刘勰

劉りゅう勰
字じ	彥和
出生しゅっしょう	京口きょうぐち（今こん江蘇ちぁんすー鎮江）一帶いったい
逝世	不ふ詳しょう
别名	慧とし地ち（法名ほうみょう）
职业	政府せいふ官員かんいん、文學ぶんがく理論りろん批評ひひょう家か、作家さっか、僧そう人じん
年代ねんだい	南北なんぼく朝あさ
知名ちめい作品さくひん	《文ぶん心こころ雕龍》
家いえ乡	京口きょうぐち

劉りゅう勰（xié）（约460年ねん至いたり480年ねん—約やく522年ねん至いたり538年ねん），字じ彦和，法名ほうみょう慧とし地ち，祖そ籍せき东莞郡ぐん莒县（今いま山やま东省日照ひでり市し莒县），居きょ京口きょうぐち（今いま江蘇こうそ鎮江），是ぜ南朝なんちょう時期じき的てき文学ぶんがく理り论批评家。

家いえ世よ

劉りゅう勰的家か世よ可か以追考ついこう至いたり劉邦りゅうほう時期じき城陽じょうよう國こく國王こくおう劉りゅう章あきら，當時とうじ他た為ため了りょう在ざい呂りょ后きさき中ちゅう奪回だっかい權力けんりょく，發動はつどう了りょう宮廷きゅうてい政變せいへん，獲え封ふう為ため城陽じょうよう王おう。劉りゅう章あきら傳でん九世到劉雲，在位ざいい一いち年ねん後ご，無む子こ而國絕ぜっ。永えい始はじめ元年がんねん（公おおやけ元もと前まえ14年ねん），他た的てき弟おとうと弟おとうと劉りゅう俚獲え封ふう為ため城陽じょうよう王おう，以代之の。在位ざいい25年ねん之これ後ご，被ひ王おう莽貶為公こう，次じ年ねん參與さんよ了りょう反はん莽起義ぎ。

反はん莽起義ぎ成功せいこう之これ後ご，劉りゅう俚的兄弟きょうだい劉りゅう津つ因いん有功ゆうこう而封為平ためひら萊候，後ご徒と居きょ東ひがし莞ふとい郡ぐん，即そく是ぜ劉りゅう勰一支ささえ。在ざい此之後ご，東ひがし漢かん至いたり魏ぎ晉すすむ之の間あいだ這一支沒有顯官行於世，《晉すすむ書しょ》中ちゅう沒ぼつ有ゆう這一支ささえ的てき記載きさい，也沒有家ありえ譜ふ流傳りゅうでん於世，至いたり劉りゅう撫なで為ため止どめ。劉りゅう撫なで，字じ土ど安やす，是ぜ劉りゅう勰的六ろく世せい袓，曾任彭城内うち史し，生なま有ゆう兩りょう支ささえ，一支是劉爽，即そく劉りゅう勰一脈いちみゃく，一支是劉穆之的父親。劉りゅう爽，字じ子こ明あきら，曾任尚書しょうしょ都と官かん郎ろう，山やま阴縣令けんれい。四よん世せい祖そ劉りゅう仲道なかみち为余よ姚縣令けんれい，生なま有ゆう五ご子し，為ため劉りゅう欽之、劉りゅう秀子ひでこ、劉りゅう粹いき之の、劉りゅう恭之きょうすけ、劉りゅう靈れい真しん。劉りゅう靈れい真ま即そく是ぜ劉りゅう勰的袓父，但ただし是ぜ可能かのう因いん為ため沒ぼつ有ゆう出仕しゅっし，因いん此史書しょ沒ぼつ有ゆう立りつ傳でん，而只有ゆう《梁はり書しょ·劉りゅう勰傳》有ゆう提ひっさげ到いた。劉りゅう勰的父親ちちおや劉りゅう尚しょう任にん越えつ騎き校こう尉じょう，實際じっさい事跡じせき不明ふめい，牟世金きん猜測因いん參與さんよ當時とうじ的てき建たて康やすし戰せん事ごと而死於元もと徽二に年ねん（公おおやけ元もと474年ねん）。

