司つかさ马颙

司馬しば顒（yóng）（276年ねん前まえ—306年ねん），字じ文ぶん載の，司つかさ州しゅう河かわ內郡溫ゆたか縣けん（今いま河南かなん溫ゆたか縣けん）人にん，西にし晋すすむ河間こうま王おう，是ぜ八はち王おう之の亂みだれ中なか的てき一いち王おう。晉すすむ宣せん帝みかど司馬しば懿三弟安平獻王司馬しば孚まこと之これ孫まご，太ふとし原はら烈れつ王おう司馬しば瓌之これ長子ちょうし。

生平おいだいら

鎮守ちんじゅ關せき中ちゅう

司馬しば顒原繼つぎ襲かさね父親ちちおや太ふと原げん王おう之これ爵位しゃくい，咸寧二に年ねん（276年ねん）到いた封ふう國こく。次つぎ年ねん改あらため封ふう為ため河間こうま王おう。司馬しば顒年少ねんしょう已やめ有清ありきよ名めい，輕けい財ざい愛あい士し。與あずか諸王しょおう一いち同どう朝見ちょうけん晉すすむ武たけ帝みかど時とき，武たけ帝みかど認みとめ為ため司馬しば顒可以作為さくい諸王しょおう的てき模範もはん。

元康もとやす初はつ，為ため北きた中ちゅう郎ろう將しょう，監かん鄴城。元康もとやす九きゅう年ねん（299年ねん），代替だいたい梁はり王おう司馬しば肜任にん平ひら西にし將軍しょうぐん，鎮守ちんじゅ關せき中なか（因よし為ため石いし函はこ之これ制せい，非ひ至いたり親おや不ふ得とく都と督とく關せき中ちゅう，司馬しば顒血統けっとう疏遠王室おうしつ，因いん其賢而被舉薦）。

附ふ討不定ふてい

永えい寧やすし元年がんねん（301年ねん），趙ちょう王おう司馬しば倫りん稱しょう帝みかど，齊ひとし王おう司馬しば冏密謀みつぼう討伐とうばつ司馬しば倫りん。前ぜん安西あんざい參さん軍ぐん夏なつ侯こう奭自稱じしょう侍さむらい御ご史し，在ざい始はじめ平たいら徵しるし聚得數すう千せん人にん，以響應おう司馬しば冏，遣や信しん邀請司馬しば顒。司馬しば顒卻派遣はけん主おも簿ぼ房ぼう陽ひ、張ちょう方かた捉拿夏なつ侯こう奭及其黨羽わ十じゅう多た人じん，並なみ在ざい長安ながやす市し腰こし斬き。到いた了りょう司馬しば冏送檄げき請司馬ば顒支持しじ，司馬しば顒又逮捕たいほ了りょう司馬しば冏的使者ししゃ並なみ送おく給きゅう司馬しば倫りん。及後司馬しば倫りん向こう司馬しば顒徵兵ちょうへい，司馬しば顒則派遣はけん張はり方かた率りつ關せき右みぎ健けん將はた前ぜん赴洛陽ひ。張ちょう方ほう至いたる華はな陰かげ時とき，司馬しば顒因聽聞ちょうもん司馬しば冏及成都せいと王おう司馬しば穎兵力へいりょく強きょう盛もり，於是立りつ刻こく加か長ちょう史ふみ李り含任にん龍りゅう驤將軍ぐん，領りょう督とく護まもる席せき薳等とう追おい回かい張ちょう方かた，改あらため為ため呼應こおう二王におう。義兵ぎへい至いたり潼關時とき，司馬しば倫りん和わ孫まご秀しゅう已やめ被ひ誅殺ちゅうさつ，晉すすむ惠めぐみ帝みかど復位ふくい，李り含、張ちょう方かた才ざい各かく率りつ衆しゅ回かい到いた關かん中ちゅう。到いた司馬しば冏論功こう時じ，雖惱恨司馬ば顒起初はつ不ふ響ひびき應おう，但ただし見み最終さいしゅう能のう濟ずみ義ぎ相しょう助すけ，讓ゆずる司馬しば顒進位い侍さむらい中ちゅう、太ふとし尉じょう，加か三さん錫すず之これ禮れい。

