諸しょ葛かずら誕

諸しょ葛かずら誕（？—258年ねん4月がつ10日とおか），字じ公休こうきゅう，琅邪郡ぐん阳都县（今いま山やま东省临沂市し沂南县）人にん，三さん國こく時じ曹魏後期こうき的てき重要じゅうよう將領しょうりょう，官かん至いたり征せい東大とうだい將軍しょうぐん，諸しょ葛かずら豐ゆたか之これ後ご，諸しょ葛かずら亮あきら和わ諸しょ葛かずら瑾的まと堂どう弟おとうと，是ぜ青あお龍りゅう年間ねんかん中原なかはら名士めいし“四よん聰さと八はち達たち三さん豫よ”中ちゅう“四よん聰さとし”之の一いち，與あずか夏なつ侯ほう玄げん、鄧颺等とう人ひと並列へいれつ；後ご於壽ことぶき春はる發動はつどう叛亂はんらん，兵へい敗はい被ひ殺ころせ。

诸葛誕
公休こうきゅう
征せい東大とうだい將軍しょうぐん
國家こっか	曹魏→東ひがし吳くれ
時代じだい	东汉末すえ至いたり三さん国こく时期
主君しゅくん	曹丕→曹叡→曹芳→孫まご亮あきら
姓名せいめい	诸葛誕
字じ	公休こうきゅう
封ふう爵	山陽さんよう亭ちん侯こう→高平たかひら侯こう（魏たかし）→壽ことぶき春はる侯こう（吳ご）
出生しゅっしょう	？ 东汉琅邪郡ぐん陽ひ都と（今いま山東さんとう省しょう臨沂市し沂南县）人にん
逝世	258年ねん 曹魏揚あげ州しゅう寿ことぶき春はる（今いま安徽あんき省しょう淮南ワイナン市し寿ことぶき县）
親おや屬ぞく 子こ 諸しょ葛かずら靚 女おんな 諸しょ葛かずら氏し（司馬しば伷妻つま）、諸しょ葛かずら氏し （王おう廣ひろ妻つま） 其他親おや屬ぞく 堂どう兄弟きょうだい：諸しょ葛かずら瑾 諸しょ葛かずら亮あきら 諸しょ葛かずら均ひとし

生平おいだいら

浮華ふか一生いっしょう

諸しょ葛かずら誕曾任にん尚書しょうしょ郎ろう、滎陽縣令けんれい、吏部郎ろう、御ご史し中ちゅう丞すすむ尚書しょうしょ等とう職しょく，並なみ與あずか散ち騎き侍さむらい郎ろう夏なつ侯ほう玄げん等とう人ひと交好。後こう因よし魏ぎ明あかり帝みかど曹叡厭いや惡あく夏なつ侯こう玄げん和わ諸しょ葛かずら誕等人じん沽名釣つり譽ほまれ、追求ついきゅう浮華ふか而免去さ兩人りょうにん官職かんしょく。明あかり帝みかど死後しご，曹芳繼つぎ位い，並なみ由ゆかり大將軍だいしょうぐん曹爽輔政專權せんけん，曹爽任用にんよう夏なつ侯こう玄げん等とう人じん，復職ふくしょく諸しょ葛かずら誕，並なみ出で任にん揚あげ州しゅう刺史しし，加か昭武あきたけ將軍しょうぐん。

王おう凌りょう之の乱みだれ

嘉平かへい元年がんねん（249年ねん），太ふとし傅でん司つかさ马懿发动高平たかひら陵りょう之の变，诛杀曹爽。

嘉平かへい三さん年ねん（251年ねん），太ふとし尉じょう王おう淩計けい劃起兵へい推翻司馬しば懿，並なみ另立曹彪為ため帝みかど；事情じじょう被ひ兗州刺史しし黃き華はな揭發後ご，司馬しば懿領兵へい镇压，並なみ任命にんめい諸しょ葛かずら誕為鎮東將軍しょうぐん，假かり節ふし都と督とく揚あげ州しゅう諸しょ軍事ぐんじ，封ふう山陽さんよう亭ちん侯こう。

