天てん龙八はち部ぶ角かく色しょく列れつ表ひょう

以下いか為ため金きむ庸いさお武たけ侠小说《天龍てんりゅう八はち部ぶ》的てき角かく色しょく列れつ表ひょう，包括ほうかつ只ただ是これ提ひっさげ到いた名字みょうじ但ただし没ぼっ有ゆう出で现的，小しょう说中总共有きょうゆう231个人物じんぶつ角かく色しょく。本書ほんしょ初はつ衷是以佛教ぶっきょう「天龍てんりゅう八はち部ぶ」的てき神話しんわ生物せいぶつ形象けいしょう，譜ふ寫うつし8個こ主ぬし角かく、8段だん故事こじ，各自かくじ成章せいしょう最後さいご互相交織こうしょく。因いん在ざい報ほう紙し連載れんさい，後來こうらい逐漸發展はってん成なり群ぐん像ぞう多た線せん敍事じょじ、伏ふく筆ひつ綿密めんみつ，牽涉家か仇かたき國こく恨、地域ちいき橫よこ跨またが廣闊こうかつ，前後ぜんご30年ねん的てき的てき史詩しし式しき悲劇ひげき。然しか則のり，角かく色しょく對應たいおう的てき八はち部ぶ原型げんけい，神髓しんずい仍然可か循。影かげ視し改編かいへん慣性かんせい以喬峰ほう、段だん譽ほまれ、虛きょ竹ちく，結ゆい拜はい3兄弟きょうだい合あい稱しょう主人しゅじん翁おきな。原著げんちょ從したがえ段だん譽ほまれ開ひらき首くび帶たい入いれ，從したがえ不ふ愛あい習武到いた誤あやま打だ誤あやま撞練成なり深厚しんこう功力くりき、邂逅かいこう多た位い心こころ儀ぎ對象たいしょう妹いもうと子こ，家いえ世大せだい理り段だん氏し又また與あずか與あずか諸般しょはん人事じんじ息いき息いき相關そうかん，最後さいご脫だつ穎成長登ながのぼり基もと稱しょう帝みかど，屬ぞく於作者しゃ授意的てき明あかり面めん男おとこ主ぬし角かく，虛きょ竹ちく於第3部ぶ末まつ才ざい稍やや作さく登場とうじょう，經歷けいれき奇遇きぐう單獨たんどく成なり篇へん符合ふごう主ぬし角かく待遇たいぐう，但ただし故事こじ線せん即そく使つかい分ぶん拆或刪去也不影響えいきょう全書ぜんしょ結構けっこう，新あたらし修おさむ版ばん前ぜん更さら沒ぼつ仔細しさい交代こうたい過日かじつ後ご去さ向こう，加か上じょう金きむ庸いさお對たい其描寫びょうしゃ不ふ具備ぐび傳統でんとう主ぬし角かく大器たいき、俊美としみ條件じょうけん，故こ惹來是ぜ否いや只ただ屬ぞく半はん個こ主ぬし角かく或ある大だい配はい角かく的てき討論とうろん，喬たかし峰ほう自じ第だい2部ぶ登場とうじょう，形成けいせい主ぬし線せん描寫びょうしゃ頗長時間じかん，身み世よ之の謎なぞ更さら是ぜ貫つらぬけ穿ほじ全書ぜんしょ的てき核心かくしん事件じけん，最終さいしゅう章あきら悲壯ひそう自盡じじん結束けっそく一生いっしょう，其俠之の大だい者しゃ的てき作風さくふう磊落らいらく豪ごう爽，長年ながねん成なり為ため讀者どくしゃ心中しんちゅうの人氣にんき最高さいこう的てき領りょう軍ぐん角かく色しょく，「燕つばめ子こ塢姑蘇そ」慕容復ふく正式せいしき登場とうじょう時間じかん較晚，但ただし身み影かげ早はや已やめ遍あまね佈書中ちゅう每まい個こ角かく落，作為さくい段だん、蕭しょう2人ふたり的てき對應たいおう反はん派は，父ちち輩やから均ひとし與あずか故事こじ中ちゅう的てき背景はいけい陰謀いんぼう千せん絲いと萬まん縷，流通りゅうつう多年たねん深入ふかいり民心みんしん的てき修訂しゅうてい版ばん亦また是ぜ以慕容よう復ふく發はつ瘋作為さくい結局けっきょく，因いん此不少しょう讀者どくしゃ視し齊ひとし名めい天敵てんてき「南みなみ慕容，北きた喬たかし峰ほう」(一生いっしょう的てき起おこり跌) 為ため實質じっしつ雙そう核心かくしん。這樣的てき敍事じょじ手法しゅほう在ざい金きむ庸いさお筆ひつ下か屢見不ふ鮮。

女おんな主ぬし角かく方面ほうめん，則のり主要しゅよう描寫びょうしゃ王おう語ご嫣、阿おもね紫むらさき、阿おもね朱しゅ、鍾靈、木き婉清。

主要しゅよう角かく色しょく

男おとこ主ぬし角かく

乔峰：丐幫幫主，武功ぶこう蓋世がいせい，降くだ龍りゅう十じゅう八はち掌てのひら威い震ふるえ武林たけばやし。身み材ざい魁偉かいい、濃こ眉まゆ大だい眼め、高鼻たかはな闊口、一張四方的國字臉，顧盼之の際さい極ごく有ゆう威勢いせい，俠之大だい者しゃ的てき作風さくふう磊落らいらく豪ごう爽，長年ながねん成なり為ため讀者どくしゃ心中しんちゅうの人氣にんき最高さいこう的てき領りょう軍ぐん角かく色しょく。路上ろじょう遇ぐう到いた段だん譽ほまれ、虛きょ竹ちく，意氣いき相しょう投とう義ぎ結ゆい金きむ蘭らん，排はい行ぎょう大だい哥。受喬三さん槐えんじゅ夫婦ふうふ撫養むや成長せいちょう，因いん被ひ揭發身み世よ為ため契ちぎり丹に人ひと，受到漢かん地ち江湖こうこ中ちゅう人じん諸般しょはん誣衊和わ唾棄だき。與あずか阿おもね朱しゅ共きょう患難後ご培養ばいよう出で深刻しんこく感情かんじょう，同時どうじ恢復かいふく原げん姓せい蕭しょう氏し。但ただし遭人設計せっけい誤あやま導しるべ以為段だん正せい淳あつし是ぜ「帶おび頭あたま大だい哥」，阿おもね朱しゅ擔心蕭しょう峯みね若わか開ひらき罪ざい大だい理り段だん氏し會かい後患こうかん無窮むきゅう，遂とげ易えき容よう成なり自己じこ生せい父ちち相しょう會かい並なみ被ひ親おや手しゅ誤殺ごさつ，臨逝前ぜん囑しょく咐照看み妹いもうと妹いもうと阿おもね紫むらさき。阿おもね紫むらさき情じょう傾かたぶけ姐あね夫おっと，但ただし蕭しょう峯みね對たい阿おもね朱しゅ專せん情じょう不ふ忘，亦また不ふ太ふとし喜き歡阿紫むらさき的てき蛇へび蠍さそり之の心しん，不ふ過か仍然攜她同行どうこう。後來こうらい到いた訪おとずれ女おんな真しん族ぞく部落ぶらく，又また與あずか遼りょう國こく君主くんしゅ耶律洪ひろし基もと結ゆい為ため兄弟きょうだい，并在平ひら亂らん中立ちゅうりつ下か大功たいこう，被ひ封ふう為ため「南みなみ院いん大王だいおう」。率りつ領りょう「燕つばめ雲くも十じゅう八はち騎き」重じゅう返かえし中原なかはら，於少室山むろやま一戰霸氣盡露，並なみ解かい開ひらけ身み世よ之の謎なぞ。最終さいしゅう為ため阻止そし遼りょう國こく入いれ侵おかせ宋そう國こく而反叛，有ゆう感かん忠義ちゅうぎ兩りょう難なん全ぜん，遂とげ於雁かり門もん關せき自殺じさつ了りょう結ゆい悲劇ひげき一生いっしょう。

