王思おうし禮れい

王思おうし禮れい（？—761年ねん），高句麗こうくり人ひと。唐から朝あさ將領しょうりょう。

入居にゅうきょ營州（今こん遼寧りょうねい朝陽あさひ），父ちち王おう虔けん威い為ため朔ついたち方かた軍ぐん將はた。王思おうし礼れい少年しょうねん时便从军旅たび，從したがえ王おう忠嗣ただつぐ至いたり河西かさい，与あずか哥舒翰同どう在ざい王おう忠嗣ただつぐ部下ぶか作さく押牙。哥舒翰升任にん陇右节度使し后きさき，王思おうし礼れい与あずか中ちゅう郎ろう周しゅう泌同为哥舒翰幕下まくした押衙。攻おさむ拔石堡城，以功授右金吾きんご卫将军、關西かんさい兵馬へいば使し，兼けん河かわ源げん军使。唐から玄げん宗むね天寶てんぽう十じゅう一いち年ねん（752年ねん）加か拜はい云うん麾将军。十じゅう二に年ねん（753年ねん）哥舒翰征讨九きゅう曲きょく，思おもえ礼れい军迟到，差さ点てん被ひ哥舒翰斩首くび。哥舒翰大罵ののし後のち還かえ是ぜ打算ださん把わ王思おうし礼れい放ひ了りょう，王思おうし礼れい面めん无惧色しょく，坦ひろし言道ことみち：「要よう殺ころせ就殺，叫さけべ甚麼いんも叫さけべ！」（“斩则斩，却唤何なん物ぶつ？”）诸将皆みな佩服其胆色しょく。十じゅう三さん年ねん，吐蕃苏毗王おう入にゅう贡，玄げん宗むね遣や哥舒翰前往磨环川接せっ应，而王思おうし礼れい不ふ慎まき坠马伤脚。十じゅう四よん年ねん（754年ねん）六ろく月がつ，加か金城きんじょう郡ぐん太守たいしゅ。王思おうし禮れい曾秘密ひみつ向こう哥舒翰建議けんぎ，上表じょうひょう請殺楊國忠ただし，以謝天下でんか。安やす史し之の亂みだれ爆發ばくはつ時じ，兼太かねた常つね卿きょう，充たかし元もと帅府马军都と将はた，从讨安やす禄ろく山やま军。任にん潼關副使ふくし，哥舒翰被俘，王思おうし禮れい從したがえ潼關倉皇そうこう奔回，帝みかど命いのち思おもえ禮れい為ため河西かさい、隴右節度せつど使し。與あずか張ちょう光ひかり晟あきら友好ゆうこう。助じょ宰相さいしょう战便桥，不利ふり，更さら为关内ない行ぎょう营节度ど、河西かさい陇右伊西いにし行ゆき营兵马使，守まもり武功ぶこう。收おさむ復ふく長安ながやす、洛らく阳後，迁兵部ひょうぶ尚なお书，封ふう霍国公こう，兼けん潞、沁等州しゅう节度。

唐から肃宗乾いぬい元もと元年がんねん（758年ねん），总领关中、潞州行ぎょう营兵三さん万まん、骑兵八はち千せん，乾いぬい元もと二に年ねん（759年ねん），与あずか郭かく子こ仪等とう九节度围安庆绪于相州，諸しょ將しょう皆みな潰つぶせ，唯ただ思おもえ礼れい与あずか李り光ひかり弼两军独全ぜん，四よん月がつ，王思おうし禮れい破やぶ史ふみ思おもえ明あきら將はた楊旻於潞城東じょうとう。不ふ久ひさ擊破げきは史ふみ思おもえ明あきら於直千せん岭，为河东节度ど副ふく大使たいし。王思おうし禮れい擅長出で謀はかりごと划策，不ふ擅長戰陣せんじん指揮しき，但ただし法令ほうれい嚴いむ整せい，士し兵へい遵從，當時とうじ的てき人じん都と稱しょう道どう。（舊きゅう唐とう書しょ《王思おうし禮れい傳でん》）杜もり甫はじめ有ゆう《八はち哀あい诗》第だい一いち首しゅ《赠司空そら王公おうこう思おもえ礼れい》云うん：“司つかさ空そら出で东胡，童わらわ稚やや刷すり劲翻。”上じょう元もと元年がんねん（760年ねん），加か司し空そら。翌年よくねん（761年ねん）卒そつ，追つい赠太尉じょう。谥武烈れつ。

注釋ちゅうしゃく

前任ぜんにん： 李り光ひかり弼

唐から朝あさ司つかさ空そら 760年ねん—761年ねん

繼つぎ任にん： 李り辅国