茶筅ちゃせん

茶筅ちゃせん，又また名な茶ちゃ刷すり，《茶ちゃ具ぐ圖ず贊さん》名めい之の竺副帥そち，由よし一いち截竹たけ筒つつ經けい精せい細切こまぎり割わり製せい成なり，形かたち如竹刷すり，用よう以在點茶てんちゃ過程かてい中ちゅう攪拌茶ちゃ湯ゆ，使つかい末すえ茶ちゃ和水わすい均ひとし勻混合こんごう，並なみ產さん生せい一層いっそう沫あわ餑。茶筅ちゃせん在ざい宋そう代だい時どき發明はつめい，於北宋そう中期ちゅうき取と代がわ茶匙ちゃさじ。隨ずい著ちょ點茶てんちゃ法ほう傳播でんぱ至いたり日本にっぽん、朝鮮ちょうせん、琉球りゅうきゅう，茶筅ちゃせん亦また同時どうじ傳でん入にゅう這些地區ちく。在ざい中國ちゅうごく，於明代あきよ之これ後ご棄用點茶てんちゃ法ほう而不再さい被ひ使用しよう，現今げんこん多た見み於日本にっぽん，並なみ被ひ改あらため進しん。。琉球りゅうきゅう茶道さどう以及那な霸的てき琉球りゅうきゅう泡あわ泡あわ茶ちゃ也有やゆう使用しよう。

日本にっぽん茶筅ちゃせん（日にち語ご：ちゃせん^Chasen）、茶碗ちゃわん和わ茶匙ちゃさじ

中國ちゅうごく宋そう代だい《茶ちゃ具ぐ圖ず贊さん》中ちゅう繪え製せい的てき茶筅ちゃせん，與あずか今こん日本にっぽん產さん茶筅ちゃせん的てき形かたち制せい有ゆう不同ふどう

現今げんこん日本にっぽん的てき茶筅ちゃせん多た以種植うえ三さん年ねん的てき竹子たかぜ爲ため原材料げんざいりょう製作せいさく。在ざい日本にっぽん，茶筅ちゃせん上部じょうぶ的てき長ちょう條じょう被ひ稱しょう爲ため“穗ほ”。根據こんきょ茶ちゃ類るい不同ふどう，上部じょうぶ竹ちく條じょう（穗ほ）的てき根ね數すう也有やゆう所しょ不同ふどう。一般いっぱん薄茶うすちゃ需要じゅよう穗ほ數すう更さら多た的てき茶筅ちゃせん進行しんこう擊げき拂はらえ，濃こ茶ちゃ則のり相反あいはん。

（日本にっぽん）茶筅ちゃせん穗ほ數すう與あずか茶筅ちゃせん的てき命名めいめい

穗ほ数すう	名称めいしょう
16	平たいら穗みのる
32	荒あら穗みのる
48	中荒なかあら穗ほ
64	常つね穗ほ/並なみ穗ほ
72	数かず穗ほ/繁しげる穗ほ
80	八はち十じゅう本立ほんたて
96	百ひゃく本立ほんたて
120	百ひゃく二に十じゅう本立ほんたて

又また指ゆび清潔せいけつ茶ちゃ具ぐ的てき竹たけ器き。

歷史れきし

更さら多た信しん息いき：點茶てんちゃ、宋そう代だい茶ちゃ文化ぶんか和わ中國ちゅうごく茶ちゃ史し

末すえ茶ちゃ点てん饮法是ぜ宋そう代だい主流しゅりゅう的てき食しょく茶ちゃ方式ほうしき，用よう於點茶てんちゃ的てき茶筅ちゃせん在ざい北きた宋そう被ひ發明はつめい，並なみ在中ざいちゅう期き取と代がわ茶匙ちゃさじ。相あい較於茶匙ちゃさじ，以茶筅ちゃせん擊げき拂はらい茶ちゃ湯ゆ可か以获得とく较好的てき点茶てんちゃ效果こうか，使つかい茶ちゃ湯ゆ出現しゅつげん當時とうじ文人ぶんじん推崇的てき一層いっそう白色はくしょく湯花ゆばな，並なみ保持ほじ較長的てき停留ていりゅう時間じかん（“咬盞”）。

隨ずい著ちょ泡あわ茶ちゃ法ほう的てき流行りゅうこう，明代あきよ開始かいし，茶筅ちゃせん在ざい中國ちゅうごく也不再さい被ひ使用しよう，在ざい日本にっぽん隨ずい著ちょ茶道さどう流傳りゅうでん至いたり今いま。