慕容復ふく：姑しゅうと蘇そ慕容氏し，燕つばめ子こ塢貴公子きこうし，鮮卑族ぞく後裔こうえい，世人せじん眼め裡うら人中ひとなか龍りゅう鳳おおとり、面めん如冠玉だま，舉止閑雅かんが、姿態したい雍容自若じじゃく，實質じっしつ卻剛愎ごうふく自負じふ、心こころ胸むね狹隘きょうあい，正せい是ぜ名めい過か於實。一生以復國為目標，雖然正式せいしき登場とうじょう時間じかん較晚，但ただし身み影かげ遍へん佈書中ちゅう每まい個こ篇へん幅はば，其家族かぞく貫つらぬけ穿ほじ背後はいご30年ねん的てき大だい陰謀いんぼう。憑藉家傳かでん絕ぜっ學がく「斗と轉てん星ぼし移うつり」，一いち技わざ「以彼之の道みち，還かえ施ほどこせ彼かれ身み」，贏得「北きた喬たかし峰ほう，南みなみ慕容」齊ひとし名めい，聲望せいぼう深入ふかいり人心じんしん。實質じっしつ卻是氣き量りょう狹隘きょうあい、名めい過か於實，登場とうじょう後ご與あずか段だん譽ほまれ有ゆう著ちょ競爭きょうそう關係かんけい。本來ほんらい天資てんし不ふ凡、江湖こうこ新しん輩やから之の中ちゅう可か傲視同どう儕，可か惜沒專せん注ちゅう於武學がく上じょう，後來こうらい於招攬人心しん上じょう一再いっさい下か錯棋子こ，越えつ鬥越狠萬まん劫こう不ふ復ふく，甚至假かり意い拜はい段だん延のべ慶けい為ため義父ぎふ，最終さいしゅう落得個こ眾叛親おや離はなれ的てき下場げば，一手好牌打得稀爛，皇帝こうてい夢ゆめ碎悲劇げき撒花。修訂しゅうてい版ばん中ちゅう，以慕容よう復ふく變成へんせい瘋癲ふうてん為ため全ぜん書作しょさく結ゆい，被ひ視し為ため《天龍てんりゅう八はち部ぶ》4大男おおおとこ主ぬし角かく之の一いち，與あずか蕭しょう峰ほう同どう為ため本書ほんしょ立りつ意い的てき「雙そう核心かくしん」描寫びょうしゃ。

段だん誉ほまれ：大だい理り國こく「鎮南王おう」段だん正せい淳あつし世子せいし，生なま性せい與あずか父親ちちおや一いち樣よう處處ところどころ留とめ情じょう。涉わたる足あし江湖こうこ後ご與あずか蕭しょう峯みね、虛きょ竹ちく義ぎ結ゆい金きむ蘭らん，排はい行ぎょう三さん弟おとうと。從したがえ小しょう熟讀じゅくどく諸子しょし百ひゃく家いえ經典きょうてん，屬ぞく於粉臉俊美的びてき書しょ獃子。雖然生せい為ため皇族こうぞく，但ただし全ぜん無む架か子こ、性格せいかく樂觀らっかん善良ぜんりょう。因よし厭いや惡あく殺生せっしょう而不願ねがい學がく武並たけなみ離はなれ家か出走しゅっそう，因緣いんねん際會さいかい墮入無量むりょう山やま後こう湖底こてい密室みっしつ，得とく到いた秘ひ籍せき練ねり成なり絕頂ぜっちょう輕けい功こう凌しのげ波は微ほろ步ふ、以及無む意中いちゅう源みなもと源はじめ不ふ絕ぜっ吸取すいと他人たにん功力くりき的てき北きた冥めい神功しんこう，因いん此獲得かくとく渾厚內功，施ほどこせ展てん六ろく脈みゃく神劍しんけん雖然不ふ甚穩定じょう，但ただし劍けん氣き隔へだた空むなし傷きず敵てき威い能のう極大きょくだい，另有伯父おじ段だん正明まさあき傳授でんじゅ的てき「導しるべ氣き歸き虛きょ」內功心しん法ほう。期間きかん多た有ゆう邂逅かいこう心こころ儀ぎ的てき妹いもうと子こ，直ちょく至いたり最後さいご母親ははおや「玉たま虛きょ散人さんじん」刀かたな白鳳はくほう吐露とろ真相しんそう，生なま父ちち乃被廢はい太子たいし段だん延のべ慶けい，因いん此得以與眾姑娘むすめ成なり親おや，没ぼつ有ゆう亂倫らんりん的てき問題もんだい。結尾けつび脫だつ穎成長登ながのぼり基もと稱しょう帝みかど，登のぼり基はじめ時じ年號ねんごう日新にっしん。世紀せいき新しん修おさむ版ばん結局けっきょく與あずか王おう語ご嫣、木き婉清、鍾靈的てき關係かんけい有ゆう所しょ修おさむ改あらため。

虛きょ竹ちく：性格せいかく木訥ぼくとつ老實ろうじつ、相貌そうぼう醜みにく陋、濃こ眉まゆ大だい眼め、鼻孔びこう上じょう翻こぼし、雙そう耳みみ招風、嘴くちばし唇くちびる甚厚、不善ふぜん詞し令れい。初はつ登場とうじょう是ぜ少しょう林はやし派は弟子でし，因緣いんねん際會さいかい破やぶ了りょう珍ちん瓏棋局きょく，被ひ無む崖がけ子こ強行きょうこう將はた少しょう林はやし內功廢はい掉，再さい將しょう70年ねん內力打だ進しん體たい內，成なり為ため逍遙しょうよう派は掌てのひら門もん。後來こうらい得え到いた天山あまやま童わらわ姥うば傳授でんじゅ天山てんざん六ろく陽ひ掌てのひら、天山あまやま折おり梅うめ手しゅ，並なみ且成為ため靈れい鷲宮わしみや新しん尊みこと主ぬし，卻也因いん此被逐出少しょう林はやし。少しょう室山むろやま一いち戰せん，得知とくち自己じこ是ぜ少しょう林はやし派は方丈ほうじょう玄げん慈、四よん大だい惡人あくにん之の一いち葉は二に娘むすめ之これ私生子しせいじ。西にし夏なつ銀川ぎんかわ公主こうしゅ招駙馬ば時じ與あずか在ざい冰窖失しつ身み的てき「夢ゆめ姑しゅうと」相あい認みとめ，成なり為ため西にし夏なつ開國かいこく皇帝こうてい李元りげん昊ひろし之これ孫まご女婿じょせい、西にし夏なつ皇すめらぎ太たい妃ひ李り秋水しゅうすい的まと師し侄兼孫まご女婿じょせい。少しょう林はやし派は慧とし輪わ、逍遙しょうよう派は掌てのひら門もん無む崖がけ子こ徒弟とてい，少しょう林はやし派は玄げん字じ輩やから僧そう人的じんてき師し姪めい孫まご，少しょう林はやし派は慧とし字じ輩やから僧そう人じん、天山あまやま童わらわ姥うば的てき師し姪めい，蘇そ星ほし河かわ、丁ちょう春秋しゅんじゅう的てき師弟してい，「函はこ谷だに八はち友とも」的てき師し叔，結ゆい拜はい兄弟きょうだい是ぜ蕭しょう峰ほう、段だん譽ほまれ。

女おんな主ぬし角かく

王おう語ご嫣：段だん正せい淳じゅん、情婦じょうふ李り青あお萝之これ女おんな，逍遙しょうよう派は無む崖がけ子こ之の外孫そとまご女おんな，從したがえ小しょう生活せいかつ在ざい沒ぼつ有男くにお人的じんてき曼陀山莊さんそう。擁よう有ゆう「神仙しんせん姊姊」般美貌びぼう，新あたらし修おさむ版ばん設定せってい為ため對たい容顏ようがん十分じゅうぶん在ざい意い。單たん戀こい表ひょう哥慕容復ふく，看み遍あまね天下でんか武たけ學まなぶ秘ひ籍せき，只ただ為ため能のう多和たわ心しん上人しょうにん多た説せつ上じょう幾いく句く話ばなし，但ただし後來こうらい被ひ棄之不ふ顧，受段だん譽ほまれ感動かんどう而與之の相あい戀こい。新しん修おさむ版ばん結局けっきょく與あずか阿おもね碧あお一いち起おこり，回かい到いた精神せいしん失しつ常つね的てき慕容復ふく身邊しんぺん陪伴照あきら顧。

阿おもね紫むらさき：外表そとおもて稚氣ちき美麗びれい、帶おび點てん古こ靈れい精せい怪かい。阿おもね朱しゅ的てき胞妹，因いん自じ幼よう在ざい星宿せいしゅく派は丁ちょう春秋しゅんじゅう培養ばいよう成長せいちょう(後こう為ため大師だいし姊)，因いん此性格せいかく刁蠻暴戾ぼうれい、狠毒好こう玩。乔峰自盡じじん後ご，阿おもね紫むらさき也跟著ちょ跳とべ下か懸崖けんがい為ため其殉情じゅんじょう。

阿おもね朱しゅ：原はら為ため慕容復ふく侍女じじょ，擅於易えき容よう，居きょ於「聽香水すい榭」。嬌俏可か喜き、笑わらい靨えくぼ如花、雙眸そうぼう靈れい動どう，自じ有ゆう一いち股また動どう人じん氣韻きいん，又また會かい巧妙こうみょう變通へんつう。後來こうらい與あずか乔峰相愛そうあい，得知とくち自己じこ是ぜ段だん正せい淳あつし、情婦じょうふ阮星竹ちく之これ女おんな後ご，甘あま願ねがい捨身しゃしん假かり扮ふん父親ちちおや並なみ被ひ愛人あいじん親おや手打てうち死し。

