう一いち至いたり一いち百ひゃく一いち十じゅう七なな）