東興とうこう之の戰たたかえ

嘉平かへい四よん年ねん（252年ねん），諸しょ葛かずら誕判斷はんだん東ひがし吳くれ新築しんちく東興とうこう大だい隄、修築しゅうちく兩りょう城並じょうなみ留とめ兵へい戍守，認みとめ為ため是ぜ即そく將はた入にゅう侵おかせ魏ぎ國こく的てき行為こうい，於是提議ていぎ分ぶん兵へい三さん路ろ攻おさむ吳ご：由ゆかり王おう昶あきら進すすむ逼江こう陵りょう、毌丘儉進攻しんこう武たけ昌あきら，以牽制けんせい上じょう游ゆう吳ご軍ぐん；再さい以精兵へい直ちょく攻おさむ東興とうこう二に城しろ。當時とうじ王おう昶あきら、毌丘儉及胡えびす遵都獻けんじ計けい伐き吳ご，因いん諸しょ將しょう的てき戰略せんりゃく皆みな不同ふどう，司馬しば師し最終さいしゅう決定けってい由よし征せい南みなみ將軍しょうぐん王おう昶あきら進攻しんこう南みなみ郡ぐん；鎮南將軍しょうぐん毌丘儉進攻しんこう武たけ昌あきら；鎮東將軍しょうぐん諸しょ葛かずら誕、征せい東ひがし將軍しょうぐん胡えびす遵率りつ軍ぐん七なな萬まん進攻しんこう東興とうこう，作さく浮橋うきはし渡わたり水すい，攻おさむ打だ兩城りょうじょう。但ただし由よし於城池ち位い處しょ高だか處しょ，一時いちじ無法むほう攻おさむ下か，東ひがし吳くれ太ふとし傅でん諸しょ葛かずら恪つとむ得知とくち東興とうこう告つげ急きゅう，親おや率りつ四萬軍日夜兼程馳援東興。

當時とうじ天てん降くだ大雪おおゆき，胡えびす遵等人じん正せい在ざい聚會飲酒いんしゅ，魏ぎ軍ぐん輕けい於戒備，留とめ贊さん率りつ部ぶ輕裝けいそう突襲魏ぎ軍ぐん前部ぜんぶ營壘，呂りょ據よりどころ和わ丁ひのと奉たてまつ等とう部ぶ也相繼つぎ趕到。魏ぎ軍ぐん驚おどろき恐おそれ潰つぶせ逃、爭そう渡わたり浮橋うきはし，橋きょう因いん超ちょう載の而斷，落水おちみず及自相しょう踐踏而死者しゃ達たち數すう萬まん人にん，魏ぎ軍ぐん前部ぜんぶ督とく韓かん綜和樂わらく安やす太守たいしゅ桓嘉先後せんご溺死できし。毌丘儉、王おう昶あきら等とう以東いとう興きょう兵へい敗はい，燒しょう營退走はし，此役為ため諸しょ葛かずら恪つとむ所しょ擊げき敗はい。東興とうこう之これ敗はい後ご，司馬しば師し將はた所有しょゆう責任せきにん歸き咎とがめ于自己おのれ，并説：「我わが不ふ聽公休こうきゅう，以至於此。此我過か也，諸しょ將しょう何なん罪ざい？」最さい后きさき，司馬しば昭あきら因いん為ため是ぜ監かん軍ぐん所以ゆえん被ひ降職こうしょく，諸しょ葛かずら誕和毌丘儉等將はた都と被ひ降職こうしょく，但ただし只ただ不ふ過か是ぜ防ぼう區く對たい調しらべ，從したがえ鎮東將軍しょうぐん轉てん為ため鎮南將軍しょうぐん罷やめ了りょう。

毌丘儉文欽之亂らん

正せい元もと二に年ねん，毌丘儉與あずか文ぶん欽在ざい壽ことぶき春はる叛亂はんらん，並なみ派は使者ししゃ聯絡れんらく諸しょ葛かずら誕，要よう他た招引豫よ州しゅう士民しみん。諸しょ葛かずら誕斬殺ざんさつ其使者しゃ，並なみ向こう全國ぜんこく宣せん佈二に人にん叛亂はんらん。司馬しば師し討伐とうばつ毌丘儉時，諸しょ葛かずら誕亦率りつ兵へい前ぜん往壽春はる。及後文ぶん欽兵敗はい，毌丘儉棄守もり逃亡とうぼう，諸しょ葛かずら誕率先そっせん率りつ兵へい進しん佔叛軍ぐん的てき據點きょてん壽ことぶき春はる，穩定戰局せんきょく。諸しょ葛かずら誕因為ため長期ちょうき在ざい淮南ワイナン駐ちゅう守もり，於是被ひ任命にんめい為ため鎮東大將軍だいしょうぐん，儀ただし同どう三さん司つかさ，都みやこ督ただし揚あげ州しゅう。此時東ひがし吳くれ丞相じょうしょう孫まご峻たかし率りつ領りょう呂りょ據よりどころ和かず留とめ贊さん支援しえん毌丘儉，知道ともみち毌丘儉和文わぶん欽兵敗はい和壽かずとし春はる被ひ佔後撤退てったい，諸しょ葛かずら誕於是ぜ派は部將ぶしょう蔣班追擊ついげき東ひがし吳くれ軍ぐん，斬殺ざんさつ留とめ贊さん。戰後せんご諸しょ葛かずら誕獲封ふう高平たかひら侯こう，邑三さん千せん五ご百ひゃく戶こ，轉任てんにん征せい東大とうだい將軍しょうぐん。