詳細しょうさい家か譜ふ

六ろく世せい祖父母そふぼ

• 刘抚，彭城内うち史し。
• 前ぜん夫人ふじん孙荀公こう，东莞郡ぐん人じん
• 后きさき夫人ふじん孙女寝ね，高密こうみつ郡ぐん人じん

五ご世せい祖父母そふぼ

• 刘爽，山やま阴縣令けんれい
• 赵淑媛ひめ，下しも邳郡人じん

曾祖そうそ父母ちちはは

• 刘仲道どう，东晋建たて武たけし参まいり军，余あまり姚縣令れい令れい
• 檀だん敬たかし容よう，高平たかひら郡ぐん人じん

祖父そふ

• 刘灵真しん

父ちち亲

• 刘尚，劉りゅう宋そう越えつ騎き校こう尉じょう

生平おいだいら

早年そうねん

劉りゅう勰的生平おいだいら史料しりょう沒ぼつ有明ありあけ確かく記載きさい，學者がくしゃ們有很多猜測。關せき於劉勰生年ねん，學者がくしゃ沒ぼつ有定ありさだ論ろん，但ただし都と不出ふしゅつ460年ねん至いたり480年ねん這一いち個こ範圍はんい。在ざい這一いち個こ時間じかん帶出たいしゅつ生せい之これ後ご，劉りゅう勰很早さ就失去さ了りょう父親ちちおや。劉りゅう勰父親ちちおや劉りゅう尚しょう的てき官職かんしょく越えつ騎き校こう尉じょう的てき官かん階かい是ぜ四よん品ひん，秩二に千せん品ひん，在ざい當時とうじ的てき社會しゃかい地位ちい是ぜ較為高だか的てき。因よし此，劉りゅう向こう過か世よ之これ後ご，劉りゅう勰的家庭かてい毋此失しつ去さ了りょう重要じゅうよう的てき經濟けいざい來らい源げん。《梁はり書しょ·劉りゅう勰傳》說せつ他た「篤志とくし好學こうがく」，好こう於學習がくしゅう，家いえ境さかい贫困。

劉りゅう勰的母親ははおや史書ししょ也沒有明ありあけ確かく的てき記載きさい，學者がくしゃ大だい致估計けい，大概たいがい是ぜ過か江え的てき江こう北大ほくだい族ぞく人家じんか的てき女兒じょじ，劉りゅう尚しょう去さ世よ的てき時候じこう，應おう不足ふそく30歲さい，去さ世よ之の年とし大だい致認為ため劉りゅう勰20歲さい左右さゆう。李り慶けい甲かぶと說せつ：「二に十じゅう一いち至いたり二に十じゅう三さん歲さい，在ざい家居かきょ喪も三さん年ねん」；范文瀾說「母はは歿當在ざい劉りゅう勰二に十じゅう歲さい左右さゆう」；牟世金きん認みとめ為ため，「劉りゅう勰二に十じゅう歲さい，母はは歿」。《文ぶん心こころ雕龍·指ゆび瑕きず》中ちゅう，劉りゅう勰認為ため：「說せつ考こう而不從したがえ，反はん道みち若わか斯，余あまり不足ふそく觀かん矣」，可か見み劉りゅう勰是認ぜにん同どう孝道たかみち的てき。結合けつごう兩者りょうしゃ的てき猜測，劉りゅう勰在二に十歲前後的時候應該有為其母居喪三年。

