宋そう繇

宋そう繇（361年ねん—432年ねん後ご），字じ体からだ业，敦煌とんこう郡ぐん（治ち今いま甘あま肃敦煌とんこう西南せいなん）人にん。前ぜん涼りょう西平にしだいら太守たいしゅ宋そう配はい曾孫そうそん。他た亦また是これ西にし涼すずか武たけ昭あきら王おう李り暠的てき同母どうぼ弟おとうと。五ご胡えびす十じゅう六ろく国こく时期後こう涼りょう、西にし涼すずか及北きた涼すずか官員かんいん，最終さいしゅう入にゅう歸き北きた魏たかし。

生平おいだいら

宋そう繇家族かぞく自じ宋そう配はい起おこり皆みな仕つかまつ前ぜん涼りょう，父親ちちおや宋そう僚前凉就在ざい张玄靓在位ざいい時任ときとう龙骧将はた军、武たけ兴郡太守たいしゅ。建けん興きょう四よん十じゅう九きゅう年ねん（361年ねん），右みぎ司馬しば张邕起おこり兵へい攻おさむ殺ころせ掌てのひら權けん的てき宋そう澄きよし，並なみ大だい殺ころせ敦煌とんこう宋そう氏し家族かぞく，宋そう僚也因いん而被殺ころせ。宋そう僚遇害がい時じ宋そう繇才剛つよし出生しゅっしょう，至いたり五ご歲さい時じ母親ははおや也死了りょう，只ただ得とく跟随伯母おば张氏居住きょじゅう，宋そう繇也因いん對たい伯母おば很孝順じゅん而聞名めい，八歲時張氏也去世了，宋そう繇都為ため其守了りょう超ちょう逾禮法ほう所定しょてい的てき喪も期き。宋そう繇出生しゅっしょう就遭遇そうぐう到いた家族かぞく巨きょ變へん，年紀としのり輕輕けいけい就有志向しこう，曾經向こう妹いもうと夫おっと張ちょう彥表示ひょうじ自己じこ承うけたまわ擔了復興ふっこう宋そう氏し的てき責任せきにん，應おう該刻苦こっく訓戒くんかい自己じこ要よう繼承けいしょう先輩せんぱい的てき功業こうぎょう，並なみ跟著张彦到酒さけ泉いずみ就学しゅうがく，在日ざいにち夜よる不斷ふだん讀書どくしょ的てき努力どりょく下か終おわり於成了りょう一いち名めい博はく通どおり经史、綜覽そうらん诸子群ぐん言げん之の士し。宋そう繇成年ねん時じ涼りょう州しゅう由ゆかり吕光建立こんりゅう的てき後こう涼りょう所ところ據よりどころ，他た也獲後ご涼りょう舉為秀才しゅうさい，除じょ郎ろう中ちゅう。宋そう繇與李り暠及太史し令れい郭かく黁曾經一同いちどう度ど宿やど，郭かく黁就曾對宋そう繇預言道ことみち：「君きみ當とう位くらい極ごく人臣じんしん，李り君くん有ゆう國土こくど之これ分ぶん。家いえ有ゆう騧草馬ば生せい白しろ額がく駒こま，此其時じ也。」