木き婉清：外表そとおもて冷ひや峻たかし、一いち襲かさね黑衣くろご，並なみ有ゆう一いち匹ひき愛馬あいば「黑くろ玫瑰」。初はつ登場とうじょう時じ予よ人じん潑辣之の感かんじ，實質じっしつ外がい冷ひや內熱、極ごく重じゅう情義じょうぎ，並なみ對たい世界せかい的てき認知にんち頗為單純たんじゅん。段だん正せい淳じゅん、情婦じょうふ秦はた紅くれない棉わた之これ女おんな，初はつ與あずか段だん譽ほまれ相しょう戀こい，並なみ在ざい陰陽いんよう和合わごう散藥さんやく力りょく下か差さ點てん亂倫らんりん。在ざい得知とくち自己じこ與あずか段だん譽ほまれ是ぜ同どう父ちち異母いぼ的てき兄妹きょうだい後ご，悲憤ひふん離はなれ去さ，後こう在ざい西にし夏なつ與あずか段だん譽ほまれ重じゅう逢。於新修おさむ版ばん結局けっきょく中ちゅう被ひ段だん譽ほまれ封ふう為ため「貴たか妃ひ」。

鍾靈：機き靈れい可愛かわい、明媚めいび照あきら人じん，養やしなえ有ゆう1隻せき會かい咬敵人的じんてき閃電貂てん，是ぜ段だん譽ほまれ遇ぐう到いた的てき第だい一いち位い妹いもうと子こ玩伴。段だん正せい淳じゅん、情婦じょうふ甘あま寶たから寶たから之これ女おんな，單たん戀こい段だん譽ほまれ。在ざい少しょう室山むろやま下か乔峰故こ居い與あずか段だん譽ほまれ重じゅう逢。於新修おさむ版ばん結局けっきょく中ちゅう被ひ冊さつ封ふう為ため「賢けん妃ひ」。

大だい理り段だん氏し

段だん正明まさあき：大だい理り國こく皇帝こうてい，人稱にんしょう「保ほ定てい帝みかど」，段だん正せい淳じゅん之の兄あに，精通せいつう家傳かでん武たけ學まなぶ「一陽いちよう指ゆび」。傳つて位い於段譽ほまれ後ご避位為ため僧そう，法号ほうごう「本ほん塵ちり」。

段だん正せい淳あつし：大だい理り國こく鎮南王おう，生なま情じょう風流ふうりゅう放蕩ほうとう好こう女色じょしょく，早年そうねん四處拈花惹草，結果けっか私わたし生せい的てき女兒じょじ成なり了りょう兒じ子こ段だん譽ほまれ的てき情人じょうにん，最後さいご為ため死去しきょ的てき情婦じょうふ殉情じゅんじょう。根據こんきょ電腦でんのう統計とうけい出場しゅつじょう連れん被ひ提ひさげ及，名字みょうじ出現しゅつげん次數じすう為ため4大男おおおとこ主おも角かく以外いがい最多さいた，若わか不ふ包括ほうかつ女性じょせい角かく色しょく，排はい名めい份屬第だい5位い。

刀かたな白鳳はくほう：大だい理り國こく鎮南王妃おうひ，擺夷人ひと(泰やすし老ろう民族みんぞく)。段だん正せい淳じゅん的てき元もと配はい、段だん譽ほまれ的てき母親ははおや。最後さいご隨ずい段だん正せい淳じゅん自盡じじん。

琴きん韻いん小しょう築ちく

阿おもね碧あお：姑しゅうと蘇そ慕容丫鬟，性格せいかく溫柔おんじゅう、相貌そうぼう清せい麗うらら、喜き穿ほじ綠みどり衣ころも、雅まさ擅樂韻いん，居きょ於「琴きん韻いん小しょう築ちく」。最初さいしょ與あずか阿おもね朱しゅ、王おう語ご嫣同行どうこう，並なみ與あずか段だん譽ほまれ結ゆい拜はい為ため兄妹きょうだい。大だい結局けっきょく時じ，慕容復ふく雖已瘋掉，但ただし她仍不離ふり不ふ棄、細心さいしん照あきら顧。

聚賢莊そう

游ゆう坦ひろし之これ：聚賢莊そう游ゆう氏し雙そう雄ゆう（游ゆう驥、游ゆう駒こま）的てき侄子、兒こ子こ，因いん報ほう仇かたき而遇上じょう阿おもね紫むらさき，迷戀她到了りょう享受きょうじゅ被ひ虐待ぎゃくたい的てき程度ていど，頭上ずじょう被ひ烙以鐵てつ罩，賜たまもの名鐵めいてつ丑うし。不學ふがく無む術じゅつ、懦弱だじゃく無能むのう，卻又心こころ念ねん邪よこしま劣れつ。機緣きえん巧たくみ合ごう學會がっかい易えき筋すじ經けい（新あたらし修おさむ版ばん神足こうたり經けい），成なり為ため內功高だか手しゅ。曾為勢ぜい所しょ迫せり拜はい丁ちょう春秋しゅんじゅう為ため師し，後來こうらい化か名めい莊そう聚賢，被ひ全ぜん冠かんむり清きよし捧ささげ為ため丐幫幫主、加か以利用りよう。甘あま願ねがい挖出雙眼そうがん讓ゆずる虛きょ竹ちく醫い治ち阿おもね紫むらさき，結局けっきょく甚至跟随她跳崖がけ殉情じゅんじょう。值得一いち提ひさげ他た是ぜ4大男おおおとこ之の外そと，唯一ゆいいつ擁よう有ゆう個人こじん視覺しかく、單獨たんどく成なり篇へん的てき配はい角かく。

四よん大だい惡人あくにん

「惡あく貫ぬき滿まん盈みつる」段だん延のべ慶けい：四大惡人排行老大。原はら是ただし大だい理り國延くにのぶ慶太けいた子こ，後ご於政變せいへん中身なかみ受重傷きず，被ひ迫せり流浪るろう江湖こうこ。因よし刀かたな白鳳はくほう暗示あんじ而知道どう自己じこ有ゆう段だん譽ほまれ這個兒じ子こ。

「無惡さかなし不作ふさく」葉は二に娘むすめ：四大惡人排行老二。虚きょ竹ちく的てき生母せいぼ，後ご隨ずい玄げん慈大師し死去しきょ。

「凶きょう神しん惡あく煞」岳たけ老ろう三さん：四大惡人排行老三，但ただし欲ほし當とう老ろう二に。人稱にんしょう「南海なんかい鱷神」。因よし救すくい段だん譽ほまれ而為段だん延のべ慶けい所しょ殺ころせ。

「窮きゅう凶きょう極惡ごくあく」雲くも中鶴なかづる：四大惡人排行老四。後こう被ひ華はな赫艮趁其中ちゅう悲酥清風せいふう昏迷こんめい之の時とき一刀いっとう砍死。

逍遙しょうよう派は

逍遙しょうよう子こ：逍遙しょうよう派は的てき創始そうし人じん，無む崖がけ子こ等とう人的じんてき師父しふ，为金庸いさお小しょう说中武功ぶこう绝顶的てき高だか手しゅ之の一いち。並なみ未み真正しんせい出場しゅつじょう，僅被眾人提ひさげ及。

無む崖がけ子こ：原はら逍遙しょうよう派は掌てのひら門もん，蘇そ星ほし河かわ、丁ちょう春秋しゅんじゅう的てき師父しふ。後こう被ひ丁ひのと春秋しゅんじゅう偷襲並なみ被ひ打だ落懸崖がけ，雖得蘇そ星ほし河かわ及時相しょう救すくえ，但ただし已やめ經けい全身ぜんしん殘ざん廢はい。傳つて70年ねん北きた冥めい功力くりき與あずか掌てのひら門もん之の位くらい於虛きょ竹ちく後こう衰おとろえ老ろう死去しきょ。真正しんせい鍾愛しょうあい的てき女子じょし為ため李り秋水しゅうすい的てき胞妹。

天山あまやま童わらわ姥うば：無む崖がけ子こ的てき師し姊，天山てんざん靈れい鷲わし宫主人しゅじん。與あずか李り秋水しゅうすい打だ鬥後，雙方そうほう氣き衰おとろえ力りょく竭，相そう繼つぎ死去しきょ。

李り秋水しゅうすい：無む崖がけ子こ、天山あまやま童わらわ姥うば的てき師し妹いもうと，因いん與あずか師し姐あね天山あまやま童わらわ姥うば同どう愛あい無む崖がけ子こ而與之の结仇。同時どうじ也是李元りげん昊ひろし的てき妻子さいし，西にし夏なつ皇すめらぎ太たい妃ひ。與あずか天山あまやま童わらわ姥うば打だ鬥後，雙方そうほう氣き衰おとろえ力りょく竭，相そう繼つぎ死去しきょ。