在ざい居きょ喪も之これ後ご，劉りゅう勰依然しか沒ぼつ有人ゆうじん舉薦。他た離はなれ開ひらき了りょう京口きょうぐち，前ぜん往建康やすし上うえ定林ていりん寺てら，是ぜ當時とうじ建たて康やすし名めい氣き最大さいだい的てき，依よ靠もたれ名僧めいそう僧そう祐ゆう。他た前ぜん往上定林ていりん寺てら的てき目的もくてき主要しゅよう有ゆう三さん個こ，第だい一是為了逃避徭役，永えい明あきら元年がんねん（483年ねん），齊ひとし武たけ帝みかど削除さくじょ了りょう沒落ぼつらく弟子でし的てき免役めんえき權けん，劉りゅう勰作為さくい其中之の一いち，面めん對たい「家いえ貧ひん」的てき處しょ境さかい會かい百ひゃく上じょう加か斤きん。第だい二に是ぜ為ため了りょう安心あんしん讀書どくしょ。第だい三是為了結識上流人物，利用りよう僧そう祐ゆう的てき地位ちい，結ゆい交上層じょうそう權けん貴たか，以求出身しゅっしん。

劉りゅう勰在定林ていりん寺てら時じ主要しゅよう做了三さん件けん事ごと，包括ほうかつ幫助僧そう祐ゆう校こう經けい，為ため名僧めいそう寺てら塔とう撰せん寫うつし碑銘ひめい，以及撰せん寫うつし《文ぶん心こころ雕龍》。《梁はり書しょ·劉りゅう勰傳》指ゆび：「依よ沙門しゃもん僧そう佑たすく，與あずか之これ居きょ處しょ，積せき十じゅう餘よ年ねん，遂とげ博はく通どおり經論きょうろん，因いん區別くべつ部類ぶるい，錄ろく而序之の。今いま定林ていりん寺てら經藏きょうぞう，勰所定しょてい也。」校こう經けい方面ほうめん，學者がくしゃ依據いきょ史料しりょう對たい於定林寺はやしじ的てき藏ぞう經けい進行しんこう了りょう推算すいさん，指ゆび入いれ寺前てらまえ大約たいやく有ゆう八はち千せん卷かん經けい左右さゆう。而當中ちゅう，因いん為ため譯者やくしゃ水平すいへい之の限かぎり，又また或ある者もの原文げんぶん意義いぎ理解りかい有ゆう異こと，又また或ある者もの根本ねもと是ただし假かり經けい，而需要じゅよう校こう定じょう。而這些經典きょうてん中有ちゅうう約やく四よん百ひゃく六ろく十部是各寺院中只聞其名，未見みけん其書的てき失しつ譯やく之これ書しょ，是ぜ僧そう祐ゆう辛苦しんく尋ひろ求もとめ所得しょとく。因よし此「今いま定林ていりん寺てら經藏きょうぞう，勰所定しょてい也。」可か見み僧そう祐ゆう對たい於對於劉勰的信任しんにん。

寫うつし作さく碑銘ひめい方面ほうめん，492年ねん，定林ていりん寺てら的てき高僧こうそう超ちょう辯べん過か世よ，劉りゅう勰為他た寫うつし作さく了りょう碑文ひぶん。494年ねん，為ため過か世よ的てき僧そう柔やわら寫うつし作さく碑文ひぶん。從したがえ《出で三さん藏ぞう記き集しゅう》觀察かんさつ，可能かのう還かえ寫うつし作さく了りょう《上うえ定林ていりん寺てら碑銘ひめい》和かず《建たて初はつ寺てら初はつ創そう碑銘ひめい》。《上うえ定林ていりん寺てら碑銘ひめい》內容很可能かのう記載きさい了りょう上うえ定林ていりん寺てら的てき創建そうけん歷史れきし。而《建たて初はつ寺てら初はつ創そう碑銘ひめい》中ちゅう的てき建けん初はつ寺てら由よし赤あか烏がらす十じゅう年ねん（247年ねん）到いた建たて武たけし四よん年ねん（497年ねん）已やめ經けい有ゆう250年ねん，此寺也是由よし僧そう祐ゆう所しょ主持しゅうもち，劉りゅう勰可能かのう在ざい僧そう祐ゆう的てき指示しじ下か為ため此寺建碑けんぴ銘めい。

