李り慶けい (明朝みんちょう)

李り慶けい（？—1427年ねん），字じ德とく孚まこと，北きた平行へいこう省しょう順じゅん天てん府ふ順じゅん義ぎ縣けん（今いま北京ぺきん市し顺义区く）人にん，明朝みんちょう兵部ひょうぶ尚書しょうしょ。

洪ひろし武たけ年とし间，其以国子くにこ监监生署しょ右みぎ僉都御ご史し，后きさき授刑部おさかべ員外いんがい郎ろう，迁紹興しょうこう知ち府ふ。永樂えいらく元年がんねん，召回为刑部おさかべ侍さむらい郎ろう。其性格せいかく刚硬，之これ后きさき改あらため为左副ふく都と御ご史し。并弹劾都督とく譚たん青あお、朱しゅ崇たかし、費ひ瓛、梁りょう銘めい贪污等とう。永えい乐十じゅう八はち年ねん，晋すすむ升ます为工こう部ぶ尚なお书^[1]。明仁あきひと宗むね即位そくい后きさき，改あらため任にん兵部ひょうぶ尚なお书，加か升ます太子たいし少しょう保ほ^[2]。宣せん德とく二に年ねん，安やす遠とお侯こう柳やなぎ升ます讨伐黎はじむ利り，明あかり宣せん宗むね命いのち李り慶けい參まいり贊さん軍務ぐんむ。在ざい抵达鎮夷關せき时，柳やなぎ升ます轻敌不ふ设防备。时李慶けい已やめ重病じゅうびょう仍强起おこり劝柳升ます。柳やなぎ升ます不ふ听以致中ちゅう伏ふく战败而死。李り慶けい得知とくち后きさき病びょう重じゅう，次じ日び亦また死去しきょ，明あきら军被灭。^[3]越えつ南みなみ的てき《大越おおこし史ふみ记全书》称しょう他た是ぜ因いん兵へい败自杀身亡ほろび。

延伸えんしん阅读

[编]

《明あかり史し卷まき一いち百ひゃく五ご十じゅう》，出自しゅつじ《明あかり史し》

参考さんこう文献ぶんけん

^ 《明あかり史し》（卷まき150）：“李り慶けい，字じ德とく孚まこと，順じゅん義人ぎじん。洪ひろし武中たけなか，以國子生こなじ署しょ右みぎ僉都御ご史し，後ご授刑部員ぶいん外郎ういろう，遷紹興きょう知ち府ふ。永樂えいらく元年がんねん召為刑部おさかべ侍さむらい郎ろう。性せい剛つよし果はて，有ゆう幹みき局きょく，馭下甚嚴。帝みかど以為才ざい，數すう命いのち治ち他事たじ，不ふ得とく時じ至いたり部ぶ。然しか屬ぞく吏與罪人ざいにん交通こうつう私わたし饋餉，慶けい輒知之の，繩なわ以重法ほう。五ご年ねん，改あらため左ひだり副ふく都と御ご史し。兩りょう遭親喪も，並なみ起おこり復ふく。時とき勛貴武臣ぶしん多た令れい子弟してい家人かじん行商ぎょうしょう中ちゅう鹽しお，為ため官民かんみん害がい。慶けい言ごと：「舊制きゅうせい，四品以上官員家不得與民爭利。今いま都と督とく蔡福等とう既すんで行ぎょう罰ばつ，公おおやけ侯こう有ゆう犯はん，亦また乞按問とい。」帝みかど命いのち嚴禁げんきん如制。忻成伯はく趙ちょう彜擅殺ころせ運うん夫おっと，盜とう賣うれ軍ぐん餉。都みやこ督ただし譚たん青あお、朱しゅ崇たかし貪むさぼ縱たて。慶けい劾之，皆みな下か吏。已やめ，劾都督とく費ひ瓛欺罔、梁はり銘めいじ貪むさぼ暴、鎮守ちんじゅ德とく州都しゅうと督とく曹得黷貨。皆みな被ひ責せめ。中外ちゅうがい凜其風采ふうさい。十じゅう八はち年ねん進すすむ工こう部ぶ尚書しょうしょ，尋ひろ兼けん領りょう兵部ひょうぶ事ごと。”
^ 《明あかり史し》（卷まき150）：“仁ひとし宗むね立りつ，改あらため兵部ひょうぶ，加か太子たいし少しょう保ほ。弋謙以言事ごと忤旨，呂りょ震ふるえ等とう交口詆之，惟おもんみ慶けい與あずか夏原なつはら吉よし無む所ところ言ごと。帝みかど尋ひろ悟さとる，降くだ敕自責じせき，並なみ責せめ震ふるえ等とう，震ふるえ等とう甚愧此兩人じん。山陵さんりょう事ごと多た，趣おもむき辦中官有かんゆう求もとめ，執と不ふ與あずか，人にん多た嚴げん憚はばか之これ，號ごう為ため「生なま李り」。奉たてまつ命いのち侍さむらい皇太子こうたいし謁孝陵りょう，在ざい途と約束やくそく將士しょうし，秋毫しゅうごう無む所しょ擾。太子たいし欲よく獵りょう，慶けい諫止。及太子こ還かえ北京ぺきん，遂とげ留とめ慶けい南京なんきん兵部ひょうぶ。”
^ 《明あかり史し》（卷まき150）：“宣せん德とく二に年ねん，安やす遠とお侯こう柳やなぎ升ます討黎利り，命いのち慶けい參さん贊さん軍務ぐんむ，許もと擇よ部ぶ曹賢能のう者しゃ自じ隨ずい。師し至いたり鎮夷關せき，升ます意い輕けい賊ぞく，不為ふため備。郎ろう中ちゅう史し安やす、主事しゅじ陳ひね鏞言於慶。時とき慶けい已やめ病びょう甚，強つよ起おこし告つげ升ます。升ます不ふ聽，直前ちょくぜん，中ちゅう伏ふく敗はい死し。慶けい病びょう遂とげ篤あつし，明日あした亦また死し，一軍いちぐん盡つき沒ぼつ。”

