尚なお灝王

尚なお灝（琉球りゅうきゅう語ご：尚なお灝／ショーコー ^{Shō Kō ?}；1787年ねん7月がつ14日にち—1834年ねん7月がつ5日にち），為ため琉球りゅうきゅう國こく第だい二に尚しょう氏し王朝おうちょう第だい17代だい國王こくおう，嘉よしみ慶けい九きゅう年ねん（1804年ねん）至いたり道みち光こう十じゅう四よん年ねん（1834年ねん）在位ざいい。尚なお哲あきら末子まっし，童わらわ名めい思おもえ次じ良金よしかね。

尚なお灝王
第だい26代だい琉球りゅうきゅう國こく中ちゅう山王さんのう
第だい二に尚しょう氏し王朝おうちょう第だい17代だい國王こくおう
在位ざいい期間きかん：1804年ねん－1834年ねん
前任ぜんにん：尚なお成なり王おう
繼つぎ任にん：尚なお育そだて王おう
尚なお灝王的てき御ご後ご繪え 毛け長ちょう禧（佐渡山さどやま安あん健けん）繪え於1837年ねん
年號ねんごう	嘉よしみ慶けい 道みち光こう
冊さつ封ふう年ねん	1808年ねん
正せい冊さつ封ふう使し	齊ひとし鯤
副ふく冊さつ封ふう使し	費ひ錫すず章あきら
姓名せいめい	尚なお灝
封ふう號ごう	具志頭ぐしかみ王子おうじ
童わらわ名めい	思おもえ次じ良金よしかね
名乘なのり	朝ちょう相しょう
出生しゅっしょう	(1787-07-14)1787年ねん7月がつ14日にち 乾いぬい隆たかし五ご十じゅう二に年ねん五ご月がつ廿にじゅう九きゅう
逝世	1834年ねん7月がつ5日にち(1834歲さい—07—05)（46歲さい） 道みち光こう十じゅう四よん年ねん五ご月がつ廿にじゅう九きゅう
陵墓りょうぼ	玉たま陵りょう
父親ちちおや	尚なお哲あきら王おう
母親ははおや	聞得大君おおきみ加か那な志向しこう氏し（童わらわ名めい真鍋まなべ樽だる金きん，號ごう德澤とくさわ）
養父ようふ	尚なお容よう（宜野灣ぎのわん王子おうじ朝あさ祥さち）
養母ようぼ	澤岻たくし按司加か那な志こころざし（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる。號ごう鶴づる齡よわい）
妃ひ	佐さ數すう按司加か那な志向しこう氏し（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる金きん。號ごう順德じゅんとく）
夫人ふじん	具志堅ぐしけん按司向むかい氏し（童わらわ名めい真ま松まつ金きん，賜たまもの王おう妹いもうと位い） 古波藏こはぐら按司向むかい氏し（童わらわ名めい真鍋まなべ樽だる，號ごう蘭らん溪けい）
妻つま	小しょう那な霸阿護まもる母はは志良しろう禮れい劉りゅう氏し（童わらわ名めい真ま牛うし金きん。號ごう福ぶく岩がん 前田まえだ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい史し氏し（童わらわ名めい真ま牛うし金きん，號ごう蘭らん室しつ） 座喜味ざきみ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい戴氏（童わらわ名めい真ま嘉よしみ戶と樽だる，號ごう寂さび照あきら） 又吉またよし阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し（童わらわ名めい思おもえ戶と金きん，號ごう雪ゆき庭にわ） 宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し（童わらわ名めい真鶴まなづる金きん） 上間うえま阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい顧氏（童わらわ名めい真しん勢ぜい金きん） 仲西なかにし阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい元もと氏し（童わらわ名めい思おもえ武ぶ樽だる金きん，號ごう慈觀） 謝名堂じゃなどう阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい任つとむ氏し（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる，號ごう貞室ていしつ）
直ちょく王子おうじ	尚なお膺（童わらわ名めい思おもえ五ご良金よしかね）
脇わき王子おうじ	中城なかしろ王子おうじ尚なお育いく（母はは具志堅ぐしけん按司向むかい氏し） 大里おおさと王子おうじ尚なお惇あつし（母はは劉りゅう氏し） 真ま蒲がま戶と金きん王子おうじ尚なお怡（母はは戴氏） 伊江いえ王子おうじ尚なお健けん（母はは劉りゅう氏し） 義よし村むら王子おうじ尚なお謙けん（母はは泉いずみ雪ゆき庭にわ） 玉川たまがわ王子おうじ尚なお慎まき（母はは元もと氏し） 真ま蒲がま戶と金きん王子おうじ尚なお腆（母はは不明ふめい） 名護なご王子おうじ尚なお脩おさむ（母はは不明ふめい）
庶王女おんな	翁長おなが翁おきな主ぬし（童わらわ名めい真鍋まなべ樽だる，母はは具志堅ぐしけん按司向むかい氏し） 識名しきな翁おきな主ぬし（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる，號ごう心月しんげつ，母はは戴氏） 聞得大君おおきみ加か那な志こころざし（童わらわ名めい真鶴まなづる金きん，母はは史し氏し） 安室あむろ翁おう主ぬし（童わらわ名めい真ま牛うし金きん，號ごう春澤はるさわ，母はは宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し） 嘉よしみ味あじ田翁でんおう主ぬし（童わらわ名めい真しん吳くれ勢ぜい金きん，號ごう慈光，母はは泉いずみ雪ゆき庭にわ） 思おもえ龜かめ樽だる翁おきな主ぬし（母はは宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し） 嘉手苅かでかり翁おきな主ぬし（童わらわ名めい真鶴まなづる金きん，號ごう善ぜん室しつ，母はは泉いずみ雪ゆき庭にわ） 小しょう那な霸翁主ぬし（童わらわ名めい真鍋まなべ樽だる，號ごう玉たま蓮はちす，母はは宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し） 與那よな霸翁主ぬし（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる，號ごう真水しみず，母はは泉いずみ雪ゆき庭にわ） 石嶺いしみね翁おう主ぬし（童わらわ名めい真麻まさ刈かり金きん，號ごう秋月あきづき，母はは宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し） 牧志まきし翁おきな主ぬし（童わらわ名めい思おもえ戶と金きん，號ごう梅うめ心こころ，母はは顧氏） 思おもえ戶と金きん翁おきな主ぬし（母はは宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し） 安里あさと翁おう主ぬし（童わらわ名めい真ま牛うし金きん，母はは顧氏） 真鍋まなべ樽だる翁おきな主ぬし（母はは宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し） 宮平みやだいら翁おきな主ぬし（童わらわ名めい真ま嘉よしみ戶と樽だる，母はは泉いずみ雪ゆき庭にわ） 真ま牛うし金きん翁おきな主ぬし（母はは不ふ詳しょう） 掛保久かけぼく翁おきな主ぬし（童わらわ名めい思おもえ武たけ太ふとし金きん，母はは宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい泉いずみ氏し）