攻おさむ打だ洛陽らくよう

後來こうらい李り含任翊軍校こう尉じょう，因いん與あずか齊ひとし王おう參さん軍ぐん皇すめらぎ甫はじめ商しょう和わ司馬しば趙ちょう驤等とう有ゆう嫌いや隙すき，於是投とう奔司馬ば顒，更さら假稱かしょう受密詔みことのり討伐とうばつ司馬しば冏，向むかい司馬しば顒陳說せつ利害りがい。司馬しば顒最後ご答こたえ應おう便びん發はつ兵へい，並なみ遣や使つかい邀司馬ば穎。司馬しば顒以李り含為都と督とく，率りつ諸しょ軍ぐん屯たむろ陰かげ盤ばん，張ちょう方かた則のり率りつ前ぜん鋒ほこさき集結しゅうけつ於新しん安やす。同どう時又ときまた傳でん檄げき給きゅう長ちょう沙すな王おう司馬しば乂討伐とうばつ司馬しば冏。司馬しば顒和李り含原以為司馬しば乂兵弱じゃく，等とう司馬しば乂被司馬しば冏打敗はい後ご就可藉詞討伐とうばつ司馬しば冏，然しか後こう廢はい晉すすむ惠めぐみ帝みかど，立たて司馬しば穎，而司馬ば顒掌權けん。但ただし最終さいしゅう司馬しば冏被打だ敗はい，司馬しば顒於是ぜ以李含為河南かなん尹いん，命いのち他た與あずか馮蓀、卞粹等とう潛せん圖ず害がい司馬しば乂。皇すめらぎ甫はじめ商しょう卻將李り含之前ぜん矯詔之の事こと及與司馬しば顒的陰謀いんぼう都と詳細しょうさい告知こくち司馬しば乂。司馬しば乂於是ぜ誅殺ちゅうさつ李り含等人じん。司馬しば顒知道どう李り含死訊後，在ざい太ふとし安やす二に年ねん（303年ねん），司馬しば顒令部將ぶしょう張ちょう方領ほうりょう兵へい7萬與司馬穎20多た萬まん大軍たいぐん起おこり兵へい討伐とうばつ洛陽らくよう。晉すすむ惠めぐみ帝みかど下か詔みことのり令れい司馬しば乂為大だい都と督とく，興きょう兵へい迎擊げいげき。

兩りょう軍ぐん連續れんぞく戰せん鬥了幾いく個月かげつ，繼つぎ持じ到いた明年みょうねん（304年ねん），司馬しば乂多次じ擊げき敗はい司馬しば顒、司馬しば穎軍，斬殺ざんさつ俘虜ふりょ了りょう六ろく七なな萬まん人にん。因いん戰せん事こと太ふと久ひさし，司馬しば乂軍糧食りょうしょく缺乏けつぼう，但ただし將士しょうし們都願意がんい效こう死し，固守こしゅ洛陽らくよう。此時張はり方かた認みとめ為ため難なん以取勝しょう，建議けんぎ要よう班はん師し回かい長安ながやす。但ただし在ざい朝廷ちょうてい內任職しょく司つかさ空そら的まと東海とうかい王おう司馬しば越えつ害がい怕司馬ば乂會失敗しっぱい，勾結一些禁軍將領在夜裡捕獲司馬乂，送おく到いた金きむ墉城，並なみ開城かいじょう歡迎かんげい司馬しば顒軍。司馬しば乂的下か屬ぞく及一些志同道合的文武百官見司馬顒軍兵力不多，可か惜司馬ば乂功敗はい垂たれ成なり，計けい劃劫獄ごく救出きゅうしゅつ司馬しば乂，再戰さいせん司馬しば顒、司馬しば穎。司馬しば越えつ害がい怕，就派人じん秘ひ告つげ司馬しば顒的部將ぶしょう張はり方かた此事，張ちょう方かた派遣はけん三さん千せん士し兵へい，到いた金きむ墉城抓つめ司馬しば乂回軍營ぐんえい，用よう火ひ活かつ活かつ燒死しょうし。司馬しば乂的手下てした非ひ死し即そく降くだ。張ちょう方かた回かい到いた長安ながやす。詔みことのり以司馬ば顒為太宰だざい、大だい都と督とく、雍州牧まき。司馬しば顒廢皇太子こうたいし司馬しば覃，立たて成都せいと王おう司馬しば穎為皇すめらぎ太ふとし弟おとうと。