後こう涼りょう龍りゅう飛ひ二に年ねん（397年ねん），建たて康やすし太守たいしゅ段だん业遭叛變へん的てき盧の水みず胡えびす沮渠男成おとこなり、沮渠蒙こうむ遜へりくだ脅おびえ逼推舉為涼りょう州しゅう牧まぎ，建立こんりゅう北きた涼すずか。宋そう繇及後ご也投奔了北きた涼すずし，獲え授中ちゅう散ち、常つね侍さむらい。時とき北きた涼すずし敦煌とんこう太守たいしゅ兼けん沙すな州しゅう刺史しし孟はじめ敏さとし去さ世よ，孟はじめ敏さとし下か屬ぞく敦煌とんこう護まもる軍ぐん郭かく謙けん及沙州しゅう治ち中ちゅう索さく仙せん等とう人ひと共ども推李暠為敦煌とんこう太守たいしゅ，時じ宋そう繇正在ざい敦煌とんこう，以郭黁前言ぜんげん勸すすむ李り暠接受せつじゅ推舉。李り暠接手しゅ敦煌とんこう後ご就向北きた涼りょう稱しょう藩はん，接受せつじゅ段だん業ぎょう的てき官かん號ごう，而宋繇在看み出で段だん业並无远略りゃく，遂とげ投とう奔李暠。北きた涼りょう天てん璽元年ねん（399年ねん），段だん業ぎょう改稱かいしょう涼りょう王おう，並なみ在ざい右みぎ衞まもる將軍しょうぐん索さく嗣教唆きょうさ下か派は其前來らい代替だいたい李り暠出任にん敦煌とんこう太守たいしゅ。索さく嗣在離はなれ敦煌とんこう二に十里外派人請李暠迎接至郡。宋そう繇與效こう縠令張ちょう邈力阻李暠親出で迎接げいせつ，認みとめ為ため不能ふのう就此向こう索さく嗣投降とうこう送おく死し。李り暠遂改あらため派は宋そう繇去摸索もさく嗣虛實きょじつ，宋そう繇在見み索さく嗣時故意こい用よう美び言げん討好他た，回かい來らい後向うしろむき李り暠表示ひょうじ索さく嗣表現ひょうげん驕傲きょうごう且兵弱じゃく，認みとめ為ため可か輕易けいい取と勝かち。李り暠遂派は了りょう宋そう繇等官員かんいん連れん同どう李り歆、李り讓ゆずる出兵しゅっぺい進攻しんこう索さく嗣，成功せいこう擊げき敗はい他た。索さく嗣逃還後ご李り暠向段だん業ぎょう奏そう報ほう索さく嗣之罪ざい，索さく嗣遂被ひ殺ころせ，李り暠則獲え進すすむ位い。翌年よくねん（400年ねん），李り暠正式しき脫だつ離はなれ北きた涼すずし，建立こんりゅう西にし凉並以宋繇为从事中ちゅう郎ろう，加か折おり冲将军。李り嵩たかし又また命いのち宋そう繇領兵へい進攻しんこう涼りょう興きょう，將はた玉門ぎょくもん以西いせい的てき城しろ池いけ都と拿下，並なみ在ざい玉門ぎょくもん及陽關せき兩りょう地ち屯たむろ兵へい並なみ開墾かいこん田地たじ積つもる聚糧食しょく，以準備じゅんび日び後向うしろむき東方とうほう進しん兵へい的てき消耗しょうもう。庚かのえ子こ二に年ねん（401年ねん），宋そう繇及唐から瑤よう領りょう兵へい進攻しんこう酒しゅ泉いずみ，酒さけ泉いずみ叛降西にし涼すずし，北きた涼りょう酒しゅ泉いずみ太守たいしゅ沮渠益生ますお被ひ俘。

建たて初はつ元年がんねん（405年ねん），李り暠遷都せんと酒さけ泉いずみ，徵しるし召了宋そう繇为長ちょう史し、右みぎ将はた军，领敦煌とんこう护军，与太よた守もり李り让共きょう镇敦煌とんこう。建けん初はつ十じゅう三さん年ねん（417年ねん），李り暠临终时，宋そう繇受遗诏辅政。李り歆继立，拜はい他た為ため武たけ衛まもる將軍しょうぐん、廣こう夏なつ太守たいしゅ、軍ぐん諮はか祭まつり酒しゅ、錄ろく三さん府ふ事ごと。嘉よしみ興きょう四よん年ねん（420年ねん）李り歆親征せい北きた凉，宋そう繇切谏不听，退すさ下した後ご歎道：「大事だいじ去さ矣，吾われ見み師し之の出で，不ふ見み師し之の還かえ也！」。李り歆果然しか戰敗せんぱい陣じん亡ほろび，西にし涼すずか都城みやこのじょう酒しゅ泉いずみ陷落かんらく。