尚なお灝原為ため具志頭ぐしかみ王子おうじ，是ぜ尚なお哲あきら的てき第だい四よん子し，稱しょう具志頭ぐしかみ王子おうじ朝ちょう相しょう。1800年ねん，因いん尚なお容よう（宜野灣ぎのわん王子おうじ朝あさ祥さち）尚なお無む子こ嗣，尚なお溫ゆたか王命おうめい令れい將はた尚なお灝過繼つぎ給きゅう了りょう尚なお容よう當とう嗣子しし。1801年ねん，尚なお灝到達たち尚なお容よう的てき住宅じゅうたく宜野灣ぎのわん御殿ごてん，正式せいしき行ぎょう父子ふし之の禮れい。

然しか而在1803年ねん琉球りゅうきゅう的てき尚なお成なり王おう夭死ようし，年ねん僅3歲さい。因よし尚なお溫ゆたか王おう只ただ有あ尚なお成なり一いち子し，而尚溫ゆたか之の父ちち尚なお穆きよし王おう在世ざいせい的てき王子中おうじなか只ただ有ゆう尚なお灝一いち人にん，群臣ぐんしん便びん商議しょうぎ將はた尚なお灝立為ため國王こくおう。尚なお容よう無む奈，只ただ得とく將はた尚なお灝奉還ほうかん王室おうしつ，仍認定にんてい為ため尚なお穆きよし王おう之子ゆきこ。群臣ぐんしん遂とげ擁立ようりつ尚なお溫ゆたか王おう之これ弟おとうと尚なお灝，並なみ遣や使つかい前ぜん往清朝せいちょう請求せいきゅう冊さつ封ふう。1808年ねん（嘉よしみ慶けい十じゅう三さん年ねん），清きよし嘉よしみ慶けい帝みかど派遣はけん修おさむ撰せん齊ひとし鯤、給きゅう事ごと中ちゅう費ひ錫すず章あきら為ため正副せいふく冊さつ封ふう使し，冊さつ封ふう尚なお灝為王おう。

