俱文珍めずらし

俱文珍めずらし（743年ねん—813年ねん），唐とう代だい後期こうき宦官かんがん，原名げんめい俱文珍めずらし，從したがえ義父ぎふ姓せい刘，改名かいめい刘贞亮あきら。

《舊きゅう唐とう書しょ》稱しょう其「性せい忠正ただまさ，剛つよし而蹈義ぎ。」俱文珍ちん個性こせい專せん悍，擔任たんにん宣せん武ぶ軍ぐん监军时，因いん害がい怕兵へい變へん，置おけ亲兵千せん人にん，开宦官かん领兵先例せんれい。平たいら涼すずか劫こう盟めい时为吐蕃所ところ俘。貞元さだもと十じゅう三さん年ねん，韓かん愈いよいよ曾作〈送おく汴州監かん軍ぐん俱文珍ちん序じょ〉，對たい俱文珍ちん歌か頌備至いたり：「奋其武たけ毅あつし，张我皇すめらぎ威い。遇ぐう变出奇き，先さき事ごと独どく运。……其監統すべ中ちゅう貴とうと，必材雄お德とく茂しげる，榮耀えいよう寵ちょう光こう，能のう俯達人情にんじょう，仰おおせ喻天意てんい者しゃ，然しか後ご為之ためゆき。」

永えい貞さだ元年がんねん（805年ねん），反對はんたい永えい貞さだ革新かくしん，聯合れんごう劍けん南みなみ節度せつど使し韋皋、荊南節度せつど使し裴均、河東かわとう節度せつど使し嚴いむ綬等外とうがい藩はん，三さん月がつ二に十じゅう四よん日にち，與あずか劉りゅう光ひかり琦、薛盈珍めずらし等とう迫さこ順じゅん宗そう立たて長子ちょうし廣陵こうりょう王おう李り淳あつし為ため太子たいし，更さら名めい李り純じゅん。是ぜ年ねん七なな月がつ召翰林りん學士がくし衛まもる次じ公おおやけ、鄭てい絪、李り程ほど、王おう涯等とう入金にゅうきん鑾殿，迫さこ唐とう順じゅん宗むね退位たいい，起草きそう詔書しょうしょ，由ゆかり太子たいし即位そくい，即そく唐から憲けん宗むね，史し稱しょう「永えい貞さだ內禪」。元和がんわ元年がんねん（806年ねん）永えい貞さだ革新かくしん的てき領りょう導しるべ人じん二王におう八はち司馬しば皆みな貶，至いたり此「永えい貞さだ革新かくしん」以失敗しっぱい收おさむ場じょう。

俱文珍ちん累るい遷至右みぎ衛まもる大將軍だいしょうぐん，知ち內侍省しょう事ごと。後來こうらい韓かん愈いよいよ作さく《順じゅん宗むね實錄じつろく》，對たい俱文珍めずらし亦また多た加か褒辭。俱文珍ちん因いん擅杀东川节度使し李り康やすし，又また與あずか另一いち位い神かみ策さく軍ぐん護まもる軍ぐん中尉ちゅうい不ふ合ごう，激げき起おこり眾怒，宮中きゅうちゅう的てき宦官かんがん亦また群ぐん起おこり攻おさむ之の，漸やや失しつ恩寵おんちょう，元和がんわ八はち年ねん（813年ねん）死去しきょ。憲けん宗むね感かん念ねん他た的てき翊戴之の功こう，贈おく開府かいふ儀ぎ同どう三さん司つかさ。