丁ちょう春秋しゅんじゅう：無む崖がけ子こ的てき二に弟子でし，背叛はいはん師し門もん，把わ無む崖がけ子こ打だ下か懸崖けんがい，並なみ自立じりつ星宿せいしゅく派は，江湖こうこ人稱にんしょう「星宿せいしゅく老ろう怪かい」。最大さいだい絕ぜっ學がく為ため「化か功こう大法たいほう」。與あずか師し姑しゅうと李り秋水しゅうすい私通しつう，並なみ認みとめ李り青あお蘿為養女ようじょ。最後さいご被ひ虛きょ竹下たけした生死せいし符ふ，將はた其終生せい囚しゅう禁きん於少林寺はやしじ。

蘇そ星ほし河かわ：無む崖がけ子こ的てき大だい弟子でし，外そと號ごう「聾ろう啞老人じん」、「聰さとし辯べん先生せんせい」。自じ創そう聾ろう啞門，收おさむ徒と有ゆう薛慕華はな等とう“函はこ谷だに八はち友とも”。佈下珍ちん瓏棋局きょく，為ため無む崖がけ子こ尋ひろ找傳人じん。後こう被ひ丁ひのと春秋しゅんじゅう下か三笑逍遙散而死。

段だん正せい淳じゅん情人じょうにん

甘あま寶たから寶たから(钟夫人じん)：外そと號ごう「俏藥叉また」，萬劫谷谷主钟萬仇之妻，秦はた紅くれない棉わた之の師し妹いもうと，2人ふたり交好。未み嫁よめ前ぜん為ため段だん正せい淳じゅん之の情婦じょうふ，2人ふたり生せい有ゆう鍾靈。後こう被ひ慕容復ふく所しょ殺ころせ。

秦はた紅くれない棉わた：外そと號ごう「修羅しゅら刀がたな」，自稱じしょう「幽谷ゆうこく客きゃく」。段だん正せい淳あつし的てき情婦じょうふ之の一いち，2人生じんせい有ゆう木き婉清，她也是ぜ木き婉清的てき師父しふ，甘あま寶たから寶たから之の師し姊，2人ふたり交好。使用しよう1對たい餵毒的てき雙そう刀がたな修羅しゅら刀がたな，暗くら器き是ぜ毒藥どくやく袖そで箭や。後こう被ひ慕容復ふく所しょ殺ころせ。

阮星竹ちく：段だん正せい淳じゅん情婦じょうふ之の一いち，個こ性せい精靈せいれい，善ぜん水性すいせい，毫無親おや情じょう，2人ふたり生せい有ゆう阿おもね朱しゅ、阿おもね紫むらさき，却把兩個りゃんこ女兒じょじ棄之不ふ顧。後こう被ひ慕容復ふく所しょ殺ころせ。

李り青あお蘿(王おう夫人ふじん)：未み嫁よめ前ぜん為ため段だん正せい淳じゅん情婦じょうふ之の一いち，與あずか段だん正せい淳じゅん生せい有ゆう王おう語ご嫣。為ため逍遙しょうよう派は掌てのひら門人もんじん無む崖がけ子こ、李り秋水しゅうすい所生しょせい的てき女兒じょじ，丁ちょう春秋しゅんじゅう的てき養女ようじょ，慕容博はく的てき妻つま弟おとうと媳，慕容復ふく的てき舅しゅうと母はは。後こう嫁よめ姑しゅうと蘇そ王家おうけ，與あずか姑しゅうと蘇そ慕容家か是ぜ親戚しんせき。個性こせい專橫せんおう暴戾ぼうれい，一生いっしょう痛恨つうこん男おとこ人じん，男子だんし未み經けい批准ひじゅん不可ふか踏進王家おうけ(慕容家か曾例外がい)，跟段譽ほまれ首くび次じ見み面めん便びん揚言ようげん要よう砍他雙そう腳作肥料ひりょう。後來こうらい在ざい姑しゅうと蘇そ王家おうけ曼陀山莊さんそう盼望跟段正せい淳あつし重じゅう修おさむ舊きゅう好こう未み果はて，撞向慕容復ふく劍けん下か自殺じさつ。

康かん敏さとし(馬うま夫人ふじん)：丐幫副ふく幫主馬ば大元おおもと之の妻つま，未み嫁よめ前ぜん為ため段だん正せい淳じゅん情婦じょうふ。外表そとおもて溫順おんじゅん，內心卻是個こ為ため達たち目的もくてき、不ふ惜出賣うり肉體にくたい的てき狠角色しょく，對たい自己じこ的てき容貌ようぼう極ごく為ため自負じふ，因よし喬たかし峯みね不為ふため自己じこ美び色しょく所しょ動どう，心こころ懷ふところ怨恨えんこん而利用りよう美び色しょく誘惑ゆうわく丐幫男性だんせい為ため她驅使くし，以打擊げき喬たかし峯みね。後こう被ひ阿おもね紫むらさき毀容，憂う憤いきどお而死。

次つぎ要よう角かく色しょく

無量むりょう劍けん

左ひだり子こ穆きよし（無量むりょう劍けん東ひがし宗むね掌てのひら門もん，後ご歸き入にゅう靈れい鷲宮わしみや）
為ため無量むりょう劍けん西宗にしむね掌てのひら門もん辛からし雙そう清きよし的てき師し兄けい，曾率東ひがし宗むね一方數度與無量劍西宗一方論劍定入居劍湖宮。後こう和わ辛からし雙そう清しん帶たい領りょう無量むりょう劍けん東西とうざい宗むね一同歸入天山縹緲峰靈鷲宮旗下的「三さん十じゅう六ろく洞ほら洞ほら主ぬし、七なな十じゅう二島ふたじま島とう主ぬし」，無量むりょう劍けん改名かいめい為ため無量むりょう洞ほら，由ゆかり辛からし雙そう清きよし作為さくい洞ほら主ぬし，左ひだり子こ穆きよし為ため副ふく洞ほら主ぬし。

辛からし雙そう清きよし（無量むりょう劍けん西宗にしむね掌てのひら門もん，後ご歸き入にゅう靈れい鷲宮わしみや）
無量むりょう劍けん西宗にしむね掌てのひら門もん，道みち姑しゅうと一いち名めい，無量むりょう劍けん東ひがし宗むね掌てのひら門もん左ひだり子こ穆きよし的てき師し妺。每年まいとし一度率西宗一方數度與無量劍東宗論劍定入居劍湖宮。後こう和わ左ひだり子こ穆きよし帶たい領りょう無量むりょう劍けん東西とうざい宗むね一同歸入天山縹緲峰靈鷲宮旗下的「三さん十じゅう六ろく洞ほら洞ほら主ぬし、七なな十じゅう二島ふたじま島とう主ぬし」。

龔光傑すぐる（無量むりょう劍けん東ひがし宗むね）【接觸せっしょく神しん農のう幫所施ほどこせ毒どく之の信しんじ而死】
褚師弟してい（無量むりょう劍けん西宗にしむね）
容子ようす矩のり（無量むりょう劍けん東ひがし宗むね）
干ひ光こう豪ごう（無量むりょう劍けん東ひがし宗むね）【被ひ木き婉清所しょ殺ころせ】
葛かずら光こう佩（無量むりょう劍けん西宗にしむね）【被ひ木き婉清所しょ殺ころせ】
郁いく光こう標しるべ（無量むりょう劍けん東ひがし宗むね）
吳ご光勝こうしょう（無量むりょう劍けん東ひがし宗むね）
唐から光雄みつお（無量むりょう劍けん派は弟子でし）【被ひ姑しゅうと蘇そ王家おうけ花はな肥こえ房ぼう嚴げん媽媽所しょ殺ころせ】

神かみ農みのり幫

司つかさ空そら玄げん（神かみ農みのり幫幫主ぬし）【跳とべ瀾滄江こう自殺じさつ而死】

萬劫まんごう谷たに

钟萬まん仇かたき：《修訂しゅうてい版ばん》中ちゅう號ごう「馬うま王おう神しん」，《新あたらし修おさむ版ばん》中ちゅう號ごう「見み人じん就殺」。甘あま寶たから寶たから之の夫おっと。
進すすむ喜き兒じ：鍾家僕ぼく人にん，被ひ岳たけ老ろう三さん所しょ殺ころせ。
來らい福ぶく兒じ：鍾家僕ぼく人にん，被ひ蘇州そしゅう王家おうけ所しょ殺ころせ。

伏ふく牛うし派は

柯百ひゃく歲さい：成なり名めい技わざ「天てん靈れい千せん裂きれ」，被ひ慕容博はく以「以彼之の道みち、還かえ施ほどこせ彼かれ身み」所しょ殺ころせ。
「金きむ算盤そろばん」崔ちぇ百ひゃく泉いずみ：年とし輕かる時とき得とく罪ざい姑しゅうと蘇そ慕容博はく，因いん此遠至大しだい理り避難ひなん，在ざい王おう府中ふちゅう偽裝ぎそう成なり帳ちょう房ぼう師し爺じい的てき手下てした「霍先生せんせい」。整せい日にち醉よい酒しゅ賭博とばく，是ぜ段だん譽ほまれ熱ねつ衷棋弈時的てき對たい手しゅ。
「追つい魂たましい鞭むち」過か彥之：崔ちぇ百ひゃく泉いずみ的てき師し侄，因いん師父しふ被害ひがい，遠とお赴大理り尋ひろ師し叔共報ほう師し仇かたき。

