田た弘ひろし

田た弘ひろし（511年ねん—575年ねん1月がつ30日にち），字じ广略。高平たかひら郡ぐん（今いま寧やすし夏なつ回かい族ぞく自治じち区く固かた原市はらいち）人にん，南北なんぼく朝あさ西にし魏たかし、北きた周あまね将はた领。周しゅう武たけし帝みかど时大だい司つかさ空むなし。

生平おいだいら

田た弘ひろし少しょう慷慨こうがい，立志りっし功名こうみょう，勇敢ゆうかん有ゆう智さとし谋。北きた魏たかし永安えいあん年間ねんかん，初はつ投とう万まん俟丑奴やつ起おこり义军。爾しか朱しゅ天たかし光こう入にゅう关中，田た弘ひろ在原ありはら州しゅう归順，担任たんにん都と督とく。宇文うぶん泰たい初はつ统贺拔岳だけ余部あまるべ，田た弘ひろ求もとめ见进谋略，受宇文ぶん泰たい赏识，以他为心腹はら。534年ねん，迎むかい魏ぎ孝こう武たけ帝みかど入にゅう关中，以功封ふう鹑阴县子。宇文うぶん泰たい把わ自己じこ的てき鉄てつ甲かぶと赐给田でん弘ひろし，说：「天下てんか平定へいてい，你再把わ鉄てつ甲かぶと给我」。537年ねん，田た弘ひろ转任帥そち都と督とく，進しん爵为公こう。在ざい宇文うぶん泰たい率りつ领下夺得弘ひろ農のう，参加さんか沙すな苑えん之の战，解かい洛陽らくよう之これ围，参加さんか河かわ橋きょう之の战，屡しばしば立たて战功，临阵争そう先さき，前ぜん后きさき受伤百ひゃく余あまり处。多た受赏赐，被ひ赐姓紇干氏し。宇文うぶん泰たい奖其忠勤ちゅうきん，任にん本ほん乡原はら州しゅう刺史しし。宇文うぶん泰たい在ざい同どう州しゅう，齐集文武ぶんぶ官かん员，说：「人人ひとびと都と像ぞう田た弘一こういち样尽心しん，天下てんか早さ就平定へいてい了りょう」。任命にんめい他た为車くるま騎き大将軍だいしょうぐん、儀ぎ同どう三さん司つかさ。552年ねん，加か驃騎大将軍だいしょうぐん、開府かいふ儀ぎ同どう三さん司つかさ。

西にし魏たかし平定へいてい蜀しょく地ち後ご，南みなみ梁はり信州しんしゅう刺史しし蕭しょう韶占据すえ各地かくち，抵抗ていこう西にし魏ぎ。田た弘ひろ率りつ军討平たいら。击破西平にしだいら羌族、鳳おおとり州しゅう氐族之これ乱らん。田た弘ひろ历战身み負ふ箭や矢や之の傷きず一いち百ひゃく余あまり处，九きゅう处骨折こっせつ，被ひ称しょう赞为壮士そうし。信州しんしゅう蛮族ばんぞく之の乱みだれ爆ばく发，田た弘和ひろかず賀が若わか敦あつし率りつ军平定へいてい。557年ねん，北きた周しゅう孝たかし閔帝宇文うぶん觉即位そくい。田た弘ひろし進しん爵雁門もん郡ぐん公こう。561年ねん，出で任にん岷州刺史しし。563年ねん，随ずい从隨公こう楊忠讨伐北きた齐，担任たんにん大将軍だいしょうぐん。564年ねん、再さい随ずい从楊忠ちゅう讨伐北きた齐。回かい軍ぐん后きさき，再さい返かえし岷州。吐谷渾入にゅう侵おかせ西部せいぶ国境こっきょう，宕昌羌响应，田た弘ひろ討伐とうばつ，抓つめ获其王おう二に十じゅう五ご人にん，攻おさむ克かつ七なな十じゅう寨栅，平定へいてい乱らん兵へい。

