爐ろ主ぬし制度せいど

爐ろ主ぬし制度せいど，或ある作さく頭あたま家か爐ろ主ぬし（臺灣たいわん話ばなし：Thâu-ke lôo-tsú），起源きげん於古代こだい農業のうぎょう社會しゃかい的てき「社しゃ祭さい」慶けい典てん，台灣たいわん傳統でんとう民間みんかん信仰しんこう中神なかがみ明あきら祭祀さいし的てき組織そしき運うん作さく形式けいしき，常見つねみ於神明しんめい會かい。

臺灣たいわん當とう前ぜん施行しこう爐ろ主しゅ制度せいど的てき神明しんめい會かい組織そしき――位くらい於雲林りん縣境けんきょう內活躍かつやく的てき六ろく房ぼう天上てんじょう聖母せいぼ。天運てんうん歲次さいじ甲かぶと午うま（2014年ねん）六房媽的過爐遶境活動，六房媽自斗南股斗南紅壇啟程、赴往土庫どんご股また竹ちく腳寮紅べに壇だん駐ちゅう蹕。

簡介

台灣たいわん清せい領りょう時期じき庶民しょみん百姓ひゃくしょう較為窮きゅう苦く，禮れい敬けい神明しんめい卻未必有能力のうりょく起おこり建けん廟宇びょうう，神明しんめい的てき香こう火ひ於是以輪流りゅう的てき方式ほうしき在ざい不同ふどう信徒しんと的てき住處すみか供奉ぐぶ，輪りん值時間あいだ多おお為ため一いち年ねん；爐ろ主しゅ制度せいど也施行しこう於興建けん廟宇びょうう後ご的てき地方ちほう宮みや廟びょう。然しか而，無論むろん是ぜ何なん種しゅ形式けいしき，值年的てき爐ろ主おも都と需要じゅよう負ふ責せめ日常にちじょう上じょう香こう、奉たてまつ茶與ちゃよ環境かんきょう清潔せいけつ，主しゅ辦該年度ねんど的てき演えんじ戲おどけ酬むくい神しん、祭祀さいし、謝しゃ平安へいあん等とう各項かくこう事務じむ。

台灣たいわん的てき漢人かんど社會しゃかい中ちゅう，供奉ぐぶ神明しんめい可か以沒有ゆう神像しんぞう或ある神位しんい，但ただし是ぜ必有「香爐こうろ」（如臺たい南みなみ天壇てんだん的てき起源きげん即そく是ぜ一いち個こ明あきら鄭てい王朝おうちょう遺留いりゅう的てき天てん公おおやけ爐ろ），所以ゆえん值年主導しゅどう祭祀さいし神明しんめい事ごと宜むべ的てき負ふ責せめ人稱にんしょう為ため「爐ろ主ぬし」，意い即そく該年年度ねんど「神像しんぞう」與あずか「香爐こうろ」皆みな會かい安置あんち於負責せめ人的じんてき居所きょしょ之の中ちゅう長ちょう達たち一いち年ねん，故こ名めい值年爐ろ主ぬし。而根據こんきょ信しん眾人數にんずう多寡たか，尚なお有ゆう「副ふく爐ろ主ぬし」的てき設置せっち，「頭あたま家か」則のり負ふ責せめ協きょう助じょ祭祀さいし事務じむ。爐ろ主おも與あずか副ふく爐ろ主ぬし僅有一いち名めい，頭とう家か的てき人數にんずう與あずか職責しょくせき不等ふとう，隨ずい各地かくち區域くいき的てき規定きてい乃有所しょ不同ふどう，早年そうねん亦また需襄助すけ爐ろ主しゅ挨家挨戶收おさむ取と丁ちょう口錢こうせん（福ぶく份錢）籌措祭祀さいし費用ひよう。上述じょうじゅつ擔綱「爐ろ主ぬし」、「副ふく爐ろ」與あずか「頭あたま家か」的てき人じん，通稱つうしょう「福ぶく頭あたま」，被ひ視し為ため與あずか神明しんめい有緣うえん的てき福ぶく氣き之の人ひと；此外，無む擔綱職責しょくせき的てき信しん眾則統すべ稱しょう「爐ろ下か弟子でし（爐ろ腳弟子でし）」。