大だい理り

大だい理り眾臣：

高こう昇泰しょうたい (善ぜん闡侯)，其子為ため高こう泰明やすあき。

三さん司し：

范驊 (司馬しば)、巴ともえ天たかし石せき (司つかさ空そら)、華はな赫艮 (司つかさ徒と)

四よん大だい護衛ごえい：

褚萬まん里り(死し於段延のべ慶之よしゆき手しゅ)、古こ篤あつし誠まこと(紅べに沙すな灘なだ一戰時被岳老三打入江中)、傅でん思おもえ歸き、朱しゅ丹まこと臣しん

天龍寺てんりゅうじ

枯榮大師だいし（本ほん因いん等とう人じん之の師し叔，段だん延のべ慶けい親おや叔父おじ）
本ほん因いん大師だいし（方丈ほうじょう，段だん正明まさあき之の叔父おじ）：最大さいだい絕ぜっ學がく是ぜ六ろく脈みゃく神劍しんけん中ちゅう的てき「商しょう陽ひ劍けん」
本ほん觀かん（本ほん因いん的てき師し兄けい）：最大さいだい絕ぜっ學がく是ぜ六ろく脈みゃく神劍しんけん中ちゅう的てき「中ちゅう衝劍」
本ほん相しょう（本ほん因いん的てき師し兄けい）：最大さいだい絕ぜっ學がく是ぜ六ろく脈みゃく神劍しんけん中ちゅう的てき「少しょう衝劍」
本ほん參さん（本ほん因いん的てき師弟してい）：最大さいだい絕ぜっ學がく是ぜ六ろく脈みゃく神劍しんけん中ちゅう的てき「少しょう澤さわ劍けん」
本ほん塵ちり（保ほ定てい帝みかど段だん正明まさあき）

拈ひね花はな寺てら

黃き眉まゆ僧そう（師承ししょう福建ふっけん蒲田かまた達たち摩ま下院かいん）：擅使「金きむ剛つよし指ゆび」。
破やぶ嗔（黃き眉まゆ僧そう二に弟子でし）
破やぶ痴ち（黃き眉まゆ僧そう弟子でし）

吐蕃

鳩ばと摩ま智さとし：吐蕃國師こくし，大雪山たいせつざん大輪たいりん寺てら的てき僧そう人じん，人稱にんしょう「大輪たいりん明王みょうおう」。與あずか慕容博はく為ため故こ交。本身ほんみ擅使「火ひ焰刀」，又また能のう以「小しょう無む相しょう功こう」運うん使し少しょう林はやし七なな十じゅう二に絕技ぜつぎ。為ため奪だつ天龍寺てんりゅうじ的てき六ろく脈みゃく神劍しんけん劍けん譜ふ，而與枯榮禪師ぜんじ等とう人じん比ひ鬥。後こう強きょう練ねり少林寺しょうりんじ的てき易えき筋すじ經けい，最後さいご走はし火入ひいれ魔ま。在ざい西にし夏なつ公主こうしゅ招驸馬ば時和ときわ慕容復ふく打だ斗と後ご，落入枯井之の中なか，被ひ段だん譽ほまれ的てき「北きた冥めい神功しんこう」吸光内ない力りょく，反はん而因此逃过一劫こう，保ほ住じゅう了りょう性せい命いのち。失しつ去さ功力くりき後ご，自覺じかく惡あく孽深重じゅう，恍とぼけ然しか大悟たいご，後ご成なり為ため一いち代だい高僧こうそう。

燕つばめ子こ塢 / 曼陀山莊さんそう

由ゆかり李り青あお蘿創立そうりつ。

四よん大だい家臣かしん：

鄧百ひゃく川がわ：在ざい慕容復ふく殺ころせ死し包つつみ不同ふどう後ご離はなれ去さ。
公おおやけ冶乾：「江南こうなん第だい二に」，在ざい慕容復ふく殺ころせ死し包つつみ不同ふどう後ご離はなれ去さ。
包つつみ不同ふどう：「非ひ也非也」，阻止そし慕容復ふく認みとめ段だん延のべ慶けい為ため義父ぎふ，遂とげ為ため慕容復ふく所ところ殺ころせ。
風波ふうは惡あく：「一いち陣じん風ふう」，在ざい慕容復ふく殺ころせ死し包つつみ不同ふどう後ご離はなれ去さ。

瑞みず婆ばば婆ばば（蘇州そしゅう王家おうけ）
平ひら婆ばば婆ばば（蘇州そしゅう王家おうけ）
嚴いむ媽媽（姑しゅうと蘇そ王家おうけ花はな肥こえ房ぼう）
幽かそけ草くさ（姑しゅうと蘇そ王家おうけ丫鬟）
小しょう翠みどり（姑しゅうと蘇そ王家おうけ丫鬟）
小しょう蘭らん（姑しゅうと蘇そ王家おうけ丫鬟）
小しょう詩し（姑しゅうと蘇そ王家おうけ丫鬟）
小しょう茗（姑しゅうと蘇そ王家おうけ丫鬟）
小しょう茶ちゃ（姑しゅうと蘇そ王家おうけ丫鬟）
賈老者しゃ（蘇州そしゅう王家おうけ）
老ろう顧（姑しゅうと蘇そ慕容廚師）
姚伯當とう（雲くも州しゅう秦しん家か寨寨主ぬし）
秦はた伯はく起おこり（雲くも州しゅう秦しん家か寨前寨主兒じ子こ）
諸しょ保ほ昆こん（山東さんとう蓬よもぎ萊派）
海風かいふう子こ（山東さんとう蓬よもぎ萊派第だい七なな代だい掌てのひら門人もんじん）
都と靈子れいし（山東さんとう蓬よもぎ萊派）
司馬しば衛まもる（四川青城山青城派，司馬しば林りん之の父ちち）
司馬しば林りん（四川青城山青城派）
姜きょう老ろう者しゃ（四川青城山青城派）
孟はじめ老ろう者しゃ（四川青城山青城派）
包つつみ不ふ靚（包つつみ不同ふどう之の女おんな）

丐幫

汪ひろし劍けん通どおり（前ぜん丐幫幫主「劍けん髯ひげ」）

丐幫前任ぜんにん幫主，故事こじ開始かいし前まえ已やめ逝世。深ふか得え丐幫二に大神おおがみ功いさお「打だ狗いぬ棒ぼう法ほう」和かず「降くだ龍りゅう十じゅう八はち掌てのひら」的てき真傳しんでん，當時とうじ他た武功ぶこう蓋世がいせい，是ぜ江湖こうこ上じょう第だい一流的頂尖高手之一。曾被契ちぎり丹に五名高手設伏捉走，囚しゅう於祁連山れんざん黑くろ風洞ふうどう中ちゅう，威い逼丐幫降服こうふく。汪ひろし幫主身み材ざい矮胖，四大長老之一宋長老與之有三分相似，便びん喬たかし裝そう汪ひろし幫主的てき模樣もよう，甘あま願ねがい代だい死し，使つかい汪ひろし幫主得とく以脫險けわし，最後さいご蕭しょう峯みね從したがえ黑くろ風洞ふうどう中ちゅう救すくい宋そう長老ちょうろう回かい來らい。

全盛ぜんせい時期じき的てき汪ひろし劍けん通どおり，曾經跟隨“带头大だい哥”（少しょう林はやし派は方丈ほうじょう「伏ふく虎とら罗汉」玄げん慈）和わ十じゅう九きゅう名めい宋朝そうちょう武林たけばやし高手たかて參與さんよ「雁かり門もん關せき大戰たいせん」

汪ひろし劍けん通どおり把わ丐幫幫主之の物もの「打だ狗いぬ棒ぼう」和かず幫主之の位い傳でん於喬峯みね。乔峰二に十じゅう五ご岁生日び，汪ひろし剑通赠扇题诗：“朔さく雪ゆき飘飘开雁门，平ひら沙すな历乱卷まき蓬よもぎ根ね；功名こうみょう耻计擒とりこ生せい数すう，直ちょく斩楼兰报国こく恩おん。”扇おうぎ上じょう的てき壮士そうし出で塞ふさが杀敌图，为丐帮退隱かくれ前ぜん輩やから徐じょ冲霄所作しょさ。汪ひろし劍けん通どおり在ざい死し前ぜん留とめ下か了りょう一いち封ふう信しんじ，記載きさい了りょう喬たかし峯みね的てき身み世よ。

