王おう逵

王おう逵（？—956年ねん），一作いっさく王おう進すすむ逵，朗ろう州しゅう武たけ陵りょう縣けん（今いま湖南こなん常德じょうとく）人にん，五ご代だい時期じき曾任武平ぶへい軍ぐん節度せつど使し。本ほん為ため靜江しずえ軍ぐん士卒しそつ，於南みなみ楚すわえ馬うま希のぞみ萼がく在位ざいい時任ときとう靜江しずえ軍ぐん指揮しき使し。

後こう周しゅう廣こう順じゅん元年がんねん（951年ねん），當時とうじ的てき楚すわえ王おう馬ば希まれ萼がく荒淫こういん無道むどう，命いのち王おう逵、周しゅう行こう逢等とう人ひと率りつ兵士へいし修復しゅうふく被ひ火燒ひたき燬的楚すわえ王おう府ふ，工作こうさく勞苦ろうく，又また無む賞賜しょうし，王おう逵、周しゅう行こう逢因此率部ぶ逃回にげまわ朗ろう州しゅう（今こん湖南こなん常德つねのり），推舉馬うま光惠みつえ為ため武平ぶへい軍ぐん節度せつど使し，後來こうらい因いん馬うま光惠みつえ愚昧ぐまい懦弱だじゃく，再さい改あらため推劉りゅう言げん為ため權けん武平ぶへい軍ぐん留とめ後ご（暫代武平ぶへい軍ぐん節度せつど使し）。

廣こう順じゅん二に年ねん（952年ねん），王おう逵與周しゅう行こう逢等諸しょ將しょう為ため劉りゅう言げん所しょ命いのち攻擊こうげき已やめ為ため南みなみ唐とう所ところ佔據的てき南みなみ楚すわえ故こ都と潭州，南みなみ唐とう軍ぐん大敗たいはい，撤出湖南こなみ，南みなみ楚すわえ馬ば氏し在ざい南みなみ嶺みね以北いほく的てき故こ地ち因いん此為劉りゅう言げん等とう人じん恢復かいふく。

本來ほんらい，潭州是ぜ武安たけやす軍ぐん節度せつど使し的いくわ府ふ治ち以及南みなみ楚すわえ的てき都城みやこのじょう所在地しょざいち，這時劉りゅう言げん以潭州しゅう毀於戰亂せんらん，請求せいきゅう後ご周しゅう將すすむ湖南こなん地區ちく的てき政治せいじ中心ちゅうしん遷往朗ろう州しゅう。廣こう順じゅん三さん年ねん（953年ねん），王おう逵被後ご周しゅう任命にんめい為ため武安たけやす軍ぐん節度せつど使し（府ふ治ち在ざい潭州，今いま湖南こなん長ちょう沙すな），位い在ざい被ひ任命にんめい為ため朗ろう州しゅう大だい都と督とく、武平ぶへい軍ぐん節度せつど使し（府ふ治ち在ざい朗ろう州しゅう）的てき劉りゅう言げん之の下した，王おう逵因此心生せい不滿ふまん；而劉言げん為ため王おう逵擁立ようりつ，王おう逵不願ねがい久居ひさい其下，劉りゅう言げん亦また認みとめ為ため王おう逵是潛在せんざい的てき威い脅おびえ，總そう總そう的てき原因げんいん，二人ふたり因いん此對立たいりつ。

同年どうねん（953年ねん）稍やや後ご，王おう逵與周しゅう行こう逢聯手しゅ翦除劉りゅう言げん身邊しんぺん將領しょうりょう，並なみ攻擊こうげき朗ろう州しゅう，朗ろう州しゅう城じょう陷おちい，劉りゅう言げん被ひ擒とりこ，不ふ久ひさ王おう逵派將領しょうりょう潘はん叔嗣殺害さつがい劉りゅう言げん，後こう周しゅう隨ずい即そく任命にんめい王おう逵為武平ぶへい軍ぐん節度せつど使し。

後こう周しゅう顯德けんとく三さん年ねん（956年ねん），王おう逵受後ご周世すせ宗むね柴しば榮さかえ所ところ命いのち進攻しんこう南みなみ唐とう，軍ぐん過か岳たけ州しゅう（今いま湖南こなん岳たけ陽ひ），王おう逵的手下てした對たい岳たけ州しゅう團だん練ねり使し潘はん叔嗣勒索賞賜しょうし，貪むさぼ得う無む厭いや，而仍不滿足ふまんぞく，遂とげ向こう王おう逵誣指ゆび潘はん叔嗣有ゆう叛變之の意い，王おう逵怒形がた於詞色しょく，潘はん叔嗣大だい為ため恐懼きょうく，因いん此先發せんぱつ制せい人じん，偷襲朗ろう州しゅう。王おう逵回師し反擊はんげき，在ざい武ぶ陵りょう城しろ外がい與あずか潘はん叔嗣會戰かいせん，戰敗せんぱい被ひ殺ころせ。

楚すわえ国こく灭亡后きさき的てき武平ぶへい军節度せつど使し

姓名せいめい	在位ざいい時間じかん
刘言	951年ねん—953年ねん
王おう逵	953年ねん—956年ねん
周しゅう行こう逢	956年ねん—962年ねん
周しゅう保たもつ权	962年ねん—963年ねん