司馬しば顒及後ご屯たむろ兵へい鄭てい縣けん，作為さくい東ひがし軍ぐん支援しえん，但ただし劉りゅう沈起おこり兵へい，令れい司馬しば顒回鎮渭城，並なみ派は督とく護まもる虞おそれ夔抗こう擊げき劉りゅう沈，但ただし失敗しっぱい。司馬しば顒於是ぜ大だい驚おどろき，退すさ入にゅう長安ながやす並なみ召回張はり方かた救援きゅうえん。劉りゅう沈渡過か渭河，並なみ派は安定あんてい太守たいしゅ衙博和わ安定あんてい功こう曹皇すめらぎ甫はじめ澹以五千せん甲かぶと兵へい襲擊しゅうげき長安ながやす，並なみ攻おさむ到いた司馬しば顒帳下か。但ただし劉りゅう沈遲來らい，馮翊太守たいしゅ張ちょう輔見み無む後繼こうけい就派軍ぐん擊げき潰つぶせ衙博軍ぐん，並なみ擊げき斬き二に人にん。張ちょう方かた及後派は部將ぶしょう敦あつし偉えら夜襲やしゅう劉りゅう沈，劉りゅう沈軍驚おどろき惶崩潰ほうかい，劉りゅう沈與麾下きか南みなみ逃但被ひ捕と，被ひ司馬しば顒腰斬き。

東西とうざい鬥爭

永興りょうご元年がんねん（304年ねん），王おう浚聯合れんごう東ひがし瀛公司馬しば騰あが討伐とうばつ司馬しば穎，兵へい臨鄴城じょう，司馬しば穎於是ぜ倉皇そうこう帶たい惠めぐみ帝みかど到いた洛陽らくよう。留とめ鎮洛陽ひ的てき張はり方かた擁よう兵へい專制せんせい朝政ちょうせい，又また逼惠帝みかど駕が幸さいわい長安ながやす。司馬しば顒選置おけ百官ひゃっかん，改あらため秦しん州しゅう為ため定じょう州しゅう，另立豫よ章あきら王おう司馬しば熾おき為ため皇すめらぎ太ふとし弟おとうと。司馬しば顒見全國ぜんこく四分五裂しぶんごれつ，戰亂せんらん不ふ息いき，於是希望きぼう以下いか詔みことのり和解わかい各かく王おう而獲得かくとく喘息ぜんそく，任命にんめい司馬しば越えつ為ため太ふとし傅でん，來らい長安ながやす與あずか他た一いち起おこり輔政，但ただし司馬しば越えつ不ふ接受せつじゅ。後來こうらい東海とうかい王おう司馬しば越えつ起おこり兵へい徐じょ州しゅう，西にし迎むかえ大だい駕が，而與司馬しば顒分陝而治ち。此舉令れい關せき中大ちゅうだい懼，張ちょう方かた當日とうじつ劫こう逼惠帝みかど西にし遷令各かく勢力せいりょく震ふるえ怒いか，更さら加か不ふ願ねがい皇帝こうてい東ひがし歸き，於是向こう司馬しば顒說：「我わが所領しょりょう的てき軍隊ぐんたい還かえ有ゆう十じゅう餘あまり萬まん人にん，奉送ほうそう皇帝こうてい回かい洛陽らくよう皇宮こうぐう，派は成都せいと王おう回かい鄴城，司馬しば顒自留とめ鎮關中ちゅう，我わが北きた討博はく陵りょう。這樣天下でんか就可暫得安定あんてい，無人むじん再さい能のう反抗はんこう。」但ただし司馬しば顒覺得とく不ふ太ふとし可か行ぎょう，不ふ贊同さんどう張はり方かた的てき建議けんぎ，又また下しも詔みことのり令れい司馬しば越えつ等とう人じん回かい到いた封ふう國こく。及後豫よ州しゅう刺史しし劉りゅう喬たかし擊破げきは司馬しば越えつ堂どう弟おとうと范陽王おう司馬しば虓於許もと，又また表おもて司馬しば穎為鎮軍大將軍だいしょうぐん、都みやこ督ただし河北かわきた諸しょ軍事ぐんじ，給きゅう一千兵回到鄴城，又また命いのち呂りょ朗ろう屯たむろ兵へい洛陽らくよう。隨ずい後ご又また升ます豫よ州しゅう刺史しし劉りゅう喬たかし為ため假かり節ふし、鎮東大將軍だいしょうぐん。派遣はけん司馬しば穎率領りょう樓ろう褒、王おう闡等ひとし，據よりどころ河かわ橋きょう以抗拒こうきょ司し馬越うまごえ，支援しえん劉りゅう喬たかし。及後司馬しば穎進駐ちゅう洛陽らくよう，呂りょ朗ろう則そく移駐いちゅう滎陽。司馬しば越えつ則そく親おや自じ率りつ領りょう三さん萬まん士し兵へい，西進せいしん到いた了りょう蕭しょう縣けん。劉りゅう喬たかし派遣はけん其兒子こ劉りゅう祐ゆう於靈れい璧抵抗ていこう司し馬越うまごえ，司馬しば越えつ軍ぐん不能ふのう前進ぜんしん。及後司馬しば虓派遣はけん督とく護まもる田た徽以八百騎兵幫助司馬越，在ざい譙與あずか劉りゅう祐ゆう相しょう遇ぐう，一戰之下劉祐眾潰，劉りゅう喬たかし軍隊ぐんたい亦また潰つぶせ敗はい，在ざい蕭しょう縣けん被ひ司馬しば虓擊破げきは，劉りゅう喬たかし敗走はいそう南陽なんよう，司馬しば越えつ得とく以進屯たむろ陽ひ武たけし。而在河かわ橋きょう的てき司馬しば穎軍方面ほうめん，支持しじ司馬しば越えつ的てき安やす北きた將軍しょうぐん王おう浚派遣はけん督とく護まもる劉りゅう根ね，率りつ領りょう三さん百ひゃく騎兵きへい至いたり河上かわかみ。王おう闡出戰せん，被ひ劉りゅう根ね所しょ殺ころせ。