學者がくしゃ估計，以創作そうさく《文ぶん心こころ雕龍》時間じかん來らい說せつ最少さいしょう也需要じゅよう一いち至いたり兩年りょうねん，長則ながのり要よう三さん至いたり五ご年ねん左右さゆう。據よりどころ《文ぶん心こころ雕龍·序じょ志こころざし》所しょ記き，「齒は在ざい踰立......于是搦筆和わ墨すみ，乃始論文ろんぶん。」一般いっぱん認みとめ為ため，「齒は在ざい踰立」的てき說法せっぽう指ゆび的てき是ぜ三さん十じゅう出頭しゅっとう。劉りゅう勰在完成かんせい創作そうさく之これ後ご，未み被ひ當時とうじ的てき人ひと所しょ接受せつじゅ。他た重視じゅうし自己じこ的てき文章ぶんしょう，於是希望きぼう得え到いた沈約的てき認みとめ同どう，並なみ希望きぼう得とく他た的てき引薦。但ただし當とう是ぜ沈約的てき名めい氣き相當そうとう高だか，沒ぼつ有ゆう方法ほうほう可か以接觸せっしょく到いた他ほか，於是便びん帶たい着ぎ《文ぶん心しん》，裝そう作さく商人しょうにん等とう候こう沈約離はなれ開ひらき家か中ちゅう，當とう沈約離はなれ開ひらき的てき時候じこう，便びん擋在沈約的てき車しゃ前まえ。沈約取と了りょう他た的てき書しょ來らい看み，認みとめ為ため他た的てき書しょ「深ふか得え文理ぶんり」，大だい為ため重視じゅうし他た，經常けいじょう將はた《文ぶん心しん》放ひ在ざい案あん頭あたま觀かん看み。

進入しんにゅう官かん場じょう

據よりどころ《梁はり書しょ·劉りゅう勰傳》所しょ記き，「天てん監かん初年しょねん，起おこり家か奉たてまつ朝あさ請，中ちゅう軍ぐん臨川りんせん王おう宏ひろし引兼記き室しつ，遷車騎き倉くら曹參軍ぐん」。現在げんざい學者がくしゃ大だい多た認みとめ為ため劉りゅう勰之所以ゆえん任にん「奉たてまつ朝あさ請」一職是因為得到沈約舉薦。奉たてまつ朝あさ請實際じっさい上じょう只ただ是ぜ一いち個こ榮譽えいよ官かん銜，沒ぼつ有ゆう自己じこ的てき屬ぞく員いん，只ただ是ぜ為ため了りょう安置あんち閑散かんさん官員かんいん所しょ設しつらえ的てき。當時とうじ，劉りゅう勰依然しか在ざい定林ていりん寺てら居住きょじゅう。接着せっちゃく，他出たしゅつ任にん了りょう蕭しょう宏ひろし的まと記き室しつ。學者がくしゃ估計，劉りゅう勰出任にん蕭しょう宏ひろし的まと記き室しつ的てき時候じこう大約たいやく在天ざいてん監かん二に年ねん至いたり三さん年ねん（503-504年ねん），因いん為ため在ざい那な個こ時候じこう蕭しょう宏ひろし升ます任にん了りょう才ざい中ちゅう軍ぐん將軍しょうぐん。據よりどころ史料しりょう，天てん監かん七なな年ねん十じゅう一いち月がつ至いたり次じ年ねん四よん月がつ（508-509年ねん），他た奉たてまつ梁りょう武たけし帝みかど蕭しょう衍之これ詔みことのり和わ僧そう智さとし、僧旻そうみん等とう三さん十人到定林寺整理佛經，編へん寫うつし《眾經要よう抄しょう》。完成かんせい之これ後ご，劉りゅう勰由記き室しつ升ます任にん為ため倉くら曹參軍ぐん，派は入いれ車しゃ騎き將軍しょうぐん府ふ，當時とうじ任にん車しゃ騎き將軍しょうぐん的てき是ぜ王おう茂しげる。