諸しょ葛かずら誕之亂らん

諸しょ葛かずら誕見好こう友とも鄧颺、夏なつ侯ほう玄げん等とう先後せんご被ひ誅殺ちゅうさつ，而王淩和毌丘儉亦被ひ夷えびす滅めつ三さん族ぞく，心中しんちゅうの十じゅう分ふん不安ふあん，於是在ざい當地とうち收おさむ買かい人心じんしん，又また蓄養數すう千せん死し士し自じ保ほ。甘露かんろ元年がんねん（256年ねん），諸しょ葛かずら誕以東いとう吳くれ有意ゆうい進攻しんこう為ため由ゆかり，向こう朝廷ちょうてい要求ようきゅう增兵ぞうへい十じゅう萬まん和わ沿淮河築城ちくじょう抵禦。同時どうじ，賈充從したがえ壽ことぶき春はる回かい來らい，知道ともみち諸しょ葛かずら誕不會かい支持しじ司馬しば氏し，而且諸しょ葛かずら誕很得とく淮南ワイナン民心みんしん；為ため免めん司馬しば氏し奪だつ權けん時じ諸しょ葛かずら誕領兵へい反抗はんこう，建議けんぎ司馬しば昭あきら徵ちょう召他入朝にゅうちょう，儘管認定にんてい他た必定ひつじょう不ふ會かい應おう命いのち，但ただし此舉對たい司馬しば氏し的てき影響えいきょう程度ていど相對そうたい較低，司馬しば昭あきら聽從ちょうじゅう。

甘露かんろ二に年ねん（257年ねん），下しも詔みことのり升ます諸しょ葛かずら誕為司つかさ空そら，並なみ入朝にゅうちょう任にん職しょく。諸しょ葛かずら誕接得とく詔みことのり命いのち後ご十じゅう分ふん害がい怕，於是發動はつどう叛變，徵集ちょうしゅう淮南ワイナン將士しょうし和わ一年糧食據守壽春，又また殺ころせ揚あげ州しゅう刺史しし樂らく綝，派は长史吳ご綱つな領りょう兒じ子こ諸しょ葛かずら靚和かず牙きば門もん子弟してい到いた東ひがし吳くれ請求せいきゅう援兵えんぺい。曹髦親おや征せい至いたり項こう縣けん，司馬しば昭則あきのり率りつ軍ぐん征伐せいばつ諸しょ葛かずら誕，並なみ派は王おう基はじめ與あずか安東あんどう將軍しょうぐん陳ちん騫領りょう兵へい圍かこえ困こま壽ことぶき春はる；同時どうじ東ひがし吳くれ對たい此大喜き，以诸葛かずら诞为左ひだり都と护、假かり节、大だい司つかさ徒と、骠骑将はた军、青あお州しゅう牧まぎ、寿ことぶき春はる侯こう，并派文ぶん欽與全ぜん懌、全ぜん端はし、唐から咨和わ王おう祚等とう領りょう兵へい救援きゅうえん。诸葛诞因已やめ经联吴，无需再さい防御ぼうぎょ魏ぎ吴边境さかい的てき合ごう肥こえ要塞ようさい而将其守军撤走はし，故こ吴军可か以畅通どおり无阻地ち通どおり过合肥こえ，并趁王おう基もと包圍ほうい圈けん未み完成かんせい而領兵へい進入しんにゅう壽ことぶき春城しゅんじょう。诸葛诞也一度击败司马昭的弟弟东中郎将广阳乡侯司つかさ马亮，导致其免官めんかん。但ただし隨ずい著ちょ外がい圍かこえ由よし東ひがし吳くれ方面ほうめん朱しゅ異こと率りつ領りょう的てき援兵えんぺい兩度りょうど被かむ石いし苞つと和わ胡えびす烈れつ等とう擊退げきたい，孫まご綝以军法ほう为由处决朱しゅ异并退回かい建けん業ぎょう，而壽春はる則そく被ひ重重じゅうじゅう包圍ほうい，文ぶん欽等多た次つぎ試ためし圖ず突圍亦また失敗しっぱい。