尚なお灝王在位ざいい期間きかん，琉球りゅうきゅう災難さいなん頻繁ひんぱん。由よし於長期き的てき過度かど開發かいはつ，琉球りゅうきゅう各地かくち的てき田地でんち荒廢こうはい、山林さんりん逐漸萎縮いしゅく。突如とつじょ其來的てき異常いじょう氣候きこう、官員かんいん的てき貪むさぼ污以及薩摩ま藩はん的てき剝削更さら加か劇げき了りょう百姓ひゃくしょう生活せいかつ的てき困難こんなん，琉球りゅうきゅう多た次つぎ發生はっせい饑ひだる荒あら和わ瘟疫。

為ため了りょう穩定局きょく勢ぜい，尚なお灝王派遣はけん下知げじ役やく、檢けん者しゃ等とう官かん前まえ去さ各個かっこ貧困ひんこん的てき間あいだ切きり，指導しどう和わ鼓舞こぶ百姓ひゃくしょう耕作こうさく；又また多た次つぎ給きゅう予よ賑にぎわい災わざわい的てき百姓官位或物件作為獎賞。他た還かえ先後せんご於1810年ねん和わ1814年ねん向むかい宮古みやこ、八重山やえやま地區ちく增派ぞうは醫師いし，向こう當地とうち人じん傳授でんじゅ醫い治ち疾病しっぺい的てき方法ほうほう。此外，荷に蘭らん、英國えいこく的てき軍艦ぐんかん也來到いた了りょう琉球りゅうきゅう，要求ようきゅう通商つうしょう貿易ぼうえき，但ただし遭到琉球りゅうきゅう的てき拒絕きょぜつ。

雖然尚なお灝王希望きぼう挽回ばんかい琉球りゅうきゅう貧困ひんこん的てき局面きょくめん，但ただし仍未見みけん好轉こうてん。對たい此尚灝王十じゅう分ふん失望しつぼう，貪むさぼ於酒色しょく，不ふ理り朝政ちょうせい。他た娶めと了りょう26名めい女子じょし作為さくい側がわ室しつ，其中大だい多數たすう出生しゅっしょう平民へいみん家庭かてい。他た的てき性格せいかく變へん得え十分暴躁易怒。

1828年ねん，尚なお灝王被ひ禁止きんし參與さんよ政治せいじ，由よし王おう世子せいし尚なお育そだて代行だいこう國政こくせい。據よりどころ琉球りゅうきゅう的てき官かん方かた史書ししょ《中山なかやま世よ譜ふ》記載きさい，由ゆかり於尚灝王「染しみ病びょう」，故こ而由尚なお育そだて攝政せっしょう。琉球りゅうきゅう與あずか薩摩さつま藩はん外交がいこう文書ぶんしょ中ちゅう聲こえ稱しょう尚なお灝王得とく了りょう精神病せいしんびょう，故こ而被三さん司つかさ官かん廢はい黜囚禁きん。

美國びくに學者がくしゃ柯喬治ち則のり提出ていしゅつ不同ふどう的てき觀點かんてん，他た認みとめ為ため尚なお灝王根本こんぽん就沒有生ゆうせい病びょう。尚なお灝王策さく劃擺脫だつ薩摩さつま藩はん對たい琉球りゅうきゅう的てき統治とうち，以此來らい徹底てってい解決かいけつ琉球りゅうきゅう在ざい財政ざいせい上じょう的てき困難こんなん。三司官擔心這樣做會使琉球走向動亂，因いん此發動はつどう政變せいへん，將はた尚なお灝王囚しゅう禁きん並なみ禁止きんし其參政さんせい。