據よりどころ《梁はり書しょ》記載きさい，之これ後ご他た「出で為ため太ふとし末まつ令れい（太ふと末すえ即今そっこん浙江せっこう衢縣），政せい有清ありきよ職しょく」。學者がくしゃ估計，他出たしゅつ任にん的てき年とし份在天ざいてん監かん九きゅう年ねん（510年ねん）左右さゆう。在ざい出で任にん縣令けんれい之これ後ご，學者がくしゃ估計經過けいか一いち年ねん至いたり三さん年ねん之の後のち，升ます任にん「仁ひとし威い南みなみ康やすし王おう記き室しつ，兼けん東宮とうぐう通事つうじ舍人とねり」，即そく擔任たんにん蕭しょう統みつる的てき記き室しつ，掌てのひら管かん文書ぶんしょ。蕭しょう統すべ當時とうじ只ただ有ゆう七なな歲さい，因いん此工作こうさく基本きほん上うえ都と要よう依よ靠もたれ屬官ぞっかん自じ行くだり決定けってい，職務しょくむ相對そうたい上じょう一次任記室為多。通事つうじ舍人とねり一いち職しょく，用よう於傳達たち皇帝こうてい旨むね意い，當時とうじ官職かんしょく大だい多た以其他た官員かんいん兼職けんしょく。在ざい仁じん威い將軍しょうぐん府ふ時じ，主要しゅよう協きょう助じょ當時とうじ的てき長ちょう史し王おう僧そう孺處理しょり職務しょくむ，此外又また為ため剡縣石城せきじょう寺てら撰せん寫うつし了りょう碑文ひぶん。

天てん監かん十じゅう七なな年ねん（518年ねん）五ご月がつ十じゅう六ろく日にち，他た的てき恩師おんし在ざい建けん初はつ寺てら圓えん寂さび，終年しゅうねん74歲さい，劉りゅう勰為他た撰せん寫うつし了りょう碑文ひぶん。自じ天てん監かん十じゅう七なな年ねん八はち月がつ開始かいし，蕭しょう衍改變かいへん了りょう他殺たさつ牲祭袓的舊きゅう規ぶんまわし，改あらため為ため要求ようきゅう改あらため用よう蔬果祭祀さいし袓廟。於是劉りゅう勰見此情況きょう，上表じょうひょう建議けんぎ二郊祭祀都應該同樣改用蔬果，得とく到いた了りょう接せっ納おさめ。上表じょうひょう不ふ久ひさ，獲え提ひさげ拔為步兵ほへい校こう尉じょう。步兵ほへい校こう尉じょう是ぜ一いち個こ武官ぶかん，在ざい當時とうじ只ただ是ぜ名譽めいよ頭あたま銜，因いん此實際ぎわ上じょう依然いぜん是これ行ぎょう通事つうじ舍人とねり一いち職しょく。在ざい此之後ご的てき生平おいだいら學者がくしゃ分ぶん歧較大だい。但ただし大だい致依據いきょ《梁はり書しょ》來らい說せつ，有ゆう詔みことのり令れい令れい他た和わ慧とし震ふるえ一起到定林寺抄經，完成かんせい之の後こう請求せいきゅう出家しゅっけ。當時とうじ的てき皇帝こうてい不ふ准なぞらえ，於是他た燒やき自己じこ的てき頭髮とうはつ並立へいりつ下か誓言せいげん，才さい得え到いた准じゅん許もと，並なみ改名かいめい作さく慧とし地ち，次じ年ねん過か世よ。

爭そう論ろん

生年せいねん

各かく家いえ大だい致推測すいそく生年せいねん都と是ぜ以《文ぶん心こころ雕龍·序じょ志こころざし》所しょ提出ていしゅつ「齒は在ざい踰立」倒たおせ推。梁りょう繩なわ褘主張しゅちょう460年ねん說せつ；王おう更生こうせい推定すいてい為ため464年ねん；范文瀾定てい為ため465年ねん，台灣たいわん學者がくしゃ華はな仲なか麔、張ちょう嚴いわお、王おう金きむ凌りょう、譚たん家定いえさだ、黃き公おおやけ偉えら、以及是ぜ日本にっぽん學者がくしゃ興きょう膳ぜん宏ひろし等とう都と定てい為ため465年ねん左右さゆう。郭かく晉すすむ稀まれ定てい為ため467年ねん；楊明照あきら、李り曰剛則定のりさだ為ため470年ねん；張ちょう恩おん晉すすむ定てい為ため471年ねん；賈樹新しん定てい為ため472年ねん；以葉は晨輝、施ほどこせ助すけ等とう以劉勰在天ざいてん監かん六ろく、七なな年ねん寫うつし作さく《文ぶん心こころ雕龍》估計，劉りゅう勰的生年せいねん也會更さら晚ばん，即そく480年ねん。