宋そう繇入北にゅうほく涼りょう後ご獲え沮渠蒙こうむ遜へりくだ任命にんめい為ため为尚なお书吏部ぶ郎ろう中ちゅう，將はた選任せんにん官員かんいん重任じゅうにん交給他た。義和よしかず三さん年ねん（433年ねん）沮渠蒙こうむ逊临终時，把わ儿子沮渠牧まき犍委ゆだね托たく给他。沮渠牧まき犍即位い後ご，以宋繇为尚なお书左丞すすむ，並なみ派は他た护送妹いもうと妹いもうと兴平公主こうしゅ至いたり北きた魏ぎ嫁よめ給きゅう魏ぎ太ふとし武たけ帝みかど。太ふとし武たけ帝みかど封ふう沮渠牧まき犍為河西かさい王おう，宋そう繇就獲え授河西にし王おう右みぎ丞相じょうしょう，並なみ赐爵清水しみず公こう，加か安やす远将军。北きた魏ぎ永和えいわ七なな年ねん（439年ねん），北きた凉亡，宋そう繇随沮渠牧まき犍至魏ぎ都と平城ひらじろ。死し后きさき諡おくりな恭きょう。

性格せいかく特徵とくちょう

宋そう繇愛好こう儒學じゅがく，不ふ但ただし在ざい酒さけ泉いずみ隨ずい師し學習がくしゅう時日じじつ夜よる誦讀，至いたり後來こうらい在ざい西にし涼すずし對たい外征がいせい戰時せんじ仍然沒ぼつ有ゆう暫停講こう學がく，每次まいじ有ゆう儒士拜はい訪おとずれ都會とかい急きゅう著ちょ出迎でむかえ，立たて即そく拋下手しゅ上じょう政事せいじ和わ他た討論とうろん經籍けいせき。任官にんかん時じ明あかり決斷けつだん，俐落地ち處理しょり政務せいむ。至いたり歸き沮渠蒙こうむ遜へりくだ時とき蒙こうむ遜へりくだ見み他た家中かちゅう有數ゆうすう千せん卷かん書しょ，卻因不ふ事こと營生而只有數ゆうすう十じゅう斛鹽米まい，感歎かんたん道どう：「孤こ不ふ喜き克かつ李り歆，欣得宋そう繇耳。」

家庭かてい

子女しじょ

• 宋そう巖いわお，長子ちょうし，襲かさね父ちち爵並改あらため封ふう西平にしだいら侯こう

孫まご

• 宋そう蔭かげ，宋そう巖いわお子こ，歷任れきにん中書ちゅうしょ議ぎ郎ろう及樂安王やすおう拓つぶせ跋ばつ範はん的てき從事じゅうじ中ちゅう郎ろう。死後しご獲え贈おく輔國將軍しょうぐん、咸陽太守たいしゅ。

曾孫そうそん

• 宋そう超ちょう，宋そう蔭かげ子こ，尚書しょうしょ度ど支ささえ郎ろう。
• 宋そう稚やや，宋そう超ちょう弟おとうと，官かん至いたり勃海太守たいしゅ。有子ゆうこ宋そう游ゆう道どう。

延伸えんしん阅读

[编]

《魏ぎ書しょ·卷まき52》，出自しゅつじ魏ぎ收おさむ《魏ぎ书》

《北きた史し·卷まき034》，出自しゅつじ李り延壽えんじゅ《北きた史し》

参考さんこう文献ぶんけん

• 《魏ぎ书·卷まき52》
• 《北きた史し·卷まき34》
• 《晋すすむ书·卷まき87·李り玄げん盛もり传》