567年ねん，南みなみ陳ひね湘州刺史しし華はな皎こう投降とうこう北きた周しゅう，田た弘ひろ随ずい衛まもる公おおやけ宇文うぶん直じき前まえ去さ支援しえん。与あずか陳ひね軍ぐん交战失敗しっぱい，担任たんにん江こう陵りょう总管。南みなみ陳ひね吴明彻率りつ军来攻おさむ，田た弘和ひろかず依よ附ふ北きた周しゅう的てき後ご梁はり皇帝こうてい蕭しょう巋退すさ守もり紀南きなん。吴明彻撤退てったい，田た弘ひろし回かい到いた江こう陵りょう。周しゅう武たけし帝みかど命いのち田た弘ひろ为仁寿ことぶき城主じょうしゅ，以便逼近宜むべ陽ひ。北きた齐段だん韶、斛律光こう率りつ軍ぐん援救宜むべ陽ひ，田た弘和こうわ陳ちん公こう宇文うぶん純じゅん破やぶ北きた齐軍，克かつ北きた齐宜阳等九きゅう城しろ。进位柱ばしら国こく大将たいしょう军。573年ねん，担任たんにん大だい司つかさ空むなし，转任少しょう保ほ。574年ねん，出で任にん总管襄じょう郢昌豊ゆたか唐から蔡六ろく州しゅう諸しょ軍事ぐんじ、襄じょう州しゅう刺史しし。建德けんとく四よん年ねん正月しょうがつ三さん日にち（575年ねん1月がつ30日にち），田た弘ひろ在ざい襄じょう州しゅう去さ世よ。追贈ついぞう少しょう師し、原はら交渭河かわ兆岷鄯七州諸軍事、原はら州しゅう刺史しし，諡おくりな襄じょう。四よん月がつ廿にじゅう五ご日にち（575年ねん5月がつ20日はつか），葬そう在原ありはら州しゅう高平たかひら北山きたやま。

家庭かてい

子女しじょ

• 田た仁じん恭きょう，隋ずい朝あさ上じょう柱はしら国こく、左ひだり武たけし卫大将たいしょう军、观国敬けい公こう
• 田た備，大だい都と督とく、貝かい丘おか县開国かいこく侯こう
• 田た氏し，嫁よめ隋ずい朝あさ上じょう开府仪同三さん司つかさ、石いし州しゅう诸军事ごと、石いし州しゅう刺史しし、阳林县公长孙璬

田た弘ひろ墓はか

1996年ねん，寧やすし夏なつ回かい族ぞく自治じち区く固かた原市はらいち，田た弘ひろ墓はか出土しゅつど。

传记資料しりょう

• 《周しゅう書しょ·卷まき27 列れつ传第19》
• 《北きた史し·卷まき65 列れつ传第53》
• 大周たいしゅう少しょう師し柱ばしら国こく大将軍だいしょうぐん雁かり門かど襄じょう公おおやけ墓誌ぼし（田た弘ひろ墓誌ぼし）
• 周しゅう柱ばしら国こく大将軍だいしょうぐん紇干弘ひろ神道しんとう碑ひ（《庾子山やま集しゅう注ちゅう》卷まき十じゅう四よん收おさむ录）

延伸えんしん阅读

[编]

《周しゅう書しょ·卷まき27》，出自しゅつじ令れい狐きつね德とく棻《周しゅう書しょ》

《北きた史し·卷まき065》，出自しゅつじ李り延壽えんじゅ《北きた史し》

参考さんこう文献ぶんけん

• 羅ら新しん・葉は煒《新出にいで魏たかし晋すすむ南北なんぼく朝あさ墓誌ぼし疏証》（中華ちゅうか書しょ局きょく、2005年ねん）
• 原はら州しゅう聯合れんごう考古こうこ隊たい編へん《北きた周あまね田た弘ひろ墓ぼ 原はら州しゅう聯合れんごう考古こうこ隊たい发掘調査ちょうさ報告ほうこく2》（勉つとむ誠まこと出版しゅっぱん、2000年ねん）