卒そつ年ねん

劉りゅう勰卒年ねん各かく家いえ推測すいそく差異さい相當そうとう大だい，主要しゅよう可か以分為ため三さん派は。第だい一派主張劉勰出家於僧佑過世之後，即そく卒そつ於普通ふつう年間ねんかん。范文瀾在《文ぶん心こころ雕龍注ちゅう》中ちゅう主張しゅちょう：「定林ていりん寺てら撰せん經けい，在ざい僧そう祐ゆう沒ぼつ後ご，蓋ぶた祐ゆう好こう搜さがせ校こう卷軸かんじく，自じ第だい一いち次じ校こう定じょう後ご，增益ぞうえき必多，故こ武ぶ帝みかど敕於慧とし震ふるえ整理せいり之の」，認みとめ為ため他た死し於普通どおり一いち至いたり二に年間ねんかん（520年ねん至いたり521年ねん）。陸りく侃ただし如、牟世金きん、周しゅう振甫しんぽ、楊明照あきら早期そうき都と認みとめ同どう此說。王おう更生こうせい也認同どう此說，但ただし主張しゅちょう卒そつ於普通どおり三さん年ねん（522年ねん）。牟世金きん同樣どうよう主張しゅちょう卒そつ於普通どおり三さん年ねん。詹鍈、周しゅう紹恆主張しゅちょう卒そつ於普通どおり四よん、五ご年ねん。周しゅう紹恆主張しゅちょう《梁はり書しょ·劉りゅう勰傳》中ちゅう的てき慧とし震ふるえ即そく是ぜ劉りゅう之の遴《吊つるし震ふるえ法師ほうし亡ほろび書しょ》、《與あずか震ふるえ法ほう府ふ師し兄けい李り敬たかし朏書》中ちゅう的てき震ふるえ法師ほうし，因いん此他完成かんせい撰せん經けい會かい到いた荊州的てき是ぜ間あいだ最さい遲おそ不ふ應おう該在普通ふつう七なな年間ねんかん，由ゆかり此倒推即普通ふつう四よん、五ご年ねん。

第だい二派主張劉勰卒於蕭統死後，即そく中大ちゅうだい通どおり年間ねんかん。這一派說法的依據主要將劉勰出家的原因、「未ひつじ期き而卒」與あずか昭明しょうめい太子たいし的てき卒そつ年ねん一いち起おこり聯れん系けい考察こうさつ。李り庆甲主張しゅちょう劉りゅう勰卒於中大通だいつう四よん年ねん（532年ねん），並なみ以宋元もと其間的てき一いち些佛書作しょさく證しょう。他た的てき見解けんかい得え到いた了りょう修訂しゅうてい版ばん《辭じ海うみ》的てき使用しよう，但ただし是也これや有ゆう學者がくしゃ懷疑かいぎ。如周振甫しんぽ則そく認みとめ為ため「這些南みなみ宋そう和尚おしょう記事きじ缺乏けつぼう年代ねんだい觀念かんねん，前後ぜんご錯亂さくらん，不可ふか為ため據よりどころ」。牟世金指かなさし，劉りゅう勰不太ふと可能かのう在天ざいてん監かん十じゅう八年至大通二年一直任步校尉一職，而且佛書ぶっしょ也沒有ゆう說明せつめい具體ぐたい的てき出處しゅっしょ。

