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林はやし熊くま祥さち

台灣たいわん藝術げいじゅつ家か

林はやし熊くま祥さち（1896年ねん8月がつ18日にち—1973年ねん3月がつ28日にち），字じ文ぶん訪おとずれ，號ごう宜むべ齋とき，別べつ號ごう大だい屯たむろ山やま民みん，生なま於福建ふっけん廈門，板橋いたばし林家はやしや成員せいいん之の一いち，為ため台灣たいわん士し紳しん。

林はやし熊くま祥さち

生平おいだいら

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為ため林りん本源ほんげん家族かぞく長房ながぶさ本ほん記き林はやし國華こくか之これ曾孫そうそん，益えき記き林はやし爾なんじ康やすし的てき次子じし，其兄林はやし熊くま徵ちょう。

1895年ねん，在ざい乙おつ未み戰爭せんそう之これ後ご，日本にっぽん領有りょうゆう台灣たいわん。林はやし本源ほんげん家族かぞく隨ずい其族長ちょう林はやし維源遷回福建ふっけん，林はやし熊くま祥さち在ざい廈門出生しゅっしょう。在ざい林はやし維源及其父ちち林りん爾しか康かん過か世よ後ご，其母帶たい全ぜん家いえ搬至福建ふっけん福ふく州しゅう，依よ靠もたれ其舅陳ちん寶たから琛。林はやし熊ぐま祥さち自じ幼よう跟著陳ひね寶たから琛學習がくしゅう詩書ししょ古こ籍せき。1910年ねん至いたり1918年ねん，至いたり日本にっぽん求もとめ學がく，進入しんにゅう學習がくしゅう院いん中學ちゅうがく（高等こうとう科か與あずか中等ちゅうとう科か）就讀。畢業後ご返かえし台だい，進入しんにゅう家族かぞく事業じぎょう，任にん任にん林りん本源ほんげん製糖せいとう會社かいしゃ董ただし事ごと、建けん興きょう公司こうし社長しゃちょう、臺北たいぺい商事しょうじ會社かいしゃ、南洋なんよう倉庫そうこ會社かいしゃ董ただし事ごと、大だい有ゆう物產ぶっさん株式會社かぶしきがいしゃ社長しゃちょう等とう職しょく，往來おうらい台だい閩之間あいだ，主要しゅよう居住きょじゅう於福おふく州しゅう。

林はやし熊くま祥さち是ぜ一いち名めい佛教徒ぶっきょうと，中年ちゅうねん後ご開始かいし研究けんきゅう天臺宗てんだいしゅう及唯識ゆいしき宗むね，曾在福ふく州しゅう組織そしき佛教ぶっきょう研究けんきゅう會かい。

〈大だい東亞とうあ戰せん一週いっしゅう年ねん歌か四よん章しょう〉之の三さん
林はやし熊くま祥さち
戰爭せんそう生活せいかつ百ひゃく無む憂ゆう，
談笑だんしょう長期ちょうき滅めつ寇讎。
但ただし念ねん皇軍こうぐん溫ゆたか飽未，
吾われ民みん粗そ糲比珍ちん羞。
“
”
《興南こうなん新聞しんぶん》，1942年ねん12月9日にち
〈大だい東亞とうあ戰せん一週いっしゅう年ねん歌か四よん章しょう〉之の四よん
林はやし熊くま祥さち
健けん者しゃ供きょう勞ろう富とみ奉たてまつ錢ぜに，
安寧あんねい東亞とうあ討行天てん。
盤根錯節ばんこんさくせつ重重じゅうじゅう過か，
烜赫皇すめらぎ邦くに億おく萬まん年ねん。
“
”
《興南こうなん新聞しんぶん》，1942年ねん12月9日にち
〈乙おつ酉とり光こう復ふく後ご感懷かんかい〉
林はやし熊くま祥さち
忍辱にんにく偷生五ご十じゅう年ねん，
官かん儀ぎ重じゅう睹淚潸然さんぜん。
國威こくい歷史れきし開ひらけ新しん頁ぺーじ，
家慶いえよし鄉きょう閭復故こ廛。
醜惡しゅうあく憝兇宵よい見み雪ゆき，
崇高すうこう領袖りょうしゅう日經にっけい天てん。
少しょう康一やすいち旅たび終おわり興きょう夏なつ，
仁じん暴人歸き若わか箇邊。
“
”
《自立じりつ晚ばん報ほう》，1971年ねん10月がつ8日にち

1945年ねん，日本にっぽん投降とうこう，第だい二に次じ世界せかい大戰たいせん結束けっそく，中華民國ちゅうかみんこく接收せっしゅう台灣たいわん。林はやし熊ぐま祥さち回かい到いた台灣たいわん。

1947年ねん，涉わたる入いれ謀議ぼうぎ台灣たいわん獨どく立案りつあん，被ひ判はん刑けい1年ねん10個月かげつ有期ゆうき徒刑とけい，但ただし也因此躲過か二に二に八はち事件じけん後こう的てき整せい肅。林はやし熊ぐま祥さち在ざい此事件じけん後ご不ふ涉わたる入にゅう政治せいじ，專心せんしん於發展はってん家族かぞく事業じぎょう。

在ざい其兄林りん熊ぐま徵ちょう過か世よ後ご，林はやし熊くま祥さち成なり為ため長房ながぶさ的てき族長ぞくちょう，曾任台灣たいわん水泥みどろ監察かんさつ人じん與あずか常務じょうむ董ただし事ごと。此外，他た曾任臺灣たいわん省しょう通どおり志こころざし館かん顧委會かい委員いいん，台灣たいわん省しょう文獻ぶんけん委員いいん會かい委員いいん兼けん總そう纂、副ふく主あるじ委い及主任しゅにん委員いいん，負ふ責せめ編纂へんさん《臺灣たいわん省しょう通どおり志こころざし稿こう》。

1973年ねん，在ざい台北たいぺい過か世よ。

家庭かてい

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其妹林はやし慕蘭嫁よめ給きゅう嚴いむ琥（嚴いむ復ふく之子ゆきこ），為ため嚴いむ僑、辜嚴倬雲與あずか華嚴けごん之これ母はは。

其妻陳ひね師し桓，生なま七なな子し五ご女じょ。側室そくしつ名めい蕭しょう翠みどり香かおり，生なま三子みつご五ご女じょ。

其長子ちょうし林はやし衡道，為ため著名ちょめい歷史れきし學者がくしゃ。

女兒じょじ林はやし倩，嫁よめ給きゅう表ひょう哥嚴いむ僑（嚴いむ復ふく之これ孫まご、姑しゅうと姑しゅうと林はやし慕蘭之子ゆきこ、辜嚴倬雲與あずか華嚴けごん之これ兄けい）。

著作ちょさく

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著しる有ゆう《臺灣たいわん史し略りゃく》（即そく《臺灣たいわん省しょう通どおり志こころざし稿こう》卷首かんしゅ中ちゅう〈史し略りゃく〉之の縮ちぢみ印しるし本ほん）、《書しょ學がく原論げんろん》二に書しょ。

其子林りん衡道，編集へんしゅう他た的てき詩文しぶん著ちょ作為さくい《林はやし文ぶん訪おとずれ先生せんせい詩文しぶん集しゅう》。

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