在ざい司馬しば昭あきら圍かこえ困こま壽ことぶき春はる的てき時候じこう，諸しょ葛かずら誕就哈哈大だい笑わらい。因よし為ため壽ことぶき春一しゅんいち帶たい每年まいとし都會とかい下か大雨おおあめ，一いち下した雨う淮河就要漲みなぎ水みず，一直淹到壽春城下。所以ゆえん諸しょ葛かずら誕看見み司馬しば昭あきら在ざい城下じょうか紮營非常ひじょう高だか興きょう，他た說せつ：“是ぜ固かた不ふ攻おさむ而自敗はい也。”可か讓ゆずる他た沒ぼつ想到そうとう的てき是ぜ，自じ從したがえ司馬しば昭あきら紮營開始かいし，就一いち滴てき雨う都と沒ぼつ下か，是ぜ少しょう有ゆう的てき大旱たいかん。等ひとし到いた城しろ破やぶ，魏ぎ軍ぐん進入しんにゅう壽ことぶき春はる，當とう天てん就下了りょう一場いちじょう暴雨ぼうう，把わ城じょう外がい魏ぎ軍ぐん的てき大だい營都給きゅう淹了。蔣班和わ焦こげ彝つね於是勸すすむ諸しょ葛かずら誕不要ふよう再さい等とう東ひがし吳くれ援兵えんぺい，率りつ全ぜん軍ぐん攻おさむ向こう一方いっぽう突圍，但ただし諸しょ葛かずら誕不聽，更さら意圖いと要よう斬殺ざんさつ二に人にん，於是二に人にん出城でしろ投降とうこう。不ふ久ひさ，司馬しば昭あきら聽從ちょうじゅう鍾會的てき計けい謀はかりごと，令れい全ぜん懌和全ぜん端はし等とう人じん率りつ數すう千せん兵へい出で降ぶ，壽ことぶき春はる守もり軍ぐん因いん而震驚おどろき恐懼きょうく。

兵へい败死节

次つぎ年ねん正月しょうがつ，城中じょうちゅう糧食りょうしょく漸やや漸やや枯竭，諸しょ葛かずら誕、文ぶん欽和唐から咨於是ぜ拼命突圍，但ただし傷きず亡ほろび慘むご重おも，被ひ逼撤回てっかい城じょう內。諸しょ葛かずら誕更因いん為ため與あずか文ぶん欽以往いおう的てき嫌いや隙すき，以及不ふ苟同文どうぶん欽建議けんぎ盡つき釋しゃく北方ほっぽう人じん以節省しょう糧食りょうしょく的てき分ぶん歧，進しん而殺死文しぶん欽，令れい其子文ぶん鴦和わ文ぶん虎とら向こう曹魏投降とうこう。司馬しば昭あきら納おさめ降くだ二に人にん，更さら封ふう為ため關せき內侯，並なみ以二人降後的待遇瓦解壽春軍民反抗之心，最終さいしゅう於二月成功攻克壽春，諸しょ葛かずら誕率領りょう數すう騎き逃出壽ことぶき春はる，被ひ大將軍だいしょうぐん司馬しば胡えびす奮手下てした士し兵へい殺ころせ死し并誅滅ちゅうめつ三さん族ぞく。諸しょ葛かずら誕麾下か亲兵數すう百ひゃく人にん被ひ俘，堅けん決けつ不ふ降くだ，更さら說せつ：「為ため諸しょ葛かずら公おおやけ死し，不ふ恨。」行刑ぎょうけい時じ排はい成なり一いち列れつ，每まい斬殺ざんさつ一いち人にん便びん招降下こうか一いち人にん，直ちょく到いた最後さいご始終しじゅう無人むじん投降とうこう。

孙綝原本げんぽん命いのち弟おとうと弟おとうと孙恩代替だいたい朱しゅ异援救すくい诸葛诞，但ただし在ざい孙恩得知とくち诸葛诞已经败亡ほろび，便びん引兵返かえし回かい。