第だい三派主張劉勰死於大同年間。朱しゅ文民ぶんみん主張しゅちょう以定林寺はやしじ的てき藏書ぞうしょ量りょう來らい估計，可能かのう要よう長時間ちょうじかん來らい修おさむ經けい，以一兩年是不太可能完成的，由よし是ぜ估計卒そつ於大おだい同どう三さん、四よん年ねん（537至いたり538年ねん）。楊明照あきら後來こうらい於《文ぶん心こころ雕龍校こう注ちゅう拾遺しゅうい》中ちゅう考こう证出《梁りょう书·文学ぶんがく传》是ぜ以传主ぬし的てき卒そつ年ねん先さき后きさき排はい序じょ，認みとめ為ため劉りゅう勰在大同だいどう四よん年ねん出家しゅっけ，於是於四よん年ねん和わ五ご年間ねんかん卒そつ。蕭しょう洪ひろし林りん、邵力均ひとし認みとめ為ため莒縣的てき定てい林寺はやしじ是ただし由ゆかり劉りゅう勰所建造けんぞう的てき，認みとめ為ため《南みなみ史し》刪去了りょう「未ひつじ期き而卒」一いち句く，是ぜ因いん為ため不可ふか信しん。劉りゅう勰出家か之の後こう沒ぼつ有ゆう「未ひつじ期き而卒」，而是北きた歸き回かい到いた故鄉こきょう莒縣浮來山やま定林ていりん寺てら，在ざい大同だいどう四よん年ねん卒そつ（538年ねん），但ただし是ぜ缺乏けつぼう相關そうかん的てき証據しょうこ，支持しじ者しゃ不ふ多た。李り曰剛認みとめ為ため按《文學ぶんがく傳でん》的てき序次じょじ，以及是ぜ佛書ぶっしょ的てき記載きさい，應おう是ぜ卒そつ於大おだい同どう五ご年ねん（539年ねん）。

士し庶之辯べん

學者がくしゃ對たい於劉勰是士族しぞく還かえ是ぜ庶民しょみん有ゆう所しょ爭議そうぎ。王おう利器りき認みとめ為ため，劉りゅう勰的曾祖父そうそふ劉りゅう仲道なかみち曾經參與さんよ過か劉りゅう裕ひろし的てき開國かいこく大業おおわざ，而他的てき父親ちちおや也曾經けい任にん過か越えつ騎き校こう尉じょう，因いん此家庭かてい成なり份應是ぜ地主じぬし兼けん官僚かんりょう。馬宏まひろし山やま認みとめ為ため劉りゅう勰的家か世よ是ぜ地主じぬし兼けん官僚かんりょう，只ただ是ぜ在ざい青少年せいしょうねん時期じき，因いん為ため喪も父ちち而且家か貧ひん因いん此家道どう中落なかおち。王おう更生こうせい認みとめ為ため，劉りゅう勰是「系けい出で名めい裔，世代せだい書しょ香が，同時どうじ本人ほんにん也身霑朝延のべ雨露うろ」，台灣たいわん學者がくしゃ大だい多た依よ王おう更生こうせい的てき說法せっぽう。潘はん重しげる規ぶんまわし又また指ゆび，劉りゅう勰「六朝りくちょう建碑けんぴ，極ごく為ため當世とうせい所しょ重じゅう」，指ゆび當時とうじ碑文ひぶん作者さくしゃ必然ひつぜん是ぜ出身しゅっしん於名門もん望もち族ぞく，假かり如是にょぜ庶民しょみん的てき話ばなし不ふ太ふと可能かのう得え到いた當時とうじ人的じんてき認みとめ同どう。

