僕ぼく固かた懷ふところ恩おん

僕ぼく固かた懷ふところ恩おん（？—765年ねん），唐から朝あさ中ちゅう兴名将めいしょう，朔ついたち方かた节度使し，随ずい郭かく子こ仪平定へいてい安やす史し之の乱みだれ的てき重要じゅうよう将はた领。鐵てつ勒僕ぼく固かた部ぶ人じん。拜はい检校尚なお书左仆射兼けん中ちゅう书令、朔さく方かた节度副ふく大使たいし、河北かわきた副ふく元もと帅、太子たいし少しょう师，册さつ封ふうじ大だい宁郡王おう、丰国公こう。

唐とう代だい宗そう永ひさし泰たい元年がんねん，遭到宦官かんがん骆奉先さき陷おちい害がい，举兵反抗はんこう，为太尉じょう郭かく子こ仪所ところ败，病死びょうし于鸣沙（今こん宁夏中ちゅう宁县鸣沙镇）。

生平おいだいら

僕ぼく固かた懷ふところ恩おん的てき僕ぼく固かた家族かぞく是ぜ鐵てつ勒九大だい姓せい之の一いち“僕ぼく骨ほね部ぶ”，有ゆう帳ちょう三さん万まん，士し兵へい万まん人にん。“僕ぼく骨こつ”也作“僕ぼく固かたま”。唐から太ふとし宗むね貞さだ觀かん二に十じゅう年ねん（646年ねん），鐵てつ勒九姓大首領率部降唐朝。僕ぼく固かた懷ふところ恩おん是ぜ僕ぼく固かた首領しゅりょう、武たけ衛まもる大將軍だいしょうぐん、金きむ微ほろ州しゅう州都しゅうと督とく僕ぼく骨ほね歌か濫拔延のべ之これ孫まご，乙おつ李り啜すす拔之子こ。他た的てき父祖ふそ皆みな世よ袭金微ほろ都と督とく。

安やす史し之の亂みだれ時とき，僕ぼく固かた懷ふところ恩おん隨ずい郭かく子こ儀ぎ、李り光ひかり弼作戰さくせん，任にん朔ついたち方かた左ひだり武たけ鋒ほこさき使し，驍勇果敢かかん，屢立戰功せんこう。又また與あずか回かい紇關係かんけい良好りょうこう，曾敦煌王李り承うけたまわ寀出で使し回かい紇借兵へい，並なみ嫁よめ二に女じょ與あずか英えい义可汗あせ，和親わしん回かい紇。安やす史し之の亂みだれ中ちゅう，僕ぼく固かた懷ふところ恩おん家族かぞく中有ちゅうう四よん十じゅう六ろく人にん為國ためくに殉難じゅんなん，可か謂いい滿まん門かど忠ただし烈れつ。在ざい安やす史し之の乱みだれ的てき战斗中ちゅう，因いん同どう罗（同どう罗本来ほんらい是ぜ铁勒的てき一いち個こ部落ぶらく，在ざい“安やす史し之の乱らん”中ちゅう，支持しじ安やす禄ろく山さん）的てき战争中ちゅう，他た的てき愛子あいこ僕ぼく固かた玢被ひ安やす禄ろく山やま所ところ俘，只ただ好こう投降とうこう，僕ぼく固かた玢乘機き逃回にげまわ唐から營後，仆固怀恩居然きょぜん把わ这个曾投降とうこう的てき儿子当とう众斩首くび，警告けいこく士し兵へい不ふ准じゅん投降とうこう。平ひら乱らん之の后きさき，僕ぼく固かた懷ふところ恩おん率りつ朔ついたち方かた军一部いちぶ屯たむろ汾州（今いま山西さんせい汾陽）。