光ひかり熙元年がんねん（306年ねん），劉りゅう喬たかし兵へい敗はい的てき消息しょうそく傳でん到いた長安ながやす，人心じんしん惶惶，司馬しば顒很是ぜ恐慌きょうこう，同時どうじ參さん軍ぐん畢垣稱たたえ張ちょう方かた打算ださん謀反ぼうほん，勸すすむ司馬しば顒殺他た；繆播和わ繆胤認みとめ為ため殺ころせ了りょう張ちょう方かた就可以平いたいら息いき與あずか東ひがし軍ぐん的てき戰せん事ごと。司馬しば顒聽信しんじ，認みとめ為ため這可以平いたいら息いき禍か亂みだれ，於是命令めいれい張はり方かた的てき親おや信しん將領しょうりょう郅輔夜よる裡うら暗殺あんさつ張はり方かた，然しか後こう派は人じん把わ張ちょう方かた的てき頭あたま顱送到いた司馬しば越えつ軍ぐん中ちゅう。而後司馬しば顒又後悔こうかい，怪かい罪ざい郅輔殺ころせ張ちょう方かた，又また殺ころせ了りょう郅輔。然しか後こう派遣はけん刁默守まもり潼關。張ちょう方かた的てき死し對たい司馬しば顒更是ぜ不利ふり，例れい如司馬ば虓的司馬しば劉りゅう琨把わ張ちょう方かた頭あたま顱給滎陽守將しゅしょう呂りょ朗ろう看み，呂りょ朗ろう馬ば上じょう獻けんじ出城でしろ池いけ投降とうこう。司馬しば穎試圖ず固守こしゅ洛陽らくよう，范陽王おう司馬しば虓就派出はしゅつ鮮卑的てき騎兵きへい與平よへい昌あきら、博ひろし陵りょう等とう兵へい眾襲河かわ橋きょう，平たいら昌あきら公おおやけ司馬しば模も部將ぶしょう宋そう冑かぶと亦また進攻しんこう河かわ橋きょう，樓ろう褒軍西にし逃，追つい兵へい一直追到新安，沿途死亡しぼう慘むご重おも，並進へいしん逼洛陽ひ，司馬しば穎退走はし長安ながやす。司馬しば越えつ軍ぐん中ちゅう的てき鮮卑將領しょうりょう祁弘等ひとし後來こうらい破やぶ了りょう刁默守もり的てき潼關進入しんにゅう關せき中ちゅう，司馬しば顒大為ため恐懼きょうく。又また派遣はけん馬うま瞻、郭かく傳つたえ等とう在ざい霸水抗拒こうきょ司馬しば越えつ軍ぐん，馬うま瞻軍又また戰敗せんぱい，司馬しば顒單騎たんき出で長安ながやす，逃到太白山たいはくさん。司馬しば越えつ軍ぐん進入しんにゅう長安ながやす。祁弘的てき鮮卑部隊ぶたい大だい掠かすめ長安ながやす，殺ころせ二に萬まん余人よにん。

司馬しば越えつ軍ぐん進入しんにゅう長ちょう安やす後ご，封ふう梁りょう柳やなぎ為ため鎮西ちんぜい將軍しょうぐん，守もり關せき中ちゅう。光ひかり熙元年ねん（306年ねん），司馬しば越えつ率りつ領りょう諸侯しょこう及鮮卑將領りょう許もと扶歷、駒こま次じ宿やど等とう軍隊ぐんたい護送ごそう晉すすむ惠めぐみ帝みかど回かい到いた洛陽らくよう。晉すすむ惠めぐみ帝みかど下か詔みことのり升ます司馬しば越えつ為ため太ふと傅でん錄ろく尚書しょうしょ，增ぞう封ふう下しも邳、濟すみ陽ひ二に郡ぐん。范陽王おう司馬しば虓也被ひ封ふう為ため司し空そら。