認みとめ為ため是ぜ庶民しょみん的てき說法せっぽう是ぜ由ゆかり王おう元はじめ化か首くび次じ提出ていしゅつ。王おう元はじめ化か認みとめ為ため，《宋そう書しょ·劉りゅう穆きよし之これ傳でん》一句記述劉穆之是劉肥後代為《南みなみ史し》所しょ刪，可か見み《南みなみ史し》認みとめ為ため這個說法せっぽう不可ふか靠もたれ。而且在ざい劉りゅう勰世系けい中ちゅう，史書ししょ有ゆう立りつ傳でん的てき劉りゅう穆きよし之の、劉りゅう秀之ひでゆき從したがえ出身しゅっしん來らい說せつ，也不能ふのう發現はつげん士族しぞく的てき痕跡こんせき，而是顯示けんじ出で他た們是以寒人身じんしん份起家か的てき。再さい者しゃ，以劉勰出身しゅっしん士族しぞく來らい說せつ，也沒法ほう解釋かいしゃく劉りゅう勰裝作さく商人しょうにん向こう沈約獻けんじ書しょ的てき理由りゆう。程ほど天祐てんゆう補充ほじゅう，他た的てき父親ちちおや名字みょうじ是ぜ劉りゅう靈れい真しん，和かず其他兄弟きょうだい都と是ぜ以「之これ」作さく結ゆい有ゆう所しょ不同ふどう，可能かのう並なみ不ふ是ぜ血統けっとう相近すけちか的てき。程ほど干ひ祐ゆう、牟世金きん、周しゅう振甫しんぽ、張ちょう少しょう康やすし都と認可にんか此說。

不ふ結婚けっこん

劉りゅう勰終身しゅうしん沒ぼつ有ゆう結婚けっこん。據よりどころ《梁はり書しょ》所しょ記き，他た是ぜ因いん為ため家か貧ひん而不結婚けっこん的てき。馬宏まひろし山やま認みとめ為ため，劉りゅう勰出於士族ぞく，不可能ふかのう和わ庶族結婚けっこん，而當時とうじ的てき士族しぞく大だい姓せい也不可能ふかのう看み得とく上じょう他ほか，出身しゅっしん士族しぞく是ぜ他た不ふ結婚けっこん的てき理由りゆう。楊明照あきら認みとめ為ため他た既すんで然しか是これ早はや孤こ而也能のう讀書どくしょ，可か見み他た衣食いしょく不ふ算さん空そら乏とぼし，可能かのう是ぜ因いん為信ためのぶ佛ふつ才ざい不ふ結婚けっこん。

著作ちょさく

• 《文ぶん心こころ雕龍》
• 《滅めつ惑論》，載の於《弘明ひろあき集しゅう》卷まき八はち
• 《梁りょう建たて安王やすおう剡山石城せきじょう寺てら石像せきぞう碑ひ》，載の於《會かい稽掇英えい總そう集しゅう》卷まき十じゅう六ろく
• 作者さくしゃ有ゆう爭議そうぎ著作ちょさく：
  • 《劉りゅう子こ》（一說いっせつ是ぜ劉りゅう晝ひる所作しょさ）
  • 《出で三さん藏ぞう記き集しゅう》（一說是僧祐所作）

延伸えんしん阅读

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在ざい维基文ぶん库阅读此作者しゃ作品さくひん

《梁はり書しょ·卷まき50》，出自しゅつじ姚思廉れん《梁はり書しょ》

書目しょもく

• 李り曰剛. 文ぶん心こころ雕龍斠詮. 台北たいぺい: 國立こくりつ編へん譯やく館かん. 1982. 
• 楊明照あきら. 文ぶん心こころ雕龍學がく綜覽そうらん. 上海しゃんはい: 上海しゃんはい書店しょてん. 1995. 
  • 李り淼. 劉りゅう勰生平ひらめ、身み世よ、著作ちょさく. : 69-73. 
• 周しゅう振甫しんぽ. 文ぶん心こころ雕龍辭典じてん. 北京ぺきん: 中華ちゅうか書しょ局きょく. 1996. 
• 孫まご蓉蓉. 劉りゅう勰與文ぶん心こころ雕龍考こう論ろん. 北京ぺきん: 中華ちゅうか書しょ局きょく. 2008. 
• 朱しゅ文民ぶんみん. 劉りゅう勰志. 濟すみ南みなみ: 山東さんとう人民じんみん出版しゅっぱん社しゃ. 2009. 
• 王おう更生こうせい. 文ぶん心こころ雕龍研究けんきゅう. 台北たいぺい: 文ぶん史し哲あきら出版しゅっぱん社しゃ. 2010.