軼事いつじ

諸しょ葛かずら誕擔任たんにん尚書しょうしょ郎ろう時期じき，與あずか尚書しょうしょ僕ぼく射しゃ杜もり畿為ため魏ぎ文ぶん帝みかど曹丕製作せいさく樓ろう船せん，兩人りょうにん在ざい陶とう河かわ試航しこう時じ遇ぐう上じょう大風おおふう沉沒，當時とうじ虎とら賁以小船こぶね拯救諸しょ葛かずら誕，諸しょ葛かずら誕呼籲虎賁先去さ救すくい杜もり畿。之これ後ご杜もり畿淹死し；反はん而諸葛かずら誕昏去さ，飄至海岸かいがん後ご甦よみがえ醒。

家いえ屬ぞく

主しゅ条目じょうもく：琅邪诸葛氏し世よ系けい图

祖先そせん

• 諸しょ葛かずら豐ゆたか，西にし漢かん時どき官員かんいん，官かん至いたり司つかさ隸校尉じょう，以剛直ただし著ちょ稱しょう。

堂どう兄弟きょうだい

• 諸しょ葛かずら瑾，為ため東ひがし吳くれ大臣だいじん，官かん至大しだい將軍しょうぐん。
• 諸しょ葛かずら亮あきら，為ため蜀しょく漢かん丞相じょうしょう，歷史れきし著名ちょめい政治せいじ家か。
• 諸しょ葛かずら均ひとし，為ため蜀しょく漢かん官吏かんり，官かん至いたり長ちょう水みず校こう尉じょう。

子こ

• 諸しょ葛かずら靚，字じ仲なか思おもえ，於曹魏任にん職しょく，諸しょ葛かずら誕叛亂はんらん時じ，被ひ送おく至いたり東ひがし吳くれ當とう人質ひとじち。
• 諸しょ葛かずら氏し，諸しょ葛かずら誕長女おんな，嫁よめ與あずか琅琊武たけ王おう司馬しば伷，生なま琅琊恭きょう王おう司つかさ马觐、武たけ陵りょう王おう司つかさ马澹、东安王おう司つかさ马繇。西にし晋すすむ301—304年ねん间卒。
• 諸しょ葛かずら氏し，諸しょ葛かずら誕次女おんな，嫁よめ與太よた尉じょう王おう凌りょう之子ゆきこ王おう廣ひろ，後こう因いん王おう凌りょう受罪牽連，與あずか丈夫じょうぶ同どう被ひ誅殺ちゅうさつ。時人じじん稱しょう其不改あらため諸しょ葛かずら家風かふう。

孫まご

• 諸しょ葛かずら頤，字じ道どう回かい，諸しょ葛かずら靚長子ちょうし，弱冠じゃっかん知名ちめい，官かん至いたり太ふとし常つね。
• 諸しょ葛かずら恢，字じ道明どうみょう，諸しょ葛かずら靚次子こ，在ざい東あずま晉すすむ官かん至いたり尚書しょうしょ令れい，死後しご追贈ついぞう左ひだり光こう祿ろく大夫たいふ開府かいふ。