不ふ久ひさ，尚なお天保てんぽう（義よし村むら王子おうじ朝ちょう顯あらわ）奉たてまつ命いのち出で使し薩摩さつま藩はん，向こう薩摩さつま藩はん報告ほうこく了りょう此事。薩摩さつま藩はん隨したがえ即そく承認しょうにん了りょう尚なお育いく執政しっせい者しゃ的てき身み份。此後尚なお灝的身み份十じゅう分ふん特殊とくしゅ：在ざい琉球りゅうきゅう國こく內，尚なお灝是名義めいぎ上じょう的てき國王こくおう，自稱じしょう「坊主ぼうず御ご主あるじ」（琉球りゅうきゅう語ご：坊主ぼうず御ご主あるじ／ボージウシュー ^{Bōji Ushū}）；對たい日本にっぽん江戶えど幕府ばくふ，琉球りゅうきゅう將はた尚なお灝稱作さく「太ふとし上うえ王おう」，江戶えど幕府ばくふ也認其太上うえ王おう稱號しょうごう；而對於中國ちゅうごく清朝せいちょう，尚なお灝依舊きゅう是ぜ琉球りゅうきゅう國王こくおう，直ちょく到いた1834年ねん尚なお灝病逝，清朝せいちょう才ざい正式せいしき承認しょうにん尚なお育いく琉球りゅうきゅう國王こくおう的てき身み份。

尚なお灝王被ひ禁止きんし參政さんせい後ご，退すさ隱かくれ到いた了りょう浦添うらぞえ的まと城間ぐすくま村むら（在ざい今いま浦添うらぞえ市し字じ港川みなとがわ），今日きょう當地とうち仍保存ほぞん有ゆう其隱居いんきょ時候じこう居住きょじゅう的てき住宅じゅうたく，被ひ稱しょう作さく「城間しろま御殿ごてん」。根據こんきょ當地とうち的てき傳說でんせつ，尚なお灝王是ぜ一位生活簡樸而且非常關心百姓疾苦的人。1834年ねん，尚なお灝王坐すわ船ふね在ざい小灣こわん沖おき洋よう面めん遊ゆう玩時墜海而死，相傳そうでん是ぜ突然とつぜん精神病せいしんびょう發作ほっさ投とう水すい而死的てき。

根據こんきょ《中山なかやま世よ譜ふ》的てき記載きさい，尚なお灝王死後しご被葬ひそう於玉たま陵りょう。此外，相傳そうでん浦添うらぞえ市し字じ港川みなとがわ的てきユーベ墓ぼ是ぜ尚なお灝王的てき墓はか。

系譜けいふ

• 父ちち：尚なお哲あきら　（追おい尊とうと為ため尚なお哲あきら王おう）
• 母はは：真鍋まなべ樽たる金きん·聞得大君おおきみ加か那な志こころざし向こう德澤とくさわ　（第だい十じゅう二に代だい聞得大君おおきみ）
  • 兄あに（長男ちょうなん）：尚なお法ほう　（童わらわ名めい思おもえ五ご郎ろう金きん，夭死ようし）
  • 姐あね（長女ちょうじょ）：翁長おなが翁おきな主ぬし　（童わらわ名めい思おもえ真鶴まなづる金きん，號ごう溫ゆたか德とく，真榮平まえひら按司向こう朝あさ統みつる之これ妻つま）
  • 兄あに（次男じなん）：尚なお溫ぬる　（第だい二に尚しょう氏し王朝おうちょう15代だい王おう）
    • 侄：尚なお成なり　（第だい二に尚しょう氏し王朝おうちょう16代だい王おう）
  • 兄あに（三男さんなん）：真ま蒲がま戶と金きん王子おうじ尚なお洽あまね　（早さ殤）
  • 姐あね（次女じじょ）：仲井真なかいま翁おきな主ぬし　（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる，號ごう雲くも峰ほう，譜ふ久山ひさやま親ちかし雲上うんじょう向こう道方みちかた之これ妻つま）

• 養父母ようふぼ（尚なお灝未即位そくい前まえ，曾被過か繼つぎ給きゅう小祿おろく御殿ごてん為ため嗣子しし。即位そくい後ご，與あずか小祿ころく御殿ごてん家族かぞく脫だつ離はなれ養父母ようふぼ關係かんけい）：
  • 養父ようふ：尚なお容よう　（宜野灣ぎのわん王子おうじ朝あさ祥さち）
  • 養母ようぼ：澤岻たくし按司加か那な志こころざし　（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる，號ごう鶴づる齡よわい，翁おう氏し伊舍堂いしゃどう親おや雲上うんじょう盛もり峯みね之の女おんな）