馬うま大元おおもと（丐幫副ふく幫主）【被ひ康かん敏和としかず白しろ世よ鏡きょう合ごう謀はかりごと所しょ害がい死し】

白しろ世よ鏡きょう（丐幫執法ほう長老ちょうろう）【被ひ丐幫呂りょ章あきら等とう人じん處決しょけつ】

白しろ世よ鏡きょう是ぜ丐幫的てき執と法ほう長老ちょうろう，最大さいだい絕ぜっ學がく是ぜ「纏まとい絲いと擒とりこ拿手」，白しろ世よ鏡きょう向こう来らい义正辞じ严，铁面无私。白しろ世よ鏡きょう老婆ろうば死去しきょ二に十じゅう年ねん後ご被かむ康かん敏さとし以美色しょく引誘，把持はじ不ふ住じゅう，與あずか康かん敏さとし合ごう謀はかりごと害がい死し副ふく幫主馬ば大元おおもと（康かん敏之としゆき夫おっと）。以四大だい長老ちょうろう「奚宋陳ひね吳くれ」和かず大智たいち分ぶん舵かじ舵かじ主ぬし全ぜん冠かんむり清きよし為ため首くび的てき叛變，白しろ世よ鏡きょう和わ傳でん功いさお長老ちょうろう呂りょ章あきら與あずか手下てした一起被囚禁於太たい湖こ的てき小船こぶね上じょう。

呂りょ章あきら（在ざい《新あたらし修おさむ版ばん》中ちゅう加入かにゅう的てき丐幫傳でん功いさお長老ちょうろう）

奚山河さんが（丐幫四よん老ろう之の一いち）【在ざい聚賢莊そう被ひ蕭しょう峯みね所しょ殺ころせ】
吳ご長ちょう風ふう（丐幫四よん老ろう之の一いち)
宋そう長老ちょうろう（丐幫四よん老ろう之の一いち）【被ひ游ゆう坦ひろし之これ所しょ殺ころせ】
陳ちん孤雁こがん（『長ちょう臂ひじ叟』丐幫四よん老ろう之の一いち湖こ北きた阮家）

全ぜん冠かんむり清きよし（丐幫大智たいち分ぶん舵かじ主ぬし『十方じっぽう秀才しゅうさい』，後ご被ひ吳くれ長老ちょうろう等とう人じん亂らん刀がたな分ぶん屍かばね）
蔣舵主ぬし（丐幫大義たいぎ分ぶん舵かじ主ぬし）
謝しゃ副ふく舵かじ主ぬし（丐幫大義たいぎ分ぶん舵かじ副ふく舵かじ主ぬし，為ため西にし夏なつ一いち品ひん堂どう所しょ殺ころせ）
張ちょう全ちょん祥さち（丐幫七なな袋ふくろ弟子でし）
方ほう舵かじ主ぬし（丐幫分ぶん舵かじ主ぬし）
李り春來はるき（丐幫弟子でし向こう白しろ世よ鏡きょう假かり傳つて號令ごうれい者しゃ）【自殺じさつ】
劉りゅう竹莊たけしょう（丐幫弟子でし向こう呂りょ章あきら假かり傳つて號令ごうれい者しゃ）【自殺じさつ】
徐じょ沖おき霄（丐幫退隱かくれ前ぜん輩やから）【被ひ白しろ世よ鏡きょう所しょ殺ころせ】

杏子あんず林りん事件じけん

譚たん公こう（太ふとし行ぎょう山沖やまおき霄洞）【自殺じさつ】
譚たん婆ばば（太ふとし行ぎょう山沖やまおき霄洞「小しょう娟」「阿おもね慧とし」）【被ひ蕭しょう遠山とおやま所しょ殺ころせ】
趙ちょう錢ぜに孫まご【被ひ蕭しょう遠山とおやま所しょ殺ころせ】
智光ともみつ大師だいし（天台山てんだいざん「萬まん家いえ生せい佛ほとけ」）【自じ行くだり吞藥自盡じじん後ご被ひ蕭しょう遠山とおやま在ざい太陽たいよう穴あな指ゆび擊げき洩も恨】
單たん正せい（『鐵てつ面めん判官ほうがん』）【被ひ蕭しょう遠山とおやま所しょ殺ころせ】
單たん伯はく山さん（單たん正せい的てき大だい兒こ子こ泰山たいざん五ご雄ゆう之の一いち）【被ひ蕭しょう峯みね所しょ殺ころせ】
單たん仲山なかやま（單たん正せい的てき二に兒じ子こ泰山たいざん五ご雄ゆう之の一いち）【被ひ蕭しょう峯みね所しょ殺ころせ】
單たん叔山（單たん正せい的てき三さん兒じ子こ泰山たいざん五ご雄ゆう之の一いち）【被ひ蕭しょう遠山とおやま所しょ殺ころせ】
單たん季き山さん（單たん正せい的てき四よん兒じ子こ泰山たいざん五ご雄ゆう之の一いち）【被ひ蕭しょう遠山とおやま所しょ殺ころせ】
單たん小山こやま（單たん正せい的てき五ご兒じ子こ泰山たいざん五ご雄ゆう之の一いち）【被ひ蕭しょう遠山とおやま所しょ殺ころせ】

無名むめい帖じょう英雄えいゆう大會たいかい

祁老六ろく（關西かんさい『快刀かいとう祁六』）【被ひ蕭しょう峯みね、玄げん難なん、玄げん寂さび所しょ殺ころせ】
向こう望海ぼうかい（湘東）
鮑あわび千せん靈れい（『沒ぼつ本ほん錢ぜに』）
游ゆう驥：游ゆう坦ひろし之の伯父おじ，攀よじ附ふ薛慕华在聚贤庄しょう声ごえ讨萧峰，从而赚得名声めいせい，但ただし围攻他た失しつ败而圆盾被ひ夺，羞愧下か自じ杀身亡ほろび。
游ゆう駒こま：游ゆう坦ひろし之の父ちち亲，攀よじ附ふ薛慕华在聚贤庄しょう声ごえ讨萧峰，从而赚得名声めいせい，但ただし围攻他た失しつ败而圆盾被ひ夺，羞愧下か自じ杀身亡ほろび。

星宿せいしゅく派は

摘星子こ（星宿せいしゅく派は大師だいし哥）
摩ま雲くも子こ（星宿せいしゅく派は二に師し哥）
追風おいかぜ子こ（星宿せいしゅく派は三さん師し哥）
出で塵ちり子こ（星宿せいしゅく派は八はち師し哥）
天てん狼おおかみ子こ

女おんな真しん族ぞく

完かん顏がお阿おもね骨ほね打だ（女おんな真ま族長ぞくちょう次子じし，蕭しょう峯みね摯友）
斯達林りん (女おんな真しん族ぞく副ふく族長ぞくちょう）
和わ哩まいる布ぬの（女おんな真ま族長ぞくちょう）
王おう通治みちはる（儒醫生せい）
許もと卓たく誠まこと（商人しょうにん兼けん通譯つうやく）

遼りょう國こく

耶律洪ひろし基もと（遼りょう國こく皇帝こうてい，蕭しょう峯みね的てき結ゆい拜はい兄弟きょうだい。冊さつ封ふう蕭しょう峯みね為ため「南みなみ院いん大王だいおう」，後ご又また加か封ふう為ため宋そう王おう、平ひら南みなみ大元帥だいげんすい）
穆きよし貴き妃ひ（耶律洪ひろし基もと最さい寵ちょう幸こう的てき貴とうと妃ひ，曾下毒どく暗くら害がい蕭しょう峯みね）
室しつ里さと（遼りょう國こく隊長たいちょう）
耶律涅魯古いにしえ（遼りょう國こく南みなみ院いん大王だいおう、爵封楚すわえ王おう）【被ひ蕭しょう峯みね所しょ殺ころせ】
耶律重元しげもと（遼りょう國こく皇すめらぎ太ふとし叔、天下てんか兵馬へいば大元帥だいげんすい）【自殺じさつ】
耶律莫哥（遼りょう國こく南みなみ院いん樞くるる密使みっし）

函はこ谷だに八はち友とも

「琴きん顛」康かん廣陵こうりょう
「棋魔」范百ひゃく齡よわい
「書しょ獃」苟讀
「畫が狂きょう」吳ご領りょう軍ぐん
「神かみ醫い」薛慕華はな
「巧たくみ匠たくみ」馮阿三さん
「花はな癡ち」石いし清風せいふう
「戲おどけ迷」李り傀儡かいらい

縹緲ひょうびょう峰ほう靈れい鷲宮わしみや

創立そうりつ人為じんい天山あまやま童わらわ姥うば。

靈れい鷲宮わしみや門下もんか弟子でし稱しょう宮みや主ぬし為ため「姥うば姥うば」，而因天山あまやま童わらわ姥うば每ごと三さん十じゅう年ねん返かえし老ろう還かえ童わらわ一いち次じ如六ろく歲さい女童おんなわらべ，而又稱しょう她為「童わらわ姥うば」。

靈れい鷲宮わしみや位い於「天山あまやま縹緲ひょうびょう峰ほう」上じょう，因いん地形ちけい位い於高山之上やまのうえ雲霧うんむ縹緲ひょうびょう而得此名。此峰分ぶん為ため九天きゅうてん九きゅう部ぶ，分別ふんべつ是ぜ昊ひろし天てん、陽ひ天てん、赤あか天てん、朱しゅ天たかし、成なり天てん、幽かそけ天てん、玄げん天てん、鸞天和かず鈞ひとし天てん。共きょう掌てのひら管かん九天きゅうてん九きゅう部ぶ婢女，三さん十じゅう六ろく洞ほら洞ほら主ぬし，七なな十じゅう二島ふたじま島とう主ぬし。