臺北たいぺい市し公有こうゆう成德しげのり市場いちば內神龕がん旁つくり爐ろ主おも每ごと月行事つきぎょうじ表ひょう。

傳統でんとう上じょう，每年まいとし的てき爐ろ主しゅ選拔せんばつ為ため公平こうへい起おこり見み，多た在ざい神明しんめい的てき面前めんぜん以擲筊選出せんしゅつ，獲得かくとく神明しんめい旨むね意い遴選為ため爐ろ主おも者しゃ，多た以無給きゅう薪たきぎ志こころざし工こう身み分擔ぶんたん負ふ起おこり新しん一いち年度ねんど祭祀さいし場所ばしょ的てき清潔せいけつ、主持しゅうもち酬むくい神しん、張ちょう羅ら法事ほうじ等とう雜ざつ物ぶつ。雖然在ざい台灣たいわん傳統でんとう民俗みんぞく觀念かんねん之の中なか，將はた替がえ神明しんめい服務ふくむ視し為ため一いち種しゅ榮譽えいよ，但ただし由ゆかり於許多た支出ししゅつ需自掏腰包つつめ，通常つうじょう皆みな是ぜ具備ぐび經濟けいざい餘裕よゆう的てき人才じんさい有意ゆうい願ねがい去さ參與さんよ爐ろ主しゅ遴選。

近年きんねん因いん應おう台灣たいわん廟宇びょうう經營けいえい方式ほうしき多數たすう轉てん為ため財團ざいだん法人ほうじん或ある成立せいりつ管理かんり委員いいん會かい，有ゆう專せん人じん長年ながねん管理かんり、募つの款與經營けいえい的てき緣故えんこ，徵收ちょうしゅう「丁ちょう口錢こうせん」必要ひつよう性せい大だい減げん，於是以爐主ぬし制度せいど經營けいえい宗教しゅうきょう組織そしき的てき方式ほうしき也未若わか早期そうき普遍ふへん，現今げんこん較常見つねみ於供奉ぐぶ單一たんいつ神祇じんぎ信仰しんこう的てき神明しんめい會かい組織そしき。

六ろく房ぼう媽信仰しんこう

台灣たいわん現今げんこん施行しこう爐ろ主しゅ制度せいど的てき組織そしき以雲くも林はやし縣けん的てき「六ろく房ぼう天上てんじょう聖母せいぼ」最さい具ぐ代表だいひょう性せい。雲くも林りん六房媽乃是全台灣迄今信眾最多、卻仍沒ぼつ有ゆう興きょう建けん固定こてい廟宇びょうう祭祀さいし的てき神明しんめい會かい組織そしき。六房媽巡迴範圍僅限於斗と六ろく市し（大だい北勢ほくせい股また）、斗と南みなみ鎮（斗と南股みなみのまた）、虎とら尾お鎮（過か溪けい股また）、土庫どんご鎮（土庫どんご股また）、大だい埤鄉（五ご間あいだ厝股）等とう五鄉いさと鎮的村里むらざと，各かく村落そんらく將しょう會かい另行搭建紅べに壇だん供きょう六房媽駐蹕一年，期き滿みつる離はなれ去さ。這種年年ねんねん遷居、在ざい各かく鄉さと鎮輪替がえ呈てい現げん「有ゆう神しん無む廟びょう」的てき祭祀さいし方式ほうしき，卻能有效ゆうこう集結しゅうけつ雲くも林りん縣境けんきょう內36個こ村落そんらく的てき凝聚ぎょうしゅう力りょく。不ふ僅如此，雲くも林りん六房媽祖的香火亦分靈至台灣各地，諸しょ如嘉よしみ義よし縣けん大林おおばやし鎮、新しん竹市たけいち、彰あきら化か縣けん等とう縣けん市し，其中以台たい中ちゅう市し六ろく房ぼう媽分會ぶんかい及南みなみ投とう縣けん埔里鎮六房媽分會的組織編制最為嚴謹、且具規模きぼ。

相關そうかん條目じょうもく

• 神明しんめい會かい
• 臺灣たいわん民間みんかん信仰しんこう
• 擲筊
• 雲くも林りん六ろく房ぼう媽
• 郊商