• 妃ひ：思おもえ龜かめ樽だる金きん·佐敷さしき按司加か那な志向しこう氏し　（號ごう順德じゅんとく，父ちち為ため豐見城とみぐすく御殿ごてん六ろく世せい豐見城とみぐすく王子おうじ向むかい謙けん）
  • 次男じなん：尚なお膺　（童わらわ名めい思おもえ五ご郎ろう金きん。不足ふそく3歲さい夭亡。葬そう於山川やまかわ御ご墓はか，後ご移うつり葬そう於玉陵りょう）
• 夫人ふじん：具志堅ぐしけん按司加か那な志こころざし　（童わらわ名めい真ま松まつ金きん，父ちち為ため譜ふ久山ひさやま殿どの內十じゅう二に世せい廷錫翁長おなが親方おやかた向こう廷錫，賜たまもの王おう妹いもうと位い）
  • 長男ちょうなん：尚なお育いく　（第だい二に尚しょう氏し王朝おうちょう18代だい王おう）
  • 長女ちょうじょ：翁長おなが翁おきな主ぬし　（童わらわ名めい真鍋まなべ樽だる，波平なみひら按司向こう朝あさ武たけ之これ妻つま）
• 夫人ふじん：真鍋まなべ樽だる·古波藏こはぐら按司　（號ごう蘭らん溪けい。父ちち為ため伊是名いぜな里さと之子ゆきこ親しん雲上うんじょう向こう廷計）
• 妻つま：真ま牛うし金きん·小しょう那な霸阿護まもる母はは志良しろう禮れい　（號ごう福ぶく岩がん。父ちち為ため劉りゅう氏し吳屋ごや子こ定てい根ね劉りゅう英えい奇き）
  • 三男さんなん：尚なお惇あつし·大里おおさと王子おうじ朝ちょう教きょう　（大里おおさと御殿ごてん元祖がんそ。後來こうらい的てき攝政せっしょう）
  • 五男いつお：尚なお健けん·伊江いえ王子おうじ朝あさ直じき　（成なり為ため伊江いえ御殿ごてん的てき嗣子しし、後來こうらい的てき攝政せっしょう）
• 妻つま：真ま牛うし金きん·前田まえだ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい　（號ごう蘭らん室しつ。父ちち為ため史し氏し前田まえだ親ちかし雲上うんじょう史ふみ開基かいき）
  • 三さん女じょ：聞得大君おおきみ加か那な志こころざし 仲井間なかいま翁おう主ぬし　（童わらわ名めい、真鶴まなづる金きん，玉城たまき按司向こう朝あさ敕之妻つま，第だい十じゅう五ご代だい聞得大君おおきみ）
• 妻つま：真ま加戶かど樽だる·座喜味ざきみ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい　（號ごう寂さび照あきら。父ちち為ため座喜味ざきみ筑登之の親しん雲上うんじょう戴恩重おも）
  • 二女じじょ：識名しきな翁おきな主ぬし　（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる。號ごう心月しんげつ，嫁よめ馬うま良りょう憙）
  • 四男よつお：真ま蒲がま戶と金きん王子おうじ尚なお怡　（夭死ようし。得とく年ねん1歲さい，葬そう於城間あいだ之の墓はか）
• 妻つま：思おもえ戶と金きん・又吉またよし阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい　（號ごう雪ゆき庭にわ。父ちち為ため又吉またきち筑登之の親しん雲上うんじょう泉いずみ崇たかし勳くん）
  • 五ご女じょ：嘉よしみ味あじ田翁でんおう主ぬし　（童わらわ名めい真しん吳くれ勢ぜい金きん。號ごう慈光，勝連かつれん按司向こう朝あさ典てん之これ妻つま）
  • 七なな女じょ：嘉手苅かでかり翁おきな主ぬし　（童わらわ名めい真鶴まなづる金きん。號ごう善ぜん室しつ，松島まつしま親方おやかた向こう朝あさ陳ひね之これ妻つま）
  • 九きゅう女じょ：與那よな霸翁主ぬし　（童わらわ名めい思おもえ龜かめ樽だる。號ごう真水まみず，澤岻たくし里さと主ぬし金かね思おもえ義よし之これ妻つま，後ご歸き娘むすめ家か）
  • 六男むつお：尚なお謙けん·義よし村むら王子おうじ朝ちょう章あきら　（成なり為ため義よし村むら御殿ごてん的てき嗣子しし）