靈れい鷲宮わしみや宮みや內弟子でし多おお為ため女性じょせい，原はら為ため收おさむ留とめ遭人遺棄いき的てき女おんな嬰及無な依よ無む靠もたれ的てき可憐かれん女子じょし，之これ後ご亦また收おさむ留とめ被ひ男性だんせい始はじめ亂らん終おわり棄的女子じょし為ため其門下か，亦また正ただし亦また邪よこしま的てき立場たちば也使得とく該門派は成なり為ため在ざい金きむ庸いさお筆ひつ下か討論とうろん度ど頗高的てき一いち個こ門派もんぱ。

梅うめ劍けん（天山あまやま童わらわ姥うば貼は身み使し婢之一いち）
蘭らん劍けん（天山あまやま童わらわ姥うば貼は身み使し婢之二に）
竹たけ劍けん（天山あまやま童わらわ姥うば貼は身み使し婢之三さん）
菊きく劍けん（天山あまやま童わらわ姥うば貼は身み使し婢之四よん）

符ふ聖ひじり使し（縹緲ひょうびょう峰ほう靈れい鷲宮わしみや聖ひじり使し）
余よ婆ばば（縹緲ひょうびょう峰ほう靈れい鷲宮わしみや昊ひろし天てん部ぶ首領しゅりょう）
石いし嫂あによめ（縹緲ひょうびょう峰ほう靈れい鷲宮わしみや朱しゅ天たかし部首ぶしゅ領りょう）
符ふ敏さとし儀ぎ（縹緲ひょうびょう峰ほう靈れい鷲宮わしみや陽ひ天てん部首ぶしゅ領りょう『針はり神しん』）
程ほど青あお霜しも（縹緲ひょうびょう峰ほう靈れい鷲宮わしみや鈞ひとし天てん部ぶ副ふく首領しゅりょう）

萬まん仙せん大會たいかい（三さん十じゅう六ろく洞ほら洞ほら主ぬし、七なな十じゅう二島ふたじま島とう主ぬし）

桑くわ土ど公こう（川西かわにし碧あおい磷洞）【被ひ虛きょ竹ちく、天山あまやま童わらわ姥うば壓死あっし】
玄黃げんこう子こ（藏ぞう邊べ虯龍洞ほら）
章あきら達夫たつお（北海ほっかい玄げん冥めい島とう島とう主ぬし）
端はし木元きもと（海南かいなん島とう五指山赤焰洞）
黎はじむ夫人ふじん（南海なんかい椰花島とう）
烏がらす老ろう大だい（島しま主ぬし）
不平ふへい道人どうじん（『蛟みずち王おう』）【被ひ虛きょ竹ちく以松球だま所しょ殺ころせ】
崔ちぇ綠みどり華はな『芙蓉ふよう仙子せんこ』
卓たく不ふ凡（『劍けん神しん』一いち字じ慧とし劍けん門もん）
欽島主ぬし（海馬島とどしま）
霍洞主ぬし（紫むらさき巖いわお洞ほら）
司つかさ馬島うましま主ぬし（受蟒鞭むち責せめ打だ縱橫じゅうおう交錯こうさく九きゅう條じょう）
于洞主ぬし（三枚大鐵釘釘背）
安やす洞ほら主ぬし（口くち吃ども者しゃ）
九きゅう翼つばさ道人どうじん（雷電らいでん門もん　西にし夏なつ一いち品ひん堂どう『雷かみなり動どう于九天きゅうてん之の上うえ』）【死し於飄緲峰下か】
區く島とう主ぬし（劍けん魚さかな島とう）【被ひ卓たく不ふ凡所殺ころせ】
霍洞主ぬし（洞ほら主ぬし）
雲くも島とう主ぬし（島しま主ぬし）
哈大霸（鐵てつ鰲島島とう主ぬし）
珠たま崖がけ大だい怪かい（珠たま崖がけ雙そう怪かい之の一いち）
珠たま崖がけ二に怪かい（珠たま崖がけ雙そう怪かい之の一いち）
费玉清きよし（岛主）

西にし夏なつ

夢ゆめ姑しゅうと：真實しんじつ身み份為銀川ぎんかわ公主こうしゅ李り清きよし露ろ，是ぜ李り秋水しゅうすい的てき孫まご女おんな、王おう語ご嫣的まと表ひょう妹いもうと。其時天山あまやま童わらわ姥うば為ため了りょう躲避師し妹いもうと追つい殺ころせ，躲進西にし夏なつ國境こっきょう的てき冰窖中ちゅう，為ため了りょう使し虛きょ竹ちく習得しゅうとく逍遙しょうよう派は招式，童わらわ姥うば抱だき她來誘さそえ他た破やぶ淫いん。雙方そうほう以「夢ゆめ郎ろう」、「夢ゆめ姑しゅうと」相稱そうしょう，乃因二人在天寒地凍的環境肉帛相見，分ふん不ふ清せい是ただし在ざい現實げんじつ還かえ是これ睡ねむ夢中むちゅう相しょう見み。後來こうらい銀川ぎんかわ公主こうしゅ以招募夫おっと婿むこ為ため名めい，欲よく再さい遇ぐう夢中むちゅう情じょう郎ろう為ため實み，設しつらえ下か三さん條じょう問題もんだい，並なみ與あずか虛むなし竹たけ相しょう認みとめ雙そう宿やど。

曉あかつき蕾つぼみ：西にし夏なつ皇宮こうぐう的てき侍女じじょ，《修訂しゅうてい版ばん》中ちゅう僅稱宮みや女おんな，《新あたらし修おさむ版ばん》給きゅう予よ名字みょうじ，同時どうじ加か設しつらえ銀川ぎんかわ公主こうしゅ送おく贈おく她給段だん譽ほまれ，封ふう為ため大だい理り國こく郡ぐん主ぬし的てき情じょう節ぶし。