官かん衔
前任ぜんにん：宋そう禮あや	明朝みょうちょう工こう部ぶ尚書しょうしょ 1422年ねん-1424年ねん	繼つぎ任にん：金きむ純じゅん
前任ぜんにん：趙ちょう羾	明朝みんちょう兵部ひょうぶ尚書しょうしょ 1425年ねん-1426年ねん	繼つぎ任にん：張本ちょうほん

[1] 《明あかり史し》（卷まき150）：“李り慶けい，字じ德とく孚まこと，順じゅん義人ぎじん。洪ひろし武中たけなか，以國子生こなじ署しょ右みぎ僉都御ご史し，後ご授刑部員ぶいん外郎ういろう，遷紹興きょう知ち府ふ。永樂えいらく元年がんねん召為刑部おさかべ侍さむらい郎ろう。性せい剛つよし果はて，有ゆう幹みき局きょく，馭下甚嚴。帝みかど以為才ざい，數すう命いのち治ち他事たじ，不ふ得とく時じ至いたり部ぶ。然しか屬ぞく吏與罪人ざいにん交通こうつう私わたし饋餉，慶けい輒知之の，繩なわ以重法ほう。五ご年ねん，改あらため左ひだり副ふく都と御ご史し。兩りょう遭親喪も，並なみ起おこり復ふく。時とき勛貴武臣ぶしん多た令れい子弟してい家人かじん行商ぎょうしょう中ちゅう鹽しお，為ため官民かんみん害がい。慶けい言ごと：「舊制きゅうせい，四品以上官員家不得與民爭利。今いま都と督とく蔡福等とう既すんで行ぎょう罰ばつ，公おおやけ侯こう有ゆう犯はん，亦また乞按問とい。」帝みかど命いのち嚴禁げんきん如制。忻成伯はく趙ちょう彜擅殺ころせ運うん夫おっと，盜とう賣うれ軍ぐん餉。都みやこ督ただし譚たん青あお、朱しゅ崇たかし貪むさぼ縱たて。慶けい劾之，皆みな下か吏。已やめ，劾都督とく費ひ瓛欺罔、梁はり銘めいじ貪むさぼ暴、鎮守ちんじゅ德とく州都しゅうと督とく曹得黷貨。皆みな被ひ責せめ。中外ちゅうがい凜其風采ふうさい。十じゅう八はち年ねん進すすむ工こう部ぶ尚書しょうしょ，尋ひろ兼けん領りょう兵部ひょうぶ事ごと。”

[2] 《明あかり史し》（卷まき150）：“仁ひとし宗むね立りつ，改あらため兵部ひょうぶ，加か太子たいし少しょう保ほ。弋謙以言事ごと忤旨，呂りょ震ふるえ等とう交口詆之，惟おもんみ慶けい與あずか夏原なつはら吉よし無む所ところ言ごと。帝みかど尋ひろ悟さとる，降くだ敕自責じせき，並なみ責せめ震ふるえ等とう，震ふるえ等とう甚愧此兩人じん。山陵さんりょう事ごと多た，趣おもむき辦中官有かんゆう求もとめ，執と不ふ與あずか，人にん多た嚴げん憚はばか之これ，號ごう為ため「生なま李り」。奉たてまつ命いのち侍さむらい皇太子こうたいし謁孝陵りょう，在ざい途と約束やくそく將士しょうし，秋毫しゅうごう無む所しょ擾。太子たいし欲よく獵りょう，慶けい諫止。及太子こ還かえ北京ぺきん，遂とげ留とめ慶けい南京なんきん兵部ひょうぶ。”

[3] 《明あかり史し》（卷まき150）：“宣せん德とく二に年ねん，安やす遠とお侯こう柳やなぎ升ます討黎利り，命いのち慶けい參さん贊さん軍務ぐんむ，許もと擇よ部ぶ曹賢能のう者しゃ自じ隨ずい。師し至いたり鎮夷關せき，升ます意い輕けい賊ぞく，不為ふため備。郎ろう中ちゅう史し安やす、主事しゅじ陳ひね鏞言於慶。時とき慶けい已やめ病びょう甚，強つよ起おこし告つげ升ます。升ます不ふ聽，直前ちょくぜん，中ちゅう伏ふく敗はい死し。慶けい病びょう遂とげ篤あつし，明日あした亦また死し，一軍いちぐん盡つき沒ぼつ。”

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