  • 十じゅう五ご女じょ：宮平みやだいら翁おきな主ぬし　（童わらわ名めい真ま嘉よしみ戶と樽だる，向むかい氏し具志川ぐしかわ按司朝あさ敕向むかい崇たかし德とく之これ妻つま）
• 妻つま：真鶴まなづる金きん·宮城みやぎ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい　（父ちち為ため又吉またきち筑登之の親しん雲くも上泉かみいずみ崇たかし勳くん）
  • 四よん女じょ：安室あむろ翁おう主ぬし　（童わらわ名めい真ま牛うし金きん。號ごう春澤はるさわ，具志頭ぐしかみ里さと主ぬし蔡得宣せん之これ妻つま）
  • 六ろく女じょ：思おもえ龜かめ樽だる金きん翁おきな主ぬし　（夭死ようし。得とく年ねん1歲さい）
  • 八女やめ：小しょう那な霸翁主ぬし　（童わらわ名めい真鍋まなべ樽だる。號ごう玉だま蓮はちす。見里みざと親方おやかた向こう汝なんじ礪之これ妻つま）
  • 十じゅう女じょ：石嶺いしみね翁おう主ぬし　（童わらわ名めい真麻まさ刈かり金きん。號ごう秋月しゅうげつ，未婚みこん）
  • 十じゅう二に女じょ：思おもえ戶と金きん翁おきな主ぬし　（夭死ようし。得とく年ねん1歲さい）
  • 十じゅう四よん女じょ：真鍋まなべ樽たる金きん翁おきな主ぬし　（夭死ようし。得とく年ねん2歲さい）
  • 九きゅう男なん：尚なお脩おさむ·名護なご王子おうじ朝ちょう睦むつみ　（早世そうせい。得とく年ねん15歲さい）
  • 十じゅう七なな女じょ：思おもえ武たけ大金たいきん·掛保久かけぼく翁おきな主ぬし　（平良たいら親方おやかた楊昌章しょう之の妻つま）
• 妻つま：真ま勢いきおい金きん·上じょう間あいだ阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい　（父ちち為ため玉城たまき筑登之の親しん雲上うんじょう顧自新しん）
  • 十じゅう一いち女じょ：牧志まきし翁おきな主ぬし　（童わらわ名めい思おもえ戶と金きん。號ごう梅うめ心しん，宜むべ灣わん親方おやかた向むかい有恆ありつね之これ妻つま）
  • 十じゅう三さん女じょ：真ま牛うし金きん·安里あさと翁おう主ぬし　（大だい宜むべ見み按司向こう朝あさ平ひらた之これ妻つま，第だい十じゅう六ろく代だい聞得大君おおきみ）
• 妻つま：思おもえ武ぶ樽だる金きん·仲西なかにし阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい　（號ごう慈觀。父ちち為ため興業こうぎょう·儀ぎ保ほ筑登之の親しん雲上うんじょう元もと興業こうぎょう）
  • 七なな男なん：尚なお慎まき·玉川たまがわ王子おうじ朝ちょう達たち　（成なり為ため玉川たまがわ御殿ごてん的てき嗣子しし）
• 妻つま：思おもえ龜かめ樽だる·謝名堂じゃなどう阿おもね護まもる母はは志良しろう禮れい　（號ごう貞室ていしつ。父ちち為ため謝名堂じゃなどう筑登之の任にん昌あきら祿ろく）

• 不ふ詳しょう（妃ひ、夫人ふじん以外いがい所生しょせい。至いたり少しょう一人ひとり為ため任にん貞室ていしつ所生しょせい）
  • 十じゅう六ろく女じょ：真ま牛うし金きん翁おきな主ぬし　（母はは不ふ詳しょう。夭死ようし。得とく年ねん4歲さい）
  • 八男はちお：真ま蒲がま戶と金きん王子おうじ尚なお腆　（得とく年ねん5歲さい）

註釋ちゅうしゃく

尚なお灝王
前任ぜんにん： 尚なお成なり王おう	第だい十じゅう七なな代だい第だい二に尚しょう氏し王朝おうちょう國王こくおう 1804年ねん—1834年ねん	繼つぎ任にん： 尚なお育そだて王おう
前任ぜんにん： 尚なお成なり王おう	第だい二に十じゅう六ろく代だい琉球りゅうきゅう國こく中ちゅう山王さんのう 1804年ねん—1834年ねん	繼つぎ任にん： 尚なお育そだて王おう