評價ひょうか

• 《三國志さんごくし》評ひょう曰：「王おう淩風ふう節ぶし格かく尚なお，毌丘儉才識さいしき拔幹，諸しょ葛かずら誕嚴毅あつし威い重じゅう，鍾會精練せいれん策さく數すう，咸以顯あらわ名めい，致茲榮さかえ任にん，而皆心こころ大志たいし迂まが，不慮ふりょ禍か難なん，變へん如發機き，宗族そうぞく塗ぬり地ち，豈あに不ふ謬惑邪よこしま!」
• 《世よ語ご》：「是ぜ時じ，當世とうせい俊しゅん士し散ち騎き常つね侍さむらい夏なつ侯ほう玄げん、尚書しょうしょ諸しょ葛かずら誕、鄧颺之これ徒と，共とも相しょう題だい表ひょう，以玄、疇四人為じんい四よん聰さとし，誕、備八人為じんい八はち達たち，中書ちゅうしょ監かん劉りゅう放ひ子こ熙、孫まご資し子こ密みつ、吏部尚書しょうしょ衛まもる臻子こ烈れつ三さん人にん，咸不及比，以父居きょ勢ぜい位い，容よう之の為ため三さん豫よ，凡十じゅう五ご人にん。帝みかど以構長ちょう浮華ふか，皆みな免官めんかん廢はい錮。」
• 《魏ぎ書しょ》：誕賞賜しょうし過度かど。有ゆう犯はん死者ししゃ，虧制以活之の。
• 干ひ寶たから《晉すすむ紀き》：時人じじん比ひ之の田た橫よこ。
• 《世よ說せつ新語しんご》：「諸しょ葛かずら瑾弟亮あきら，及從弟じゅうてい誕，並なみ有ゆう盛名せいめい，各かく在ざい一いち國こく。於時以為『蜀しょく得とく其龍，吳ご得とく其虎，魏ぎ得とく其狗』。誕在魏ぎ與あずか夏なつ侯こう玄げん齊ひとし名めい；瑾在吳くれ，吳ご朝ちょう服ふく其弘量りょう。」（余よ嘉よしみ錫すず《箋疏》曰：狗いぬ意い指ゆび「功こう狗いぬ」，意い指ゆび有功ゆうこう的てき戰せん將はた，諸しょ葛かずら誕在魏ぎ與あずか夏なつ侯ほう玄げん齊ひとし名めい，狗いぬ意い並なみ不ふ是ぜ諷刺ふうし或ある是認ぜにん為ため諸しょ葛かずら誕不如兩位い堂どう兄けい。）
• 《钦定胜朝殉节诸臣录》：郑樵谓晋史し党とう晋すすむ而不有ゆう魏ぎ，凡忠于魏者しゃ，目もく为叛臣しん，王おう凌りょう、诸葛诞、毌丘俭之徒と，抱だき屈こごめ黄き壤。
• 《三さん國こく演義えんぎ》載の詩し贊さん曰：「忠臣ちゅうしん矢や志こころざし不ふ偷生，諸しょ葛かずら公休こうきゅう帳ちょう下兵しもへい，《薤らっきょう露ろ》歌聲うたごえ應おう未み斷だん，遺のこ蹤直欲ほし繼ままし田た橫よこ！」
• 柳やなぎ成しげる龍りゅう：「孔明こうめい兄弟分きょうだいぶん事ごと三さん國こく，時人じじん以爲漢かん得とく龍りゅう、吳ご得とく虎とら、魏ぎ得とく狗いぬ，譏そし誕無成なり。然しか觀み誕之爲ため人じん，亦また過か人ひと遠とお，當とう司馬しば氏し專せん國こく，毋丘儉、王おう陵りょう等とう相しょう繼つぎ族ぞく滅ほろび，魏ぎ之の諸しょ臣しん俛首奔走ほんそう，不ふ敢出一氣いっき，誕獨慷慨こうがい，不ふ顧滅門もん夷えびす族ぞく之の禍わざわい，擧きょ義ぎ討賊，事こと雖無成なり，其義可か嘉よしみ。况誕旣すんで死し，其從者しゃ數すう百ひゃく人にん，拱手こうしゅ就列不ふ降くだ，每まい斬き一人ひとり，降くだ其次者しゃ，終おわり不ふ從したがえ，以至於盡。田た橫よこ以後いご，僅見此人，其忠義ちゅうぎ之の節ふし，素す結ゆい於人心しん者しゃ如此，是これ豈あに尋常じんじょう人じん所しょ能のう及乎。然しか則のり以誕爲ため狗いぬ者しゃ，必當時とうじ附ふ司馬しば氏し者しゃ爲之ためゆき，不足ふそく爲ため定論ていろん也。然しか誕未免めん有ゆう失しつ，智者ちしゃ作事さくじ，不ふ先さき期き而敗事ごと，不ふ後ご時じ而失幾いく。誕旣有ゆう討賊之の心しん，則のり當とう與あずか毋丘儉同起おこり，時じ司馬しば師し病びょう篤あつし，二人ふたり合力ごうりょく，事こと或ある可か成なり。乃撫幾いく不發ふはつ，儉已死し，昭あきら勢ぜい益えき盛もり，然しか後こう欲よく孤こ起おこり建けん事ごと，其敗也宜矣。」（『西にし厓集』 別べつ集しゅう，卷かん4，雜ざつ著ちょ，諸しょ葛かずら誕）