用途ようと

参まいり见：點茶てんちゃ和わ鬥茶

“ 匙さじ茶入ちゃいれ甌，注ちゅう湯ゆ筅之これ，候こう浪花なにわ浮成雲くも頭あたま、雨あめ腳乃止どめ。 ” ——朱しゅ權けん《茶ちゃ譜ふ》

“ 點茶てんちゃ不一ふいつ，調しらべ膏あぶら繼つぎ刻こく，以湯註之，手重ておも筅輕けい，無む粟あわ文ぶん蟹かに眼め者しゃ，調ちょう之の靜しずか面めん點てん。蓋ぶた擊げき拂はらい無力むりょく，茶ちゃ不發ふはつ立りつ，水みず乳ちち未み浹，又また復ふく增ぞう湯ゆ，色しょく澤さわ不盡ふじん，英華えいか淪散，茶ちゃ無む立だて作さく矣。有ゆう隨ずい湯ゆ擊げき拂はらえ，干ひ筅俱重，立たて文ぶん泛泛。謂いい之の一發いっぱつ點てん、蓋ぶた用よう湯ゆ已やめ故こ，指ゆび腕うで不ふ圓えん，粥かゆ面めん未み凝しこり。茶ちゃ力りょく已やめ盡つき，雲霧くもぎり雖泛，水みず腳易生せい。妙みょう於此者しゃ，量りょう茶ちゃ受湯，調しらべ如融膠にかわ。環かん註盞畔ほとり，勿使侵おかせ茶ちゃ。勢いきおい不ふ砍猛，先さき須攪動どう茶ちゃ膏あぶら，漸やや加か周しゅう拂はらい，手輕てがる筅重じゅう，指ゆび繞にょう腕うで旋，上下じょうげ透徹とうてつ，如酵蘗之起おこり面めん。疏星皎こう月がつ，燦然さんぜん而生，則のり茶ちゃ之の根ね本立ほんたて矣。
第だい二湯自茶面註之，周回しゅうかい一線いっせん。急きゅう註急上じょう，茶ちゃ面めん不動ふどう，擊げき指ゆび既すんで力りょく，色しょく澤さわ慚開，珠たま璣磊落らいらく。
三湯みゆ多た置おけ。如前擊げき拂はらえ，漸やや貴とうと輕けい勻，同どう環たまき旋復，表裏ひょうり洞ほら徹てっ，粟あわ文ぶん蟹かに眼め，泛結雜ざつ起おこり，茶ちゃ之の色いろ十じゅう已やめ得え其六ろく七なな。
四よん湯ゆ尚なお嗇。筅欲轉てん稍やや寬ひろし而勿速そく，其清真ま華はな彩あや，既すんで已やめ煥發かんぱつ，雲霧くもぎり漸すすむ生せい。
五ご湯ゆ乃可少しょう縱たて，筅欲よく輕けい勻而透とおる達たち。如發立りつ未み盡つき，則のり擊げき以作之の；發はつ立りつ已やめ過か，則のり拂はらい以斂之の。結ゆい浚靄，結ゆい凝しこり雪ゆき。茶色ちゃいろ盡つき矣。
六湯以觀立作，乳ちち點てん勃結則そく以筅著ちょ，居きょ緩なる繞にょう拂はらい動どう而已。
七湯以分輕清重濁，相そう稀まれ稠得中ちゅう，可か欲よく則そく止とめ。乳ちち霧きり洶湧，溢盞而起，周回しゅうかい旋而不動ふどう，謂いい之の咬盞。 ” ——趙ちょう佶ただし《大觀たいかん茶ちゃ論ろん》

“注ちゅう湯ゆ筅之”

• 
  注水ちゅうすい入いれ茶碗ちゃわん
• 
  以茶筅ちゃせん擊げき拂はらい攪拌

點茶てんちゃ的てき步ふ驟是：先さき將しょう末すえ茶ちゃ置おけ於茶碗ぢゃわん中ちゅう，夾少量りょう開ひらき水すい“調しらべ膏あぶら”；再さい一いち邊へん注ちゅう入水じゅすい、一いち邊へん以茶筅ちゃせん“擊げき拂はらい”。宋そう徽宗認みとめ爲ため要よう注ちゅう湯ゆ、擊げき拂はらい七なな次じ。擊げき拂はらい是ぜ指ゆび用よう茶筅ちゃせん將しょう末まつ茶ちゃ和水わすい攪拌均ひとし勻，使つかい茶ちゃ湯ゆ表面ひょうめん呈てい現げん一層いっそう白色はくしょく的てき湯花ゆばな。

参まいり见

• 點茶てんちゃ、食しょく茶ちゃ法ほう
• 分ぶん茶ちゃ、鬥茶
• 末すえ茶ちゃ、抹茶まっちゃ、抹茶まっちゃ道どう
• 中國ちゅうごく茶ちゃ具ぐ、日本にっぽん茶ちゃ具ぐ
• 中国ちゅうごく茶ちゃ史し（宋そう代だい茶ちゃ史し）、日本にっぽん茶ちゃ史し
• 茶碗ちゃわん、湯ゆ瓶びん、茶匙ちゃさじ