重じゅう回かい長安ながやす

司馬しば越えつ等ひとし與あずか晉すすむ惠めぐみ帝みかど回かい洛陽らくよう後ご，司馬しば顒的故こ將しょう馬うま瞻等とう人ひと借か與あずか鎮西ちんぜい將軍しょうぐん梁りょう柳やなぎ見み面めん的てき機會きかい，殺ころせ掉梁柳やなぎ。過か後こう馬ば瞻與始はじめ平たいら太守たいしゅ梁りょう邁等とう人ひと共同きょうどう迎接げいせつ在ざい太白山たいはくさん的てき司馬しば顒回來らい長安ながやす，司馬しば顒因害がい怕而不ふ敢入府にゅうふ。長安ながやす令れい蘇そ眾、記き室しつ督とく朱しゅ永ひさし就勸司馬しば顒向朝廷ちょうてい稱しょう梁はり柳やなぎ是ぜ病死びょうし的てき。關せき中なか也有やゆう人じん不服ふふく司馬しば顒，弘ひろ農のう太守たいしゅ裴暠、秦しん國こく內史賈龕、安定あんてい太守たいしゅ賈疋等とう出兵しゅっぺい討伐とうばつ司馬しば顒，斬殺ざんさつ馬ば瞻、梁りょう邁等。東海とうかい王おう司馬しば越こし知道ともみち司馬しば顒東山ひがしやま再起さいき後ご，就派遣はけん督とく護まもる麋おうしか晃あきら率りつ領りょう大軍たいぐん討伐とうばつ司馬しば顒。司馬しば顒的將領しょうりょう牽秀與あずか麋おうしか晃あきら對陣たいじん，麋おうしか晃あきら斬殺ざんさつ了りょう牽秀並なみ其二そのじ子こ。於是麋おうしか晃あきら軍ぐん據よりどころ有ゆう關せき中大ちゅうだい部分ぶぶん土地とち，而司馬ば顒只保有ほゆう長安ながやす城しろ而已。

回かい京きょう被ひ殺ころせ

同年どうねん冬ふゆ，晉すすむ惠めぐみ帝みかど食しょく餅もち中毒ちゅうどく身み亡ほろび。晉すすむ武たけ帝みかど的てき第だい二に十じゅう五ご子し，皇すめらぎ太ふとし弟おとうと司馬しば熾おき繼つぎ位い，是ぜ為ため晉すすむ懷ふところ帝みかど。晉すすむ懷ふところ帝みかど剛つよし登のぼり基はじめ，就下詔書しょうしょ要よう以司馬ば顒為司し徒と。讓ゆずる其回朝廷ちょうてい。不ふ疑うたぐ有ゆう他た，就乘車しゃ上路あげろ。到いた新しん安やす雍谷時じ，被ひ南陽なんよう王おう司馬しば模も所ところ派遣はけん的てき將領しょうりょう梁りょう臣しん掐殺死し在ざい車くるま內。他た的てき三個兒子也被殺死。司馬しば顒就此絕後ご。

晉すすむ懷ふところ帝みかど下しも詔みことのり以彭城元しろもと王おう司馬しば植しょく子こ司馬しば融とおる為ため司馬しば顒嗣，改あらため封ふう樂らく成なる縣けん王おう。司馬しば融とおる死し後ご無む子こ。建けん興きょう中なか，司馬しば睿又また以彭城じょう康やすし王おう司馬しば釋しゃく子こ司馬しば欽為ため司馬しば融とおる嗣。咸和五ご年ねん，復ふく故こ河間こうま王おう司馬しば顒爵位い，徙樂成なり王おう司馬しば欽為河間こうま王おう。

延伸えんしん阅读

[编]

《晉すすむ書しょ·卷まき059》，出自しゅつじ房ぼう玄げん齡よわい《晉すすむ書しょ》

外部がいぶ链接

• 《資し治ち通どおり鑑かん》
• 《晉すすむ書しょ·卷まき五ご十じゅう九きゅう·列傳れつでん第だい二に十じゅう九きゅう》
• 《晋すすむ书·卷まき四よん·帝みかど纪第四よん·惠めぐみ帝みかど》

前任ぜんにん： 父ちち司馬しば瓌	晉すすむ朝あさ太ふと原げん王おう 275年ねん－277年ねん	繼つぎ任にん： 伯父おじ司馬しば輔
前任ぜんにん： 族ぞく子こ司馬しば威たけし	晉すすむ朝河あさかわ間あいだ王おう 277年ねん－306年ねん	繼つぎ任にん： 族ぞく孫まご司馬しば欽