一品いっぴん堂どう

赫連鐵てつ樹じゅ（統率とうそつ西にし夏なつ一いち品ひん堂どう征せい東大とうだい將軍しょうぐん）
努つとむ兒じ海うみ（西にし夏なつ一いち品ひん堂どう）

少林寺しょうりんじ

靈れい門もん大師だいし
少林寺しょうりんじ前任ぜんにん方丈ほうじょう，玄げん字じ輩やから僧そう人じん之の師父しふ，與あずか逍遙しょうよう派は的てき天山あまやま童わらわ姥うば平ひら輩やから論ろん交。已やめ逝世多年たねん。
掃地僧そう
少しょう林藏りんぞう經けい閣かく的てき一いち名めい服ふく事ごと僧そう，佛法ぶっぽう修おさむ為ため似に在ざい玄げん字じ輩やから僧そう人じん之の上うえ，武功ぶこう亦また超ちょう凡入聖きよし，為ため當世とうせい天下てんか第だい一いち。曾將慕容博はく及蕭遠山とおやま打だ成なり“假死かし”（龜かめ息いき），再さい給きゅう予よ重おも新しん救すくい活かつ，治療ちりょう他た們因多年たねん盜ぬすめ習少林りん武功ぶこう所しょ造成ぞうせい的てき內傷並なみ化か解かい仇かたき恨，感化かんか兩人りょうにん皈依佛門ぶつもん。
玄げん慈（方丈ほうじょう）
少林寺しょうりんじ方丈ほうじょう，德とく高だか望もち重じゅう頗具威嚴いげん，武林たけばやし聲望せいぼう極きょく高だか，為ため貫つらぬけ穿ほじ通どおり篇へん故事こじ的てき“帶おび頭あたま大だい哥”。與あずか五台山ごだいさん清凉寺せいりょうじ方丈ほうじょう神山かみやま上人しょうにん并稱“降くだ龍りゅう”“伏ふく虎とら”兩りょう羅漢らかん。早年そうねん葉は二に娘むすめ的てき父親ちちおや生せい了りょう重病じゅうびょう，玄げん慈方丈たけ前ぜん來らい為ため他た醫い治ち，救すくい了りょう葉は二に娘むすめ爹爹的てき命いのち。葉は二娘對玄慈既感激又仰慕，貧ひん家か女子じょし無む以為報ほう便びん以身相しょう許もと，玄げん慈把持はじ不ふ住じゅう色しょく戒與葉は二娘行苟且之事，令れい葉は懷ふところ孕生下か虛きょ竹ちく。在ざい《新あたらし修おさむ版ばん》中ちゅう曾化名めい「遲おそ老ろう先生せんせい」與あずか蕭しょう峯みね對たい掌てのひら，查察他た是ぜ否いや殺ころせ死し玄げん苦く之の凶手きょうしゅ。最終さいしゅう玄げん慈與葉は二娘因奸情被蕭遠山公諸於世，在ざい與あずか虛むなし竹たけ相しょう認みとめ後ご，一同いちどう羞愧自殺じさつ。
玄げん悲
當年とうねん查探慕容博はく下落げらく不ふ果はて，往大理り支援しえん段だん氏し時じ，被ひ慕容博はく所しょ殺ころせ。絕ぜっ學がく為ため少しょう林はやし七なな十じゅう二に絕技ぜつぎ之の一いち的てき「大だい韋陀杵きね」。
玄げん慚
玄げん生せい
曾化名めい「孫まご老ろう先生せんせい」與あずか蕭しょう峯みね對たい掌てのひら，查察他た是ぜ否いや殺ころせ死し玄げん苦く之の凶手きょうしゅ。
玄げん止とめ
曾化名めい「褚老先生せんせい」與あずか蕭しょう峯みね對たい掌てのひら，查察他た是ぜ否いや殺ころせ死し玄げん苦く之の凶手きょうしゅ。
玄げん因いん
曾化名めい「金きむ老ろう先生せんせい」與あずか蕭しょう峯みね對たい掌てのひら，查察他た是ぜ否いや殺ころせ死し玄げん苦く之の凶手きょうしゅ。
玄げん渡わたり
善ぜん待寺まちでら中ちゅう後輩こうはい，深ふか受小僧そう愛あい戴。擅拈花はな指ゆび。曾化名めい「杜もり老ろう先生せんせい」與あずか蕭しょう峯みね對たい掌てのひら，查察他た是ぜ否いや殺ころせ死し玄げん苦く之の凶手きょうしゅ。吐蕃「大輪たいりん明王みょうおう」鳩ばと摩ま智さとし大だい鬧少林寺はやしじ時じ，玄げん渡わたり挺身ていしん而出，與あずか鳩ばと摩ま智さとし比ひ拼「拈ひね花はな指ゆび」，最後さいご不敵ふてき受傷じゅしょう。
玄げん鳴な
救援きゅうえん蕭しょう峯みね時じ，被ひ契ちぎり丹に武士ぶし所しょ殺ころせ。
玄げん石せき
曾跟蹤蕭峯みね，查察他た是ぜ否いや殺ころせ死し徐じょ長老ちょうろう、趙ちょう錢ぜに孫まご等とう人じん之の凶手きょうしゅ。後こう救援きゅうえん蕭しょう峯みね時じ，被ひ契ちぎり丹に武士ぶし所しょ殺ころせ。
玄げん愧
玄げん念ねん
玄げん淨きよし
玄げん難なん（達いたる摩ま院いん首座しゅざ）
曾參與さんよ聚賢莊そう大戰たいせん，被ひ丁ひのと春秋しゅんじゅう下か三笑逍遙散所殺。
玄げん寂さび（戒律かいりつ院いん首座しゅざ）
曾參與さんよ聚賢莊そう大戰たいせん，最大さいだい絕ぜっ學がく是ぜ少しょう林はやし七なな十じゅう二に絕技ぜつぎ之の一いち「一拍いっぱく兩りょう散ち」，最後さいご接せっ任にん少林寺しょうりんじ方丈ほうじょう。
玄げん痛つう【悟道ごどう圓えん寂さび】
與あずか游ゆう坦ひろし之の對たい上じょう一掌為其冰蠶毒掌所傷，在ざい苟讀的てき啟發けいはつ下か悟道ごどう圓えん寂さび。
玄げん澄きよし
被ひ譽ほまれ為ため少林寺しょうりんじ中ちゅう二に百ひゃく年來ねんらい武功ぶこう第だい一いち的てき僧そう人じん，然しか而由於未能のう精進しょうじん佛法ぶっぽう修おさむ為ため而強練ねり少しょう林はやし絕技ぜつぎ，導しるべ致筋脈みゃく俱斷。但ただし此後大だい徹てっ大悟たいご、潛心せんしん佛學ぶつがく，成なり為ため一いち代だい高僧こうそう。
玄げん滅めつ
玄げん苦く
蕭しょう峯みね之の師し，向こう其傳授でんじゅ「降魔ごうま掌てのひら」，後ご被ひ蕭しょう遠山とおやま所しょ殺ころせ。
慧とし真しん
慧とし觀かん
慧とし淨きよし（抓つめ冰蠶者しゃ）
慧とし方かた
慧とし鏡きょう
慧とし輪わ（虛きょ竹ちく之の師し）
虚きょ清きよし
虚きょ湛じん
虚きょ淵ふち
五ご葉よう大師だいし（身み戒寺方丈ほうじょう）
青あお松まつ（小しょう沙彌さや）
緣えん根ね（管理かんり少林寺しょうりんじ瑣碎事務じむ）

蒙こうむ面めん客きゃく／幕まく後ご黑くろ手しゅ

蕭しょう遠山とおやま：蕭しょう峯みね之の父ちち，為ため了りょう報ほう殺ころせ妻つま之の仇かたき隱居いんきょ少林寺しょうりんじ30年ねん，後ご與あずか慕容博はく同どう皈依佛門ぶつもん。

慕容博はく：慕容復ふく之これ父ちち，與あずか兒こ子こ同どう欲よく圖ず謀はかりごと興きょう復ふく大業おおわざ，城府じょうふ極ごく深ふか。當年とうねん雁かり門もん關せき一役因其亂報謊言而起，後ご詐いつわり死し隱かくれ藏ぞう少林寺しょうりんじ中ちゅう偷閱少しょう林はやし絕技ぜつぎ，最終さいしゅう受掃地ち僧そう點てん化か皈依佛門ぶつもん。

其他

金かね二に哥（農家のうか青年せいねん）【磨すり坊ぼう被ひ西にし夏なつ武士ぶし所しょ殺ころせ】
花はな妹いもうと（農家のうか少女しょうじょ）【磨すり坊ぼう被ひ西にし夏なつ武士ぶし所しょ殺ころせ】
譚たん青あお：號ごう「追つい魂たましい杖つえ」，段だん延のべ慶けい的てき弟子でし。被ひ蕭しょう峯みね所しょ殺ころせ。
孫まご三さん霸：號ごう「小しょう煞神」，岳たけ老ろう三之さんの徒と。被ひ木き婉清所しょ殺ころせ。
神山かみやま上人しょうにん：五台山ごだいさん清涼寺せいりょうじ方丈ほうじょう，與あずか玄げん慈並稱へいしょう『降くだ龍りゅう』『伏ふく虎とら』兩りょう羅漢らかん。昔年せきねん有意ゆうい投入とうにゅう少しょう林はやし門下もんか，卻因性せい子こ高だか傲而被ひ方丈ほうじょう靈れい門もん拒絕きょぜつ。
觀かん心こころ大師だいし（開封かいふう府ふ大だい相國寺しょうこくじ）
道みち清せい大師だいし（江南こうなん普ひろし渡わたり寺てら）
覺さとし賢けん大師だいし（廬いおり山東さんとう林寺はやしじ）
融とおる智さとし大師だいし（長安ながやす淨きよし影かげ寺てら）
志こころざし远大师（四よん台だい山やま炎えん热寺）
鸿杰大だい师（紫むらさき云うん山大やまだい雨う寺てら）
神かみ音おと大師だいし（五台山ごだいさん清涼寺せいりょうじ）
哲あきら羅ら星ほし（天竺てんじく僧そう人じん）
波なみ羅ら星ほし：天竺てんじく僧そう人じん，哲あきら羅ら星ほし的てき師弟してい，偷學《大金おおかね剛つよし拳こぶし經けい》、《般若はんにゃ掌てのひら法ほう》、《摩ま訶指訣》。
諸しょ葛かずら中ちゅう（河北かわきた『神かみ彈だん子こ』）
宗そう贊さん（吐蕃國こく王子おうじ）
太皇太后たいこうたいこう高だか氏し
趙ちょう煦（宋そう哲あきら宗むね）
范祖禹（宋朝そうちょう翰林かんりん學士がくし）
蘇そ轍わだち（宋朝そうちょう宰相さいしょう）
范純仁ひとし（宋朝そうちょう大臣だいじん）
張ちょう將軍しょうぐん（雁かり門もん關せき指揮しき使し）
馬うま五德ごとく（滇南普ひろし洱老武たけ師し，帶おび段だん譽ほまれ上じょう無量むりょう山やま的てき人じん）
梁はり阿おもね婆ばば（替がえ秦はた紅くれない棉わた買かい雜貨ざっか者しゃ）
五ご葉よう大師だいし（身み戒寺方丈ほうじょう）
駱氏三さん雄ゆう【被ひ慕容博はく所しょ殺ころせ】
章あきら虛きょ道人どうじん【被ひ慕容博はく所しょ殺ころせ】
蔡慶圖ず（土豪どごう）【被ひ崔ちぇ百ひゃく泉いずみ所しょ殺ころせ】

参考さんこう文献ぶんけん

金きむ庸いさお天龍てんりゅう八はち部ぶ(小說しょうせつ)

参まいり见

天てん龙八はち部ぶ (小しょう说)