• 成海なるみ應おう：「諸しょ葛かずら誕在廣陵こうりょう爲ため魏ぎ起おこり兵へい，雖敗死し，不ふ徒食としょく人じん之の祿ろく，可か謂いい忠ちゅう貞之さだゆき士し也。然しか司馬しば氏し之の潛せん謀はかりごと魏ぎ室しつ，自じ懿而始はじめ，非ひ徒と昭あきら也。苟欲爲ため魏ぎ而効忠ちゅう，何なに不ふ如王凌しのげ之これ圖ず魏ぎ。而迨毋邱儉之稱しょう兵へい也，又また斬き其使也，計けい其擧衆しゅ者しゃ自じ危故也，非ひ專せん爲ため魏ぎ室しつ也。然しか當とう昭あきら專せん政せい，魏ぎ朝ちょう之これ人にん，皆みな傾かたぶけ身み事ごと之の，獨どく公休こうきゅう能のう爲ため魏ぎ室しつ倡，而亦能のう以身殉之，故こ麾下きか數すう百ひゃく人にん，坐すわ不ふ降くだ見み斬き，皆みな曰爲諸しょ葛かずら公おおやけ死し不ふ恨，亦また感かん其義也よしや。」（『硏けん經けい齋とき全集ぜんしゅう續ぞく集しゅう』10冊さつ，史論しろん，諸しょ葛かずら誕）
• 卢弼：当とう时勤王おう诸将，惟おもんみ文ぶん钦父子ふし，粗ほぼ猛もう武夫たけお，反はん复无常つね，彦云、仲恭ちゅうきょう皆みな为儒将はた，懋著功こう勋，事こと之の成否せいひ，岂可概がい论？公休こうきゅう谋定后きさき动，子し上じょう至いたり督とく中外ちゅうがい诸军二に十じゅう六ろく万まん众临淮讨之の，倾全国之くにゆき力りょく，挟はさみ两宫以行，用兵ようへい十じゅう月がつ之の久ひさ，侭まま乃克之の。公休こうきゅう力りょく竭智穷，而麾下か壮士そうし数すう百ひゃく人にん拱手こうしゅ为列，无一降くだ者しゃ，田た横よこ得とく士し，何なに以加兹！此皆魏ぎ之の忠臣ちゅうしん义士，承うけたまわ祚合为一传，有ゆう微ほろ旨むね焉。君子くんし平ひら情じょう论事，不能ふのう以成败相绳，不ふ佞考订事实，不ふ为空论，偶因ぐういん姜きょう氏し之の说，特とく发其凡于此。
• 郝经：王おう凌りょう之の欲よく废僣孽，立たて宗子むねこ，澄きよし汰王室しつ，大臣だいじん之の节也。议者谓凌于齐王おう君臣くんしん分ぶん定じょう，并俭诞等为淮南みなみ三さん叛。此晋之の臣子しんし尊みこと晋すすむ之の志こころざし也，凌しのげ欲よく废而诛之，师遂废之，昭あきら又また杀之而无为诛之の。则淩知ち所しょ废而非ひ叛也，俭诞继起声ごえ罪ざい致讨。闻雒中ちゅう禅ぜん代だい之の语，投とう袂たもと致死ちし，有ゆう古こ义士之の风。夫おっと岂叛乎哉？诞之得とく士し，至いたり麾下きか数すう百人拱手待斩以尽，不ふ为司马氏屈こごめ，义烈挺てい然しか，未み之これ前ぜん闻也。

藝術げいじゅつ形象けいしょう

遊戲ゆうぎ

• 真ま三さん國こく無雙むそう系列けいれつ/無雙むそうOROCHI系列けいれつ（光榮こうえい公司こうし開發かいはつ，桐本きりもと琢也たくや配はい音おん）

三さん國こく演義えんぎ

《三さん國こく演義えんぎ》話はなし說せつ諸しょ葛かずら誕忠于曹魏ぎ，於壽ことぶき春はる起おこり兵へい讨伐司つかさ马昭，兵へい敗はい被ひ殺ころせ。

參考さんこう資料しりょう

• 《三國志さんごくし卷まき二に十じゅう八はち·魏ぎ書しょ二に十じゅう八はち 王おう毌丘諸しょ葛かずら鄧鍾傳でん 》
• 《世よ說せつ新語しんご·品ひん藻も第だい九きゅう》

延伸えんしん阅读

[编]

《三國志さんごくし/卷まき28》，出自しゅつじ陳ちん壽ひさし《三國志さんごくし》

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前任ぜんにん： 盧の毓

曹魏司つかさ空そら 257年ねん

繼つぎ任にん： 王おう昶あきら