唐とう代だい宗むね廣德ひろのり元年がんねん（763年ねん）僕ぼく固かた懷ふところ恩おん奉たてまつ命いのち送おく回かい紇可汗あせ回かい漠ばく北きた，監かん軍ぐん駱奉先さき誤信ごしん辛からし雲くも京きょう的てき謠言ようげん，竟向朝廷ちょうてい誣告ぶこく僕ぼく固かた懷ふところ恩おん與あずか回かい紇勾結ゆい。僕ぼく固かた懷ふところ恩おん無法むほう自明じめい，向こう朝廷ちょうてい列れつ举了自己じこ的てき六ろく件けん功こう劳：“昔むかし同どう罗叛乱はんらん，臣しん为先帝せんてい扫清河曲かまがり，一也かずや；臣しん男おとこ玢为同どう罗所虏，得とく间亡归，臣しん斩之以令众士，二に也；臣しん有ゆう二に女じょ，远嫁外がい夷えびす，为国和わ亲，荡平寇敌，三也みつや；臣しん与あずか男おとこ玚不顾死亡しぼう，为国效こう命いのち，四よん也；河北かほく新附しんぷ，节度使し皆みな握にぎ强兵きょうへい，臣しん抚绥以安反はん侧，五ご也；臣しん说谕回かい纥，使つかい赴急难，天下てんか既すんで平ひらめ，送おく之これ归国，六ろく也。”“子こ仪先已やめ被ひ猜，臣しん今いま又また遭诋毁，弓ゆみ藏ぞう鸟尽，信しん匪虚言きょげん。陛下へいか信しん其矫诬，何なに殊こと指ゆび鹿しか为马！”代だい宗むね遣や宰相さいしょう裴遵庆慰問いもん，僕ぼく固かた懷ふところ恩おん见到裴遵庆之后きさき，抱だき着ぎ他た的てき脚あし大だい哭，裴遵庆让他た入朝にゅうちょう，但ただし僕ぼく固かた懷ふところ恩おん的てき副将ふくしょう范志誠まこと反對はんたい，最後さいご僕ぼく固かた懷ふところ恩おん因いん害がい怕被殺ころせ，不ふ敢上朝明あさけ志こころざし。遂とげ遣や子こ僕ぼく固かた瑒去攻おさむ打だ辛からし雲くも京きょう，辛からし雲くも京きょう大敗たいはい，又また攻おさむ榆次，僕ぼく固かた瑒攻打だ榆次不利ふり，被ひ手下てした杀死。僕ぼく固かた懷ふところ恩おん的てき母はは亲责怪かい他た不ふ该造反ぞうはん，提ひさげ刀がたな追おい着ぎ要よう杀他，“吾われ为国家こっか杀此贼，取と其心以謝三さん军”。后きさき来き僕ぼく固かた懷ふところ恩おん的てき母はは親善しんぜん终于长安。

廣こう德とく二に年ねん（764年ねん）十じゅう月がつ，僕ぼく固かた懷ふところ恩おん引吐蕃、回かい紇，三さん十じゅう萬まん大だい軍兵ぐんびょう犯はん泾州、邠州、奉天ほうてん，震ふるえ驚おどろき長安ながやす，郭かく子こ儀ぎ率りつ兵へい抵禦。永えい泰やすし元年がんねん（765年ねん），九きゅう月がつ，僕ぼく固かた懷ふところ恩おん声ごえ称しょう代だい宗むね去さ世よ，再度さいど引吐蕃しげる、回かい紇、吐谷渾、党とう項こう、奴やつ剌等とう部ぶ总共数すう十じゅう万まん人にん來らい犯おかせ，军至鸣沙县，郭かく子こ儀ぎ率りつ兵へい抵禦。不ふ久ひさ僕ぼく固かた懷ふところ恩おん病死びょうし軍旅ぐんりょ，後ご吐蕃、回かい紇大軍ぐん為ため郭かく子こ儀ぎ所しょ平定へいてい。代だい宗むね听到消息しょうそく後ご，遺憾いかん說せつ“怀恩不ふ反はん，为左右さゆう所しょ误耳！”

评价

《新しん唐から书》：怀恩与あずか贼百ひゃく战，阖宗死し事こと至いたり四よん十じゅう六ろく人にん，遂とげ汛扫燕つばめ、赵无馀埃，功こう高だか威い重じゅう，不能ふのう防ぼう患，凶きょう德とく根ね于心，弗どる得とく其所辄发，果はて于犯上じょう，惜哉！

參まいり見み

• 李り陵りょう